目次
監修者

松本 恭
「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。
寝具購入の際にマットレスと敷布団を比べて、「寝心地を良くしたい」「部屋が狭いからどうしよう」と悩む人も多いのではないでしょうか。それぞれの特徴や違いを理解しないまま購入してしまうと、後悔することも少なくありません。
この記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、マットレスと敷布団の特徴を比較し、ライフスタイルに合った選び方を紹介します。価格、収納のしやすさ、素材、通気性、耐久性、反発性などの観点から両者を徹底解説していきます。
敷布団とマットレスの違い
敷布団とマットレスは、特徴や機能に大きな違いがあります。価格、収納のしやすさ、素材、通気性、耐久性、反発性の観点から両者を比較していきます。
価格
まずは価格面で比較してみましょう。敷布団とマットレスのシングルサイズの値段はおおよそ次の通りです。
- 敷布団:数千~数万円
- マットレス:1万~10万円(それ以上の製品もあり)
敷布団は、布団専門店や各種ECサイトで数千円から販売されています。1万円前後がボリュームゾーンで、5万円以上の製品はあまりありません。
一方マットレスは、値段に大きな幅があります。通常のマットレスは1万~4万円程度が相場とされています。しかし、さまざまな機能を備えたマットレスになると5万円以上になり、10万円を超える商品も珍しくありません。
コストパフォーマンスの観点から考えてみましょう。たとえば綿の敷布団は3年程度が買い替えの目安とされています。マットレスは素材によって異なりますが、3~10年以上です。
布団もマットレスも品質によって価格の違いが大きいため一概には言えませんが、長期的に見れば、コストパフォーマンスはあまり変わらないといえそうです。
収納のしやすさ
収納のしやすさは、敷布団とマットレスではっきり異なります。
敷布団は、使わないときに折りたたんで収納できます。軽量なので一人でも持ち運びができ、クローゼットや押し入れにコンパクトにしまえるため、空間を有効活用できるメリットがあります。季節に合わせて布団を変えたい場合も、収納に困りにくいでしょう。
一方、マットレスは一般的に大きくて重いため、収納や移動が難しいといえます。ベッドフレームと組み合わせて使用する場合も多く、部屋の一定のスペースを占領することから、狭い部屋や頻繁に模様替えをしたい場合には不向きかもしれません。ただし、折りたたみ式のマットレスも販売されているので、ライフスタイルに合わせて検討してください。
素材
敷布団とマットレスに使われている素材を一覧で紹介します。
素材 | 寝心地 | 特徴 | |
敷布団
|
綿 | ソフトでふかふか | 保温性がある 湿り気を含みやすいので定期的に天日干しが必要 |
羊毛 | 弾力がありふんわり | 吸湿性・放湿性に優れ、蒸れにくい 比較的軽いため、手軽に干せる |
|
ポリエステル | やや硬めでサポート力は中程度 | 吸湿性がないため、蒸れやすい 軽い 洗える製品もある |
|
マットレス
|
スプリング | ポケットコイル:体圧分散性に優れる ボンネルコイル:サポート力が高く、硬め |
通気性があり湿気がこもりにくい(特にボンネルコイル) 耐久性に優れる |
高反発ファイバー | 硬めで弾力がある | 体が沈み込みにくい 丸洗いできるものもある |
|
ラテックス | 体圧分散性と弾力性を両立 | カビ・ダニが発生しにくい 湿気がこもりやすい |
|
ウレタン | 低反発ウレタン:フィット感がある 高反発ウレタン:やや硬め ハイブリッドタイプ:それぞれの良さを併せ持つ |
低反発から高反発まで種類が豊富 湿気がこもりやすい |
敷布団には綿、羊毛、ポリエステルといった軽量で扱いやすい素材が使われています。一方、マットレスにはスプリング、高反発ファイバー、ラテックス、ウレタンなど、寝心地を重視した素材が使用されています。特にウレタンのマットレスは高反発と低反発、ハイブリッドなどの製品があり、好みの寝心地に合わせて選べます。
マットレスの種類や特徴について詳しくは、「マットレス8種類の特徴やメリット・デメリットを解説!後悔しない選び方とは」の記事で詳しく解説しています。
通気性
通気性はカビやダニの発生にかかわる重要なポイントですが、使い方や素材によって大きく変ります。一概に比較することは難しいですが、敷布団のほうが対策はしやすいといえるでしょう。たとえば、綿の敷布団は湿気がこもりやすいものの、天日干しをすればカビ・ダニを防ぎやすいといえます。
一方、マットレスは構造的に、敷布団ほど通気性が良くない場合があります。特にラテックス、低反発ウレタンなどは湿気がこもりやすい素材です。しかし、近年では通気性の改善が図られている製品も販売されています。
たとえばコアラマットレスでは、独自開発のウレタンフォーム「クラウドセル」を使用して通気性を高めています。また、マットレス保護カバーを使用することで、バクテリアやカビの増殖を防ぎ、カビの汚れや臭いを軽減することができます。
