寝具コラム by Koala Sleep Japan2025年8月19日読了目安時間: 8

自分に合うマットレスは柔らかめ?硬め?上級睡眠健康指導士がじっくり解説!

目次

監修者

石川 恭子
リテールスペシャリスト / 上級睡眠健康指導士

コアラマットレス®︎のショールームで、お客様が「運命のマットレス」に巡り合えるようお手伝いしているカリスマコンシェルジュ。お客様の眠りの悩みに耳を傾ける中で、今すぐ活用できる睡眠の知識を届けたいと上級睡眠健康指導士の資格を取得。コアラ®︎のマットレスを通じて、毎日眠ることが待ち遠しくなるワクワク感を提供したい。

マットレスの硬さを確かめるには、実際に寝転んで納得できるまで試してみることが理想です。しかし、オンラインでの購入が一般的になった昨今では、寝心地を実際に体験することが難しいケースも少なくないでしょう。

そこで本記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が、自分に合うマットレスの硬さをはじめ、マットレスの種類ごとの特徴、そして失敗しにくいマットレスの選び方について解説します。

「自分にぴったりのマットレスを見つけるにはどうすればいいの?」と悩んでいる人にきっと役立つガイドです。決して安くないマットレスの購入を後悔しないためにも、ぜひこの記事を活用してください。

 

3つの角度からチェック。マットレスの硬さの選び方

マットレス選びにおいて「かたさ」は重要なチェックポイントです。とはいえ、自分にぴったりの硬さのマットレスとはどのようなものでしょうか。理想の硬さのマットレスを選ぶには、以下の3つの観点から検討する必要があります。

①体重を基準に選ぶ

②寝姿勢から選ぶ

③好みや慣れから選ぶ

この3つの角度から総合的に検討して、自分に最適なマットレスの硬さを判断してください。

自分にぴったりが見つかる!? 3種類・5つのサイズ展開「コアラマットレス」

 

①体重を基準に選ぶ

はじめにチェックしたいのは体重です。目安となるBMI値(Body Mass Index / ボディ・マス指数)は、このサイトで簡単に計算できます。

体重 BMI値 マットレスの硬さ
標準より多い 25以上 硬め
標準 18.5~25未満 普通
標準より少ない 18.5未満 柔らかめ

 一般的に、BMI25以上の人はマットレスに体が沈み込みやすいため、反発力がある硬めの素材がおすすめです。また、標準値より体重の少ない人は、体が沈み込みにくいことから柔らかめの素材が適しています。

 

②寝姿勢をもとに選ぶ

横向きで寝ることが多い人には、柔らかめのマットレスをおすすめします。

その理由は、横向きになった姿勢の場合、背骨がまっすぐ一直線になるのが理想的だからです。硬いマットレスを使っていると、肩や腰など体の突出した箇所が沈み込まないために背骨が曲がり、不自然な寝姿勢になってしまいます。

柔らかいマットレスを使えば、肩や腰が適度に沈み込み、背骨が一直線に伸びた理想的な寝姿勢に近づけることができます。

 

③好みや慣れから選ぶ

マットレス選びでは、個人の好みと慣れが大きく影響します。マットレスの寝心地は非常に個人的なもので、これまで使ってきたマットレスの硬さや感覚に左右されます。

似たような体格でも、必ずしも同じ硬さのマットレスを快適だと感じるわけではありません。現在使っている寝具に特に不満がなければ、似たような硬さのマットレスを選ぶのもよいでしょう。


「ふつう」「かため」から好みの硬さを選べる「コアラマットレスプラス PLUS」

 

マットレスの理想の硬さとは?

理想的なマットレスの硬さを判断するには、以下の3つのポイントをしっかり確認しましょう。

①マットレスと腰の間にスペースがない

②腰が沈み込まない(背骨が自然なS字カーブ)

③適度に寝返りができる

 

①マットレスと腰の間にスペースがない

一つ目のポイントは、マットレスと腰の間に空間があるかどうかです。もし背中が隙間なくぴったりフィットしているなら、体の重みがマットレス上で均等に分散されていることになります。

反対に、たとえば硬い床の上に横たわると、肩や腰など体の突出した部分だけが床に触れ、背中はアーチ状に浮き上がります。これが、体圧が正しく分散されていない状態です。体圧を適切に分散するためには、柔らかいマットレスを使う必要があります。

 

②腰が沈み込まない(背骨が自然なS字カーブ)

