寝具コラム by Koala Sleep Japan2025年1月21日読了目安時間: 6

マットレスの上に敷布団はダメ?正しい使い方と敷いて良いもの8選

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。

マットレスの上に布団を敷いて寝たことはありませんか?実はそれ、NGです!敷布団をマットレスの上に置くだけでは寝心地の悪さは解決しません。むしろ寝姿勢が悪くなり、本来のマットレスの効果を生かすことができなくなります。

 

マットレスに敷いてもいいアイテムを理解し、マットレスの正しい使い方を知ることが重要です。マットレスを上手に使うことで、良い睡眠がとれるようになります。

 

本記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、寝心地の悪さによる原因を掘り下げ、それぞれに合った対策を紹介します。マットレスに悩んでいるなら、きっと快適な睡眠環境づくりに役立つはずです!

 

マットレスの上に布団を敷くのはNG

マットレスだけだと物足りなくてマットレスの上に布団を敷くことを考えたことはありませんか?寝苦しい夜、少しでも快適に睡眠をとりたいと思うことでしょう。

 

一見、布団を加えると身体への負担が小さくなると考えてしまいそうですが、そのような効果はなく、マットレスに敷布団は不要です。なぜなら、マットレスは上に敷布団を敷くことを想定して作られていないからです。

 

敷き布団の下にマットレスはNG!

 

マットレスの上に布団を敷くのがよくない理由

 

ではなぜマットレスの上に布団を敷くのがよくないのでしょうか。マットレスの上に敷布団が不要な理由は、寝心地や使い方の観点からいくつかあるので以下で詳しく説明していきます。

 

マットレスの本来の性能が発揮できない

 

マットレスは基本的に体圧分散性や寝心地を良くするために設計されています。こうした寝具を使用していれば、理想的な寝姿勢を維持しつつ、適度に寝返りを打つことができます。また、睡眠の質の向上も期待できるはず。マットレスの上に布団を敷いてしまうと、この効果を発揮できなくなってしまいます。

 

マットレスの意味・役割とは?マットレス選びの重要性や選び方を初心者向けに解説!

 

寝心地が悪くなるおそれも

 

マットレスの上に布団を敷くと、マットレスの良さが活かされなくなり、寝心地が変わってしまうこともあります。マットレスの上に布団を敷くとずれることがあるので、寝心地が悪くなることもあります。

寝返りが打ちづらくなる

 

マットレスの上に敷布団を敷くと、反発しなくなるため、身体が沈み込みやすくなります。重みのある頭や腰部分が沈むため、寝返りが打ちづらくなるのです。マットレスは適度な寝返りができるように作られているため、マットレスの上に敷布団を敷くことは逆効果です。

 

寝姿勢が悪くなる可能性がある

 

布団は畳のような硬いものの上に敷くことを想定されているので、マットレスとの相性が悪くなります。実際、ほとんどのマットレスは畳より柔らかいです。

 

硬い作りではないマットレスと布団を重ねて使うと、本来マットレスに期待される体圧分散がうまく行われず、理想的な寝姿勢ではなくなります。寝姿勢が悪くなることで睡眠時の疲れもとれないでしょう。

 

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通気性が悪くなりカビやダニが発生しやすくなる

 

マットレスの上に敷布団を敷くと、マットレスと布団の間に湿気がこもってカビやダニなどの害虫が繁殖しやすくなります。空気中の水分のほか、寝汗がカビやダニが発生する原因と考えられます。マットレスと布団のセットを放置してしまうと、カビやダニが増殖してアレルギーを引き起こしてしまう恐れがあります。

 

マットレスのダニ対策(退治・予防)について解説

 

こまめなメンテナンスが必要

 

マットレスの上に敷布団は敷きっぱなしにすることはNG!カビやダニが繁殖する上、一度カビが発生すると除去するのが難しくなります。畳の場合でも同じです。

 

最低でも週1回は敷布団を干す必要がありますし、重さ4〜6kgほどの敷布団を干すのは大変です。こまめなメンテナンスをしなければならないのは悩みどころです。

 

畳の上でマットレスを使う際に知っておくべきこと|ベッドマットレスの直置きはおすすめしない

 

マットレスの上に何も敷かないのはOK?

