背中を痛めている人
睡眠コラム by Koala Sleep Japan2024年11月20日読了目安時間: 7

【上級睡眠健康指導士監修】寝起きに背中が痛いのはなぜ?その原因や対応策、予防方法を紹介

石川 恭子
リテールスペシャリスト / 上級睡眠健康指導士

コアラマットレス®︎のショールームで、お客様が「運命のマットレス」に巡り合えるようお手伝いしているカリスマコンシェルジュ。お客様の眠りの悩みに耳を傾ける中で、今すぐ活用できる睡眠の知識を届けたいと上級睡眠健康指導士の資格を取得。コアラ®︎のマットレスを通じて、毎日眠ることが待ち遠しくなるワクワク感を提供したい。

寝起きの女性

朝目覚めたときに、背中に痛みを感じた経験がある人も多いのではないでしょうか。背中に痛みがあると、気持ち良く1日のスタートを切れないだけでなく、日中のパフォーマンスも上がらない可能性があります。

背中の痛みの原因は寝違えや生活習慣、寝具など多岐にわたります。そこでこの記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が、寝起きに背中が痛む原因をはじめ、その対応策や予防方法について解説していきます。

寝起きに背中が痛い原因7つ

背中を痛めている人

寝起きに背中が痛む原因は、日々の生活習慣や寝具、姿勢などさまざまな原因が考えられます。

 

1. 寝るときの姿勢が悪い

睡眠中の姿勢が悪いと、朝起きたときに背中が痛むことがあります。たとえば仰向けで寝る場合は、立っているときの姿勢をそのまま横に倒した寝姿勢が理想的です。

しかし寝姿勢が悪いと背骨が不自然な格好となって、周りの筋肉に負担がかかりやすくなります。就寝中は同じ姿勢が続くため、寝姿勢が悪いと背中の痛みにつながることがあるのです。

こちらの記事もおすすめ:寝相が悪いのはなぜ?その原因と寝相を良くするためのポイント

2. 長時間寝すぎている

休息と疲労回復に欠かせない睡眠ですが、長時間寝すぎると背中の痛みにつながる場合があります。

睡眠時間が長くなると、同じ姿勢でいる時間も長くなります。たとえ負担の軽い姿勢で寝ていても、背中や肩の筋肉に長時間にわたって体重がかかるため、血流が滞りやすくなります。その結果、背中の違和感や痛みとなって現れる場合があります。

 

3. 心理的な疲れやストレス

心理的な疲れやストレスも、寝起きの背中の痛みの原因になることがあります。ストレスが続くと自律神経が乱れやすくなり、筋肉が無意識に緊張してしまいがちです。その状態が睡眠中も続くと筋肉が休まらず、翌朝の背中の張りや痛みにつながる場合があります。

また、ストレスによって眠りが浅くなり、睡眠の質が低下することで体の回復が不十分になり、疲労感や痛みの原因になってしまう可能性があります。

 

4. 寝具が合っていない

マットレスや枕が自分の体形や寝姿勢に合っていないことも、寝起きの背中の痛みの原因になる場合があります。

 

【マットレスの場合】

  • マットレスが硬すぎると肩甲骨が圧迫され、肩甲骨の谷間の部分が浮いた状態になりやすいため、どちらにも負担がかかり、背中の痛みが引き起こされることがある
  • 柔らかすぎるマットレスは反発力が足りず、体が沈み込みすぎて背骨が不自然なカーブになるため、背中に負担がかかって痛みが出る可能性がある

 

【枕の場合】

  • 高すぎたり低すぎたりすると、首や肩に負担がかかって背中の痛みにつながる可能性がある

 

また、長く使用している寝具は弾力性やサポート機能が低下している場合があるため、見直しも検討してみてください。マットレスが原因で起こる背中の痛みについては、「【上級睡眠健康指導士監修】背中が痛いのはマットレスが原因かも?4つの原因と対処法を徹底解説!」の記事でも詳しく解説しています。

 

5. 筋肉痛の場合も

背中の痛みは単純に筋肉痛の可能性もあります。背中の筋肉を使う運動や作業には、重い物を持ち上げる、長時間同じ姿勢で作業する、急な動きをするなどがあります。

また、普段使わない筋肉を使った場合も筋肉痛が起こりやすくなります。普段と違う運動や作業をしたあとの数日は、寝起きに背中の痛みを感じる場合があるかもしれません。

 

