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監修者

石川 恭子
コアラマットレス®︎のショールームで、お客様が「運命のマットレス」に巡り合えるようお手伝いしているカリスマコンシェルジュ。お客様の眠りの悩みに耳を傾ける中で、今すぐ活用できる睡眠の知識を届けたいと上級睡眠健康指導士の資格を取得。コアラ®︎のマットレスを通じて、毎日眠ることが待ち遠しくなるワクワク感を提供したい。
マットレス購入時に、硬さの目安として「ニュートン」という単語を目にしたことはありませんか?
しかし、ニュートンだけを基準にマットレスを選ぶのはおすすめできません。
この記事では、ニュートン以外にマットレスの硬さに影響する5つの要素や、硬さ選びの3つの視点などについて、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が解説します。
理想のマットレスを見つけるために、この記事を役立てていただければ幸いです。
ニュートンとはウレタンマットレスの硬さを表す指標の一つ
「ニュートン」とは、日本産業規格(JIS)が規定しているウレタンマットレス(ウレタンフォーム)の硬さを表す指標です。
マットレスの素材には、他にもコイル素材やファイバー素材などがありますが、ウレタン以外の素材では「ニュートン」は使いません。
ニュートンの計測方法とその問題点について
ニュートンは以下のように計測されます。
【ニュートンの計測方法】
ウレタンフォームの試験片(厚さ50mm±2mm)を40%まで圧縮したときにかかる荷重を計測して測定 |
しかし、この計測方法には問題点があり、実態を正確に表せない場合があります。
その理由については、後述する『マットレスの「厚さ」』の項目で説明します。
マットレスの硬さの表記は実態と異なる場合がある
消費者庁ではマットレスの硬さを以下のように表記することを義務付けています。
【ウレタンマットレスの硬さの表記】
ニュートン数 | 硬さの表記 |
110N以上 | かため |
75N~110N | ふつう |
75N未満 | やわらかめ |
ところが、実際の体感として 110Nは「少し柔らかい」程度に感じられるため、実態とずれがあると言われます。
さらに、ニュートンはマットレスの硬さに影響する一つの要素に過ぎず、次に紹介するさまざまな要素が絡み合ってマットレスの硬さが決まります。
ニュートン以外にマットレスの硬さに影響する5つの要素
ニュートン以外のマットレスの硬さに影響する要素として、主に次の5つが挙げられます。
【マットレスの硬さに影響する要素】
|
このため、ニュートンだけを目安としてマットレスの商品を選んだ場合、想定したものとは異なる硬さのマットレスを選んでしまう、ということになりかねません。
下記では上記の5つの要素について、それぞれ解説していきます。
マットレスの「構造(単一素材 or 多層構造)」
マットレスの硬さは、単一素材で作られたものか、多層構造タイプのものかによって左右されます。
多層構造タイプだと、各層で異なるニュートン数のウレタンフォームを使用しているため、一概にマットレスの硬さを表すことが難しくなります。
マットレスの「厚さ」
ウレタンフォームは厚みがあるほど柔らかく、薄いほど硬く感じる傾向にあります。
ニュートン数を測定する試験ではウレタンフォームの厚みを均一に揃えていますが、実際の売り場では、マットレスの厚さは製品によって様々です。
そのため、同じニュートン数であっても硬さの感覚は異なります。
「プロファイル加工」の有無
プロファイル加工とは、ウレタンフォームの表面を波上など立体的に加工する処理です。
プロファイル加工が施されると、同じニュートン数のマットレスであっても柔らかく感じられます。
「ゾーニング仕様」の有無
ゾーニング仕様とは、ウレタンフォームの内部にスリット(切れ込み)や空洞を作り、部分的に硬さを調整する技術です。
ゾーニング仕様は、特に横向きで寝る際、肩にかかる負担を軽減するのに効果的です。肩部分を適度に沈ませることで、快適な寝姿勢になるようサポートしてくれます。
つまり、同じニュートン数のマットレスでも、ゾーニング仕様の有無によっても硬さが変わってきます。
マットレスの「側生地・詰め物」
