マットレスの高反発と低反発の違いや、メリット・デメリットについてご存知ですか?
マットレスの低反発と高反発の大きな違いは「体を支える力」です。それにより寝心地が異なります。
ただし、これはあくまで単一の素材で作られたマットレスについてです。もし「快適な寝心地のマットレスがほしい」「マットレス選びに失敗したくない」なら、低反発と高反発の両方のメリットを兼ね備えたハイブリッドタイプのマットレスを選ぶことをおすすめします。
この記事では、よく耳にする低反発マットレスと高反発マットレスの違い、またハイブリッドタイプのマットレスがおすすめな理由について、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が詳しく解説します。
目次
マットレスの低反発と高反発は「体を支える力」が違う
低反発と高反発の大きな違いは、その名の通り「反発力」です。
低反発のマットレスは反発力が弱く、マットレスに圧力をかけた後、ゆっくり元の形状に戻りますが、高反発は反発力が強いため、勢いよく元の形状に戻ろうとします。
この反発力の違いが、マットレスに横たわったときの「サポート力」の差です。
低反発と高反発には具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのか、さらに詳しく解説します。
低反発・高反発マットレスの違いを3つのポイントから解説|どちらにもデメリットがある
低反発および高反発には、それぞれメリットがあればデメリットもあります。
ここでは3つのポイントから、低反発・高反発の違いを説明します。
【マットレスにおける低反発と高反発の違い】
低反発 | 高反発 | |
体へのフィット感 | 〇 | △ |
体の沈み込みにくさ | △ | 〇 |
寝返りの打ちやすさ | △ | 〇 |
上記の表を見ると、高反発マットレスのほうが優れているように思えますが、実際はそうではありません。3つのポイントのうち一つでも欠けていると、違和感のある寝心地になるからです。
では、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
1.「体へのフィット感」なら低反発マットレス
体へのフィット感は、専門的な用語では「体圧分散性」といいます。体圧分散性は、マットレスの寝心地が快適かどうかを測る指標の一つです。
たとえば、長時間フローリングの上で寝ていると体が痛くなりますが、これは肩甲骨やお尻など、体の突出した部分に体圧が集中するためです。
低反発マットレスは体の凹凸にフィットする柔らかさを備えており、体にかかる圧力を全身にバランスよく分散させ、部分的に負担が集中することを防げるのが大きなメリットです。
一方、高反発マットレスは低反発マットレスほど柔らかく体を包みこまないため、マットレスが触れた部分に負担がかかる点がデメリットといえます。
2.「体が沈み込みにくい」のは高反発マットレス
低反発マットレスは反発力が弱いため、体が沈み込みやすい点がデメリットです。
理想的な寝姿勢は、立っている姿勢のまま体を横に倒した状態です。このとき、背骨はゆるやかなS字カーブを描いています。
反発力の弱い低反発マットレスを使っていると、このとき体が沈み込みやすく、腰や背中が沈み込んだ不自然な寝姿勢になりやすいのです。
このような不自然な寝姿勢は体に負担がかかることから、朝起きた時に背中や腰に痛みが出る原因になりかねません。
一方、高反発マットレスは体をしっかり支える反発力が高く、体が沈み込みにくい点がメリットです。
3.「寝返りを打ちやすい」のは高反発マットレス
どちらかと言えば寝返りを打ちづらいのも低反発マットレスのデメリットです。
夜寝ている間、ずっと同じ姿勢で寝ていると、体圧がかかる箇所の血行が悪くなります。このため、無意識に寝返りを打つことで、体の一部に負荷がかかることを防いでいます。
たくさん寝返りすればいいわけではなく、適度な回数の寝返りを打つことが理想的です。低反発マットレスは体が沈み込むため、反発力の高いマットレスに比べ寝返りしづらい傾向があります。無理に寝返りしようとすると、腰に負担がかかり、腰痛を引き起こすこともあります。
寝返りのしやすさという点では、体があまり沈み込まない高反発マットレスがおすすめです。
「ハイブリッドタイプ」のマットレスなら、低反発と高反発の欠点を補える
このように、低反発素材だけ、または高反発素材だけで作られたマットレスには、一長一短があります。「ハイブリッドタイプ」のマットレスは、それぞれの素材のメリットを引き出すよう開発された素材です。
ハイブリッドタイプのマットレスは、さまざまな素材を組み合わせてつくられますが、一般的なものは「上層が低反発、下層が高反発」という組み合わせです。
上層の低反発素材が体にフィットしてやさしく包み込み、下層の高反発素材が体の沈み込みをしっかりサポートする構造になっています。つまり、低反発と高反発のそれぞれのメリットを生かしたマットレスといえます。
このタイプのマットレスは、単一の素材からつくられたマットレスに比べ機能性に優れているため、比較的コストが高い傾向にあります。しかし、単一素材のマットレスでは実現できい寝心地を味わえるのが魅力です。
「睡眠を重視したい」「マットレス選びにはもう失敗したくない」といったタイプに特におすすめです。
【よくある質問】腰痛の場合、低反発と高反発どちらのマットレスがおすすめ?
