寝具コラム by Koala Sleep Japan2025年2月26日読了目安時間: 6

折りたたみベッドのデメリット10選!「やめとけ」と言われる理由とは?メリット4選も紹介!

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。

ワンルームや1DK、部屋のスペースが限られているけどベッドは置きたい。限られたスペースを有効活用するため、折りたたみベッドを検討する……というのは、誰でも通る道です。でも、そこでためらうのは「折りたたみベッドはやめとけ!」という経験者の声をよく聞くからじゃないでしょうか。

そこで上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、折りたたみベッドの具体的なデメリットと利便性やコストを比較、他の選択肢も踏まえつつ、折りたたみベッドは本当に「やめとけ!」なのかを、徹底解説します。

 

折りたたみベッドとは?

折りたたみベッドとは、ベッドを二つに折り畳むことができるベッドフレームの戸を指します。ほとんどの折りたたみベッドにはキャスターが付いており、簡単に移動させることができるため、畳んで壁に沿ってしまえば、ベッドが占める面積を最小にできます。

これが折りたたみベッドならではの機能であり、「折りたたみベッドを検討中…」という人の多くは、この省スペース性を魅力的に感じている、とも言えます。しかしベッドで一番大事なのは「寝る場所」である、ということ。折りたたみベッドのその他の機能面について、見ていきましょう。

 

折りたたみベッドのデメリット10選

折りたたみベッドが「やめとけ!」と言われる理由は、一般的なベッドフレームに比べてデメリットがたくさんあるからです。ずばり言うと、「通常のベッドほど、快適に寝られない」からなのです。それぞれのデメリットについて説明していきます。

1.耐荷重が低い

折りたたみベッドはその「折り畳んで移動」という機能ゆえ、一般的なベッドフレームに比べて耐荷重が低い、というデメリットがあります。人気の価格帯である2万円台の折りたたみベッドの耐荷重をチェックしてみると、「90kg」というものを多く見かけました。

一般的なベッドフレームの耐荷重はシングルで100kg~150㎏と言われています。90kgの耐荷重しかないと、少し体格の大きい人は使用できない、ということです。

2.置けるマットレスに制限がある

折りたたみベッドには、折り畳めるように二つ折りか四つ折りのマットレスしか置けません。一般的なマットレスは使用不可、ということです。

ただし、マットレスの代わりに、布団を置くことはできます。折りたたみベッドに付属のマットレスは薄いものが多いため、実際、折りたたみベッド+敷布団、という使い方をしている人も多いようです。

3.寝心地が良くない

折りたたみベッドは、移動しやすくするために軽量な作りが多いのですが、それはつまり「しっかりしてない」ということでもあります。寝心地はあまり良くないため、深い睡眠はあまり期待できません。

なぜかというと、つくりがしっかりしていない=分厚いマットレスは置けない、ということであり、寝そべったときに底つき感が出やすくなります。そもそも、折りたたみしにくくなるため、通常のマットレスは置けません。折りたたみベッドには一枚物のマットレスが置けないので、寝心地が悪くなる、というわけです。

どんなマットレスが自分にとって寝心地がいいのかを知るには、こちらの記事も参考にしてみてください。

4.軋みや揺れが気になりやすい

折りたたみベッドは「しっかりしていない」と先ほど説明しましたが、多くは素材がパイプやスチールなどで、頑丈な作りではないため、軋みやすく、揺れやすいのもデメリットです。

もともと移動のため脚にキャスターが付いており、設置面がブレやすく、揺れやすい、というのもあります。

5.寿命が短い場合がある

スチールやパイプ製=金属だから長持ち、と考える人もいますが、こういった素材の家具は寿命が短いのです。先ほど「耐荷重が低い」というデメリットも挙げましたが、これは、重さに耐えられない簡易的な構造をしているということ。経年劣化でパイプの溶接部分が外れてしまう、といった壊れ方もするようです。

6.収納スペースが必要になる

ベッドが折り畳めれば、省スペースになる……と思いがちですが、折りたたんだ後ベッドをどかしてスペースを活用したいのであれば、収納スペースが必要となります。折り畳んだまま部屋の隅に置いておくのだと、部屋の見栄えも悪くなってしまいます。