ウレタンフォームを覆う側生地(カバー)の中には、コットンやウールなどが詰められている製品もあります。この詰め物の素材によってマットレスの柔らかさは変わります。
また、側生地(カバー)のキルティング加工も、マットレスの硬さを左右する要素のひとつです。
キルティング加工とは側生地の詰め物がずれないよう、記事を縫い合わせる加工で、縫い目の間隔が狭いほど硬めの寝心地に感じられます。
自分に合った硬さのマットレスを選ぶ3つの視点
このように、マットレスの硬さはさまざまな要素によって決まります。では、結局マットレスは何を基準に選んだらいいの?と疑問に思ってしまうかもしれません。
マットレス選びにおいて明確な答えはありませんが、いくつかのポイントを考慮すると選びやすくなるでしょう。
例えば「体重」「寝姿勢」「好み・慣れ」の3つの視点が参考になります。
体重で選ぶ
体重ごとのニュートンの目安を以下にまとめました。
【体重とニュートンの目安】
体重 | ニュートン数 |
50kg以下 | 100N〜150N |
50~80kg | 150N~180N |
80~100kg | 180~200N |
100kg以上 | 200N以上 |
※ 目安の一つとしてお考えください。
体重の軽い人は、柔らかめのマットレスが合いやすい傾向があります。フィット感がありながらも体が沈み込みすぎず、体がフラットになる理想的な寝姿勢を保ちやすいためです。
反対に、体重が重い人ほど体が沈み込みやすくなるため、硬めのマットレスを選んだほうがいいといえます。
ただし、次に紹介する「好みの寝姿勢」次第でも、適したマットレスの硬さは変わります。
好みの寝姿勢(仰向け・横向き)で選ぶ
自身の好みの寝姿勢から選ぶ視点もあります。
横向きで寝る場合、背骨がまっすぐになる状態が理想です。
しかし、硬めのマットレスを使うと、肩部分の沈み込みが足りず、背骨が歪んだ寝姿勢となり体に負担がかかりやすくなります。
横向き寝が好みの場合、マットレス表層部に柔らかめ(目安としては100N以下程度)のウレタン素材を使用している製品を選ぶのがおすすめです。
好み・慣れで選ぶ
マットレスの硬さを選ぶうえでは、「好み・慣れ」をもとに選ぶことも大切です。
人それぞれ、快適だと感じる硬さは異なります。
これまで使ってきたマットレスや敷き布団に不満がなかったのなら、それに近い硬さのものを選ぶと、マットレス選びに失敗しづらくなります。
マットレス選びで失敗しないためにできること
ここまで、マットレスの硬さ選びのポイントについて解説しましたが、万能な選び方ではないため、購入後に寝心地が合わないケースがある可能性もあります。
ここからはマットレスの硬さ選びで失敗しないためにできることを、3つのポイントに絞ってご紹介します。
【マットレス選びで失敗しないためにできること】
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単一素材で作られたマットレスを避ける
マットレスには、1種類の素材で作られた「単一素材」の製品と、複数の素材を層に分けて組み合わせた「多層構造」の製品の2種類があります。
マットレス選びにおいて、失敗のリスクを軽減するためには、多層構造のマットレスを選ぶのがおすすめです。
マットレスの素材には一長一短があり、単一素材だけでつくられたマットレスにはどうしても欠点が生じます。しかし、複数の素材を組み合わせることでその欠点をカバーし、かつメリットを引き出したマットレスを作ることができるためです。
価格面を比較すると、単一素材のマットレスは1万円以下〜、多層構造タイプのマットレスは数万円〜という傾向です。
決して安価に入手できるとは言えませんが、多層構造のマットレスのほうが、マットレス選びに失敗しづらいと言えるでしょう。
低反発と高反発を組み合わせた独自開発素材による「ちょうどいい」寝心地
購入前に寝心地を試す
マットレス選びでは、実際の寝心地が一番大事といっても過言ではありません。
可能であれば、店舗に足を運んで実際の寝心地を試すことをおすすめします。
コアラ®では、東京都表参道の直営店や全国のビックカメラ店舗で実際に寝心地を試しながらマットレスを選ぶことができます。
返金保証付きのマットレスを購入する
