寝具コラム by Koala Sleep Japan2025年2月25日読了目安時間: 8

6畳の部屋にセミダブルベッドを置くコツとレイアウト術を解説

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。

6畳の部屋にセミダブルベッドを置きたいけれど、「部屋が狭くならないかな?」と悩む人も多いのではないでしょうか。たしかに、限られたスペースにセミダブルベッドと他の家具を置くのは難しく感じるかもしれません。しかし、ベッドのタイプの選び方や配置のポイントを押さえれば、6畳の空間でもセミダブルベッドを置くことは十分可能です。

本記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、6畳の部屋にセミダブルベッドを置くためのポイントや、おすすめのレイアウト、配置のコツを詳しく解説します。また、スペースを有効活用できるベッドの種類や、狭さを感じにくくする工夫についても紹介していくので、快適な部屋のレイアウトに役立ててください。

 

6畳にセミダブルベッドは置ける?

結論から言えば、6畳の部屋にセミダブルベッドは置けます。しかし、レイアウトなどを工夫しないと、窮屈に感じるかもしれません。まずは、部屋の広さとベッドのサイズについて説明していきます。

サイズ

畳は地域によってサイズが少し違いますが、一般的な6畳の部屋の広さは270cm×360cm程度です。また、セミダブルベッドのサイズは120cm×195cmです。単純に計算すると、セミダブルベッドは部屋の約4分の1の面積なので、6畳の部屋に十分収まります。

ただし、ベッドを設置する際には、快適に過ごすための動線を考える必要があります。ベッドの周囲には最低でも50〜60cmの通路幅を空けるのが理想的です。たとえば、壁際にベッドを設置して片側に50cmの通路を確保すると、部屋の残りのスペースは、足元の部分+270cm×190cm程度になります。

また、ドアの開閉スペースや収納の使いやすさも考えないといけません。特に開き戸の場合、ベッドや他の家具の位置によってはスムーズに出入りできなくなる可能性があるため、注意しましょう。

セミダブルサイズの詳細については「セミダブルサイズの徹底ガイド|幅120cm×縦195cmの活用術!」も参考にしてください。

使用人数

セミダブルベッドは、主に1人暮らしでの使用に適したサイズです。幅が120cmあるため、シングルベッドよりもゆとりがあり、寝返りが多い人でも快適に眠れます。シングルベッドでは狭く感じる場合や、大柄な人にもおすすめできるサイズです。

ただし、セミダブルベッドは基本的に1人用のため、2人で寝ると狭く感じます。一般的に、大人2人が快適に眠るには140cm以上の幅が必要ですが、寝返りを打つには十分なスペースとは言えません。

また、セミダブルベッドの耐荷重は1人に合わせられていることが多いため、長期間2人で使うと破損につながる可能性もあります。セミダブルベッドに2人で寝るのは、パートナーが泊まりに来た時などと考えたほうが良いでしょう。

寝る人数に合わせたマットレスサイズの選び方は、「マットレスのサイズの選び方|寝る人数・部屋の広さごとに解説!」の記事で詳しく解説しています。

 

6畳におすすめのセミダブルベッドの種類

6畳の部屋にセミダブルベッドを置く場合は、スペースを有効活用できるデザインのものを選びましょう。ここでは、狭い空間でも快適に使えるベッドの種類を紹介します。

ローベッド

ローベッドは床からの高さが低いため、圧迫感の少ない開放的な空間づくりができます。

部屋にローベッドを置くとその上に空間が生まれ、部屋全体を広く見せられます。特に天井の低い部屋や、窓の小さい部屋で効果的です。また、ベッドに横になった時も圧迫感を感じにくくなります。

ただし、ベッド下のスペースは少ないため、クローゼットや収納家具をうまく活用する必要があります。また高さがないため、人によっては立ち上がりにくく感じる場合もあります。

