寝具コラム by Koala Sleep Japan2025年1月23日読了目安時間: 7

自分に合うマットレスはどれ?種類や選び方のポイントを徹底解説

石川 恭子
リテールスペシャリスト / 上級睡眠健康指導士

コアラマットレス®︎のショールームで、お客様が「運命のマットレス」に巡り合えるようお手伝いしているカリスマコンシェルジュ。お客様の眠りの悩みに耳を傾ける中で、今すぐ活用できる睡眠の知識を届けたいと上級睡眠健康指導士の資格を取得。コアラ®︎のマットレスを通じて、毎日眠ることが待ち遠しくなるワクワク感を提供したい。

睡眠環境を整えて快適な毎日を送るには、自分に合ったマットレスを選ぶことが大切です。しかし、「種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない」と思う人や、「自分に合ったマットレスを見つけるのは難しい」と感じる人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が、マットレスの種類や選び方のポイントを詳しく解説します。自分にぴったり合うマットレスを探す際の参考にしてください。

 

マットレス選びの基本

自分にぴったり合うマットレスを選ぶために、まずはマットレスの基本的な役割を理解しておきましょう。

マットレスの役割

マットレスには主に、次のような役割があります。

マットレスの役割
  • 背骨の自然なS字カーブを保てるように、寝姿勢をサポートする
  • 体圧を分散して、腰や背中に負担が集中しないようにする
  • 硬く冷たい床から体を保護する
  • 寝返りがスムーズにできるようにする
  • 湿気や熱を調整する

マットレスの役割については「マットレスの意味・役割とは?マットレス選びの重要性や選び方を初心者向けに解説!」の記事で詳しく解説しています。

 

自分に合うマットレスを選ぶ重要性

人それぞれ体型や寝方、好みの硬さは異なります。そのため、自分に合ったマットレスを選ぶことが大切です。

 

自分に合ったマットレスを使うと、理想的な寝姿勢を維持できるだけではなく、体圧分散によって体にかかる負担を軽減できる可能性があります。人は1日の1/3前後の時間を睡眠に充てているため、睡眠中の負担が軽減されると、疲れが翌日に持ち越されにくくなります。

 

さらに、しやすくなることで、同じ姿勢が続くことによる血流の悪化を防ぐことが期待できます。同じ姿勢で寝続けると、寝具内の温度や湿度が高くなりがちですが、適度な寝返りを打つことで調節がしやすくなります。また、通気性が考慮されたマットレスであれば、そうした寝苦しさが緩和されたりします。

 

マットレス選びの5つのポイント

自分に合ったマットレスを選ぶために、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

 

1. 硬さ:体型や睡眠姿勢に合うもの

マットレスの硬さは、体型や睡眠姿勢によって合うものが異なります。

 

たとえば大柄の人は、やや硬めのマットレスがおすすめです。体が沈み込みすぎず、程よいサポート感を得られます。一方で小柄な人には、柔らかめのマットレスがフィットしやすいといえます。

 

また寝姿勢も、マットレス選びの重要な要素です。以下にそれぞれの寝姿勢におすすめのマットレスを紹介します。

 

  • 仰向けで寝る人は、背骨の自然なS字カーブを維持するために、腰が沈み込みすぎない硬さ
  • 横向きで寝る人は、肩や腰への圧力を軽減するためにやや柔らかめ
  • うつ伏せで寝る人は、腰の沈み込みを防ぐためにやや硬め

 

マットレスの硬さが自分に合っているかを判断するには、以下の方法を試してみましょう。

 

  • 仰向けで寝て、腰の下に手の平を入れてみる。手のひらが抵抗なく入る場合は硬すぎる可能性がある
  • 横向きで寝て、肩や腰の位置を確認する。深く沈み込んでいる場合は柔らかすぎる可能性がある
  • 寝起きの体の状態をチェックする。腰痛や肩こりがある場合は、硬さが合っていない可能性がある

 

