目次
監修者

石川 恭子
コアラマットレス®︎のショールームで、お客様が「運命のマットレス」に巡り合えるようお手伝いしているカリスマコンシェルジュ。お客様の眠りの悩みに耳を傾ける中で、今すぐ活用できる睡眠の知識を届けたいと上級睡眠健康指導士の資格を取得。コアラ®︎のマットレスを通じて、毎日眠ることが待ち遠しくなるワクワク感を提供したい。
マットレスを汚れから守る寝具にベッドパッドがあります。しかし「マットレストッパーや敷きパッドとの違いは?」「ベッドパッドは必ず使わないといけないの?」といった疑問をもつ人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ベッドパッドの役割や他の寝具アイテムとの違いについて、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が解説していきます。
ベッドパッドは必ずしも使う必要はない
ベッドパッドは主に洗えないベッドマットレスの汚れを防いだり、寝心地をよくしたりする寝具です。
しかし必ずしも必要というわけではありません。実は製品によっては、ベッドパッドを使うことでマットレス本来の通気性を阻害してしまう場合があるからです。たとえばコアラ®では、マットレスの通気性を損なうような厚めのベッドパッドの使用は推奨していません。
メーカーの公式サイトや製品情報を確認し、使用が推奨されている場合にベッドパッドを使いましょう。または、次に紹介する「ベッドパッドの3つの役割」を参考に、その必要性を判断してください。
ベッドパッドの3つの役割
ベッドパッドを使う目的は、主に以下の3点です。
【ベッドパッドの3つの役割】
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洗えないマットレスの汚れを防ぐ
ファイバー素材や一部のウレタン素材のマットレスを除き、マットレスの多くは洗うことができません。もし血液シミやおねしょなどの汚れがついてしまうと、取り除けないケースがほとんどです。そうした汚れを防ぐことが、ベッドパッドの役割の一つです。
ちなみに、より汚れ防止効果の高い寝具を求めている場合は、「保護カバー」や「マットレスプロテクター」を使うという選択肢もあります。
マットレスの劣化を防ぐ
マットレスに使われる素材の多くは、水分によって劣化が進行することがあります。
たとえばコイルマットレス(スプリングマットレス)は内部に金属コイルが敷き詰められているため、湿気によって錆びが発生します。また、ウレタンやラテックス素材も水分によって分解する性質があるため、水を吸収すると劣化につながります。
私たちは寝ている間にコップ1杯程度の汗をかいているため、カバーなどを付けずに寝るとマットレスの劣化を早めてしまうのです。ベッドパッドはこうした汗を吸収して、マットレスの劣化を防ぐ役割があります。
寝心地をよくする
マットレスの素材の一つである、コイルマットレス(スプリングマットレス)は、内部に金属コイルが敷き詰められています。
コイルマットレスに直接寝ると、内部の金属コイルが体に当たり、寝心地に違和感を覚えたり、痛みを引き起こしたりすることがあります。ベッドパッドは、そんなコイルマットレスの上に重ねて、クッション性をプラスする役割があります。
ベッドパッドと他の寝具アイテムとの違い
ベッドパッド以外にも、マットレスの上に重ねて使う寝具は4つあります。
【マットレスの上に敷く寝具の役割】
寝具アイテム | 役割 |
シーツ |
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敷きパッド |
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マットレストッパー |
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保護カバー/マットレスプロテクター |
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シーツ|好みの肌触りに調整するために使う
【シーツの役割】
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シーツはマットレスの汚れを防ぐ役割がありますが、ベッドパッドや敷きパッドなどと比べて生地が薄いため、寝汗や皮脂汚れを完全に防ぐことはできません。ただし、かさばらず洗濯しやすいのが特徴です。
また、シーツは素材によって肌触りに違いがあり、綿(コットン)は柔らかくさっぱりとした肌触り、麻(リネン)は夏でもベタつかないソフトな肌触りが特徴です。季節や好みに応じて素材を変えて、肌触りを楽しむこともできます。
ちなみに、次に紹介する敷きパッドとは役割が近いため、シーツと敷きパッドを併用する必要はありません。
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敷きパッド|好みの感触に調整するために使う
【敷きパッドの役割】
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敷きパッドには中材が詰まっているため、シーツにはないクッション性があります。また、厚みがある分、シーツより汚れ防止効果が高いといえるでしょう。
冷感加工や温感加工が施された製品もあるため、季節ごとに使い分けるとより快適な睡眠環境の構築に役立ちます。
ベッドパッドと敷きパッドの大きな違いは「厚み」にあり、ベッドパッドは敷きパッドよりもさらにクッション性があります。敷きパッドはシーツと併用する必要はありませんが、ベッドパッドと併用することはあります。
