寝具コラム by Koala Sleep Japan2025年3月25日読了目安時間: 7

ベッドの寿命と長持ちさせる方法4選

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。

ベッドの寿命はどれくらい?同じベッドを長く使いすぎると、身体に悪影響が出てしまったり、ベッドが破損してしまうという恐れがあります。ベッドは高いので費用を抑え、なるべく今のベッドを長持ちさせたいと思う人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ベッドの種類とサイズごとの寿命、ベッドの買い替え時期と選び方、マットレスやベッドパッドの選び方、ベッドのメンテナンス方法、ベッドやほかの家具の処分方法について解説!

本記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、ベッドの寿命について深掘りし、ベッドを長持ちさせる効果的な方法をまとめて紹介します。ベッドのメンテナンスに悩む人、買い替えに悩む人はぜひ役立ててください。

 

ベッドやマットレスの寿命の目安

ベッドの寿命は素材や構造、使用状況などによって大きく変わります。まずは一般的な寿命やサイズによる差を理解しておくことが大切です。

すべてのベッドが同じように使えるわけではなく、マットレスやフレームの素材によって耐久性は異なります。素材にもよりますが、マットレスの寿命は1〜10年です。

ベッドやマットレスの寿命を知っておくと、買い替えの時期も検討しやすくなるでしょう。

一般的なベッドの寿命年数

ベッドフレームとマットレスをセットで使った場合、目安としては7〜10年の寿命なのでそのあたりに買い替えを考える方が多いでしょう。

マットレスの使用期間と寿命

マットレスは、直接身体を支える重要なパーツです。一般的に7〜10年ほどでヘタリや弾力の低下が見られるようになり、交換時期を迎えます。快適な寝心地のために、マットレスは7年ごとに変えるのが理想的です。

素材や構造ごとの違い

マットレスにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴と耐久性があります。

特徴 耐久性
スプリング 通気性に優れる
クッション性と支持性のバランスがある
他と比べると低価格
8~10年
ウレタン 通気性が良くない
一般的なウレタンは硬めで寝姿勢が崩れにくい
最も低価格の素材
低密度ウレタン3~5年
高密度ウレタン5~7年
ポケットコイル マットレス内部の通気性は高い
バネによる柔軟なサポート性
高価格
7~12年
ラテックス 通気性が良くない
弾力性に優れるので体にフィットしやすい
かなり高価
10~20年

シングルやダブルサイズによる寿命の差

シングルよりもダブルやクイーンサイズなど大型のベッドは、ベッド全体にかかる負荷が部分的に分散しやすい反面、重さがある分フレーム自体にストレスがかかりやすい場合があります。

とはいえ、耐久性が高いのはやはりダブルサイズ。一人で使う場合と、二人で使う場合でベッドとマットレスの寿命は異なります。二人で使うと片側だけへたりがあったり、寝る位置によって変わったりするので、二人より一人での使用のほうが寿命は長いと言えます。

劣化のサインと買い替え時期の見極め方

ベッドが劣化しているサインは、目に見える形だけではありません。寝心地が変わってきたり、体に負担がかかってきたりするようになります。

劣化が進むと睡眠の質が低下し、疲れが取れにくくなることもあります。サインを見極めて早めの対応を心がけましょう。

きしむ音や破損の兆候

多少のきしみ音ならこまめなメンテナンスで対処できますが、再三修理が必要になるほど状態が悪い場合は、買い替えも検討した方が安心です。

寝心地の劣化や体への影響

眠りの浅さや腰痛、肩こりなどが続く場合、ベッドが原因である可能性もあります。

以前は快適だったのに、ある時期から寝付けないようになったなどの変化があれば、ベッドを見直し、買い替えを検討しましょう。

マットレスの凹みや変形

マットレス中央部や、いつも同じ方向で寝ている部分が顕著にへこんできたら、目に見えない内側のコイルやウレタンが傷んでいる可能性があります。

マットレスが変形したまま使い続けると、寝姿勢が崩れて体に負担がかかるばかりか、マットレス全体の劣化をさらに進めてしまいます。

カビ、変色、破損の確認

表面の変色、特に黒ずみや茶色っぽいシミなどはダニやカビが発生している可能性があります。カビや変色があるままベッドを使用し続けることは、衛生面のリスクを伴います。

専用のクリーナーや除菌剤を使った定期的なケアが大切です。ベッドに使うクリーナーは、マットレス素材によって適したものが異なります。以下のようなクリーナーは一般的によく使用されます。