耐久性
耐久性については、マットレスのほうが敷布団よりも優れています。
敷布団は、使用とともにへたりやすく、数年で寝心地が悪くなることがあります。綿の敷布団は定期的なメンテナンス(打ち直しなど)により寿命を延ばせますが、それでも5年程度で買い替えが必要とされます。
一方、マットレスの耐久性は素材によって寿命はさまざまですが、一般的に3~10年以上とされています。たとえばコアラマットレスは、高密度のウレタンフォームを使用したへたりにくい構造のため、適切な使い方をすれば10年程度使用できる設計になっています。さらに、コアラマットレスには10年保証がついています。
ただし、マットレスの耐久性を維持するには、適切なメンテナンスが必要です。定期的に裏返したり、ローテーションを行ったりして、マットレスを均一に使用しましょう。また、マットレス保護カバーをかけて、汚れや湿気からマットレスを守るのも重要なポイントです。
マットレスの耐久性については「マットレスの寿命は何年?買い替えの目安や長持ちするマットレスの特徴を解説」の記事で詳しく解説しています。
体圧分散性・反発性
敷布団は一般的に反発力はあまりなく、体圧分散性でもマットレスに劣ります。特に綿を主材料とした敷布団は、体重がかかると沈み込みやすいため、体のラインに沿ったサポートが難しいといえます。ただし、硬めの敷布団を選ぶことで、ある程度の反発性を得られることもあります。
一方、マットレスには体圧分散性・反発力をもつ製品が多くあります。低反発マットレスは体のラインに沿って、体圧を分散します。また、高反発マットレスはしっかりとした反発力で体を支えます。両方のいいとこどりをしたハイブリッドタイプもあるため、自分の好みに合わせて選ぶことができます。
低反発と高反発の違いについては「低反発・高反発マットレスの違いを3つに分けて解説|それぞれの欠点とは?」の記事で詳しく解説しています。
敷布団とマットレスのメリット・デメリットを比較
敷布団とマットレスには一長一短があります。両者のメリットとデメリットを比較してみましょう。
敷布団のメリット・デメリット
メリット
- 軽くて収納しやすい
- 価格が比較的安い
- 手入れが簡単にできる
デメリット
- 耐久性が低い
- サポート力が低い
- 湿気対策のため定期的に干す必要がある
敷布団のメリット
敷布団の最大の魅力は、軽量性と収納のしやすさです。朝起きたら簡単に畳んで押し入れにしまえるため、限られたスペースを有効活用できます。特に、ワンルームマンションや狭い部屋で生活している人は、そのメリットを感じやすいでしょう。
また、比較的低価格な点もメリットです。出費が少なくて済むため、予算に制限があったり、頻繁に買い替えたりする場合に向いています。
さらに、敷布団は天日干しがしやすく手入れが簡単です。アレルギー対策や衛生面を重視する人にとっては、魅力的なポイントといえます。
敷布団のデメリット
敷布団には耐久性の面でデメリットがあります。綿やポリエステル素材は長期間使用するうちに中綿が偏ったり薄くなったりするため、一般的に1〜3年ごとの買い替えが必要です。
また、敷布団は使用していくうちに徐々にへたり、体をサポートする力が低下します。特に、腰痛が気になる人や大柄な人にとっては、快適な寝心地が得られなくなる場合があります。
さらに、湿気がたまりやすい点もデメリットです。特に綿の敷布団には注意が必要で、梅雨の時期や湿度の高い地域では、カビやダニの発生リスクが高くなります。定期的な手入れが欠かせないため、人によっては負担に感じる場合もあるでしょう。
マットレスのメリット・デメリット
メリット
- 体圧分散性と耐久性に優れる
- 寝返りが打ちやすい
- 抗菌・防臭機能が付いている製品がある
デメリット
- 重くて収納が難しい
- 価格が高い傾向にある
- 湿気がこもりやすい製品がある
マットレスのメリット
マットレスの大きなメリットは、体圧分散性に優れている点です。特に高品質なマットレスは、体のラインに沿ってしっかりとサポートしてくれるため、快適な睡眠環境を整えることができます。また、耐久性も高いため、適切に使用すれば5~10年以上使い続けられます。
さらに、マットレスは寝返りが打ちやすい点もメリットです。特に高反発タイプのマットレスは、体の動きに合わせて素早く形状を回復するため、寝返りの際のストレスを軽減してくれます。睡眠中に頻繁に寝返りを打つ人に向いています。
近年のマットレスは抗菌・防臭機能が強化されており、カビやダニの発生を防ぐためのお手入れも比較的簡単になっています。たとえば、通気性に優れたウレタンマットレスを選んだり、保護カバーを使用したりすれば、マットレスを清潔に保てます。
マットレスのデメリット
マットレスのデメリットは、重さと移動の難しさです。敷布団に比べて重いため、移動や手入れが手間に感じられることがあります。特に厚みのあるマットレスは一度設置すると頻繁に動かすのが難しく、狭い部屋では空間を有効活用しにくくなります。和室など畳の部屋で使いづらい点もデメリットといえます。