7.サイズ展開が少ない

省スペースがコンセプトの商品なので、セミシングルやシングルサイズがほとんどであり、サイズ展開が少ないのもデメリットと言えます。大きくてもダブルくらいまでのサイズ展開で、商品数も少ないです。クイーンやキングなどの大きめサイズはあまり市場に出回っていません。

8.収納性が低い

ワンルームなど、スペースが限られた部屋だと、ベッド下を収納スペースにしている人も多いはず。省スペースの解決策として人気なのは、収納付きベッドですが、折り畳みベッドでベッド下のスペース活用は難しい、と言えます。収納ボックスなどをベッドの下に置くと、折りたたもうとした時に障害となり折りたためなくなるからです。折りたたみベッドには、ヘッドボードやフットボードが付属しないことが多く、枕元や足元の収納も期待できません。

9.折りたたむ手間がかかる

折りたたみベッドの最大のメリット、「折り畳んでしまえる」ですが、毎日畳むのは手間がかります。ベッドにしては軽量とはいえ、25㎏程度の重さのものを折り畳み寝具をしまい込むのがめんどくさくなってしまう人もいるでしょう。

10.デザインが限られる

折りたたみベッドは、その構造上デザインが限られる、というデメリットもあります。畳んでもどこかにしまい込まないと、パイプやら折り畳んだ布団やらで生活感が増幅されてしまうことも。

部屋をおしゃれに整えたいなら、素材にこだわったベッドフレームを探すことをおすすめします。ベッドで部屋のスペースが占められたとしても、部屋自体の印象は「おしゃれ」になるからです。どんな部屋にも合うシンプルデザインの据え置き型ベッドフレームも、検討してみてください。

洋室、和室、どんな空間にも自然になじむシンプルデザインのベッド

 

折りたたみベッドのメリット6選

折りたたみベッドのデメリットを10個挙げてきましたが、多くの人が購入を検討するベッドにはもちろん、メリットもあります。

1.スペースを有効活用できる

折りたたみベッドの最大のメリットは、何といっても「折りたたんで小さくできる」ことです。折りたたんできちんと収納すれば、空いたスペースを有効活用できます。

2.ベッド下の掃除がしやすい

折り畳んで移動しやすいキャスターが付いているものが多いので、ベッド下の掃除がしやすいのもメリットです。

3.組み立てが簡単にできる

折りたたみベッドは、ほぼ完成した状態で届きます。追加の作業が必要な場合も、キャスターを脚に付けたり、ベッドの床材をとめるだけ、と簡単です。

4.比較的、安価なことが多い

素材がパイプやスチールなどで安いことや構造が簡易的なものが多いので、比較的安価に購入できます。人気の価格帯は2万円台で、中には1万円台のものもあります。

5.布団をやマットレスを乗せたまま干せる

折りたたみベッドの中には、布団やマットレスを乗せたままの状態で折りたためるものがあります。そのまま窓の近くに移動すれば、お日様の元、布団を干すことができます。

6.リクライニング機能付きの商品もある

折りたたみベッドには、リクライニングできる機能を持たせた商品もあります。背もたれをリクライニングさせれば、座ってテレビを観たり読書したりもでき、便利です。ただし機能性が高いものは高額にもなりがちです。同じようなリクライニング機能は、据え置き型のベッドフレームでも付属しているものがあります。

 

折りたたみベッドはどんな人に向いてる?

