寝具コラム by Koala Sleep Japan2025年1月17日読了目安時間: 8

マットレスの捨て方・処分方法を徹底解説!料金比較や無料で処分するコツも紹介

この記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が、マットレスの捨て方と処分方法を詳しく解説します。手間をかけずに捨てる方法や無料で処分する方法に加え、マットレスの買い替え時期の目安も紹介します。

 

マットレスを捨てる前に知っておくべき基本情報

マットレスは種類やサイズによって捨て方や処分方法、費用、注意点などが異なります。事前に知っておくべき情報をまとめました。

 

マットレスのサイズと種類

マットレスの主なサイズと素材を以下に紹介します。

マットレスのサイズ
・セミシングル 85 cm × 195 cm
・シングル 97 cm × 195 cm
・セミダブル 120 cm × 195 cm
・ダブル 140 cm × 195 cm
・クイーン 160 cm × 195 cm
・キング
180 cm × 195 cm
種類(素材)
・スプリング(ポケットコイル、ボンネルコイル)
・ウレタンフォーム(低反発、高反発、低反発と高反発のハイブリッド)
・ラテックス
・ファイバー
・エアーマットレス
・ウォーターマットレス

 

たとえば東京都八王子市でマットレスを粗大ごみとして捨てる場合の費用は次のとおりです。

 

費用
マットレス(スプリングなし) 200円
スプリングマットレス(シングル、セミダブル) 2,400円
スプリングマットレス(ダブル以上) 2,900円

 

自治体によって費用は異なりますが、大きいマットレスや複雑な構造のものほど、処分にかかる手間や費用は増加する傾向があります。

 

マットレスを捨てる際の注意点

マットレスを捨てる際には、まず自治体に確認を取りましょう。自治体によって捨て方や対応、費用は大きく異なるためです。特にスプリングマットレスは適正処理困難物に指定されていることから、回収していない自治体もあるため注意が必要です。

 

マットレスの不法投棄は絶対にやめてください。不法投棄は法律で禁止されており、罰金や懲役などの厳しい罰則があります。環境保護の観点からも、必ず正しい方法で処分しましょう。

 

マットレスの処分方法7選

マットレスの処分方法は、捨てる場合も含めて主に7つあります。それぞれの特徴や手順を詳しく解説します。

 

処分方法(捨て方) 費用面でのメリット 処分の容易さ 処分の速さ
自分で解体して捨てる ★★★ ★~★★ ★~★★
自治体の処分場に持ち込む ★★ ★〜★★ ★★★
自治体に回収してもらう ★★ ★★
不用品回収業者を利用する ★★★ ★★★
リサイクルショップや買取業者に依頼する ★★★ ★★~★★★ ★~★★
フリマサイトや地域掲示板で売る/譲る ★★〜★★★ ★~★★
新しいマットレス購入時に引き取りサービスを活用 ★〜★★ ★★★

 

自分で細かく解体して捨てる

DIYに慣れていて、費用を最小限に抑えたい人は、自分でマットレスを解体して捨てる方法がおすすめです。スプリングなしのマットレスの場合、カッターナイフなどで小さく切り分ければ家庭ごみとして捨てることもできます。自治体により差はあるものの、処分にかかる費用を最小限に抑えられるのがメリットです。

 

一方、スプリングマットレスは次の手順で解体できますが、時間と労力がかかり工具も必要です。

 

  1. マットレスを切り開く
  2. クッションを取り外す
  3. スプリングを小さく切り分ける
  4. 解体したパーツを分別する

 

また、スプリングの分解は、ボンネルコイルとポケットコイルでも手間が違います。

 

ボンネルコイル ポケットコイル
形状 コイルスプリングを連結したベッドサイズの大きなもの 袋に入った小さなスプリングがたくさん敷き詰められている
分解方法 ボルトカッターやペンチで小さく切る 袋からスプリングを出す

 

一般的なマットレスの分解にかかる時間の目安は次のとおりです。

 

  • スプリングなし:数時間
  • スプリングあり:10~30時間

 

また、分解しても自治体によっては家庭ごみとして処分できない場合もあるため、事前に問い合わせることをおすすめします。

 

自治体の処分場に持ち込む

 