二つ目の重要なポイントは、腰が沈み込まないことです。正しい寝姿勢は、立っている姿勢そのままで横になった状態のことを指します。ところが、体の各部位のなかで腰が最も重いため、柔らかすぎるマットレスだと腰が沈んでしまいます。すると腰に負担がかかり、腰痛の原因にもなりかねません。

特に、低反発のウレタンマットレスは注意が必要です。①で説明した「体圧分散」のためには柔らかいマットレスを選ぶ必要があります。しかし、柔らかいだけでは、腰が沈み込んでしまうというリスクもあるのです。

 

③適度に寝返りできる

睡眠時には体のうっ血を防ぐため、適度な寝返りが必要です。また、必要以上に腰が沈み込むのを防ぐために、マットレスにはある程度の「弾力性(硬さ)」も必要です。柔らかすぎるマットレスでは、睡眠時に必要な適度な寝返りを打つことができません。

 

「硬い」or「柔らかい」、結局どのマットレスを選べばいい?

理想のマットレスは、適度な硬さと柔らかさを併せ持つものといえます。つまり、「硬さと柔らかさを両立」したマットレスを選ぶのがおすすめです。

マットレスには、硬めの「高反発」と柔らかめの「低反発」があります。その違いは「体を支える力」といえますが、それぞれメリット・デメリットがあるため、特徴を理解したうえで選ぶ必要があります。詳しくは「低反発・高反発マットレスの違いを3つに分けて解説|それぞれの欠点とは?」の記事で解説しています。

さらに、マットレスの寝心地を左右する機能の一つに「体圧分散」があります。これもマットレス選びに重要なポイントです。「体圧分散マットレスとは?特徴や効果デメリットを徹底解説」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

 

低反発と高反発のいいとこ取り!ちょうどいい硬さの「オリジナルコアラマットレス」

 

【マットレスの素材別】硬さを比較

一口にマットレスといっても実はさまざまな素材があり、それによって硬さも異なります。以下の表では、マットレスの素材を硬い順番に並べました。

種類 硬さ 体圧分散性 弾力性
高反発ファイバー 硬め
ボンネルコイル 硬め
高反発ウレタン 硬め
ラテックス 中程度
ハイブリッドウレタン 中程度
ポケットコイル 中程度~柔らかめ
低反発ウレタン 柔らかめ

※この表はあくまで目安です。製品によって差があることをご了承ください。

 

一般的に、硬めのマットレスは体圧分散性に劣る傾向にあり、一方で柔らかめのマットレスは弾力性に劣る傾向があります。中程度の硬さのマットレスは、体圧分散と弾力性のバランスに優れています。

ちなみに、表にある「ボンネルコイル」と「ポケットコイル」は、内部にスプリング(バネ)が入っていることから、「スプリングマットレス」というカテゴリーで括られます。それぞれの特徴については、「スプリングマットレスとは?ウレタンとの違いや種類・特徴・選び方を解説!」の記事で詳しく解説しています。

ウレタン素材のマットレスとの違いについても「ウレタンマットレスの特徴とは?コイルマットレスとどう違うの?」の記事で詳しく解説しています。

マットレスの種類についてさらに詳しく知りたい人は、「マットレス8種類の特徴やメリット・デメリットを解説!後悔しない選び方とは」もぜひチェックしてみてください。

 

硬めのマットレス|標準体重より多い人におすすめ

硬めのマットレスは、基本的には標準より体重の多いがっちりとした体格の人におすすめですが、細身な体格の人にはあまり向きません。

 

高反発ファイバー|もっとも硬い

マットレスの中でもっとも硬いのが高反発ファイバーのマットレスです。

下からのサポート力が強く、寝返りしやすいのが特徴です。ただし、体が沈み込む感覚はほとんどないため、寝転んだ際に体とマットレスの間に空間ができないように工夫する必要があります。

大柄な人におすすめのマットレスですが、横向き寝が好きな人にとっては、肩の部分が窮屈に感じるかもしれません。

 

ボンネルコイル|フィットする感覚はあまりない

コイルが連結された構造になっていて、マットレスの面全体で体を支えます。そのため、フィット感はあまりありません。高反発ファイバーと同様に、体とマットレスの間にスペースが空かないようにする必要があります。

マットレスの上層部の素材によっても硬さが変わるため、どのような素材が表面に使われているのかも確認しましょう。

 

高反発ウレタン|硬めの寝心地

寝返りが打ちやすいタイプですが、サポート力が高く、体はあまり沈み込みません。しかし、高反発ファイバーなどと比べると体圧分散性が高いため、よりフィットした感覚を得られます。

こちらも細身の体格には向かず、がっちりとした体格に合うタイプのマットレスです。

 

ほどよい硬さのマットレス|迷っている方におすすめ!