マットレスの硬さについては「マットレスの硬さのおすすめは?自分にぴったりのマットレスの選び方をじっくり解説」の記事で詳しく解説しています。

 

2. 反発力:寝返りをサポート

寝返りをスムーズに打つためには、マットレスの反発力とサポート性が重要です。高反発マットレスは、体の動きをサポートし、寝返りが打ちやすいという特徴があります。一方、低反発マットレスは、体の形状にフィットして圧力を分散しますが、寝返りが打ちにくいと感じる人もいます。

 

そこで、高反発と低反発の特性を組み合わせたハイブリッドのマットレスも、選択肢として考えてみると良いでしょう。

 

たとえば「コアラマットレス」では、上層部に柔らかく体にフィットする低反発素材を使い、下層部には適度な反発力をもつ高反発素材を使用しています。そのため、体を優しく包み込みながらも、寝返りがしやすいという2つの良さを併せ持っています。

 

マットレスを選ぶ際は、体のフィット感だけではなく、寝返りのしやすさも確認しておきましょう。

 

3. サイズ:睡眠スタイルに合うもの

マットレスのサイズは、体の大きさや人数を考慮して選びましょう。

シングル 幅:95 cm
長さ:195 cm
1人用
セミダブル 幅:120 cm
長さ:195 cm
1人用(ゆったり)
1人+子ども
ダブル 幅:140 cm
長さ:195 cm
2人用
2人で寝て寝返りを打つと窮屈に感じることも
クイーン 幅:160 cm
長さ:195 cm
2人用(ゆったり)
2人+子ども
キング 幅:190 cm
長さ:195 cm
2人用(ゆったり)
2人+子ども

 

また、自分の睡眠スタイルも考慮する必要があります。たとえば、寝返りの多い人や広めのスペースで眠りたい人は、上の表よりも大きなサイズを選ぶと快適です。また、パートナーと一緒に寝る場合も、お互いの動きを妨げないようにゆとりのあるサイズを選ぶと良いでしょう。

 

マットレスのサイズについては「マットレスのサイズの選び方|寝る人数・部屋の広さごとに解説!」の記事で詳しく解説しています。

 

4.耐久性:長く使える品質

マットレスは頻繁に交換するものではないため、耐久性も重要です。素材によってマットレスの寿命は異なりますが、同じ素材でも品質によって耐久性は変わります。以下のポイントから耐久性を確認しておきましょう。

 

  • ウレタンやファイバーの密度
  • コイルマットレスの場合は、素材の品質
  • 保証期間

 

また、マットレスを長持ちさせるには、マットレスプロテクターの使用がおすすめです。プロテクターは汚れや湿気から守ってくれるため、マットレスの寿命を延ばすことに役立ちます。

 

マットレスの寿命については「マットレスの寿命は何年?買い替えの目安や長持ちするマットレスの特徴を解説」の記事で詳しく解説しています。

 

5. 保証:期間や試用を確認

マットレスを選ぶ際には、保証期間や試用期間もチェックしておきましょう。長期の保証があれば、万が一マットレスに不具合があっても安心です。

 

ただし、保証内容はしっかりと確認しましょう。破損やヘタリによる変形であっても、保証されるかどうかはメーカーによって異なります。また、マットレスは使用によってある程度のヘタリが生じるため、一般的な経年劣化などは対象外と考えたほうが良いでしょう。

 

近年では、30日から120日程度の試用期間を設けているメーカーも増えています。たとえばコアラマットレスでは、120日間のトライアル期間と10年間の長期保証がついているため、初めてマットレスを購入する人にとっても試しやすくなっています。

 

コアラマットレスの「120日間トライアル」と「あんしん長期保証」については、「使ってみて合わなかったらどうしよう?/耐久性は大丈夫?保証はついてるの?」で紹介しています。

 

