マットレスを買おう、新調しようと思った時に、どんな素材のマットレスを探しますか?
スプリング、ポケットコイル、低反発などなど…色々な種類がありますが、コアラマットレス®はマットレス業界でも珍しい、「スプリングなし、高反発と低反発素材をブレンドした独自開発のウレタンフォーム」という仕様です。
ウレタンフォームのマットレスがまだあまり主流ではない日本では、「ウレタンフォームのみのマットレスです!」と聞くと通気性や耐久性が心配になる方も中にはいるかもしれません。
そこで今日のテーマはズバリ、「ウレタンフォームのマットレスってどう?」というお話です。
長所もこれからの課題も丸裸にして、お伝えしますので、参考にしていただけばと思います!
目次
ウレタンフォームマットレスとは?
まず、ウレタンフォームの原料をご紹介。ポリウレタンというプラスチック樹脂が原料で、衣類や家具等にも多く使われている、身近な素材です。そのポリウレタンに発泡剤を混ぜて釜の中で化学反応により発砲させ、スポンジ状に膨らませたものがポリウレタンフォームです。
そして、一般的にウレタンフォームマットレスと呼ばれるマットレスには、スプリングやコイルは使われていません。
スプリングやコイルがメインのマットレスの中綿的な使い方でウレタンが一部使われることはあります。
メインの構造(=マットレスとして重要なサポート力がどの構造・素材で設計されているか)が何かによって呼び方が変わると言ってもいいかもしれません。
コアラマットレス®は、ウレタンフォーム一筋。そんなウレタンフォームを二種類開発し、上下に重ねた二層構造がコアラマットレス®の特徴です。(こちらは2020年2月以前のv1モデルの説明です。)
この、マットレスといえば基本は何かしらスプリングが入っているのがまだまだ主流の日本では、「スプリングやコイルは一切なし」というのは、驚かれる方も多いです。
そして、ウレタンフォーム一筋でマットレスを作ると、実はかなりメリットが多いということを今からお伝えします!
ウレタンマットレスの長所とは?
ということで、ウレタンマットレスの長所を列挙してみます。
- ウレタンマットレスは、身体にフィットする寝心地を実現できる
- ウレタンマットレスは、軽い
- ウレタンマットレスは、圧縮できる!
- ウレタンマットレスは、変幻自在!?
などなど。
これらのウレタンフォームの長所によって、コアラマットレス®が唯一無二のマットレスブランドとして他社とは違った特徴やサービス内容を実現できていると言っても過言ではありません。
ウレタンマットレスの寝心地とは?
まずは寝心地。
結局はそこが一番大事です。
先ほどコアラマットレス®は二層構造ということに触れましたが、実際のそれぞれの層の硬さは、上層部がN55で三段階の真ん中「やわらかめ」下層部がN200で三段階中の「硬め」とされます。
(参考:http://www.urethane-jp.org/qa/nanshitsu/n-4.htm)
これがまさに寝心地の秘密でして!軟らかい上層部は身体のカーブにフィットしつつ、硬めの下層部はしっかりと体を支え、腰が沈まない絶妙な構造となっています。
ウレタンマットレスの重さは?スプリングより軽い?
一般的にウレタンマットレスはスプリングが入っているマットレスと比べて軽いです。それは、スプリングは金属であることが多いため、ウレタンフォームと比べて部品それぞれが重くなりがちだからです。
もちろん厚みによりますし、それぞれのメーカーさんによって違うので、一番確実なのはホームページをご確認いただくことです。
ちなみにコアラマットレス®のサイズ・重さ比較表はこちら↓(こちらは2020年2月以前のv1モデルとなります。クイーンサイズV2モデルの幅は160cmとなっております。)
この記事を書くにあたって色々調べていると、マットレスはメーカーさん各社がそれぞれのオリジナリティを出して作っていて、標準と言える仕様が意外と無いことに気づきます。
だからやっぱり最終的には体型や好みとの相性なんだな、と再確認しました。
寝てみて朝起きた時の身体の調子などが一番正直な感想なのではないでしょうか。
そんな時、実際に寝る時と同じ環境で試せるって大事だと思います。お店では、限界があるのは仕方がないですね。
ウレタンマットレスは圧縮梱包で送料無料!
