寝具コラム by Koala Sleep Japan2024年2月16日読了目安時間: 11

【上級睡眠健康指導士監修】背中が痛いのはマットレスが原因かも?4つの原因と対処法を徹底解説!

マットレスが原因で背中に痛みが出ることがあります。これは特に「新しくマットレスを買い替えた」「長年同じマットレスを使用している」場合、起こる可能性があります。

この記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、マットレスによる背中の痛みの原因、および背中への負担軽減を考慮したマットレスの選び方について詳しく解説します。

 

マットレスと背中の痛みの関連性とは?4つの原因から解説

マットレスで寝ていて背中に痛みを覚える場合は、下記4つのいずれかが原因である可能性があります。

【マットレスによる背中の痛みの原因】

  • マットレスが硬すぎる
  • マットレスが柔らかすぎる
  • マットレスの厚みが足りない
  • マットレスがヘタっている

ただし、新しくマットレスを購入したという場合は、マットレスの硬さに体が慣れていない可能性があります。マットレスが体に合っているかどうか確認するために、最低2〜4週間は使い続けてみましょう。また、ストレッチなどの運動を取り入れると、身体の違和感がなくなったという人もいます。

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①マットレスが硬すぎる

硬すぎるマットレスは背中の痛みや肩こりの原因につながることがあります。言葉を換えると「体圧分散性」が足りていないことで背中の痛みが引き起こされる場合があります。

体圧分散性とは、体へのフィット感を表す指標です。体圧分散性に優れないマットレスでは、体の突出した部分に圧力が集中します。

つまり、肩甲骨が圧迫され、反対に肩甲骨の谷間の部分は浮いた状態となり、どちらにも負荷がかかります。この状態が続くと、背中付近の痛みが引き起こされることがあります。

 

②マットレスが柔らかすぎる

マットレスが柔らかすぎても背中の痛みが起こることがあります。理由は「反発力」が足りていないためです。

寝姿勢として理想的なのは、立ち姿勢のまま、横になった状態です。「反発力」が足りないマットレスを使っていると、背中が沈み込んだ不自然な寝姿勢になります。この状態では、背中に負担がかかり痛みにつながることがあります。

 

③マットレスがヘタっている

マットレスのヘタり(劣化)が原因の場合もあります。ヘタりとは、マットレスに繰り返し負荷がかかることで、反発力が失われた状態です。

マットレスがヘタることで、背中や腰が沈み込んだ不自然な寝姿勢となり、これが背中の痛みを引き起こすことがあります。

下図のとおり、全体重の中で最もマットレスに負荷がかかるのが腰部、それに次いで背中や肩です。

 

④マットレスの厚みが足りない

ベッドではなく、折りたたみマットレスを使っている場合、マットレスの厚みが足りないことが原因で背中の痛みにつながることがあります。

折りたたみマットレスには、厚さが不十分な製品があります。具体的には厚さ7cm以下の場合、寝心地に満足できない可能性が高いでしょう。

マットレスが薄いと、体重を支えきれず、体重のかかる背中や腰が硬い床に近づきます。すると背中に負担がかかるため、痛みを引き起こす原因になることがあります。

 

背中への負担を考慮したマットレスの選び方

上記のような背中の痛みの原因であることを考慮すると、腰の痛みに対応するには、適切なマットレス選びが有効な対策のひとつだと考えられます。

【背中への負担を軽減するよう設計されたマットレスの特徴】

・マットレスが硬すぎない(体圧分散性に優れる)

・マットレスが柔らかすぎない(反発力もある)

上記の特徴を満たすマットレスの素材として、下記の表のうち、太字で示した3種が推奨されます。

【マットレスの体圧分散性と反発力について(素材別)】

マットレスの素材 体圧分散性 反発力
ポケットコイル
ラテックス
ハイブリッドウレタン(低反発+高反発)
ボンネルコイル
低反発ウレタン
高反発ウレタン
一般ウレタン
ファイバー

 

以下では、これら3つの素材について詳しく解説します。

 

ポケットコイル|体の沈み込みに注意

 

ポケットコイルは、内部に400個を超えるようなコイル(バネ)が敷き詰められた構造になっており、そのコイル一つひとつが体の凹凸に合わせてフィットします。

コイルが金属でできているため反発力も高く、しっかり体をサポートする製品が多いのですが、中には反発力が弱く、体が深く沈み込んでしまうものもあるため、じっくり寝心地を試してから購入することをおすすめします。

背中の痛みを考慮して、沈み込みのない上質なマットレスを購入する場合、予算の目安は15万円以上です。ポケットコイルマットレスは、価格面の負担がデメリットといえます。

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ラテックス|ムレに注意

ラテックスはゴムの樹液を原料とした素材です。ラテックスの特徴は、ゴム特有の体にフィットする柔らかさの一方、沈み込みすぎない反発力も備えていることです。

体圧分散性・反発力の観点では優れている素材ですが、通気性に優れず湿気が抜けにくいことが注意点です。通気性を改善した商品を選ぶのがポイントです。

 

ハイブリッドウレタン(低反発+高反発)|ウレタン素材のなかでは高価

 

 

 

 

 

 

ハイブリッドウレタンは、低反発ウレタンと高反発ウレタンをブレンドして作られた素材で、低反発ウレタンならではのフィット感と、高反発ウレタンが持つ反発力をあわせ持ちます。背中に集中して体圧がかかったり、腰や背中が沈み込んだりすることのない設計が特徴です。