マットレスだけで腰痛を治すことはできません。腰痛で眠れないほど辛い場合は、まず整形外科などで治療を受けることが大切です。その上で、なるべく腰の負担を軽減できる寝具を選ぶということになります。
腰の負担を軽減するには、適度な反発力を備えたマットレスを選ぶことは重要です。体格や好みにより、マットレスの硬さの好みはさまざまですが、適切な反発力を備えていないマットレスを使っていると、腰痛の遠因ともなりかねません。
【マットレスにより腰痛が引き起こされるケース】
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マットレスと腰痛の関係については「マットレスの腰痛対策について徹底解説!腰痛につながる4つの原因とは?」もご覧ください。
まとめ:快適な寝心地を求めるならハイブリッドタイプのマットレスを選ぼう
このように、低反発、または高反発どちらか一つの素材だけで作られたマットレスは、リーズナブルに入手できるというメリットがあるものの、寝心地や体への負担という観点から見ればデメリットが避けられません。
【単一素材のマットレスのデメリット】
デメリット | |
低反発素材 | 体が沈み込みやすい / 寝返りを打ちにくい |
高反発素材 | 寝転んだときのフィット感が劣る |
しかし、低反発素材と高反発素材のそれぞれのよさを引き出したハイブリッドタイプのマットレスなら、「単一素材のマットレスのデメリット」を補うことができます。
寝具は一日の3分の1を過ごす重要な睡眠パートナーです。すっきり目覚め、一日中元気に活動するためにも、睡眠時はしっかり体を休めることができるように配慮して開発されたマットレスを選ぶことをおすすめします。
【120日間じっくり自宅でお試し】コアラマットレスなら返品&返金OK!
コアラマットレスは、上層にはもっちりと柔らかな独自素材「クラウドセル」、下層には体をしっかり支える高反発素材を採用し、理想的な寝姿勢をサポートする設計が特徴のハイブリッドタイプのマットレスです。
コアラマットレスは、120日間自由に自宅でお試しいただけます。もし合わない場合は返品・返金に対応いたします。この機会に、コアラマットレスの寝心地を試してみませんか?
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実際に寝心地を試してみたいという場合は、表参道のショールームや、全国のビックカメラ、コストコなどでお試しいただけます。
お客様からのメッセージ
2024年4月20日
★★★★★
購入してよかった♪寝転がってお試しする事なく購入することに少し不安がありましたが、お試し期間がある事に安心して購入しました。そんな心配はどこへやら…。私には合っていました、毎日快眠です。腰が…とか首が…とか何も不満なく朝起きることができています。本当に購入して良かったです♪
2024年4月19日
★★★★★
マットレスを変えてみて以前高反発のマットレスを使っていたのですが 初めはよかったのに3ヶ月くらい経つと上向きで寝れなくなり 寝返りも打ちにくく困っていたところ たまたまネットで見つけたコアラマットレスを思い切って買いました あれから2ヶ月今では快適に眠れています
2024年4月16日
★★★★★
コアラマットレスマットレスのダンボールを開けるとコアラのぬいぐるみと共にマットレスが入っておりました。今は、枕元に置いて毎日一緒に寝ております。
マットレスは、硬さが2種類あって好みの面で寝る事が出来、また、取り扱いも簡単で購入して良かったなと思っております。
寝心地も良く、体が沈む事なく寝返りを打つ事なく朝まで寝てしまっております。
マットレスと一緒に枕も購入したので、コアラベッドシリーズに包まれて毎晩癒されてます。
CMで、ベッドに飛び乗ってもワインが溢れない様に、どの部分で寝ても沈むこともないので本当に快適でおすすめです。
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監修者
松本 恭
「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。