折りたたみベッド

折りたたみベッドは、日中はコンパクトに収納でき、夜間だけ広げてベッドとして使用できるメリットがあります。限られたスペースを有効活用したい人におすすめです。

たとえば、在宅ワークをする場合、日中はベッドを畳んでデスクスペースを確保し、夜はベッドを広げて寝る場所として使用するというような柔軟な空間活用ができます。また、来客時にはリビングスペースにしたり、趣味の時間に広いスペースを使ったりすることもできます。掃除や模様替えの際にも、ベッドを簡単に移動できて便利です。

ただし、折りたたみの構造上、耐久性や寝心地が通常のベッドより劣る場合があるため、マットレス選びが重要になります。

収納付きベッド

収納付きベッドは、6畳の限られたスペースを有効活用できる実用的な選択肢です。寝具や衣類、季節のアイテムなどを効率的に収納でき、部屋をすっきりと片付けられます。

収納付きベッドには主に次の2つのタイプがあります。

チェストベッド 跳ね上げ式収納ベッド
ベッドフレームの下部に引き出しが付いている
引き出しを開けて中身を確認しやすい
日常的に使用する衣類や小物を収納できる
ベッドの床板を持ち上げて、ベッド下全体を収納スペースとして使う
引き出し式よりも収納容量が大きい
季節の寝具や大型の荷物など、頻繁に使用しないものの収納に向いている

どちらも収納力が高く、生活スペースを広げられる点が大きなメリットです。

脚付きマットレスベッド

マットレスに脚が付いた脚付きマットレスベッドは、シンプルで機能的なベッドを探している場合におすすめです。

脚付きマットレスはベッドフレームがないため、通気性が良く、カビやダニが発生しにくい点が大きなメリットです。また構造がシンプルなので、比較的低価格で購入できます。

ベッド下のスペースの有効活用も可能です。脚の長さは10cm程度から25cm以上まで幅があるため、ベッド下を収納として使いたい場合は、脚の長いものが向いているでしょう。

その一方で、コアラの「MIRAIKUSTOM ミライカスタムベッドフレーム」のように、脚の高さを変えられるベッドフレームを選ぶ方法もあります。脚の高さを3段階調節できるので、収納したい物や量に合わせて調整できます。また、使う人の身長や状況に合わせて、ベッドから立ち上がりやすい高さも選べます。

ミライカスタムベッドフレーム

ヘッドレスベッド

6畳の部屋で少しでもスペースに余裕を持たせたい場合は、通常のベッドよりもコンパクトなヘッドレスベッドもおすすめです。

ヘッドボードがない分、使用するスペースを抑えることができます。また、シンプルなデザインですっきりとした印象を与え、部屋全体を広く感じさせることもできます。

たとえば「コアラアーバンベッドフレーム」は、ヘッドボード付き・ヘッドボードなしのモデルを選べるため、6畳の部屋でもスタイリッシュな空間にすることができます。また、耐久性のある素材を使用しているので、長期間の使用にも耐えられる設計になっています。脚の高さは19cmで、限られた空間でも効率的に収納スペースを確保できます。

 

6畳部屋にセミダブルベッドを置く時のコツ

6畳の部屋にセミダブルベッドを置く場合、限られたスペースでいかに快適に過ごせるかが重要になります。6畳の部屋で快適に過ごすためのコツは、主に以下の3つです。

  • 必要最低限の家具の選定
  • 視覚的に広く見せる工夫
  • 歩くスペースを確保

必要最低限の家具の選定

6畳の部屋でセミダブルベッドを使用する場合、家具の選定が重要です。

基本的な家具としては、ベッド・収納・デスク・椅子・テーブルなどが考えられますが、すべてを詰め込むと雑然としてしまいます。そのため、以下のようなコンパクトで多機能な家具を選ぶのがポイントです。

