目次
監修者

石川 恭子
コアラマットレス®︎のショールームで、お客様が「運命のマットレス」に巡り合えるようお手伝いしているカリスマコンシェルジュ。お客様の眠りの悩みに耳を傾ける中で、今すぐ活用できる睡眠の知識を届けたいと上級睡眠健康指導士の資格を取得。コアラ®︎のマットレスを通じて、毎日眠ることが待ち遠しくなるワクワク感を提供したい。
セミダブルとダブル。似たような幅だけど、ダブルがちょっと広いだけ……と思っていませんか。実はセミダブルとダブルの違いは幅だけじゃないんです。部屋のサイズだけを考慮し、ダブルを置きたいけど場所を取るからセミダブルにしよう、という感じで選んでしまうのは、実はもったいないかもしれません。
上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が、「セミダブル」と「ダブル」のマットレスを徹底比較、解説します。
セミダブルとダブルベッドの違いとは?
セミダブルとダブル、どちらが大きいかというと、ダブルの方が大きいのですが、セミダブルとダブルの違いは主に2つあります。
・幅
・推奨使用人数
が違うのです。ずばり、セミダブルは「ゆったりとした1人用」、ダブルは「2人用」です。それぞれの特徴を説明します。
セミダブルベッドのサイズと特徴
一般的なセミダブルベッドのサイズは「幅約120cm×縦約195cm」です。幅広いように感じるかもしれませんが、大人の場合、両手を広げて大の字になって寝ることはできません。両手を広げた長さは身長とほぼ同じだからです。120cmという幅は「1人で寝るとゆとりがあるが、2人で寝るには幅が狭い」と言えます。
セミダブルの推奨使用人数はひとりであり、マットレスの耐過重も1人分となっていることがほとんどです。
さらに詳しいセミダブルサイズの情報は、「徹底ガイド」をご覧ください。
ダブルベッドのサイズと特徴
一般的なダブルベッドのサイズは「幅約140cm×縦約195cm」です。2人での使用をメインに想定したゆとりのある広さとなっています。
ダブルの推奨使用人数は2人であり、マットレスの耐過重も2人分となっていることがほとんどです。
サイズや使用感を比較
比較できるように、シングルも加えて表にまとめてみました。
マットレス名 | サイズ | 推奨使用人数 | 寝心地 |
シングル | 幅:95cm 縦:195cm |
1人 | 1人用だが、身体の大きい人や寝返りの多い人にはやや狭く感じられるかも。 |
セミダブル | 幅:120cm 縦:195cm |
1人 | 1人でゆったりと寝られる。寝返りの多い人や体格のいい人に最適。乳児~幼児の小さな子供との添い寝にも。 |
ダブル | 幅:140cm 縦:195cm |
2人 | 2人用だが、体格や寝相によっては、やや狭く感じる場合も。 |
日本人の標準的な身体の幅は約50cm。マットレスの適正サイズは「体の幅+30cm」と言われています。それより狭いと寝返りを自由に打てず、睡眠の質が下がってしまうからです。
ダブルサイズの幅はシングルサイズの幅95cmより45㎝大きい一方、セミダブルサイズの幅はシングルサイズに比べて25cmしか大きくありません。このことからも、セミダブルは1人向け、ダブルは2人向けだとわかりますね。
セミダブルベッドとダブルベッドについては「6畳の部屋にセミダブルベッドを置くコツとレイアウト術を解説」「6畳部屋にダブルベッドは可能?配置アイデアと広く見せるコツ」の記事も是非参考にしてください。
セミダブルとダブル、どちらがおすすめ?