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マットレストッパー|寝姿勢(硬さ)を改善するために使う
【マットレストッパーの役割】
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ベッドパッドは肌当たりを多少柔らかくする程度の効果しかありませんが、マットレストッパーは自分好みの寝心地(硬さ)に調整するために使われます。
また、マットレスにヘタリが生じた場合も、マットレストッパーを重ねることで寝心地を改善できることがあります。マットレストッパーについては「マットレストッパーは必要?おすすめできない2つの理由とは」の記事で詳しく解説しています。
保護カバー/マットレスプロテクター|汚れを防ぐために使う
保護カバーやマットレスプロテクターは、マットレスの汚れ防止に特化した寝具アイテムです。一般的にベッドパッドよりも汚れ防止効果が高く、寝汗や皮脂汚れからマットレスを守ってくれます。
さらに、耐水加工された製品を選ぶと、お子様のおねしょやペットのトイレトラブルが起きたとしても安心です。
寝汗や皮脂汚れ、トイレトラブルはマットレスの劣化を早め、寿命を短くさせる原因になります。マットレスを長く使い続けるためには、保護カバーやマットレスプロテクターを一緒に購入することをおすすめします。
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ベッドパッドの正しい使い方
ベッドパッドを使う際に知っておきたい、正しい使い方について紹介していきます。
【ベッドパッドの正しい使い方】
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ベッドパッドはシーツや敷きパッドと一緒に使う
マットレスのカバーとして、ベッドパッドのみの使用はおすすめしません。肌に直接触れる寝具は清潔さを保つために週に1度の洗濯が必要になりますが、ベッドパッドは厚みがあるため、頻繁な洗濯には適していないからです。
ベッドパッドを使う場合は、シーツか敷きパッドのどちらかと合わせて使いましょう。
ベッドパッドはシーツや敷きパッドの下に敷く
ベッドパッドと他の寝具は以下の順番に重ねます。ベッドパッドの上には、シーツか敷きパッドを重ねるようにしてください。
【ベッドパッドを敷く順番】
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ベッドパッドを洗う頻度は3か月に1度
ベッドパッドの上にシーツや敷きパッドを重ねていても、ベッドパッドには寝ている間に体から出た汗が吸収されています。
シーツや敷きパッドは週に1度、ベッドパッドは3か月に1回を目安に洗濯しましょう。
ベッドパッドの選び方

ここからはベッドパッドの選び方について、「中綿の素材」「機能」「厚み」の3つに分けて解説していきます。
「中綿の素材」で選ぶ
ベッドパッドの中綿は以下の4種類があります。
【ベッドパッドの中綿の種類と特徴】
中綿の素材 | 特徴 |
コットン(綿) | 夏・冬のどちらでも快適 |
ポリエステル | 安価で手に入れやすい |
リネン(麻) | 夏でもサラサラ |
ウール(羊毛) | 冬でもポカポカ |
コットン(綿)|夏・冬のどちらでも快適
【コットン(綿)の特徴】
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コットンの断面には空洞があります。この空洞が汗や湿気を吸収して、夏はサラサラとした使い心地、冬は暖かい空気をキープし、快適な温かさを保ってくれます。
ただし放湿性が悪く、乾きづらい点がデメリットです。
ポリエステル|安価で手に入れやすい
【ポリエステルの特徴】
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ポリエステルは安価で入手しやすいのが特徴です。また速乾性があり、洗濯が楽な点も魅力の一つです。
しかし、吸湿性が低くムレやすいところが欠点として挙げられます。
リネン(麻)|夏でもサラサラ
【リネン(麻)の特徴】
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リネン(麻)は通気性が非常に高いのが特徴です。吸水性・吸湿性が高く、速乾性もあり、夏でも涼しくサラサラとした肌触りが魅力です。
一方で高価な製品が多く、1万円を超える製品もあります。
ウール(羊毛)|冬でもポカポカ
【ウール(羊毛)の特徴】
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ウール(羊毛)は保温性が非常に高く、冬場の利用におすすめです。さらに吸水性や吸湿性もあり、湿気を調整してくれるので快適な睡眠環境を整えてくれます。
ただし高品質なウールは高価で、1万円を超えることがほとんどです。また、自宅の洗濯機では洗えないケースもあり、お手入れが少々面倒な点がデメリットです。
「機能」で選ぶ
ベッドパッドには、前述した中綿の素材ごとの機能以外にも、以下のような機能を備えた製品があるため、必要に応じて製品を選びましょう。
【ベッドパッドに備わっている機能】
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「厚み」で選ぶ
ベッドパッドは製品によって厚みに差があり、3cm〜7cm程度のものがあります。
厚みがあるほどクッション性は増しますが、その分洗濯の際にかさばってしまうため、目的に合わせて厚みを選びましょう。
【Q&A】ベッドパッドに関するよくある質問
マットレスの上にベッドパッドのみ敷くのはアリ?