  • 重曹+クエン酸スプレー
  • エタノール(カビ殺菌)
  • オキシクリーン(酸素系漂白剤)
  • ファブリーズ除菌
  • 防カビスプレー

 

寿命を延ばすためのメンテナンス方法4選

ベッドを長く使うためには、汚れや湿気をためないことが基本になります。ベッドルームの湿気対策をしっかり行いましょう。

加えて、マットレスを適切にローテーションするなど、構造的な負荷を分散させる取り組みも重要です。複数のマットレスがない場合は、ベッドに防カビ・防水カバーを活用したりして、きれいに保てるように工夫することをおすすめします。

日常的な掃除と湿気対策

マットレスの表面やベッド下のホコリは、こまめに掃除機や布団クリーナーなどで取り除きましょう。どうしてもベッドの表面を気にしがちですが、実はベッドの裏側は湿気がたまりやすく、カビが生えやすいのです!

除湿シートをマットレスとベッドフレームの間に使う方法があります。すのこベッドの場合は、下に除湿シートを敷きましょう。

湿度の高い季節や地域では、除湿器やエアコンを活用し、寝室の湿度を50~60%程度に保つよう心がけましょう。湿気を減らすだけで、カビやダニの繁殖を抑えられます。

マットレスのローテーションと定期的な日干し

マットレスは同じ場所ばかりに体重がかかると、部分的にヘタリが生じやすくなります。定期的に上下、裏表をローテーションしてムラを減らすといった方法があります。

また、マットレス敷きっぱなしの状態が続くと通気性が悪くなり、カビやニオイの原因になります。2~3ヶ月に一度、マットレスを立てかけて風通しをよくするだけでも効果的です。

天気の良い日は窓を開けてしっかり換気すると同時に、可能であればマットレスを日干しすることをおすすめします。

シーツやカバーの洗濯による清潔さ維持

シーツやカバーは、汗や皮脂、ホコリなどが付着しやすい部分です。最低でも週に一度は洗濯し、衛生状態を保ちましょう。

シーツはもちろん、洗濯しやすい素材のカバーを選びましょう。ポリエステルや竹繊維などの防カビカバーは比較的洗濯がしやすいです。

家具のネジや接合部のチェック

ベッドフレームのネジがゆるんでいると、きしみ音の原因になるだけでなく、フレーム自体を傷めてしまう可能性があります。フレームのネジやボルト周辺に最も負荷が集中するので、ベッドの寿命が近いと感じた場合は、ゆるみ具合をチェックすることが重要です。

木製フレームの場合、とくに湿度や経年変化によるひび割れに注意する必要があります。ひび割れがあると耐久性が落ち、急に割れるとベッドが破損するリスクもあります。

 

快適な睡眠環境を整える工夫


長持ちするベッドを手に入れるだけでなく、日々の睡眠環境を整えることも心がけましょう。身体の負担を減らし、健やかな眠りを確保できるといったメリットがあります。

快適な寝室環境を作るには、マットレスの種類や硬さ選びはもちろん、湿度や温度管理、照明なども重要な要素になります。夜は明るい電気をつけず、間接照明やテーブルランプなど、柔らかい照明で身体と脳を休ませましょう。

適切なマットレスやベッドパッドの選び方

寝返りがしやすいか、腰が沈みすぎないかなど、自分の睡眠姿勢とも合わせてマットレスを検討する必要があります。

ベッドパッドを併用すると、マットレス自体を傷めにくく長持ちさせる効果も期待できます。抗菌素材や通気性の高い商品を選ぶと快適さと清潔さを両立しやすいのでおすすめです。ベッドパットの種類を表でまとめました。

素材 特徴 費用
綿(コットン) 吸水性高め、肌触りがいい 中価格帯
ポリエステル 洗濯しやすい、放湿性なし 低価格帯
レーヨン 吸水性高め、肌触りがいい 中価格帯
麻(リネン) 吸水性高め、放湿性高め 高価格帯

体圧分散や反発力を考慮した商品選び

体圧分散に優れたマットレスは、身体を点で支える構造になっており、腰や肩への負担を軽減することができます。理想的な寝姿勢と快適な睡眠を手に入れるには、体圧分散マットレスを検討するとよいでしょう。

