寝具コラム by Koala Sleep Japan2024年5月2日読了目安時間: 12

【上級睡眠健康指導士監修】マットレスに布団乾燥機を使う際の注意点2つ|使えない場合の対処法も紹介

「マットレスを乾かしたい」「嫌な臭いを取り除きたい」「ダニやカビを除去・予防したい」といった理由で、マットレスに布団乾燥機を使いたいと考える人もいるかもしれません。

しかし、マットレスの素材は熱に弱いものが多いため、布団乾燥機を使用する際に注意すべきことがあったり、そもそも使用ができない製品があったりします。

そこで本記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が、マットレスに布団乾燥機を使う際の注意点や、布団乾燥機が使えない場合の対処法について詳しく解説していきます。

 

【素材別】布団乾燥機が使えないマットレス素材|ファイバーはNGなケースが多い

マットレスの素材別に、布団乾燥機が使えるもの・使えないものをまとめました。

 

【布団乾燥機を使える素材・使えない素材】

マットレス素材 布団乾燥機の使用可否
ウレタン 使えることが多い
コイル 使えることが多い
ラテックス 使えることが多い
ファイバー 使えないことが多い

 

布団乾燥機を使えないケースが多いのがファイバー素材です。ファイバー素材は特に熱に弱く、熱によって劣化しやすいためです。

ファイバー素材以外であれば布団乾燥機を使える場合が多いですが、ウレタン素材であっても使用できないマットレスがあるため、必ず使用前にメーカーの公式サイトなどで製品情報を確認してください。

 

マットレスに布団乾燥機を使う際の注意点2つ

マットレスに布団乾燥機を使えたとしても、誤った使い方をするとマットレスを損傷させてしまうことがあります。

ここではマットレスに布団乾燥機を使う際の注意点を2つ紹介します。

 

【マットレスに布団乾燥機を使う際の注意点】

  • メーカーが指定する温度・時間を超えないように使用する
  • カバーが外せるマットレスの場合は外したほうが無難

 

メーカーが指定する温度・時間を超えないように使用する

布団乾燥機が使用できるマットレスでも、指定されている温度・時間を超えて使用するとマットレスが劣化・損傷することがあります。

また、保証が付いているマットレスの場合、布団乾燥機による劣化は保証の対象外となることがあるので、メーカーが推奨する温度・時間を確認してから布団乾燥機を使用しましょう。

たとえばコアラマットレスでは、40℃以下・3時間以内での布団乾燥機の使用を推奨しています。なお、布団乾燥機の使用や電気毛布の故障などでウレタンフォームがダメージを受けた場合は、保証の対象外となっています。

 

カバーが外せるマットレスの場合は外したほうが無難

マットレス自体にカバー(側生地)が付いている製品もありますが、このカバーは布団乾燥機の熱によって縮んでしまうことがあります。カバーが縮んでしまうと取り外しが困難になったり、マットレスが持つ柔らかさが失われたりして、寝心地の悪化につながることがあります。

熱に弱く縮みやすいのは、コットンやリネンなどの天然素材です。反対に、熱に強く縮みにくい素材としてポリエステルがありますが、それでも高温になると多少縮むことがあります。

カバーを外した状態で布団乾燥機をかけたほうが安心なため、カバーを外せるマットレスは外してから使用しましょう。

 

【5シーン別】布団乾燥機が使えない場合の代わりの対処法

ここからは、布団乾燥機が使えない場合の代わりの対処法について紹介していきます。

 

  • マットレスを乾かしたい場合
  • マットレスの嫌な臭いを取り除きたい場合
  • 寝具内を温めたい場合
  • ダニを除去・予防したい場合
  • カビを除去・予防したい場合

 

マットレスを乾かしたい場合は風を当てて乾燥させよう

「マットレスに水をこぼしたので水気を取りたい」「じめじめしているので湿気を取り除きたい」といった場合は風を当てて乾燥させましょう。

風通しのよい部屋の壁にマットレスを立てかけて風を当てるか、もしくは扇風機やサーキュレーターで風を当てると効率的です。

ただし、自然乾燥させるときは天日干しを避けてください。布団乾燥機が使えないのと同様に、マットレスの素材が日差しの熱によって劣化してしまうことがあるからです。

 