マットレスの種類別の特徴と選び方

マットレスは、その構造や素材によって特徴が異なります。以下にそれぞれの特徴をまとめました。

種類 硬さ 耐久性 通気性 寝姿勢 価格帯 特徴
ボンネルコイル 硬め ~8年程度 仰向け
うつ伏せ
★★ 硬めで耐久性がある
ポケットコイル 中程度~柔らかめ ~10年程度 仰向け
横向き
★★★ 体圧分散性に優れる
動きが伝わりにくい
高反発ファイバー 硬め 6~8年程度 仰向け
うつ伏せ
★★★ 硬めで反発力が高い
寝返りが打ちやすい
ラテックス 中程度 6~8年程度 仰向け ★★★★ 弾力があり柔らかい
低反発ウレタン 柔らかめ 3~5年程度 横向き ★★★ 体圧分散性に優れる
寝返りが打ちにくい
高反発ウレタン 硬め 6~8年程度 △~〇 仰向け
うつ伏せ
★★★ 硬めで体が沈みにくい
ハイブリッドウレタン 中程度 ~10年程度 △~〇 全ての寝姿勢 ★★★★ 高反発と低反発のメリットを兼ね備える

※表はあくまで目安です。製品によって差があります。

ボンネルコイル

ボンネルコイルは、連結したコイルを使用して全体で体を支える設計になっています。体にフィットする感覚は少なく、寝心地は硬めです。体の一部分が沈み込みにくいため、大柄の人に向いています。

 

 主な特徴 
  • 寝返りが打ちやすい
  • 耐久性に優れている
  • 風通しが良く湿気がこもりにくい
  • コストパフォーマンスが高い

 

ただし、体圧分散性は他のマットレスに比べると劣るため、長時間使用すると肩や腰に負担を感じる可能性があります。また、隣で寝ている人の動きが伝わりやすいため、2人以上での使用には不向きです。

 

ポケットコイル

ポケットコイルは小さな袋に入ったコイルが大量に並べられ、独立して動く構造になっています。それぞれが点となって体を支えるため、フィットしやすいのが特徴です。柔らかくても沈みすぎない寝心地が特徴です。

 

 主な特徴 
  • 体圧分散性が高い
  • 隣の人に動きが伝わりにくい
  • 耐久性に優れている
  • 柔らかいものから中程度のものまで好みで選べる

 

通気性ではボンネルコイルより劣りますが、比較的湿気がこもりにくいといえます。ただし、マットレスの重量があるため、引っ越しや模様替えが多い人は購入前によく検討してください。

高反発ファイバー

高反発ファイバーは、ポリエチレンやポリエステルなどの樹脂素材を使用し、通気性が良い特徴があります。体は沈み込みにくいためフィット感は弱めです。

 

 主な特徴 
  • 寝返りがスムーズに打てる
  • 横への振動が伝わりやすい
  • 通気性に優れていて、洗える商品が多い

 

高反発ファイバーは、硬い寝心地のため好みが分かれやすい素材です。横への振動も伝わりやすいため、2人以上で寝るのはあまり向いていません。また、樹脂の密度によって耐久性が変わってくるため、事前に確認しておきましょう。

ラテックス

ラテックスマットレスは、柔らかさと弾力を兼ね備えた独特の寝心地が特徴です。

 

 主な特徴 
  • 天然ゴムの成分で、ダニが発生しにくいとされる
  • 体圧を均等に分散するため、体の負担を軽減する
  • 通気性は悪い
  • 重量がある
  • ゴムの臭いがする

 

ラテックスは水や紫外線で劣化するため、水洗いや天日干しはできません。また、天然ゴムを使用している製品が多いので、ゴムアレルギーの人は使用を避けましょう。

 

低反発ウレタン

低反発ウレタンのマットレスは、体圧分散性に優れており、体にフィットしやすい特徴があります。反面、体が沈み込みやすく、寝返りを打ちにくいデメリットがあります。

 

 主な特徴 
  • 体を包み込むような感覚がある
  • 体圧分散性が高い
  • 反発力が低く、寝返りが打ちにくい
  • 通気性は良くない

 