寝室の湿度と換気の重要性

寝室の湿度が高いとカビやダニが繁殖しやすくなり、ベッドの寿命を縮めるだけでなくアレルギー症状を悪化させる原因にもなります。

定期的に換気を行い、季節に合わせてエアコンや除湿器を活用するなど、部屋全体の通気性を整えましょう。寝室空間全体を快適に保つことが快適な睡眠環境を作るコツです。

 

ベッドの処分方法と長寿命なベッド選び

マットレスの処分方法に困ることはありませんか?コアラマットレスは、マットレスを引き取るサービスを展開しており、現段階では東京都全域、大阪府(大阪市/堺市)を対象としています。

コアラで新しいマットレスの購入時に「配送>組み立て>引き取り」という9,990円のオプションを選ぶと、簡単に古いマットレスを引き取ってもらうことが可能です。

引き取り可能なのは、お買い上げと同等で同数の家具や寝具のみです。マットレスやベッドフレーム、ソファなど大型家具を含みます。引き取りのみは行っていませんのでご注意ください。

自治体回収、不用品回収業者の活用

お住まいの地域によっては大型ごみとして回収してもらえる場合がありますが、事前に申し込みが必要なので役所のホームページなどで詳細を確認する必要があります。

リサイクルやフリマアプリでの売却・譲渡

まだ使用できるベッドであれば、リサイクルショップやフリマアプリを活用して譲渡や売却を検討するのも一つの方法です。ただし衛生面の問題や搬出・搬入の際の破損などリスクもあるため、事前に状態をしっかり確認しておきましょう。フリマアプリとのミスマッチにつながらないよう、状態が悪い場合はその部分を詳しく教えてあげることも大切です。

素材と耐久性を考慮したベッド選び

次に買うベッドは、フレーム素材やフレーム作りの良し悪しが寿命に直結します。

素材別にチェックするとベッドが選びやすいです。

  • 木材の場合:無垢材や集成材
  • スチール:板厚や溶接部分の仕上げ

耐久性の高いマットレス選び

長持ちするマットレスを選ぶ際は、マットレスの厚みと内部の素材の密度に注目しましょう。

理想的なマットレスの厚み:20~30cm

長持ちするマットレス内部素材:

  • ポケットコイル(通気性が良く、湿気がこもりにくい)
  • ラテックス(弾力性があり、圧力分散に優れる)
  • メモリーフォーム(体圧分散に優れ、寝返りが楽)
  • 高反発フォーム(通気性が良く、湿気に強い)

コアラマットレスは一般的には耐久性が心配されるウレタン製のマットレスですが、10年間へたらない品質をお客様にお約束しています。

また、コアラマットレスは製品の試験・検査の過程でローラーテストという耐久疲労試験を実施しており、規格通りに生成されたウレタンフォームを重たいローラーで潰しては元の厚さに戻るかという工程を約14時間かけて、10,000回繰り返し耐久性を確認しています。

 

まとめ|ベッドの寿命を理解して快適な睡眠環境を手に入れよう

ベッドの寿命とベッドを長持ちさせる方法についての本記事の情報が次のベッド選びに役立つことを願っています。

ベッドの寿命を少しでも長くできれば、買い替えの費用も抑えられます。ぜひお気に入りのベッドを快適に使用して良い睡眠を得られるように工夫してみてください。

スタイリッシュなデザインのコアラマットレスで新生活を迎えよう

お客様の声

★★★★★

2025/3/24

コアラマットレスの使用感について

 

非常に寝心地の良いマットレスだと思います。以前までは、慢性的な腰の痛みや日中の眠気、気だるさ、中途覚醒など、おそらく寝具の質に起因する症状がありましたが、こちらのマットレスに変えてからはそれらの症状がかなり軽減されたように感じます。使い始めてからまだ半月程度ですが、劇的に睡眠の質が向上し、日中の活動に集中できるようになりました。

 

★★★★★

2025/3/24

即決!感動!満足!

 

マットレスにはこだわりたくて話題のkoalaマットレスの展示会に行きました!オリジナルマットレスだと振動が相手に伝わらないことをお聞きして生活リズムが違う私たちにはぴったりだと思い即決しました!!使用感にはとても満足しています!!感動です⭐︎

 

★★★★★

2025/3/22

想像以上の安定感

最初は初めて硬めのマットレスで寝るので、少し慣れないかなと不安でしたが、他のブランドのマットレスより落ち着いていて、よりも熟睡できてとても気に入っています!