  • デスクと棚が一体化した棚付きデスク
  • 折りたたみ式のテーブルや椅子
  • 壁面収納家具

また、不要な家具や雑貨を減らして必要なアイテムを厳選すれば、より開放感のある部屋にできるでしょう。

視覚的に広く見せる工夫

限られたスペースでも次のような工夫をすると、部屋を広く見せることができます。

ローベッドを選ぶ 天井までの空間が広くなるため、圧迫感を軽減できる
ベッドの色を、部屋の壁や床と同系色にするのも良い
鏡やガラスを活用する 大きな鏡を壁に設置すると、視覚的な広がりをつくれる
ガラス製の家具は圧迫感を減らし、部屋にすっきりとした印象を与える
カーテンや壁の色を工夫する 高い位置から床まで届く長めのカーテンを使うと、天井が高く感じられる
薄手の素材や明るい色は、部屋全体を軽やかな印象にする
部屋の配色を工夫する 白やベージュなどを基調とし、アクセントカラーを加えると、空間が広く感じられる
複数の照明を使い、部屋全体を明るくすると開放感が生まれる

歩くスペースを確保

6畳の部屋でセミダブルベッドを使用する際、快適に過ごすためには適切な動線の確保が不可欠です。

通路幅の確保 快適に歩ける通路幅は50〜60cm
少なくとも片側には50cm以上のスペースを空ける
家具の配置 ベッドの横に最低限必要なスペースをつくる
ドアの開閉を妨げないように配置する
家具は壁際に寄せ、中央のスペースを広く使う
壁面収納の活用をする

これらのポイントに注意しながらレイアウトをすると、過ごしやすい生活空間をつくることができます。

6畳にダブルベッドを置く場合は「6畳部屋にダブルベッドは可能?配置アイデアと広く見せるコツ」の記事も参考にしてください。

6畳にセミダブルベッドを置くレイアウト例

6畳の部屋にセミダブルベッドを置く場合も、工夫次第で快適な空間にすることができます。ここでは、さまざまなニーズに合わせたレイアウト例を紹介します。それぞれの特徴や配置のポイントを参考に、理想の部屋づくりに役立ててください。

セミダブルベッド&デスク&ソファー

このレイアウトは、ワークスペースとリラックススペースを両立させたい場合におすすめです。

レイアウトのポイント

  • ベッドの足元にソファーとテーブルを設置 → リラックスできる空間を確保
  • ベッドサイドにデスクを設置 → ワークスペースをつくる

デスクは折りたたみ式や省スペース型を選ぶと良いでしょう。幅80cm程度のものなら、ベッドの横に無理なく置けて作業スペースを確保できます。ソファーはコンパクトな2人掛けサイズを選ぶと、足元のスペースに収まりやすく、部屋がすっきりとした印象になるでしょう。また、テレビを壁掛けにすれば、その分のスペースを節約できます。

セミダブルベッド&デスク

6畳の部屋にセミダブルベッドとデスクを置く場合

このレイアウトは、在宅ワークや勉強をする場合に便利です。

レイアウトのポイント

  • ベッドを壁際に配置して、デスクを部屋の角に設置する → 作業スペースと睡眠スペースを分ける
  • デスクの上には壁掛け収納・シェルフを使用する → スペースを活用する

ベッドとデスクの間には、70cm以上の通路幅を空けましょう。在宅ワークをする場合、幅100cm~120cm以上のデスクを選ぶと、快適に作業ができるでしょう。デスクチェアも大ぶりなものを置く余裕があるため、長時間座っても疲れないものを選べます。

セミダブルベッド&ソファー

リラックスできる部屋にしたい場合は、セミダブルベッドとソファーを置くレイアウトがおすすめです。

レイアウトのポイント

  • ベッドとソファーは好みで配置 → ゆったりとくつろげる空間をつくる
  • テーブルは小さいものにする、あるいはベッド横にサイドテーブルを置く →  動線を確保
  • 壁際に収納棚を設置する → 部屋をスッキリまとめる

ソファーは2人掛けサイズで、幅120cm~140cm、奥行き70cm~80cm程度が良いでしょう。ゆったりと座れる広さがありながらも、圧迫感を抑えられます。壁面には薄型のテレビを設置し、その下に低めのテレビ台を置けば、収納スペースを設けることができます。

 