6. 背中の寝違え

「寝違え」は、寝起きに、首の後ろや首から肩にかけて感じる痛みであることが多いですが、背中にも起こる可能性があります。

背中の寝違えも、不自然な姿勢で寝ていたり、同じ姿勢がずっと続いたりした際に起こりやすいといわれています。多くの場合、体の片側に痛みが現れ、一定の方向を向くと痛みが強まる傾向があります。

また、首の痛みを引き起こす寝姿勢については、「【上級睡眠健康指導士監修】マットレスによって首が痛くなる原因とは?今すぐできる対処法も紹介」の記事で詳しく解説しています。

 

7. 病気の可能性もある

寝起きの背中の痛みが長期間続く場合や、痛みの程度が強い場合は、何らかの病気の恐れもあります。

背中の痛みを引き起こす可能性のある病気は多岐にわたるため、自己判断は危険です。すみやかに、医療機関を受診してください。

 

寝起きに背中が痛いときの対応策5つ

対応ノウハウ

朝に背中が痛い場合の対処法は、痛みの原因や程度によって異なります。対応策を5つ紹介しますので、状況に合わせて実践してみてください。

 

1. 安静にする

背中の痛みが動けないほど強い場合は、無理に動かず安静にして過ごしましょう。普段どおりに動くと痛みが増す可能性があるため注意が必要です。

深呼吸をしながら体をリラックスさせ、痛みがある部分に負担がかからない体勢を取るなど、自分にとって最も楽な姿勢で過ごすことがポイントです。痛みが落ち着いてきたら、少しずつ体を動かしましょう。

 

2. 患部を冷やす

背中の痛みに腫れや熱を伴う場合は、患部を冷やすこともおすすめです。冷やすことで血管が収縮し、炎症や腫れが和らぐ可能性があります。

冷やす際は、冷たいタオルや冷却シート、アイスパックを使用しましょう。アイスパックは直接肌に当てると冷えすぎてしまうため、タオルに包んで患部に当て、10〜15分程度冷やすのが一般的な方法です。ただし、冷やしすぎると血行が悪くなり、回復が遅れたりかえって痛みが出たりする可能性があるため、注意してください。

 

3. 入浴して温める

背中の筋肉が凝り固まっているような場合は、入浴して体を温めるのが効果的です。血行が良くなることで凝り固まった筋肉がほぐれ、痛みが和らぐ可能性があります。また入浴中に、ゆっくりと背中を動かすことで、さらなる血行改善を期待することができます。

ただし、熱すぎるお湯は逆効果になる場合があるので、40℃以下のぬるめのお湯につかるようにしましょう。

 

4. ストレッチをする

背中の痛みの原因が筋肉の凝りやこわばりの場合、ストレッチも有効です。ストレッチをすることで血流が促進され、筋肉のこわばりが和らぐこともあります。

背中の痛みには、背中全体をゆっくり伸ばすストレッチや、肩甲骨周りを動かすストレッチがおすすめです。

ただし、無理な動きをせず、痛みがない範囲でゆっくりとおこないましょう。体を動かしたときに痛みを感じた場合はすぐに中断してください。

 

5. 医療機関を受診

寝起きの背中の痛みが長期間続く場合や、日常生活に支障をきたすほど強い痛みがある場合は、医療機関を受診してください。

特に背中の痛みに加えて、胸にも痛みがある場合や手足がしびれる場合は、早急に受診しましょう。背中の痛みは筋肉の問題にとどまらず、内臓の病気が原因の可能性もあるため、専門家の診断が必要です。

受診の際は、いつから痛みが始まったか、どのような状況で痛みが強くなるかなど、できるだけ詳しい情報を医師に伝えるようにしましょう。

 

寝起きの背中の痛みに対する予防方法4つ

ポイントを抑える

現在の生活を見直すことで、寝起きの背中の痛みを予防できる場合もあります。ここでは、予防方法を4つ紹介します。

 

1. 適度な運動をする

日常的に運動を取り入れることは、背中の痛みを予防する方法の1つです。運動には筋力をつけ、姿勢を改善し、血行を促進する効果があるといわれています。

  • 背中や腹部の筋肉を鍛えることで、背中への負担が軽減される可能性がある
  • ウォーキングやジョギング、ストレッチなど、軽い運動で改善できる可能性がある

自分の体力や生活スタイルに合わせた運動を心がけましょう。

 

2. 日常生活を改善する

日常生活で、背中に負担をかけるような習慣や姿勢を改善することも、寝起きの背中の痛みを予防するのに役立ちます。

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用には特に注意が必要です。前かがみになりやすいため背中や肩に負担がかかりやすく、筋肉の緊張や凝り、痛みの原因になる可能性があるからです。

 