運ぶ手段があってコストを抑えたい場合は、自治体の指定する処分場にマットレスを持ち込む方法もあります。比較的費用を抑えられ、都合のいいタイミングで処分できる捨て方です。

 

手順は以下のとおりです。

 

  1. 自治体の窓口やウェブサイトで、処分場や受付日時を確認する
  2. 必要な場合は粗大ごみ処理券などを購入する
  3. 必要書類に記入する
  4. 住所確認ができる書類を持って、自治体のごみ収集センターへマットレスを持ち込む

 

事前申し込みが必要な処分場もあるため、余裕をもって取りかかりましょう。

 

処分費用は各自治体によって異なります。以下に、おおよその目安を紹介します。ただし、持ち込み制度がない自治体もあります。

 

スプリングなしマットレス スプリング入りマットレス
東京都新宿区 持ち込み制度なし
兵庫県高砂市 10kgにつき50円 特別な記載なし
東京都八王子市 10kgにつき350円 10kgにつき350円+1,900円
神奈川県横浜市 1,000円 2,200円

 

処分場の受付時間内に持ち込む必要があるため、仕事の都合などで時間的制約がある場合は注意しましょう。

 

自治体に回収してもらう

粗大ごみとして自治体に回収してもらう方法は、自分で運び込む必要がなく、比較的低コストで処分できる利点があります。

 

収集までの流れは次のとおりです。

 

手順 備考
  1. 自治体に電話やインターネットで申し込みをする
品目とサイズを伝える
  1. コンビニやスーパーなどで粗大ごみ処理券などを購入する
料金の目安は一般的に数百円〜3,000円程度
  1. 指定日に決められた場所に運び出す
場所は家の前やごみステーションなど自治体によって異なる

 

高齢世帯などの理由でマットレスの運び出しが困難な場合、運び出しサービスを行っている自治体もあるため、相談窓口などで確認しましょう。

 

自治体による収集はメリットが多いものの、日時が決まっている場合が多く、申し込みが多い時期には回収までに時間がかかることもあります。

 

不用品回収業者を利用する

不用品回収業者を利用すれば、重いマットレスを自分で運ぶ手間が省けます。また、即日対応可能な場合もあるため、急いでいる時は便利です。

 

まず、いくつかの業者に問い合わせて料金やサービス内容を比較しましょう。業者を決めて契約したら、回収日にマットレスを引き取ってもらいます。回収費用は地域や業者によって異なりますが、単品回収の場合は5,000〜15,000円程度です。

 

不用品回収業者を利用するのは便利な反面、中には悪質な業者もいるので注意が必要です。信頼できる業者を選ぶために、契約の前に次のポイントを確認しましょう。

 

  • 古物商、一般廃棄物収集運搬業などの許可証を持っているか
  • 料金体系が明確で、追加料金がないか
  • 口コミや評判が良いか
  • 損害保険に加入しているか

 

リサイクルショップや買取業者に依頼する

状態の良いマットレスであれば、リサイクルショップや買取業者に売却することもできます。処分の費用を節約できるだけでなく、収入を得られるのは大きなメリットです。

マットレスを高く買い取ってもらうためのポイントを以下に挙げます。

 

  • 複数の業者に見積もりを依頼する
  • ベッド・マットレス専門の買取業者を選ぶ
  • マットレスをきれいにする
  • 付属品や説明書を付ける

 

マットレスの耐久年数は5〜10年ほどのため、使用年数が長くなると買い取りができない場合もあります。不要になったら、なるべく早く処分を検討しましょう。

 

フリマサイトや地域掲示板で売る/譲る

時間に余裕があり、手間を惜しまなければ、フリマサイトや地域掲示板を活用する方法もあります。自分で値段を設定できるため、高値で売れることもあります。

 

出品する際には以下の点に注意すると売れやすくなります。

 

出品のコツ 注意点
魅力的な写真を撮影する
  • 全体像がわかる写真を撮る
  • 細部の状態がわかる写真も掲載(特にへこみやシミがある場合)
  • 製造タグやブランドロゴの写真を載せる
詳細な商品説明を付ける
  • ブランド名と型番
  • サイズと種類(スプリング、ウレタンなど)
  • 使用期間
  • 購入時期と購入価格
  • シミ・汚れなど気になる点があれば明記
適切な価格設定をする
  • 同様の商品の相場を確認
  • 状態や使用期間に応じて適切に価格を設定
配送詳細を明記する
  • 送料込みか着払いかなどを明記
  • 大型のため、直接取引を希望する場合はその旨を記載