実は、コアラマットレス®はスプリングやコイルが入っていないからこそ、高さ23cmという分厚いマットレスながら圧縮梱包が実現しているのです。
これは、「ベッド・イン・ボックス」と呼ばれる、新しいマットレスのカタチで、海外では特に北米やヨーロッパ、オセアニアなどでどんどん人気を得ているものです。ただ、日本ではまだ珍しいようです。
そうそう、だからお客様のご自宅に到着して、箱と袋を開けた途端に「ボンッ」って広がる楽しい瞬間を動画に残していただき、あわよくばSNSに投稿してもらって口コミで広げてもらっt….(ごにょごにょ)🐨
そういう狙いもなくは無いですが、一番のメリットは次の2つになります。
マットレス搬入口の心配無し
「ベッド・イン・ボックス」で届くウレタンフォームのコアラマットレス®は、どんなサイズのマットレスでも玄関やお部屋のドアからお部屋に搬入ができます。
部屋に入るかが心配でゆったり寝られる大きめサイズの購入を断念しなくて済むということになります。
お届けの箱の寸法はこちら↓(こちらは2020年2月以前のv1モデルとなります。現在のv2モデルとは異なります。詳細はコアラマットレス®公式ウェブサイトでご確認ください。)
箱の大きさ:(箱のみの重さ:約1.5kg)
- シングル=36cm x 36cm x 116cm
- セミダブル=36cm x 36cm x 145cm
- ダブル=36cm x 36cm x 160cm
- クイーン=36cmx 36cmx 190cm
そしてもう1つのメリットがこちらです。
マットレスなのに送料無料
そう、家具なのに送料無料にできることです!!
通常であればかなりの大きさになるマットレスですが、海苔巻き状に圧縮され、下記写真のような縦長の箱に入ってお届けします。
オーストラリアの工場から東京近くの倉庫、そしてお客様のご自宅まで、この大きさで運ぶことができるため、送料無料にできるのです。
通常であれば1万円くらいするのが家具の配送料….。それが浮くのですから実質商品価格から1万円安くなっているようなものです。お得〜!
一度開けると、人の手で圧縮された状態に戻すのは不可能ですが、半分までには折れるので、お引越しなどの際には2つに折って紐で縛って固定して、トラックなどに積んでくださいね。
それだけでも全長が半分くらいの長さになるので動かしやすくなりますよ!
ウレタンマットレスの短所は?
こんな感じで長所だらけのウレタンマットレスですが、強いていうなら短所が2つあります。
ウレタンマットレスの通気性が心配な方へ
1つ目は、通気性が△と思われているところです!
お気持ちはわかります!ウレタンフォームが必ずしも通気性が悪いわけでは無いのですが、確かにそういった心配をされる方は多いです。
その理由として、ウレタンフォームといえばかつては低反発のマットレスが多かったことにあります。低反発素材というと、メモリーフォームのような、ウレタンの中でも特に密度が高くなる素材が主流でした。
そのため、ウレタンフォームのマットレス自体が密度が高く蒸れやすいというイメージを持たれるようになってしまったのです。
コアラマットレス®は高反発素材とメモリーフォームをブレンド、ウレタンフォームを素材ごと独自開発しました。
名付けて「Kloudcell (クラウドセル)」。
オーストラリアで特許も取得しているこちらのウレタンフォームを身体が触れる上層に使用することで、包まれるような寝心地と通気性の両方を実現しています。
ウレタンマットレスの耐久性が心配な方へ
もう1つウレタンフォームマットレスの心配な点は、スプリングやコイルのマットレスと比べて耐久性が△と思われている点です。
これもウレタンマットレスといえば、低反発素材だったかつての時代から、ウレタンフォームに対するイメージが変わっていないからなのです。
低反発素材はもともと長持ちしづらいこと、蒸れやすくその湿気により更に品質劣化が進んでしまうことが懸念事項としてあります。
低反発は割れてしまったので心配、とおっしゃるお客様も複数いらっしゃいました。
コアラマットレス®は低反発の寝心地は取り入れつつ下記の工夫により高い耐久性を実現しています。
- 上の層は、メモリーフォームと高反発素材をブレンドし「Kloudcell (クラウドセル)」という独自開発のウレタンフォームを使用→ 寝心地、通気性、耐久性を実現
- 下の層は、よりヘタリにくい高密度高反発のウレタンフォームを厚みを持たせて使用→ サポート力、耐久性を実現
このように、1つのウレタンでは成し得なかった「良いトコどり」をできているような構造です。
寝心地と通気性を上の層で確保し、腰が沈み過ぎないサポート力と耐久性を下の層で実現する。これこそ二層構造である意味だと自負しています!(🐨ドヤッ)
ウレタンマットレスはシンプルながら高機能
さてさて、ウレタンについてだけで、よくこんなにもまあ長く語れるな〜と関心してくださる頃かと思いますが、もう一丁いきますよー!