以上のデメリット10点とメリット6点を考慮すると、折りたたみベッドが向いている人はこんな人に向いています。

・限られたスペースしかない

 →ワンルームや仮住まいで就寝場所にあまりスペースを割けない人。

・寝心地はあまり気にしない

 →仮眠用など、ぐっすり眠ることよりもスペース効率を優先したい場合。

・揺れや軋みが気にならない

 →一度眠ってしまえば朝まで目覚めない、あるいは就寝時に耳栓をして寝るなど。

・ベッド下の掃除を手軽にしたい

 →毎日掃除機をかけたい人。

・引っ越しが多い

 →現場への短期赴任が続くなど、引っ越しが多い場合。

・模様替えを頻繁にする

 →気が向いたら家具を置き換えたり、DIYで壁にペンキを塗ったりしたい場合。

・費用を安くしたい

 →長期的なコストではなく、今ベッド周りに費やす金額を下げたい場合。

折りたたみベッドの選び方のポイント

では、折りたたみベッドを選ぶ際には、どんな点に注意すればいいでしょうか。主なチェックポイントは3つです。

機能性を確認

とにかく低予算に抑えたいなら、マットレス一体型折りたたみベッド一択です。寝心地は劣りますが、一般的なベッドフレーム+マットレスより安価に購入できます。背もたれや足元を調整できるリクライニング機能が付いたタイプもありますが、こういった機能がついた折りたたみベッドは高額になりがちです。

使用している素材の選択

折りたたみベッドフレームに使用されている素材を確認しましょう。パイプやスチールなど、商品によって使用している素材も異なります。フレームは金属でも、マットレスを置く床材に木を使っている商品もあります。床材が木だと軋み音が緩和されるので、音が気になる人にはおすすめです。

床から寝る面までの高さをチェック

床から寝る面までの高さをカタログなどでチェックしましょう。腰痛持ちの人や高齢者の人は、寝る面が低い折りたたみベッドを選ぶと、立ち座りがしづらく、寝床に入りにくい、と言われています。

 

折りたたみベッドはデメリットを知った上で購入しよう

折りたたみベッドはメリットよりもデメリットが際立っており、「やめとけ!」と言われてしまうのもしょうがないのかもしれません。とはいえ、「折りたたみベッドはどんな人に向いている?」で説明したとおり、条件が合うのなら、そこまで折りたたみベッドに対して悲観敵にならなくてもいいのではないでしょうか。

折りたたみベッドを購入しても、折りたたまずに使っている人も多いです。デメリットをしっかり知った上で購入しましょう。購入する場合は上記の3つのポイントを参考にしてみてください。

もし、「折りたたみベッドはあまり自分の条件には合わないと思った」という方は、据え置き型のベッドも検討してみてはいかがでしょうか。

コアラマットレスの据え置き型のベッドならこちらがおすすめです。MIRAIKUSTOM ミライカスタムベッドフレーム。

通気性が高いすのこ型のベッドフレームで、脚を3通りに調整できるため、高くすることでベッド下に引き出し収納を設置できる十分なスペースも確保できます。和にも、洋にも、オリエンタルにも、どんなインテリアスタイルにもマッチするシンプルなデザインです。

 

誰にでもどこにでも「ちょうどいい」デザインのベッドフレーム

寝心地にこだわるコアラマットレスの至高のマットレス「コアラマットレスプラスPLUS」とのお得なセットもあります。合わせて購入すると3万円以上割引となる価格となっています。

コアラマットレスプラスPLUSは身体の各部位毎に合わせ、体圧をサポートすることで、朝までぐっすり。マットレスカバーの中のマットレスをひっくり返すことで、自分の好みの寝心地に変えることができます。マットレスカバー自体が洗濯できるマットレスは、他に類を見ません。

 

お客様の声

★★★★★

清潔です

汚れても、マットレスのシーツがファスナーではずせて洗濯可能です。

 

★★★★★

とてもいい商品です。

 

寝つきも目覚めも良くなりました。1ヶ月使用していますが、悪いところが見当たりません。汗かきの家族がいるので、トッパーに当たる表面部分のカバーに十分な厚みがあること、外して洗いやすいことも最高です。

 

★★★★★

期待以上でした!コアラマットレスプラス

 

前から気になっていたコアラマットレスプラスを購入しました。

今までセミダブルのマットレスに2人で寝ていたので少し窮屈でした。

今回はそれを踏まえてダブルにしました。もちろん窮屈な感じがなくなり、なにしろ寝返りしてもあまり気にならなくなり夜に起きることが少なくなりました。

パートナーもイイと言ってくれて買ってよかったです。

 

寝心地を追求したマットレスとベッドフレームのお得なセット