本記事ではマットレス選びに大切な要素である「サイズ選び」について、それぞれ、寝る人数とお部屋の広さごとに解説します。さらに、最後にはベッド配置のレイアウトとコツについても詳しく説明しています。この記事を読むことで、自分に合うマットレスを見つける手がかりが見つかるかもしれません。ぜひ最後までお読みください。
【寝る人数別】マットレスサイズの選び方
目次
マットレスを選ぶ際のひとつの基準として、「体の幅+30cm」の大きさがあります。これは、快適な睡眠に必要だとされる目安です。以下の表で、一般的なマットレスのサイズを確認しながら、自分に合ったマットレスのサイズについて考えていきましょう。
▼マットレスサイズ表
サイズ | 寸法 |
セミシングル:SS | 幅85cm×長さ195cm |
シングル:S | 幅97cm×長さ195cm |
セミダブル:SD | 幅122cm×長さ195cm |
ダブル:D | 幅140cm×長さ195cm |
クイーン:Q | 幅85cm×長さ195cm(2枚) 幅170cm×長さ195cm |
キング:K | 幅97cm×長さ195cm 2枚 |
ロングサイズ | 幅97~180cm×長さ207cm |
セミシングル(1人):SS(幅85cm×長さ195cm)
セミシングルサイズは、シングルサイズと比較するとやや狭いサイズで、1人用のベッドとして利用されます。部屋のスペースが限られている場合や、一人暮らしのワンルーム、子ども部屋、ゲストルームなどに最適です。
シングル(1人):S(幅97cm×長さ195cm)
シングルサイズは、1人用のベッドとして最も一般的なサイズです。単身用の6畳部屋に最適で、寝返りを打つゆとりもあります。
セミダブルサイズ(1人):SD(幅122cm×長さ195cm)
セミダブルサイズは、シングルサイズよりもやや広めで、1人でゆったりと寝ることができます。特に寝返りの多い人や、ペットと一緒に寝たい人などにおすすめです。
ダブルサイズ(1人):D(幅140cm×長さ195cm)
ダブルサイズは、1人であれば、かなり余裕を持ってゆったりと寝ることができるサイズです。カップルや夫婦での使用も可能ですが、お互いが寝返りを打つにはやや窮屈に感じるかもしれません。
よくある誤解が「ダブルサイズとは、シングルサイズ2つの幅」というものです。しかしシングルベッドの幅が約100cmであるのに対し、ダブルベッドは140cmしかありません。「ダブル」といっても幅がシングルの2倍ということではないのです。
「ダブルと表記しているから、2人で寝るのに十分だろう」と思って購入したら、案外狭いと感じるかもしれません。必要な幅をしっかり計算して選びましょう。
クイーンサイズ(2人):Q(幅85cm×長さ195cm(2枚)、幅170cm×長さ195cm)
クイーンサイズは、2人用のベッドとして最適なサイズです。ゆったりとした寝心地を求めるカップルにおすすめで、マットレスが2枚にわかれているタイプもあります。パートナーと一緒に寝ていて、相手の寝返りなどによる振動が気になる場合は、2枚にわかれたタイプをおすすめします。
キングサイズ(2~3人):K(幅97cm×長さ195cm 2枚)
キングサイズは、ホテルのスイートルームにも使われる大型サイズです。2人で使うのに十分なスペースが確保できるうえ、子どもと3人でもゆったり寝ることができます。
また、子どもが大きくなったら、2枚に分割して親と子でそれぞれ寝ることができるので、ライフスタイルの変化に備えることもできます。
ロングサイズ(1人)(幅97~180cm×長さ207cm)
最適なベッドの長さは、「身長プラス15cm以上」といわれています。身長175cm以上の人には、長さ207cmのロングサイズベッドがおすすめです。また足元のスペースを重視する場合にもおすすめのサイズです。
通常のベッドよりも長さがあるため、足元が窮屈だと感じることもありません。
【部屋の広さ別】マットレスサイズの選び方
部屋の広さごとに適したマットレスのサイズをご紹介します。