 

マットレスの上に布団を敷かないほうがいい理由を述べましたが、マットレスの上に何も敷かないのも良くありません。以下でマットレスの正しい使い方をご紹介します。

 

マットレスは洗えない(洗いにくい)

 

マットレスは、汚れがついてしまった時には洗えません。何かこぼしてしまったときは丁寧に拭き取る必要があり、手間もかかります。水洗い対応のマットレスもありますが、洗うのがかなり大変です。直接使用すると汚れてしまうリスクがありますよね。

 

カバーを外して洗えるからずっと清潔! コアラマットレスプラス PLUS

 

マットレスが劣化しやすくなる

 

さらに、マットレスは正しい使い方を知っておかなければ劣化しやすくなります。上に何も敷かないとマットレスに寝汗が染み込み、湿気がこもります。マットレスの下に関しても同じで、直置きすることはおすすめしません。

 

マットレスの直置きは基本NG?フローリングに寝る場合、おすすめの対策とは?

 

湿気でマットレスが傷みやすくなり、マットレスが劣化する原因にもつながるため、注意が必要です。マットレスを長持ちさせるためにも、保護のための寝具を敷くことが良い解決策になります。

 

マットレスの上に敷くおすすめアイテム8選

では、マットレスの上には何を敷いたらいいのでしょうか。以下にマットレスの上に敷くとよいアイテムを8つご紹介します。

敷きパッド

 

マットレスの上に敷く寝具としては、シーツ、保護カバー(プロテクター)、敷パッド、ベッドパッドなどさまざまですが、ぜひ使いたいのがシーツやプロテクターです。これらは汗や汚れからマットレスを守り、より長寿命に使用できるようにします。

 

敷きパッドは寝心地を調整するために使います。直接肌に触れるため、夏にはひんやり冷感生地、冬にはあたたかい肌触りの生地など、好みに合わせて使い分けてください。

 

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シーツ

 

マットレスの上にはぜひシーツを使いましょう。マットレスを汗や皮脂汚れなどから守ることができます。軽くて手軽に洗濯ができるため、防ダニ対策として必ず敷きましょう。シーツの洗濯は週に1回が理想的です。

 

ボックスシーツならマットレス全体を保護できます。シルクのようななめらかな肌ざわりのボックスシーツなどで、安心できる快適な睡眠を手に入れましょう。

 

冬は暖か、夏はひんやり。通気性抜群のテンセル素材のボックスシーツ

 

マットレストッパー

 

マットレストッパーとは、マットレスの上に敷いてへたりを改善する寝具です。マットレスのへたりや沈み込みが原因で寝心地がよくない場合、トッパーを使用して調整することができます。

 

トッパーによる効果は一時的なものなので、すぐにマットレスを買い替えることができない場合の手段として考えましょう。上質な睡眠環境のためには、適切に体圧が分散されるマットレスを使用することをおすすめします。

 

マットレスが薄かったり柔らかすぎる場合の対処法について解説|トッパーは効果がない!?

 

ベッドパッド

 

ベッドパッドは、マットレスの上に直接敷くパッドです。マットレスをカビやダニから守り、清潔感を保ちます。また、防水効果のある製品もあります。ベッドパッドは敷きパッドよりも厚みがあるため、洗濯には手間がかかりやすいので注意が必要です。長くマットレスを使用したい場合や、子どもやペットの粗相が気になる場合、導入するといいでしょう。

 

なお、以下で紹介しているベッドパッド効果のあるプロテクターを使うのもおすすめです。

 

マットレスプロテクター(カバー)

 

マットレスプロテクターとは、マットレスの汚れ防止、防カビ・防ダニ対策を目的とした、マットレス全体を包むカバーです。シーツを敷く前にマットレスに取り付けます。2種類のカバータイプがあります。

 

ファスナー付きでマットレスを丸ごと入れて使用できる袋タイプ

まるごと包み込むから安心。コアラマットレス保護カバー

 

マットレスの上に敷いて四隅のバンドで固定するタイプ

耐水効果のある保護カバー。コアラマットレス保護カバー(クール)

 

ここから先はおすすめのオプションアイテムを3つご紹介します。必要に応じて試してください。

隙間パッド

 

壁との隙間やマットレス同士の隙間に使えるのが隙間パッドです。マットレスと壁との間に隙間ができて小物が落ちてしまうようなときは、隙間パッドで隙間を埋めることができます。さまざまなサイズや形から選べます。

 

マットレス同士を横にくっつけて使用する場合にも、隙間パッドや役に立ちます。寝返りをうっても違和感のないように隙間を埋めて、一つの大きいベッドとして使うことができます。

 

おねしょシーツ(防水シーツ)

 

一度汚れてしまったマットレスをきれいにするのは大変です。子供がいる場合に必ずマットレスの上に敷いておきたいのが防水シーツです。おねしょシーツには防水加工がしており、万が一おもらしをしてしまっても、マットレスを守ることができます。

タオルやクッション

 

寝心地の一時的な調整のためにタオルやクッションを使う方法もあります。たとえば、腰痛があるときには、タオルを腰の下に敷くことで、腰への負担を和らげることが期待できます。もしも腰痛が続く場合は、専門医による診断を受けてください。

 

また、足が重いと感じるときには、足元にクッションをおいて寝る方法があります。翌朝には足のむくみがとれて足が軽く感じるかもしれません。

 

こちらもおすすめ:マットレスの下に敷くもの4選|清潔に長持ちさせる設置方法を紹介

 

マットレスの上に敷く順番

マットレスの上には、これら全てを敷く必要はありません。好みや必要に応じて敷くものを選びましょう。

 

マットレスの上にはまず汚れ防止のプロテクター(カバー)を、さらにその上に、寝汗を吸い取るために吸湿速乾性の高いシーツを使うのがおすすめです。ペッドパッドや敷きパッドなどは、気候の変化や寝心地の調整のために必要に応じて使えばいいでしょう。

 

マットレスの上に布団を敷くのはやめよう

 

本記事で説明したように、マットレスの上に布団を敷くのはNGです!別の工夫を取り入れて寝心地を改善しましょう。そしてマットレスを正しく使いながら清潔に保ちましょう。

 

色々試してみても寝心地が改善しなければ、思い切ってマットレスを買い替える方法もあります。寝心地の良いマットレスは、毎日の疲労を回復するために欠かせません。何と言っても睡眠は人生の3分の1を占めます。

 

コアラマットレスプラス PLUSは、コンフォートレイヤーが「ふつう」と「かため」のリバーシブル仕様。季節や体調に応じてマットレスのかたさが選べるので、一人ひとりに合った好みの睡眠環境に調整できます。また、洗えるカバーも夏冬リバーシブルなのでオールシーズン快適にご使用いただけます。

 

寝心地自由自在。好みの硬さが選べるコアラマットレスプラス PLUS

 

お客様の声

 

★★★★★

2024年12月9日

期待通り、今年買って良かった物

 

前々からとても欲しかった、コアラマットレス。でも今有るベットの処分に困り、なかなか購入に踏み切れませんでした。腰痛が酷くなり、思い切ってコアラマットレスセットで購入。期待通り、腰痛も軽減され安眠できました

 

★★★★★

2024年12月9日

購入してよかった

 

購入するまで、テレビ放送の感想やレビューを見てじっくり検討していました。ここ数年の内に、腰椎骨折や股関節の不具合など体調を崩してしまい、今も整形外科のリハビリに通っています。これからの自分の健康のことを考えて、思い切って購入。まだ1ヶ月にはなりませんが、毎朝起きるたびに身体が楽になるのが分かります。結局、もっと早く買えばよかったなと思っています。感謝!

 

★★★★★

2024年12月3日

自分にとってただ良き商品

 

今までニトリのマットレスを使っていたのですが、腰の痛みがなかなか良くならなかったのですがコアラさん使用してから腰の痛みが良くなりました。

届いた時、真空ロールだったので本当に良いマットレスなのか疑心暗鬼でしたが購入して本当に良かったです。

 

 カバーが洗えてずっと清潔に保てるコアラマットレスプラス PLUS