どのサイズのベッドがいいかは、使う人に合っているかどうかで決まります。使用人数、体格、ベッドでの過ごし方、ライフスタイルの変化など、さまざまな要素から考えてみましょう。
一人暮らしの場合
1人なら、セミダブルは寝返りを打つにも十分余裕があり、おすすめです。ただし、週末にパートナーと共に過ごすなど、2人で眠る状況が頻繁な場合は、窮屈に感じるはずです。
ダブルベッドは、体格が大柄でも窮屈さを感じることなく、自由に寝返りを打てます。「一応一人暮らしなんだけど、恋人のお泊りが頻繁で」という方が、将来同棲・結婚することになっても、ベッドを買い換える必要がないのもメリットと言えます。ただし、ダブルベッドの幅は140cm。一人暮らしの部屋では圧迫感を感じることもあるでしょう。
カップルで使う場合
カップル向けのベッドサイズとしては、ダブルがおすすめです。ただし、ダブルは2人用としてはやや狭く(140cm幅)、シングルサイズ2台を繋げて置く(190cm幅)よりも幅が狭いことに注意してください。体格の大きい人や寝返りを頻繁に打つ人には、可能であれば、サイズアップをおすすめします。
ワンルームで部屋が狭い場合は、セミダブルを置くことも検討しましょう。ただしセミダブルはあくまで「ゆとりのある1人用」のサイズのため、2人で寝る場合、窮屈に感じるかもしれません。
ファミリー利用の場合
2人以上の家族で寝る場合は、裏技ともいえる最大睡眠スペース確保方法があります。セミダブル又はダブルベッドを2台組み合わせることで「幅が足りない問題」が解決できます。
サイズ | 寸法 | 寝る人数 |
セミダブル+セミダブル | 幅240cm×長さ195cm | 大人2人+子ども1人 |
ダブル+ダブル | 幅280×長さ195cm | 大人2人+子ども2人 |
セミダブル+ダブル | 幅260×長さ195cm(ワイドキングサイズと同じ) | 大人2人+子ども1人+α |
お部屋のスペース、予算に余裕があり、ゆったり眠りたい人、将来的にセミダブル2つに分けてそれぞれ使う予定がある人にはおすすめです。
部屋サイズ別レイアウト例
ベッドは部屋の中で一番大きな面積を占める家具です。実際の部屋の大きさに、セミダブル・ダブルベッドを入れるとどうなるかをイメージしやすいように、イラストにしてみました。
6畳の部屋に置いた場合
6畳の部屋は一般的に、260cm×340cmというサイズです。ここにベッドを置く場合、セミダブルの方が動線を確保しやすいと言えます。ダブルを置く場合は他の家具の配置に工夫が必要です。
セミダブル
ワンルームでセミダブルベッドを置くには、ベッド下収納を活用する、あるいは床座生活で他に設置する家具の点数を減らす、などの工夫が必要です。
カップルには、睡眠の質という観点から言うと、ダブルベッド以上のサイズをおすすめしたいところですが、寝室が6畳の場合、セミダブルベッドのほうが部屋のゆとりを感じられます。
ダブル
6畳(260cm×340cm)にダブルベッドを置く場合、ドア位置などレイアウトをよく考える必要があります。ダブルベッドの幅は140cmあるため、部屋のコーナーに置いたとしても半分近くがベッドで占められることになります。
8畳以上の部屋に置いた場合
部屋のサイズが8畳以上あると、比較的余裕をもってベッドを配置できます。8畳の寸法をわかりやすく言うと、約360㎝×360㎝の正方形ですが、物件によって形状は異なります。
セミダブル
一人暮らしのワンルームでも、8畳の広さがあれば、適度な生活スペースを確保できます。
ダブル
寝室が8畳なら、ダブルベッドを置いても余裕があります。サイドテーブルだけでなく、チェストやフロアスタンドなどを置くこともできます。
セミダブルベッドを選ぶ際のポイント