マットレスの嫌な臭いを取り除きたい場合は3つの方法を試そう

マットレスについた嫌な臭いを取り除く代表的な方法を3つ紹介します。

 

【マットレスについた嫌な臭いを取り除く方法】

  • 風通しのよい場所に干す
  • 部屋を換気する
  • 消臭効果のあるマットレスを使う

 

風通しのよい場所に干す

マットレスの臭いの原因として多いのが、睡眠中にかいた寝汗です。寝汗がマットレスに湿気としてたまることで、嫌な臭いを発生させている可能性があります。

寝汗による湿気を取り除くためには、風通しのよい部屋に立てかけるのが効果的です。この際も、天日干しを避けて日陰に干すようにしましょう。

 

部屋を換気する

そもそもの原因として、部屋にたまった嫌な臭いをマットレスが吸着していることもあるため、部屋を換気するようにしましょう。

毎朝30分程度窓を開けたり換気扇を回したりして、新鮮な空気を取り込むようにしてください。

 

消臭効果のあるマットレスを使う

たとえばコアラ®が販売する「New コアラマットレスシリーズ」のマットレスには、ウレタンフォームの一部に消臭効果のある竹炭が練り込まれている製品があります。

マットレスの臭いが気になる人は、このような消臭機能を備えたマットレスの選択も対策のひとつになります。

 消臭効果のある竹炭をウレタンフォームに混合「New コアラマットレス BAMBOO

 

なお、マットレスの臭いを取る方法については「マットレスの臭い取りの効果的な方法6選|臭いの原因6つも詳しく解説」の記事で詳しく解説しています。

 

寝具内を温めたい場合は電気毛布や湯たんぽを使おう

寝具内を温めるために布団乾燥機は使えなくても、電気毛布や湯たんぽであれば使用できる場合があります。

ただし電気毛布や湯たんぽも、マットレスの劣化につながることから使用が禁止されていたり、使い方に制限があったりします。必ず使用前に取扱説明書やメーカーの公式サイトを確認してください。

 

ダニを除去・予防したい場合は、ダニ駆除剤やダニ捕りシートを使おう

布団乾燥機を使う以外の方法でダニを除去するには、ダニ駆除剤やダニ捕りシートの使用が効果的です。

また、布団乾燥機が使えないことが多いファイバー素材は、マットレス本体を水洗いできることが多いため、ダニの除去も期待できます。詳しくは「マットレスのダニ対策(退治・予防)について解説|効果的な駆除方法や費用も紹介」の記事で解説しています。

 

カビを除去・予防したい場合は4つの方法を試そう

カビの予防法について、代表的なものを4つ紹介します。

 

【マットレスのカビの予防法】

  • 風通しのよい場所に立てかけて通気させる
  • 抗菌加工されたマットレスを使う
  • 通気性のよいベッドフレームを使う
  • カビの繁殖を抑えられるカバーを使う

 

風通しのよい場所に立てかけて通気させる

マットレスのカビ対策として有効なのは、風通しのよい場所に立てかけて湿気を取り除くことです。部屋の窓を開けて風を通し、マットレスを壁に立てかけて風を当てましょう。湿気はマットレスの底面にたまりやすいので、マットレスを持ち上げて湿気を逃がすことがポイントです。

マットレスが重く移動させられない場合は、マットレスとベッドフレームの間に本などを挟み込んで、底面に扇風機やサーキュレーターで風を当てるのも効果的です。

月に1回のペースでおこないましょう。

 

通気性のよいマットレスを使う

カビは、温度20~30℃・湿度60%以上の環境で繁殖しやすくなります。湿気や熱がたまりにくい通気性の高いマットレスを選ぶことも、カビ対策のひとつになります。

たとえば、コアラ®のコアラマットレスには、無数の気泡を入れることで内部の空気をコントロールする独自の技術が施されています。

熱や湿気を効率よく逃す独自の技術を採用「コアラマットレス

 