マットレス選びに悩んでいるなら、中程度の硬さのマットレスを選んでみるのも一案です。硬すぎず、かといって柔らかすぎることもない、適度な硬さのマットレスが揃っていて、さまざまなニーズに応えてくれます。

 

ラテックス|体にフィットして支える

体にフィットする柔らかさと、体を支える弾力性を兼ね備えています。ただし、ウレタン素材よりも重いのがデメリットです。また素材がゴムのため、アレルギーのある人には向きません。

 

ハイブリッドウレタン|柔らかくフィットするが沈み込まない硬さ

高反発ウレタン素材と低反発ウレタン素材のメリットを活かして作られているのが、ハイブリッドウレタンのマットレスです。

低反発ウレタンと高反発素材をミックスした素材を使ったり、上層部と下層部にそれぞれ違う反発力の素材を採用したりすることで、心地よくフィットしながらも、肩や腰が沈み込むことなくしっかりサポートしてくれます。

体格の大きい人から細身の人まで、幅広いニーズを満たすマットレスです。

 

ポケットコイル|上層部の素材により寝心地が変わる

ポケットコイルは、内部に数百〜千個ほどのコイル(バネ)が敷き詰められた構造で、一つひとつのコイルが体の曲線にフィットして体を支えます。中程度から柔らかめの寝心地が好みの人に適したマットレスです。

高品質なものであれば、マットレスの硬さが合わないことはほとんどないでしょう。ただし、価格は安くはありません。予算として十万円以上想定しておく必要があります。

ボンネルコイルと同じく、寝心地がマットレス上層部の素材の硬さに影響するため、どのような素材が使われているかも確認しておきましょう。

 

柔らかいマットレス|寝心地の改善におすすめ

「柔らかめ」の素材に分類されるのは低反発ウレタンのみです。

 

低反発ウレタン|もっとも柔らかい

もっとも体にフィットするタイプです。このタイプの素材は腰が沈み込みすぎるため、腰痛を引き起こす可能性があることに注意が必要です。

マットレスの硬さが本当に自分に合っているのかどうかを実感するには、少なくとも数週間必要です。「店舗で試したときはよかったのに、実際に使ってみるとどこか気になる」というのは、このような原因があります。

実は、じっくり試してから決めたいという人には通販がおすすめです。たとえばコアラマットレスでは「120日間自宅でじっくり試せるトライアル期間」を設けています。

関連記事:自分に合うマットレスはどれ?種類や選び方のポイントを徹底解説 

【マットレス選びに失敗しづらい】どんな体格の人にも合うマットレスとは?

それでは一体、どの硬さのマットレスを選んだらいいのでしょう。決して安くはない買い物であるマットレス選びを成功させるには、硬さや反発力だけではなく、手入れのしやすさ、価格といったさまざまな角度からバランスのよいものを見極めたいものです。

たとえば、さまざまなニーズに応えるコアラマットレスはいかがでしょうか。

 

オリジナルコアラマットレス|ちょうどいい硬さのベーシックモデル

オリジナルコアラマットレスは、層によって素材が異なるハイブリッドウレタン素材でできています。記事中の「ハイブリッドウレタン|柔らかくフィットするが沈み込まない硬さ」で説明したように、寝る人の体格を問わず使いやすい素材です。

上層部に、柔らかい低反発素材とほどよい弾力の高反発素材をミックスした独自のクラウドセルを使用することで、心地よいフィット感を実現しています。さらに、下層部には高反発素材を使うことで、適度な寝返りを打ちやすいサポート力を生み出しています。

独自開発の「ゼロ ディスターバンス®」技術により振動が伝わりにくいため、隣で眠る人が寝返りしても気にならず、中途覚醒しづらいのもこのマットレスの特徴です。

また、内部に無数の気泡を含む通気性の高いクラウドセルの構造により、マットレスにこもりがちな湿気や熱を逃がして快適に使用することができます。

 

ワイングラスも倒れない?コアラマットレスの「速振動吸収技術

 

コアラマットレスプラス PLUS|進化する寝心地、新スタンダード

低反発と高反発を組み合わせた独自素材のクラウドセルを、オリジナルコアラマットレスよりも20%増量し、さらに快適な寝心地を実現しました。柔らかく体にフィットしつつも、腰や肩が沈み込まないサポート力によって、さまざまな体格に使いやすいマットレスです。