【改善ポイント】

  • 仕事や家事の合間に、背中を伸ばし肩の力を抜いて深呼吸するなど、筋肉の緊張を和らげるための時間を取る
  • 重い荷物を持つ際は、背中ではなく脚の力を使って持ち上げるなど、体の一部に負担がかからないよう意識する

 

日常生活にちょっとした工夫を取り入れることで、背中の痛みを予防することができます。

 

3. 寝具を見直す

寝起きの背中の痛みを予防し、快適な朝を迎えるには、適切な寝具選びも大切です。

特にマットレスは重要なため、自分の体形や寝姿勢に合ったものを選びましょう。また枕も適切な高さと硬さのものを選ぶことで、首から背中にかけての負担を軽減できる場合があります。

 

【寝具のおすすめポイント】

  • 個人の好みや体形にもよるが、一般的に硬すぎず、柔らかすぎないマットレスが良い
  • 反発力があり、体圧分散ができていると感じられるマットレスを選ぶ
  • 枕も、首や背中が緊張しないような、高すぎないものを選ぶ

 

たとえば「コアラマットレスプラス PLUS」は、体の各部位に合わせて支える5つのゾーニングサポートと3層構造によって、心地よい眠りをサポートします。また、表層のトッパーをひっくり返すだけで、「ふつう」と「かため」の2種類から好みの硬さを選ぶことができます。

 

優れた体圧分散性で眠りをサポート「コアラマットレスプラス PLUS」

 

4. 就寝前にリラックス

就寝前に心と体をリラックスさせるのも、寝起きの背中の痛みを予防するために役立ちます。ストレスや疲れがたまっていると、眠っている間も体が緊張したままになりやすいため、寝る前にリラックスする習慣を取り入れることもおすすめです。

たとえば、ぬるめのお湯にゆっくりつかると体が温まって血行が良くなり、筋肉がリラックスします。ただし、体温が上昇しすぎると眠りが妨げられることもあるので、入浴は就寝の2時間ほど前にはすませましょう。

また、深呼吸や軽いストレッチを行うと、副交感神経が働き、心身のリラックスにつながります。

 

寝起きの背中の痛みを放置するのはやめよう

寝起きの背中の痛みは、生活習慣や睡眠環境を変えることで改善できる可能性があります。ただし、背中の痛みは何かの病気が原因となっている場合もあります。痛みが長期間続いたり、強い痛みがある場合は、医療機関に相談してください。

また、マットレスなどの寝具に原因がある場合もあるので、体圧分散性に優れたマットレスを選んでみるのもおすすめです。たとえば「コアラマットレスシュプリーム SUPREME」は、体の各部位に合わせた体圧分散で、睡眠時の姿勢を整える6層7ゾーンサポートを採用しています。

生活習慣や睡眠環境の見直しとともに、寝具の買い替えも検討してみてください。

睡眠時の理想的な姿勢を支える「コアラマットレスシュプリーム SUPREME

 

お客様の声

2024年10月7日
★★★★★
購入して大正解でした!
今までマットレスをこだわった事がなく最近起きた時の身体のダルさや疲れが取れきってないのが悩みで、良いマットレスを買おうと今回購入を決意しました。結果マットレスを変えて大正解でした!寝つきも良くなり何より次の日のスッキリする日が格段に増えました!やはり毎日使う物は自分に合った良い物を使うのがいいなと思いました!

2024年10月2日
★★★★★
本当に最高のマットレス!
これは本当に、今まで使った中で一番いいマットレスです。クラウドセルがめちゃくちゃ快適で、ゼロ ディスターバンス技術のおかげで、寝返りを打っても彼女が全然気にならないし、私も彼女の動きを感じません。それに、私は暑がりなので、日本の長い夏にピッタリな工夫(コッパーと竹炭のミックスや、夏と冬で使い分けられるリバーシブルトップなど)がめちゃ助かってます。総じて、このマットレスに大満足で、ぜひ一度試してみる価値があると思います!

2024年10月1日
★★★★★
心地の良さに加え、更なる快適さに感動
コアラマットレス愛用歴4年の私ですが、改めて新マットレスを体感させて頂きました。以前にも感じられていた寝心地の良さに加え、更なる快適さに感動しております。何より耐圧の分散をより感じられたことで腰痛の症状緩和を実感し、身体のバランス調整にも繋がっている気がします。また、マットレスの硬さの調整が可能になったことにより体調や気分に合わせて調整ができることもおすすめのポイントです。1年中活用し続けられるマットレスだからこそ、これからも愛用し続けたいです。

 

睡眠時の理想的な姿勢を支える「コアラマットレスシュプリーム SUPREME