4~5畳におすすめのサイズ | セミシングル or シングル
比較的スペースが狭い4畳から5畳の部屋には、セミシングルまたはシングルサイズのマットレスが最適です。
部屋の中央にベッドを配置しても、周りに十分なスペースを確保できるでしょう。また、残ったスペースに小物や小ぶりの家具も配置できます。
6~7畳におすすめのサイズ | セミダブル
6畳から7畳の部屋には、セミダブルサイズのマットレスがおすすめです。部屋の中央に配置しても十分なスペースがあるので、サイドテーブルや小物を配置することもできます。
8~9畳におすすめのサイズ | ダブル
8畳から9畳のスペースの部屋では、ダブルサイズのマットレスを置いてもかなり余裕があります。部屋のレイアウトによっては、ベッドの他にもテーブルや机、本棚なども配置できます。
10畳以上におすすめのサイズ | キング
10畳以上の広々とした部屋には、キングサイズのマットレスも余裕をもって設置できます。プロジェクタースクリーンやアクアリウムなどを置いて、高級感のあるインテリアを楽しむことも可能です。
ベッド配置のレイアウトとコツ
ベッド以外に部屋に置きたい家具があったり、ドロワー(引き出し)付きのベッドを置いたりする場合、「家具とベッドとの間にどのくらいのスペースが必要?」と迷ってしまうかもしれません。配置する家具の種類ごとに必要なスペースをご紹介します。
引き出しのあるベッド | 160cm程度スペース確保
引き出しのあるタイプのベッドは、洋服や日常のアイテムを収納するのに便利です。引き出しをスムーズに開閉するためには、ベッド周りに十分なスペースを確保することが重要です。理想的には、ベッドの周囲に160cm程度のゆとりがあることが望ましいです。
ベッドサイドテーブルを置きたいとき | 60~80cm程度スペース確保
ベッドサイドテーブルがあれば、スマホを充電したり、本や目覚まし時計を置くことができ、便利です。ベッドサイドテーブルを置きたいときは、60~80cm程度のスペースを確保しましょう。
ベッドと他家具を配置 | 90cm程度スペース確保
クローゼットやドレッサーなど、ドアを開閉したり、椅子を使ったりする家具をベッドの近くに置く場合は、90cm程度のスペースを確保しましょう。90cm程度のスペースがあれば、動線もスムーズです。
ベッドを置くスペースが限られている場合は?
「ベッド以外にも置きたいけれど、スペースが限られている」という場合は、限られたスペースを有効に活用できる折りたたみベッドや大容量収納ベッドという選択肢もあります。
折りたたみベッド | スペース活用可能
スペースが限られている部屋では、折りたたみベッドがおすすめです。折りたたみベッドのメリットは、使用しないときにはコンパクトに収納でき、掃除もしやすく、スペースを有効に活用できるという点です。
デメリットとしては、マットレスが薄い場合は底付きを感じる可能性があります。
大容量収納ベッド | ベッドに色々収納する
大容量の収納付きベッドは、押し入れやクローゼットが不足している部屋に最適でしょう。大容量収納ベッドのメリットは、ベッド下のスペースを有効活用して、洋服や季節のアイテム、布団、本、スポーツ用品などを収納できる点です。
「マットレスを置くと、部屋のスペースがなくなる」という悩みがあるなら、このように収納力の高いベッドを購入して、さまざまな生活品をベッドに収納するという方法も考えられます。
大容量収納ベッドのデメリットとしては、ベッドフレーム型よりも高価という点です。
まとめ:生活スタイルに合ったサイズのマットレスを選んで、快適な睡眠ライフを送ろう
マットレスを選ぶ際は、寝る人数や設置する部屋の広さを考慮しましょう。また、ベッド以外にも置きたい家具がある場合は、十分なスペースを確保しておくことがポイントです。
また、ベッドを置くスペースが限られているときは、折りたたみタイプのマットレスや大収納ベッドもおすすめです。部屋が狭いという場合は、ぜひ検討してみてください。