コアラマットレスプラス PLUSの特徴は、上層(トッパー)部分をひっくり返すことで、「ふつう」「かため」の2種類の寝心地から選べる点です。さらに、取り外せるカバーも、夏は涼しく、冬は暖かいリバーシブル構造になっているため、好みの寝心地にすることができます。

 

「ふつう」「かため」から好みの硬さを選べる「コアラマットレスプラス PLUS」

 

また、コアラマットレスは通販以外でも、表参道のショールームのほか、ビックカメラや全国各地のポップアップストアなどで体験することができます。

コアラマットレスを体験できる直営店や店舗はこちら

 

マットレス選びで重要な「硬さ」を見極める3つのポイント

この記事では、マットレス選びに欠かせない「硬さ」を中心に解説してきました。 いま使っているマットレスに満足できなかったり、新しくマットレスの購入を検討している人は、以下の3つの条件を満たしているかどうか確認してみましょう。

①マットレスと腰の間にスペース(隙間)がない

②腰が沈み込まない(背骨が自然なS字を描く)

③適度に寝返りできる

 

自分にぴったり合うマットレスを使うと、夜中に中途覚醒したり、朝起きたときにだるさを感じたりすることなく、すっきりとした目覚めを期待できます。この記事を参考に、ぜひ理想のマットレスを見つけてください。

理想の睡眠環境をパーソナライズ可能「コアラマットレスプラス PLUS」

Q1. 自分に合ったマットレスを選ぶと、どんなメリットがありますか?

A1. 自分に合うマットレスを選ぶことで、背骨の自然なS字カーブを保ち、体圧を分散して腰や肩への負担を軽減できます。結果的に睡眠の質が上がり、翌日の疲労感も軽減されやすくなります。

Q2. マットレスの硬さはどう選べばいいですか?

A2. 体型や寝姿勢によって適した硬さは異なります。仰向けは「腰が沈み込みすぎない硬さ」、横向きは「肩や腰を支えるやや柔らかめ」、うつ伏せは「腰の沈み込みを防ぐやや硬め」がおすすめです。

Q3. マットレスはどのくらいの頻度で買い替える必要がありますか?

A3. 素材によりますが、一般的に寿命は3〜10年ほどです。ウレタンは3〜8年、コイル系は8〜10年が目安です。寝心地が悪くなったり、腰痛が出てきたら買い替え時です。

Q4. 試し寝や保証はどのように確認すればよいですか?

A4. メーカーによって異なりますが、コアラマットレスは120日間のトライアル期間と10年間の長期保証があり、安心して試せます。購入前に保証内容を必ず確認しましょう。

Q5. 迷った場合、どのタイプのマットレスがおすすめですか?

A5. 「柔らかすぎず硬すぎない」寝心地を求める方には、低反発と高反発の特性を併せ持つハイブリッドタイプが人気です。コアラマットレスプラス PLUSなら「ふつう」と「かため」の2種類から選べるため、幅広いニーズに対応できます。

お客様の声 

1週間前

硬さがちょうどいい

今まで硬過ぎて身体が痛くなったり柔らか過ぎて寝返りが打てなかったりとなかなか朝まで不快感なく寝られるマットレスがありませんでした。こちらにしてから朝起きた時の身体の不調がなくなり、朝まで気持ちよく寝られるようになりました。出会えてよかったです。

 

1週間前

評判通りでした!

もともと硬めのマットレスが好きで、使っていたマットレスがへたって腰を痛め、購入を決めました。

まだ3日しか使っていませんが、分かりやすく腰の調子に変化があり、朝起きた時の関節の重苦しさが和らいだのを感じました。

お勧めのとおり『ふつう』の硬さから試してみましたが、このままでも好みの硬さで体の沈み込みも程よく、気持ち良く使っていけそうです。

もともと眠りが浅い体質だと思っていましたが、この数日朝まで目が覚めずにしっかり眠れていて驚いています。ケアしながら大事に使います。

 

2週間前

睡眠時間を大切に考えてくれているなと感じています

ベッドマットは長期間寝てみないと自分の身体に合うか分からない事が多いのに、120日間試す事ができるのは、素晴らしい👍また、柔らかい面と硬い面を使い分けできるのはコスパ最高です!


理想の睡眠環境をパーソナライズ可能「コアラマットレスプラス PLUS」

 

3種類のコアラマットレスを比較