セミダブルベッドを2つ

6畳の部屋にセミダブルベッドを2台置くとかなり狭くなりますが、工夫次第で狭さを感じさせない空間にできます。

レイアウトのポイント

  • ベッドを並べて中央に配置する → 左右の通路幅を確保する
  • コンパクトなサイドテーブルを使う → 空間を有効活用る
  • ベッドフレームは脚の高いタイプを選ぶ → 収納空間をつくる
  • 高さのある壁面収納を利用 → 家具を最小限にする

6畳にセミダブルベッドを2つ置くと残りのスペースは限られるため、他の家具は最小限にしたほうが良いでしょう。そこでコアラでは「コアラアーバンベッドフレーム」専用の「アーバンベッドサイドテーブル」を用意しています。幅22cm、奥行き30cmのコンパクトなサイズで、ベッドフレームにはめこむだけで取り付けられます。ライトやスマホなどの小物を置くのに便利です。

アーバンベッドサイドテーブル

セミダブルベッド&ダイニングテーブル

1人暮らしのワンルームでは、食事用のスペースも必要です。セミダブルベッドとダイニングテーブルを配置する場合、限られたスペースを有効活用しましょう。

レイアウトのポイント

  • ベッドとダイニングテーブルを対角線に配置する → 睡眠と食事スペースを明確に分ける
  • コンパクトな2人掛けダイニングセットを選ぶ → スペースを確保する
  • 収納棚を壁際に設置する → 収納スペースをつくる

ダイニングテーブルは、折りたたみ式や伸縮タイプを選ぶと便利です。普段はコンパクトなサイズにしておき、来客時には広げて使用します。椅子も折りたたみ式や積み重ね可能なものを選ぶと、使わない時の収納に便利です。棚は天井まで届く高さのものを選び、壁面を最大限に活用すると良いでしょう。食器や調理器具、本や衣類など、さまざまなものを収納できるマルチな収納スペースとして活用できます。

 

6畳の部屋にセミダブルを置くなら、計画的に

6畳の部屋にセミダブルベッドを置く場合、限られた空間をいかに有効に使うかが重要です。自分のライフスタイルに合わせて、家具の優先順位を決めましょう。

また、どのようなセミダブルベッドを置くのかもポイントです。ローベッドやヘッドレスベッドは圧迫感を軽減でき、収納付きベッドや脚付きマットレスベッドは収納スペースを確保できます。さらに、レイアウトを工夫すれば、仕事やリラックスするためのスペースと寝るスペースを両立させることができます。

ベッドやマットレスを購入する際は、事前に搬入経路を調べておきましょう。部屋に問題なく運び込めるかどうか、梱包サイズなどのチェックが必要です。たとえば、コアラマットレス ではコンパクトに圧縮梱包して配送するため、6畳の部屋にも簡単に搬入することができます。

限られたスペースを有効活用できる家具選びや、ライフスタイルに合わせたレイアウトで、快適な睡眠環境を整えてみてはいかがでしょうか。

シングルからキングまで!暮らしに合わせて選べる「コアラマットレスプラス PLUS」

 

お客様の声

1ヶ月前

★★★★

寝心地最高

コアラマットレスプラスのセミダブルを購入しました!

睡眠の質をあげたいと思いセミダブルのマットレスを探していたところコアラマットレスの店舗があることを知りました。

訪れると店員さんが一対一で紹介してくださり、とても内容がわかりやすく体験もしやすかったです。別日に他のブランドさんのベットマットレスも体験して良かったのですが、価格面でコアラマットレスが良心的で購入に至りました。

寝坊しそうになるくらい寝心地がよく満足してます。

 

2ヶ月前

★★★★

買って良かった!

今まで硬めのマットレスを使用しており、初めて柔らかめのマットレスに変えましたが、とても気に入っています!

以前よりかなり寝付きが良くなったと思います。また、寝返りも快適で、思い切ってセミダブルを買ってみて正解でした!

 

2ヶ月前

★★★★★

期待通り、今年買って良かった物

前々からとても欲しかった、コアラマットレス。でも今有るベットの処分に困り、なかなか購入に踏み切れませんでした。腰痛が酷くなり、思い切ってコアラマットレスセットで購入。期待通り、腰痛も軽減され安眠できました

 

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