しばらく実際に使ってみないことには、本当に自分の体に合うマットレスかどうか判断するのは難しいものです。その期間は、およそ2~4週間ほどと言われます。
店舗で寝転んだ時の感触が気に入ったマットレスを、自宅でしばらく使ううちに違和感が出てきたというエピソードを耳にすることがあるのは、これが理由です。
このため、多くのマットレスメーカーは返金保証を付けています。
返金保証のマットレスを選べば、万が一体に合わなかった場合でも安心です。
コアラマットレスは、業界最長レベルの120日間のトライアル期間を設けています。使ってみて、万が一体に合わない場合は、返品・返金対応させていただきます。
ご自宅で納得できるまで寝心地を試してほしいから「120日トライアル」
まとめ:ニュートンはあくまでマットレス選びの一つの目安
ニュートンはマットレスの硬さを表す指標ではあるものの、マットレスの硬さに影響する要素はそれだけではありません。
このため、「ニュートン」だけを基準にマットレスを選ぶことはおすすめできません。
マットレス選びの際は、以下のポイントから多角的に考慮すると失敗しづらいでしょう。
【自分に合った硬さのマットレスを選ぶ視点】
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【マットレス選びで失敗しないためにできること】
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また、以下の記事でもマットレス選びに役立つ情報を解説しているので、あわせてご覧ください。
- マットレスの選び方について→寝心地がよい快適なマットレスの選び方とは?タイプやサイズ別に徹底解説!
- マットレスの素材(種類)について→マットレス8種類の特徴やメリット・デメリットを解説!後悔しない選び方とは
- ウレタンマットレスについて→ウレタンマットレスの特徴とは?コイルマットレスとどう違うの?
隣で寝ている人の寝返りが気にならない抜群の振動吸収性能
2024年7月21日
★★★★★
最&幸です!
とにかく寝心地が良いです!
フカフカして包み込まれるような感覚で毎日すぐに寝てしまいます!
購入して良かったです!
2024年7月21日
★★★★★
毎晩の睡眠が楽しみになりました!
コアラマットレスのダブルサイズを購入しました。
最初は少し高いかなと思ったのですが、使い始めてすぐにその価値を実感しました。
まず、配送がとてもスムーズで、箱を開けてみると、マットレスがきれいに圧縮されていて、設置も簡単でした。コアラも可愛くてベッドフレームのそばに置いてます^ – ^
使い心地については、本当に素晴らしいです!寝転がるとふんわりとした感触ですが、体をしっかり支えてくれる感じがして、朝までぐっすり眠れます。以前は朝起きると腰が痛かったのですが、コアラマットレスに変えてからはその痛みがなくなりました。また、パートナーが寝返りを打っても全く揺れないので、夜中に起きることもなくなりました。
もう一つ感動したのは、パートナーと一緒に使っても全然揺れを感じない点です。これで夜中に起きることがなくなり、本当に快適です。
このマットレスに変えてから、毎晩の睡眠が楽しみになりました。これからも長く愛用していきたいと思います。
2024年7月19日
★★★★★
快適な生活を送れます!
新居にあたって高反発マットレスを探していました。
評価が良く、もしもの時に完全無料で返品の出来るコアラマットレスのシングルにしました。
上層に低反発を使っているので凄く柔らかいと聞いていましたが、体感としては柔らかいというよりは適度に沈み込む感じで心地よかったです。
もともとコイルマットだった為、最初こそ沈み込みにより腰に痛みや寝てる間に無意識に力んでしまって起きると体が痛かったのですが、1週間使うと体に馴染んで、朝起きたくないくらい気持ちよく寝れます。通気性も問題なく、7月のこの時期でも凄くムレるといったことも今のところないです。
残念な点は、シングルの中でも割と小さめで、身長176cmで枕を置いて寝ると足がギリギリになってしまうので、上辺ぴったりに枕を持ってくるように気を使うことと、マットレスの縁に取っ手などが無いので、通気の為に立て掛けたり、移動したりするのが大変な所です。総合してとても良い商品だと思います。