 

フリマサイトや地域掲示板を利用すると臨時収入を期待できますが、引き取り手が見つからなかったり、時間がかかったりする可能性もあります。急いでマットレスを処分したい場合には別の方法を検討しましょう。

 

新しいマットレス購入時に引き取りサービスを活用

新しいマットレスを購入する場合は、引き取りサービスを活用するのも選択肢の1つです。多くの販売店やメーカーでは、マットレスの買い替え時に古いマットレスの引き取りサービスを行っているため、手間をかけずに処分できます。

 

手続きは、店舗での直接購入や公式オンラインショップでの注文時に、引き取りを申し込めば完了します。配達員が新しいマットレスを届ける際に古いマットレスを引き取ってくれるため効率的です。

 

ただし、引き取りサービスは一般的には有料で、金額も以下のようにさまざまです。

 

サービス範囲 費用
A社 配送+引き取り 6,600円~
B社 配送+引き取り 11,000円
C社 配送+引き取り 4,400円

 

また、以下のような注意点もあります。

 

  • 引き取りサービスを行っていないメーカーがある
  • 「購入商品と同サイズ・同数に限る」など条件付きの場合がある

 

たとえば、コアラマットレスには「配送+組み立て+引き取り」サービス(東京都全域と大阪市・堺市限定)があります。コアラ®の引き取りサービスについては、「【上級睡眠健康指導士監修】コアラマットレスの引き取りサービスが便利!」の記事で詳しく解説しています。

 

こうしたサービスがあるメーカーを選ぶと、新しいマットレスをスムーズに使用することができます。

 

マットレスの処分方法については、「【上級睡眠健康指導士監修】マットレスの処分方法7パターンについて解説!処分しやすいマットレスも紹介」の記事も参考にしてください。

 

マットレスの寿命と買い替え時期

マットレスは長期間使用していると劣化していきます。一般的なマットレスの寿命は5〜10年ですが、素材や使用状況によって異なります。以下は素材ごとの耐久年数の目安です。

 

  • 低反発ウレタン:3~5年
  • 高反発ウレタン:6~8年
  • ハイブリッドウレタン:〜10年
  • ラテックス:6~8年
  • ファイバー:6~8年
  • ポケットコイル:~10年
  • ボンネルコイル:〜8年

 

以下のような点に気付いたら、買い替えのサインと考えましょう。

 

買い替えのサイン 詳細
寝心地の悪化
  • 寝返りを打ちにくくなった
  • 腰や背中が沈み込みすぎる
  • 朝起きた時に腰や背中に痛みがある
明らかな劣化
  • マットレス表面にシミやほつれがある
  • スプリングの音が気になる
  • マットレスにへたりやくぼみがある
衛生面での問題
  • 長年の使用によるダニやカビの繁殖
  • 異臭がする
  • 湿気や汗による黄ばみがある

 

寿命を迎えたマットレスは体にかかる負担が大きくなり、睡眠の質が低下する可能性があります。早めにマットレスの買い替えを検討しましょう。

 

マットレスの買い替えのサインについては、「【上級睡眠健康指導士監修】コアラマットレスを買い替える目安とは?おすすめの理由6つも紹介」の記事で詳しく解説しています。

 

また、マットレスのへたりについても「【上級睡眠健康指導士監修】マットレスのヘタリは直せない!原因や今すぐできる2つの対処法を詳しく解説」の記事で解説しています。

 

新たにマットレスを購入する時は捨て方もチェック

新しいマットレスを選ぶ際には、快適さや耐久性だけでなく、処分のしやすさもポイントになります。

 

処分しやすいマットレスを選ぶポイント

マットレスの処分は手間がかかるため、その点を考慮して選ぶ場合は、以下の事項を確認しておきましょう。

 