マットレスの上にベッドパッドのみを敷くのはおすすめしません。シーツや敷きパッドと比べると厚みがあり、洗濯の際にかさばるためです。
ベッドパッドの上にシーツか敷きパッドを重ねて、シーツや敷きパッドを週に1度の頻度で洗うことをおすすめします。
ベッドパッドは腰痛対策として使える?
ベッドパッドは腰痛対策としての効果は期待できません。ベッドパッドはクッション性を加えて寝心地をよくする効果はありますが、寝姿勢の改善を目的に使うものではないからです。
マットレスの腰痛対策については「マットレスの腰痛対策について徹底解説!腰痛につながる4つの原因とは?」の記事で詳しく解説しています。
ベッドパッドと敷きパッドは両方必要?
ベッドパッドと敷きパッドの両方を使うケースもありますが、ベッドパッドは必ずしも必要ではありません。
反対に、ベッドパッドの有無にかかわらず、シーツか敷きパッドのどちらかは必ず使うようにしましょう。
ベッドパッドの代わりに敷き布団を敷くのはアリ?
カビを発生させる可能性があるため、マットレスの上に敷き布団を重ねることは避けましょう。マットレスの汚れ防止のためには、保護カバーやマットレスプロテクターがおすすめです。
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まとめ:ベッドパッドは必ずしも使う必要はない|他の寝具アイテムと合わせて検討しよう
「ベッドパッドの役割」と「ベッドパッド以外の寝具アイテムの役割」について、再度まとめました。
【ベッドパッドの3つの役割】
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【マットレスの上に敷く寝具の役割】
寝具アイテム | 役割 |
シーツ |
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敷きパッド |
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マットレストッパー |
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保護カバー/マットレスプロテクター |
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ベッドパッドは必ずしも必要ではありません。使用するマットレスなどに合わせて適切な寝具アイテムを使い、快適な睡眠環境を整えましょう。
コアラマットレスはベッドパッドなしでOK!
コアラマットレスはベッドパッドなしで使用できるマットレスです。
さらに、120日間の無料トライアル付きなので、自宅でじっくり寝心地を試すことができます。万が一体に合わない場合は返品・返金が可能なため、ぜひ一度お試しください。
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お客様からのメッセージ
2024年6月11日
★★★★★
最高です
コアラマットレスに変わってから本当に寝心地がよく、最高です。コアラのようにぐっすりと寝れます(^^)寝過ぎてしまうのが悩みです笑
2024年6月9日
★★★★★
息子もぐっすり快眠!
寝心地最高です!夜泣きしていた一歳半の息子も、朝まで一度も起きずにぐっすり寝てくれて、とっても助かっています!ありがとうございます。
2024年5月23日
★★★★★
睡眠生活には良い寝具を
マットレスの厚さがしっかりあって本当に寝やすいです。今まで敷布団だったのですが起きた時のスッキリと目覚める感じと体の具合が調子良くて、睡眠の質って本当に大事だなって痛感しました。価格と質のバランス的に安かろう悪かろうの範囲は十分超えてるし、かといって高すぎる訳でもない。大多数の人におすすめできるマットレスです。
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