また、マットレスは敷布団より価格が高い傾向にあります。質の高いマットレスの場合、5~10万円、もしくはそれ以上かかると思ったほうが良いでしょう。
さらに、マットレスは通気性に注意が必要です。最近の高品質なマットレスは工夫がされていますが、低価格の製品では湿気がこもりやすい場合もあります。
敷布団とマットレスの併用について
敷布団とマットレスは基本的にそれぞれ単体での使用が前提となっているため、重ねて使用するのはおすすめできません。
重ねて使用すると、本来の性能が発揮されず寝心地が悪化することがあります。また、体が深く沈みこんで寝姿勢が悪くなり、寝返りが打ちにくくなるなど、体に負担がかかる可能性もあります。さらに、通気性が悪くなって湿気がこもりやすくなるため、カビやダニの発生リスクも高まります。
敷布団とマットレスの併用については「マットレスと敷布団を一緒に使うのはNG!寝心地が悪いときにやるべきことは?」の記事で詳しく解説しています。
ただし、併用することを想定してつくられている敷布団やマットレスもあります。防ダニ・抗菌防臭機能のある敷布団や、敷き布団とマットレスのハイブリッドタイプなどがそれに当たります。
ライフスタイル別おすすめの選び方
敷布団とマットレスのどちらが向いているかは、ライフスタイルや住環境によって異なります。これまでに紹介した特徴やメリット・デメリットをまとめたので参考にしてください。
特徴 | 敷布団 | マットレス |
価格 | 比較的安価 | 敷布団より高価 |
収納のしやすさ | 折りたためる | 収納は難しい |
耐久性 | 3~5年 | 3~10年(それ以上の製品も) |
体圧分散性 | マットレスに劣る | 優れている |
お手入れ | 簡単(干せる) | やや難しい |
それでは、次にライフスタイル別におすすめの選び方を見ていきましょう。
省スペース重視なら敷布団
ワンルームや狭い部屋など、限られたスペースを有効に使いたい人には敷布団がおすすめです。敷布団は軽量で折りたたみでき、使わないときは簡単に収納できます。掃除や模様替えの際にも動かしやすいのも大きなメリットです。
また、敷布団は比較的安いため、コストを抑えたい場合にも向いています。和室との相性も良く、畳の上に直接敷いて使用することもできます。ただし、適切な素材や厚さの敷布団を選ぶことが重要です。特に、良い寝心地を維持するためには、中綿がしっかりと詰まったものを選ぶようにしましょう。
たとえば、コアラの敷布団「コアラフトン OASIS」は、敷布団の良さを活かしながら、現代のニーズに合わせた機能を備えています。三つ折りで収納しやすく持ち運びも簡単ですが、高品質な素材を使用しているため寝心地も快適です。
厳格な耐久性試験をクリア!安心の5年保証 コアラフトン OASIS
睡眠環境重視ならマットレス
寝心地や睡眠環境を重視する場合は、マットレスがおすすめです。マットレスは体圧分散性に優れ、体のラインに沿ってしっかりとサポートしてくれます。特に高品質なマットレスは、腰への負担の軽減や寝心地の改善も期待できます。高反発や低反発といった自分の好みに合ったマットレスを選べるのも大きな魅力です。
また、マットレスは耐久性にも優れており、長期間快適に使用できる点がメリットです。コアラマットレスのように、10年保証が付いているメーカーもあります。また、湿気やカビによるマットレスの劣化を防止するため、抗菌機能付きや通気性の高い設計が施されている製品も登場しています。
迷ったらマットレスがおすすめ
敷布団とマットレスの特徴、メリット・デメリット、そしてライフスタイルに合わせた選び方について詳しく見てきました。生活習慣や好み、予算などと相談して、より良い選択をする参考にしてください。
もし迷う場合には、以下のメリットからマットレスをおすすめします。
- 自分の好みに合った寝心地のものを選択できる
- 体圧分散性に優れる
- 一般的に耐久性が高い
- 抗菌・防臭機能や通気性が向上している
具体的に製品を検討している場合は、「コアラマットレス」もチェックしてみてください。
コアラマットレスでは、優れた体圧分散性で快適な寝心地をサポートするだけでなく、耐久性についても10年保証しています。抗菌・消臭対策が取られ、通気性に配慮している点もおすすめのポイントです。また、120日間のお試し期間を設けているため、初めての場合でも安心して試すことができます。
この記事を参考に自分に合った寝具を見つけて、理想的な睡眠環境を整えてみてください。
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親へのプレゼントに買いました。
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ヘルニアの腰痛持ちです。
今まで寝てても腰が痛くて起きる事も多くありましたが、それが減りました。
端っこで寝てもへたる事もなく、ストレスなく夫婦で寝ることができています。
これからも愛用させて頂きたいと思います。
理想の睡眠環境をパーソナライズできる「コアラマットレスプラス PLUS」