ポイント 詳細
素材と重量
  • ウレタンフォームやファイバーなど軽量な素材を選ぶと、運搬が楽
処分のしやすさ
  • 多くは分解して家庭ごみとして処分可能
  • スプリングマットレスは分解の手間がかかり、処分費用が高い傾向
耐久性の高さ
  • 高品質で耐久性のあるマットレスを選ぶ
  • 一般的にスプリングマットレスのほうが寿命は長い
リセールバリュー
  • 人気ブランドのマットレスであればリサイクルショップや買取業者に売れることがある
  • フリマサイトなどで引き取ってもらえる可能性もある

 

ウレタンやファイバーのマットレスは比較的軽量で、耐久期間は短いものから長めのものまであります。また、スプリングマットレスは耐久性が高く、長く使えるものの、処分には手間や費用がかかる傾向があります。これらの点を考えて、自分に合うマットレスを選びましょう。

 

買い替えには処分が簡単なコアラマットレスがおすすめ

マットレスを買い換える際、たとえばコアラマットレスでは「マットレスの引き取り」サービスを利用することができます。2025年1月現在、東京都全域と大阪市・堺市で、マットレスやベッドフレーム、ソファなど大型家具購入時のオプションとして利用可能です。

 

「配送+組み立て+引き取り」サービスは、古いマットレスの撤去から新しいマットレスの設置まで一連の作業がセットになっています。料金は1回9,990円で、「配送+組み立て」サービスと値段が変わらずお得です。

 

また、コアラマットレスには「10年間の保証」が付いているため、安心して長く使うことができます。

 

マットレスの捨て方は費用も手間も削減可能

 

マットレスの処分方法は大きく分けて7つで、それぞれメリットとデメリットがあります。費用や手軽さ、処分までの期間などを検討し、自分に合った方法を選びましょう。

 

処分方法 メリット デメリット
自分で解体して捨てる
  • 費用が抑えられる
  • 時間と労力がかかる
  • 工具が必要な場合もある
自治体の処分場に持ち込む
  • コストが比較的安い
  • 自分のタイミングで処分できる
  • 運搬手段が必要
  • 受付時間に制約がある
自治体で回収してもらう
  • 運搬の手間がない
  • 回収まで時間がかかる
  • 回収費用がかかる
不用品回収業者を利用する
  • 手軽で回収が早い
  • 運搬の手間がない
  • 費用が高め
  • 悪徳業者に注意が必要
リサイクルショップや買取業者に依頼する
  • お金に変えられる可能性がある
  • 買取条件が厳しい
フリマサイトや地域掲示板で売る/譲る
  • 費用をかけずに処分できる
  • 手間や時間がかかる
新しいマットレス購入時に下取りサービスを活用
  • 手間なく処分できる
  • 購入条件や追加費用がある場合が多い

 

新しいマットレスを購入する際は、寝心地や耐久性に加えて、処分のしやすさも確認しておきましょう。スムーズな買い替えや処分ができるようなメーカーやマットレスを選んでおくと、ライフスタイルの変化に柔軟に対応することができます。

 

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お客様の声

 

2025年1月8日

体の力が抜けていく…

YouTubeでコアラマットレスがとても良いと言っていた方がいたので、すごくハードルが上がっていたのですが、その通りとてもよかったです(^○^)横になると、体の力が抜けて行くのがわかるんです。そして、すぐに寝落ちしてしまいます。人は毎日睡眠をとりますし、購入して正解だなと思う商品となりました!ありがとうございました☺︎

 

2025年1月7日

一日の終わりを待ち遠しくさせる極上のベッド

一日の終わりが待ち遠しくなるほど、極上の安らぎを提供してくれるベッド。まるでそのために生きているかのように、一度横になると離れられなくなる、そんな特別な体験を味わわせてくれます。このベッドはただ眠るための家具ではなく、一日の疲れを癒やし、心と身体を包み込んでくれる至福の場所です。柔らかさとサポート力の絶妙なバランスが生み出す極上の寝心地により、毎晩の睡眠が特別な時間に変わります。まさに、眠ることを楽しみに生きたくなるような最高の相棒です。

 

2025年1月6日

最高でした!

子供が産まれるので、2つ目のコアラマットレスをお迎えしました!

主人もコアラマットレスを2年前から愛用してますが、すごく良く寝れて疲れも取れると言って手放せなくなりました✨

 

妊娠中の私も体を休める場所がコアラマットレスで寝返りもしやすく、私達家族にはすごく欠かせない家族になってます!

 

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