ウレタン素材のなかでは高価であるものの、背中への負担を考慮したマットレス素材として、ストレスのない眠りのためにおすすめできます。

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【注意】背中の痛みに悩む人が避けたほうが安心なマットレスの特徴

ここからは背中の痛みに悩む人が、避けたほうが安心なマットレスの特徴を解説します。

【背中の痛みに悩む人が避けたほうが安心なマットレスの特徴】

  • 一層構造のマットレス
  • 厚みが7cm以下のマットレス
  • 耐久性の低いマットレス

 

一層構造のマットレス

一層構造のマットレスは、重みをバランスよく支えられないため、背中の痛みにつながる可能性があります。

一方、多層構造のマットレスは、下記の図のように上層でマットレスの柔らかさを実現し、下層に配した硬めの素材で体が沈まないようサポートする構造になっています。

上記を一層構造のマットレスでは実現することは困難です。背中への負担を考えたなら、多層構造のマットレスがおすすめです。

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厚みが7cm以下のマットレス

折りたたみマットレスの使用を考えているなら、厚み7㎝以下のものは避けたほうが安心です。

「④マットレスの厚みが足りない」で解説したように、薄いマットレスは背中に負荷がかかりやすいためです。目安としては、8cm以上の厚みのマットレスがおすすめです。

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耐久性の低いマットレス

耐久性の低いマットレスは、ヘタりやすいため、できれば避けたほうがよいでしょう。

以下は、マットレスの耐久性を計る指標として「密度」と「復元率」があります。

【密度・復元率と耐久性】

密度 復元率 耐久性(耐久年数)
20D前後 95%未満 1~2年程度
25D前後 95~96% 3~5年程度
30D前後 96~98% 5~8年程度
40D以上 98~99% 8~10年程度

 

密度については30Dが標準で、40Dを超えるものは特に優れています。復元率については、98%を超えるものは耐久性が高く、劣化しづらいマットレスといえます。

背中の痛みに悩んでいるなら、上記を参考にヘタりにくいマットレスを選んでみてください。

 

【ヘタり(劣化)対策】定期的にマットレスの向きを入れ替えよう

どんなマットレスでも、使っているうちに劣化してきます。しかしヘタりや劣化を遅らせることはできます。おすすめの方法は、定期的にマットレスの頭と足の部分を180°入れ替えることです。

これにより、マットレスの同じ場所に体圧が集中することを防ぎます。頻度は月に1回程度をおすすめします。

 

まとめ:背中に負担がかかっていないか、マットレスを見直してみよう

マットレスが理由で起こる背中の痛みの原因をまとめます。

【マットレスによる背中の痛みの原因】

  • マットレスが硬すぎる
  • マットレスが柔らかすぎる
  • マットレスの厚みが足りない
  • マットレスがヘタっている

現在使っているマットレスについて、これらの問題が思い当たるなら、マットレスの買い替えを検討してみてください。

※ 背中の痛みが強く、睡眠や日常生活に支障がある場合は、専門医による診断をおすすめします。 

 

気分や好みで硬さを調整できるマットレス

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お客様からのメッセージ

2023年12月16日
★★★★

硬さが選べる安心感
とある動画配信者がオススメしていて興味を持ちました。その方は何百万のベッドを使用してる人でコアラマットレスはコスパいいと絶賛していました。私も自分オリジナルマットレスを測定まではした事が有りましたが当時ローンを組まないと買えなかったので諦めていたのですが、腰が痛くずっと寝具にはこだわりたいと思っていました。今回はキャンペーンでかなり安く購入出来る機会だったので迷わず購入しました。硬さを選べる物にしましたが私は反り腰で長い時間寝ると痛くなってしまうので硬めの方で利用しています、普通の方はやらかくて反り腰を反り腰のまま寝てる感じになってしまい長く寝れなかったです。硬すぎると腰が痛くなり、やわらか過ぎると腰が痛くなるわがままな腰ですが体感的に6時間寝ると痛くなっていたのがコアラだと10時間まで寝れるようになりました、欲言えばお尻部分がもう少し硬いと良さげなのでタオルなどで調整するのも考慮の1つかもしれません 個人的に寝返りをしないのも良くありませんが… 身体との隙間を埋めてくれる心地よいマットレスだと思います なによりいいマットレスを買ったという気分だけで気持ちよく寝れます

2024年1月28日
★★★★

腰痛持ち夫婦ですが…
購入して、良かったぁ〜! 私達、夫婦は、かためが合ったようで、 寝起きは、いつも、起きる時、ベッドの上でストレッチしてからでも、痛っ、、 って感じで起き上がりが辛かったのでしが… 違う!! 腰が、楽!! と、体感しました! 私は、寝返りも楽でした。 かためが好きな方は、こちらのNEWタイプをオススメしまーす! ふつうの方も、静かに体が沈む感じで、 思わず、昼寝してしまいそうでした。 買い替えを検討してたので、 買った方の、オススメを信じて購入して 正解でした。 良い買い物が出来、 ありがとうございましたぁ〜!

2024年1月28日
★★★★

とても気持ちよく寝れるいままで寝てたマットレスはなんだったのだろうと思うくらい、快適で気持ちよく寝れます。沈みすぎないけどちょうどよく沈む感じです。普通体型の女性で、普通の面でつかってますが硬すぎず柔らかすぎず良いです。

 

監修者

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。