ウレタンマットレスは雑な言い方をすると、
メーーーーーーーッチャ高級で大きなスポンジ
です。
ということは、市販のお魚スポンジみたいに、結構形なんかも自由に変えられちゃうんですね。
そんなウレタンフォームならではの性質を利用して、コアラマットレス®はこんなことしちゃいました。
どーん
先述の、寝心地と通気性の鍵となる上層のウレタンフォームにこんなカットを施したのです。
綺麗な模様ですねー!!
残念ながらこの模様は下層部との接着面になるので実際のマットレスで目視していただくことは難しいです。ぜひ今この写真でご堪能くださいませ🐨❗️
では、このボコボコとした模様のカットにはどんな意味があるか、次から解説していきますね。
ウレタンマットレスの通気性
Kloudcell (クラウドセル)自体も通気性の良いブレンドになっていますが、蒸し蒸し大国日本でも快眠していただけるように、さらに改良が加わっています。
先ほども話題に上がった通気性ですが、日本の蒸し暑い気候に更に適したマットレスになるよう、より高い通気性を確保するために上記のようなカットが施されています。
それがこのボコボコの間に無数に存在する「通気穴」。
寝ている間にコップ1杯の汗をかくと言われている私たちですが、その湿気と熱は、この空気の通り道を伝って横へとうまく逃がされます。
こうして従来のウレタンフォームマットレスとは比べ物にならないくらい空気の通りが良いマットレスとなっているのです。
ゾーニング技術
最後に実はコアラマットレス®の特徴の中で一番地味で気づかれないけど寝心地には確実に貢献している特徴を紹介して第一回は終わろうと思います!
それが、「ゾーニング」という技術です。
これは、人の体が横になった時に各部位にかかる重さの違いを、マットレスの硬さを調整することで、適切に受け止めるというものです。
ウレタンフォームマットレスだけに限らず、ポケットコイルのマットレスなどでも積極的に使われているこの「ゾーニング」という考え方ですが、ウレタンフォームだと身体のより細かい重さや形の違いにもフィットしやすいというメリットがあります。
コアラマットレス®のゾーニング技術は、マットレスの上下(頭と足が乗る部分)と中央部(腰やお尻が乗る部分)で寝たときの上の層の硬さを調整しています。
上の写真で見ていただくと分かるように、中央部はたくさんある丸いボコボコの間の窪みが他の部分と比べて深く多く取られています。このカット方法によって、マットレスの柔らかさを確保し、腰の重さを包み込むようにしています。
ゾーニングは、地味で繊細な工夫ですが、確実にコアラマットレス®の寝心地の良さに繋がっています!
強いて欠点をいうなら、上層と下層の接着部分になるため、カバーを外してもらってもこのボコボコ模様はほとんど見えないということくらいです。
どうしても気になる方は、コアラマットレス®をご購入の上(❗️)次回カバーを洗濯される際に、上層と下層の接着面を横から見てみてください。実はところどころ空気の出口となる穴を発見されるかと思います。
まとめ
今回は、コアラマットレス®のウレタンフォームマットレスであるという性質について、詳しく解説しました!
次回は、引き続きコアラマットレス®のまだまだ知られていない色んな情報をお伝えしていきます!
コアラマットレス®丸裸シリーズ: