寝具コラム by Koala Sleep Japan2024年2月26日読了目安時間: 15

【上級睡眠健康指導士監修】マットレスの寿命は何年?買い替えの目安や長持ちするマットレスの特徴を解説

マットレスの寿命は1年程度から10年使えるものまでさまざまですが、マットレスの寿命に影響する最大の要素は素材です。

この記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、マットレスの「寿命」に焦点を当て、「買い替えの目安」や「寿命が長いマットレスの特徴」などを解説し、さらに10年間使えるマットレスも紹介します。長く使えるマットレスを探している人にきっと役立つはずです。

【素材別】マットレスの寿命(耐久年数)について解説

マットレスの寿命を素材別に表すと、下記のとおりです。

【マットレスの寿命(素材別)】

素材 寿命(耐久年数)
ウレタン 低反発ウレタン 3~5年程度
高反発ウレタン 6~8年程度
一般ウレタン 1~3年程度
ハイブリッドウレタン(低反発+高反発) ~10年程度
コイル ボンネルコイル ~8年程度
ポケットコイル ~10年程度
樹脂素材 ファイバー 6~8年程度
ラテックス 6~8年程度

上記はあくまで目安です。個々の製品の品質や使い方によって寿命は異なります。

 

マットレスの寿命を判断する5つのポイント|買い替えの目安は?

マットレスの買い替えの目安として、以下の5つが挙げられます。

【マットレスの買い替えの目安】

  • 朝起きたら体が痛む
  • マットレスにへこみ(ヘタリ)がある
  • 以前より体が沈み込む
  • コイルがきしむ音がする
  • カビやダニが発生している

 

朝起きたら体が痛む

起床時に体に痛みを感じる場合、マットレスの寿命が原因かもしれません。マットレスは、長く使い続けるうちにクッション性が失われ、ヘタってきます。

たとえば薄型の折りたたみマットレスを使っている場合、クッション性が失われると床の硬さが体に伝わり、痛みにつながることがあります。

また、コイルマットレスを使っている場合、体に近い表面の層にはウレタンなどの別の素材を使っていることがあります。この層のクッション性がなくなると、内部のコイルの硬さが身体に伝わり、痛みの原因になることがあります。

体に痛みを感じることが多くなっているなら、マットレスの買い替えを検討してもいいかもしれません。

 

マットレスにへこみがある

目に見えてマットレスがへこんでいる場合は、マットレスの買い替えを検討するタイミングです。

へこんだマットレスで寝ていると寝姿勢として不自然になり、睡眠の質が下がったり、腰の痛みにつながったりすることがあるためです。特にへこみやすいのは、体圧がかかる腰や背中の部分です。

 

以前より体が沈み込む

「マットレスに横になると体が沈み込むようになった」という場合も、寿命の目安の一つです。体が沈み込むのは、マットレスの反発力(体を支える力)が低減しているためです。

マットレスの反発力が少なくなると、腰の痛みにつながる可能性もあるため、買い替えの検討をおすすめします。

 

コイルがきしむ音がする

コイルマットレスを使っていて、コイルがきしむ音がする場合、内部にある金属のコイルが劣化しているサインです。

劣化したコイルは反発力が劣るため、体が沈み込みやすくなります。コイルがきしむ音がする場合は、マットレスが寿命に達したと考えられます。

 

カビやダニが発生している

 

特に梅雨の時期などに気になるカビやダニの発生も、マットレスを買い替える目安の一つです。

カビやダニを吸い込むと、感染症やアレルギーにつながったりと、健康に悪影響が及ぼされます。カビやダニの発生が一部であれば、取り除くなどして対処が可能ですが、マットレス全体に広がっている場合は買い替えを検討するのがおすすめです。

カビやダニに関しては、本記事の「カビやダニを取り除く方法はある?」でも解説しています。

 

マットレスの3つの処分方法

マットレスの詳しい処分方法については「マットレスの処分方法7パターンについて解説!処分しやすいマットレスも紹介」の記事で解説しています。

ここでは、以下の3点を簡単に説明します。

【マットレスの処分方法3つ】

  • 自分で処分する方法
  • 回収・引取を依頼して処分する方法
  • 無料で譲るor売却する方法

 

自分で処分する方法

自分で処分する方法としては、下記の2つです。

  • 燃やすごみや不燃ごみとして処分する
  • 自治体の処分場まで持ち込む

マットレスは切り分けて小さくすることで、燃やすごみや不燃ごみとして通常のごみとして捨てることができる地域もあります。

また、切り分けなくても、自治体の処分場まで持ち込むことで処分できる場合もあります。

 

回収・引取を依頼して処分する方法

回収や引取を依頼して処分する方法として、下記の3つが挙げられます。

  • 自治体に粗大ごみ回収を依頼する
  • 買い替え時に引取りを依頼する
  • 不用品回収業者に回収を依頼する

マットレスは粗大ごみとして、自治体に回収してもらえる場合がほとんどです。

また、買い替え時に購入する店舗で引取りを依頼したり、不用品回収業者に回収してもらったりすることもできます。

 

無料で譲るor売却する方法

無料で譲るか、売却して処分する方法として以下の2つがあります。

  • リサイクルショップに買い取ってもらう
  • フリマサイトや地域情報サイトを使って譲る

買取条件はあるものの、大手マットレスメーカーの製品や、汚れやシミなどがない製品は、買い取りされる可能性があります。

リサイクルショップでは買い取ってもらえないような製品でも、フリマサイトや地域情報サイトを使って無料で引き渡せるケースもあります。

 

【マットレスの素材別】寿命が長いマットレスを見分けるには?

ここからは寿命が長いマットレスの特徴について、素材ごとに解説します。

【寿命が長いマットレスの特徴】

  • ウレタンマットレス:「密度」と「復元率」の数値が高い
  • ファイバーマットレス:復元率が93%程度ある
  • ラテックスマットレス:天然ゴムの割合が80%以上
  • コイルマットレス:コイルのマンガン含有量が多い

 

「密度」と「復元率」の数値が高い|ウレタンマットレス

ウレタンマットレスの耐久性は「ヘタリにくさ」が重要な指標です。「ヘタリにくさ」には、以下の「密度」と「復元率」が関わっています。

密度 ウレタンフォームの体積あたりの重さ。密度が高いほど、中身がぎっしり詰まっているため、ヘタリにくい。
復元率 ウレタンフォームの圧縮を繰り返したあと、どのくらい元の形状に戻るかを表した指標。数値が高いほどヘタリにくい。

「密度」「復元率」と「耐久性」の関係は以下のとおりです。

 

【密度と耐久性の関係】

密度 耐久性(寿命)
20D前後 1~2年程度
25D前後 3~5年程度
30D前後 5~8年程度
40D以上 8~10年程度

 

【復元率と耐久性の関係】

復元率 耐久性(寿命)
95%未満 1~2年程度
95~96% 3~5年程度
96~98% 5~8年程度
98~99% 8~10年程度

密度は30D以上、復元率96%以上であれば比較的高い耐久性があり、寿命が長いマットレスといえます。

ウレタンマットレスについては「ウレタンマットレスの特徴とは?コイルマットレスとの違いなどについて初心者向けに解説!」の記事でさらに詳しく解説しています。

 

復元率が93%程度ある|ファイバーマットレス

ファイバーマットレスには、ウレタンのように復元率と耐久性の関係を明確に表すデータはありませんが、ウレタンと同じように「復元率」を参考にしてマットレスの耐久性を考えることができます。

ファイバーマットレスの商品では、「耐久性が高い」とされるマットレスの復元率は93%前後です。つまり、長寿命なファイバーマットレスを選ぶなら「93%」程度の復元率が一つの目安となります。

 

天然ゴムの割合が80%以上|ラテックスマットレス

ラテックスマットレスは、ゴムの木の樹液(天然ラテックス)を原料にして作られています。天然ラテックスが含まれる割合によって、以下の3種類に分けられます。

【ラテックスマットレスの種類】

種類 天然ラテックスの割合
天然ラテックス100% 100%。
天然ラテックス 80〜99%。
合成ラテックス 80%未満。

天然ラテックスの割合が多いほど耐久性が高くなる傾向にあり、天然ラテックス100%のマットレスでは、8年程度使用できることがあります。

ラテックスマットレスを選ぶ際は、天然ラテックスの割合を確認してみるのがポイントです。

 

コイルのマンガン含有量が多い|コイルマットレス

コイルマットレスの品質表示ラベルには、以下のような内容が記載されていることがあります。

「①SWRH ②70 ③A ④A種」

コイルマットレスの耐久性にかかわるのが③の表記で、③には「A」か「B」のどちらかが記載されています。

Bのほうがコイルのマンガン含有量が多く、コイルのマンガン含有量が増えると耐久性が高くなる傾向にあります。

コイルマットレスの寿命を知るには、品質表示ラベルの「コイルのマンガン含有量」を確認してみましょう。

コイルマットレスについては「スプリングマットレスとは?ウレタンとの違いや種類・特徴・選び方を解説!」の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

※ 平成29年3月30日よりスプリングマットレスの品質表示法が改定され、現在は上記の内容の記載は義務付けられておりません。確認するには、公式サイトなどから問い合わせるとよいでしょう。

 

マットレスを長持ちさせる使い方3選

マットレスを長持ちさせる使い方として、以下の3つがあります。

【マットレスを長持ちさせる使い方】

  • 定期的にマットレスの向きを入れ替える
  • 月に一回は陰干しする
  • 汗が気になる場合はマットレスプロテクターを使う

これらの方法を実践することで、マットレスを長持ちさせることにつながります。

 

定期的にマットレスの向きを入れ替える

マットレスを同じ向きで使っていると、同じ位置に体重がかかり続けるため、マットレスがヘタリやすくなります。

それを防ぐために、定期的にマットレスの頭と足の位置を180回転させて、向きを入れ替えることをおすすめします。月に1回程度が目安です。

 

月に一回は陰干しする

私たちは就寝中、コップ一杯ほどの汗をかいていると言われます。これによりマットレス内部に湿気が溜まっています。汗や湿気を放置すると、カビやダニが発生しやすくなり、マットレスの劣化につながってしまいます。

これを防ぐには、月に1回程度、風通しのよい場所の壁に立てかけて通気させることで、湿気を飛ばすことをおすすめします。

注意点として、マットレスの素材には日光に当たると劣化するものもあるため、陰干しがポイントです。

 

保護カバーやマットレスプロテクターで、万が一の汚れトラブルを防ぐ

飲み物をこぼしたり、子どものおねしょ、ペットのトイレトラブルがあった場合、マットレスが劣化します。特にウレタンマットレスの場合、水分によって加水分解されるため、水濡れは厳禁です。

このようなトラブルが発生しかねない場合、こまめに洗濯できる保護カバーやマットレスプロテクターで対策しておきましょう。表面部分が耐水加工されているものも多く、万が一のトラブルでも汚れを防いでくれる安心のアイテムです。

バクテリアやカビの増殖を防ぎ、カビの汚れや臭いを軽減するマットレス保護カバー

 

【Q&A】マットレスの寿命に関するよくある質問

ここからは、マットレスの寿命に関するよくある質問についてお答えします。

 

3つ折りマットレスの寿命はどのくらい?

3つ折りマットレスの寿命を表す指標は特にありませんが、ベッドマットレスに比べて寿命が短いです。

参考として、以下にコアラマットレスで販売している「折りたたみマットレス」と「ベッドマットレス」の保証期間をお知らせします。

【「折りたたみマットレス」と「ベッドマットレス」の保証期間の比較】

タイプ 商品名 保証期間
折りたたみマットレス コアラフトン OASIS 5年
ベッドマットレス オリジナルコアラマットレス 10年

 

折りたたみマットレスが短命な理由の一つとして、持ち運びやすいよう薄型に設計されているため、底つき感が出やすいことなどがあります。

 

敷布団とマットレス、寿命が長いのはどちら?

それほど差がないといえます。下記は、マットレスと敷布団の寿命についての一覧です。

【敷布団とマットレスの寿命の比較】

マットレス 敷布団
素材 寿命 素材 寿命
低反発ウレタン 3~5年程度 ポリエステル 3~5年程度
高反発ウレタン 6~8年程度 羊毛 6~7年程度
一般ウレタン 1~3年程度 木綿 3~5年程度
ハイブリッドウレタン(低反発+高反発) 10年程度 ウレタン 5〜10年程度
ボンネルコイル 8年程度 真綿 5年程度
ポケットコイル 10年程度
ファイバー 6~8年程度
ラテックス 6~8年程度

カビやダニを取り除く方法はある?

マットレスのカビやダニを取り除く方法はあります。

ただし、取り除くのに費用や労力がかかります。カビの範囲が広い場合や使用期間が長い場合は、マットレスの買い替えを検討するのもいいでしょう。

カビやダニの駆除法については下記の記事で解説しています。

マットレスのカビ対策について解説|除去法4選と今日からできる予防法5選

マットレスのダニ対策について解説|効果的な駆除方法や費用も紹介

 

まとめ:新しくマットレスを買い替えるなら「寿命」も考えて選ぼう

新しいマットレスに買い替えるなら、「寿命」の長いマットレスを検討するのもおすすめです。

寿命が長いマットレスは長期間使えるだけでなく、一般的に高品質であるため、快適な寝心地を実感できるでしょう。人生の3分の1の時間を過ごすとも言われる寝具は、毎日のパフォーマンスを高めてくれる大切なアイテムです。

高品質なマットレスを120日間自宅でじっくりお試し!コアラマットレス

 

【10年保証付き】寿命が長い「コアラマットレス」

寿命が長いマットレスを探しているなら、10年間保証のあるコアラマットレスがおすすめです。120日間の試用期間により、納得できるまで自宅で試すことができます。

実際に試してから購入したい場合は、店舗で寝心地を確認することも可能です。

表参道のショールームや全国のビックカメラでも寝心地を体験できる!

 

お客様からのメッセージ

 

2024年2月20日
★★★★★
最高…
最高の寝心地です。
かたすぎず、柔らかすぎない。
睡眠時間が至福の時間になりました。

2024年2月20日
★★★★★
トータル、コスパ良し!
Newコアラマットレス(硬めの面)を使って1ヶ月半、次の効果を感じています。
・夜、ぐっすり眠れるようになった
・腰痛が改善した
・朝の目覚めがよくなった
トータルで考えてコスパ良し!
思い切って購入してよかったです。
これからもNewコアラマットレスのお世話になりたいと思います!!

2024年1月26日
★★★★★
睡眠の質は人生の質
10年使った点で支えるマットレスからの買い替えで、2週間程使用してからの感想となります。
冬は横向きになって寝ることが多いのですが、少し沈み込むので体に負荷がかかりにくいです。
厚みがあるマットレスが初めてで、他の厚みのある物と比較できないですが、自分の体には合っており、睡眠の質が上がっているのを感じます。
注意点として、長時間の熟睡ができるコアラのようにになれるわけではありませんでした。
例えば6~7時間の睡眠習慣がある人が8~9時間にはならないということですね。逆に5時間程しか寝れない時があったのですが、短時間の割に体力が回復していて当日は活動することができました。
ゲーム的な例えをするならば、設備投資でスタミナ回復効率が上がるような感じでしょうか。
もちろん個人差もあるので絶対の保証はできませんが、人生のリソースコントロールに設備投資をしてみるのも良いかもしれません。

 

監修者

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。

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