注意点としては、仰向けで寝ると腰が沈み込みすぎて、腰痛の原因になる場合があることです。体が沈み込みやすいため、大柄な人にはあまり向いていません。

 

高反発ウレタン

高反発ウレタンは反発力・弾力性があるため、寝た時に体がほとんど沈み込みません。硬めの寝心地で、体をしっかりと支える特徴があります。

 

 主な特徴 
  • 寝返りを打ちやすい
  • 体圧分散性が低い
  • 低反発ウレタンより耐久性は高い

 

体圧分散が低いため、長時間同じ姿勢で寝ると疲れを感じる場合があります。また、小柄な人は体が十分に沈まずフィット感が少ないため、寝づらさを感じるかもしれません。

 

ハイブリッドウレタン

低反発ウレタンと高反発ウレタンを組み合わせたハイブリッドウレタンは、それぞれの長所を兼ね備えた素材です。体圧分散性と反発力の両方を併せ持つため、体にフィットしながらも肩や腰に負担がかかりにくく、寝返りも打ちやすいという特徴があります。

 

 主な特徴 
  • 体圧分散性が高く、反発力に優れている
  • 横への振動が伝わりにくい
  • さまざまな体型や睡眠姿勢に対応する
  • 寝返りの打ちやすさと体のフィット感を両立する

 

ハイブリッドウレタンは、寝心地の好みが異なるパートナーと一緒に眠る場合や、柔らかさとサポート力のバランスを求める人におすすめです。また、ハイブリッドウレタンマットレスには、通気性を考慮して蒸れにくい設計になっているものや、温度調節機能をもつものもあります。

 

「マットレス選びに迷う」「自分の好みがよくわからない」という場合は、さまざまなニーズに対応しやすいハイブリッドマットレスがおすすめです。また、柔らかすぎる・硬すぎるということが少ないので、「柔らかい」あるいは「硬い」マットレスが好きな人も一度試してみると選択肢が広がるかもしれません。

 

硬すぎず、柔らかすぎない「ちょうどいい」寝心地のマットレスならこちら

 

自分に合うマットレスを選ぶことが大切

睡眠環境を整えるためには、自分に合ったマットレスを見つけることが大切です。マットレスを選ぶ際は、以下の点を考慮しましょう。

 

  • 好みの硬さや寝姿勢
  • 寝返りの打ちやすさ
  • 睡眠スタイル
  • 耐久性
  • 保証や試用期間の有無

 

マットレスは種類によって、体圧分散性や通気性、耐久性などに違いがあり、価格も大きく異なります。好みの寝心地はもちろん、睡眠環境やライフスタイルも考慮して選びましょう。

 

たとえば、低反発と高反発の良いところを取り入れたハイブリッドウレタンは、さまざまな好みに合いやすい素材です。そのなかでも、コアラ®はコンフォートレイヤーをひっくり返すだけで、「ふつう」と「かため」の2種類から好きな寝心地を選べるコアラマットレスプラス PLUS」をラインアップしています。

 

また、120日間のトライアル期間と長期保証もついているため、初めてでも試しやすいマットレスになっています。

 

睡眠の質は、日中のパフォーマンスに大きく影響します。この記事を参考に、自分にぴったりのマットレスを見つけて、より良い睡眠環境を整えてみてはいかがでしょうか。

 

「ふつう」「かため」の2種類から寝心地を選べる「コアラマットレスプラス PLUS」

 

お客様の声

 

2025年1月19日

ワンランク上の寝心地

転居に伴い今回コアラマットレスを購入しました。最高の寝心地で毎日寝るのが楽しみです。

コアラマットレス!最高!

 

2025年1月18日

いつもぐっすり寝ています。

子ども用に購入しました。とても気に入っているようで良かったです。

 

2024年12月30日

腰痛が改善しました

ヘルニア持ちで腰痛に悩まされていましたが、コアラマットレスにしてから腰痛が改善しました。

 

「ふつう」「かため」の2種類から寝心地を選べる「コアラマットレスプラス PLUS」