セミダブルベッドとダブルベッドの違いは、幅だけに留まりません。選ぶ際に気を付けるポイントにも違いがあります。セミダブルベッドを選ぶ際に気を付けたいのは次の2つです。
ライフスタイル変化での買い替え
セミダブルベッドはあくまで「ゆとりのある1人用」。週末恋人が泊まりに来る、など「いつもは1人で使っていてたまに2人で使う」程度ならOKですが、一緒に暮らす・結婚するなど、将来的に2人で使う可能性がある場合は、買い替える必要が出てきます。
ダブルサイズ寝具の検討
セミダブルベッドの寝具はシングルサイズではなく、ダブルサイズのほうが融通が利きやすいため、おすすめです。恋人が泊まりに来た時にも快適に眠れます。
ダブルベッドを選ぶ際のポイント
ダブルベッドを選ぶ際に気を付けたいポイント3つは、セミダブルを選ぶ際とまた違っています。
体格が大きい場合はクイーンサイズの検討
ダブルベッドは2人用とはいえ、「やや狭め」です。したがって、体格が大きい人が使用すると、自由に寝返りが打てず、睡眠の質に影響してしまいます。そのような場合はクイーンサイズ(幅160cm)以上のベッドを検討してみましょう。
幅140cmとワイドダブル
ダブルには、通常のダブル(=140cm幅)とワイドダブル(=約150cm幅)があるとご存知でしょうか。寝返りが多い人やゆとりをもって寝たい人は、「ワイドダブル」を探してみましょう。
シングルサイズ掛け布団の利用
ダブルベッドにはダブルサイズの布団ではなく、シングルサイズの布団×2をおすすめします。2人で寝る場合、掛布団を別々にすることで、温度調整、寝返り、引っ張り合いの問題解決となります。
セミダブルとダブルの違いを理解して最適な選択を
セミダブルとダブルの違いを説明してきましたが、最後にセミダブルベッドが合う人・ダブルベッドが合う人を簡単に表にまとめてみます。
セミダブル | ダブル |
就寝人数1人、時々2人 | 就寝人数2人、やや狭め |
ベッドを置く部屋のサイズが6畳程度 | ベッドを置く部屋のサイズが8畳以上 |
体格のいい人の1人寝、乳児と添い寝、週末に恋人が泊まりに来る、など | カップル、体格のいい人の1人寝、など |
将来的に2人で使う場合は、ダブル以上のサイズに買い替えを | よりゆとりのある「ワイドダブル」サイズもある。体格のいいカップルはクイーン以上のサイズの検討がおすすめ。 |
布団はダブルサイズがおすすめ | 布団はシングル×2がおすすめ |
セミダブルでもダブルでも、ベッドは大きくてそれなりにお値段が張る家具です。自分のライフスタイル、将来の見通し、部屋の広さを踏まえて選ぶことで、満足できる購入ができるはずです。
パートナーやお子さまと一緒に寝る際、相手の寝返りやトイレへの起床など、動きが伝わって起きてしまう……という方には、振動吸収性と体圧分散性に優れたマットレスを選ぶことをおすすめします。
たとえば、コアラマットレスの「オリジナルコアラマットレス」。
これまで多くの5つ星評価を獲得し、世界中で愛されているコアラマットレス®のオリジナルモデル。体圧分散に加え、どんな衝撃でも瞬時に吸収するクラウドセルフォームによる「ゼロ ディスターバンス®」技術により、速やかな入眠を誘い、自分やパートナーの寝返りによる振動の影響を受けず、朝までぐっすり。ゾーニングレイヤーサポートが理想の寝姿勢を整えます。
お客様の声
★★★★★
私にはちょうど良いかたさ
厚みもあるので硬さがちょうど良いです。
スプリングと違い突き上げもないのでしっかりと支えてくれる感じがしています。
とても良いマットレスとだ思います。
★★★★★
最高の寝心地
最高の寝心地で大変満足しております。
ぐっすり寝れます。是非試してみて欲しいです。
★★★★★
よい調子です
ぐっすり眠れています。
今まであった 寝ても朝 体が痛い、という感じがなくなりました。
もっと早く買えばよかった!