通気性のよいベッドフレームを使う


MIRAIKUSTOM ミライカスタムベッドフレーム

 

マットレスのカビを予防するには、ベッドフレームの通気性にも注目しましょう。

すのこタイプのベッドフレームには床板にすき間があるため、マットレスにたまった湿気を逃がすことができ、カビの発生リスクを下げることができます。

通気性の高いすのこ板で湿気をしっかり逃す「コアラのベッドフレーム

 

カビの繁殖を抑えるカバーを使う

マットレスカバー製品のなかには、カビの繁殖を防ぐ加工(Sanitized®️抗菌加工)が施されたものがあります。

カビの繁殖を抑えてマットレスを清潔に長く使うためにも、マットレスカバーを見直してみるのもひとつの対策になります。

カビの増殖を防いで汚れや臭いを軽減「コアラマットレス保護カバー

この他のカビの除去法や予防法については「マットレスのカビ対策について解説|除去法4選と今日からできる予防法5選」の記事で詳しく解説しています。

 

まとめ:布団乾燥機が使えないマットレスは代わりの対処法を試そう

布団乾燥機を使えないマットレスの素材と、布団乾燥機が使えない場合の代わりの対処法についておさらいしておきましょう。

 

【布団乾燥機を使える素材・使えない素材】

マットレス素材 布団乾燥機の使用可否
ウレタン 使えることが多い
コイル 使えることが多い
ラテックス 使えることが多い
ファイバー 使えないことが多い

 

【布団乾燥機が使えない場合の代わりの対処法】

対処法
マットレスを乾かしたい場合
  • 風を当てて自然乾燥させる
マットレスの嫌な臭いを取り除きたい場合
  • 風通しのよい場所に干す
  • 部屋を換気する
  • 消臭効果のあるマットレスを使う
寝具内を温めたい場合
  • 電気毛布や湯たんぽを使う
ダニを除去・予防したい場合
  • ダニ駆除剤やダニ捕りシートを使う
カビを除去・予防したい場合
  • 風通しのよい場所に立てかけて通気させる
  • 通気性のよいマットレスを使う
  • 通気性のよいベッドフレームを使う
  • カビの繁殖を抑えるカバーを使う

 

また下記の記事では、それぞれの対処法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

優れた通気性と3段階の高さ調節「ミライカスタムベッドフレーム

 

お客様からのメッセージ

 

2024年4月3日
★★★★★
組み立て簡単だがしっかりした作りで満足

釘やネジを使わずに簡単に組み立てられました。スノコ部分もしっかりした木が使われていて、ギシつくこともありません。大満足しております。

2024年3月25日
★★★★★
大満足です!

部屋が狭いのでベッドの下に収納出来るタイプが欲しく、色々探し回ってこちらを購入しました。
他社の物と比べると脚が四隅についていてスペースが有効活用出来ますし、作りがしっかりしているのでとても安心感があります。
高さが3段階変えられて使わない脚はベッドの邪魔にならない位置につけておくことが出来るので無くす心配がなく、ありがたいです。
組み立ても簡単で分かりやすく一人であっという間に終わります。
解体も簡単にできる仕組みになっているので引っ越しが多い方などにはとても便利だと思います!
デザインや木の色もシンプルで高級感がありとても満足しています、購入してよかったです!

2024年3月18日
★★★★★
子どもと寝るのに最適

1歳の子どもと寝るために、なるべく低く、かつロボット掃除機が通るベッドを探していました。なかなか条件に合うものがなく、こちらを見つけたときは嬉しかったです。
角が丸いのも安全性が高くてありがたいですし、脚が本体に収納できるのも、よく考えられてるなと思います。
脚を一番低くして2台並べ、コアラフトンを2枚敷き、防水シーツ+ワイドキングサイズの敷きパッドで連結させて寝ています。ズレることもなく快適です。

優れた通気性と3段階の高さ調節「ミライカスタムベッドフレーム

 

監修者

石川 恭子
リテールスペシャリスト / 上級睡眠健康指導士

コアラマットレス®︎のショールームで、お客様が「運命のマットレス」に巡り合えるようお手伝いしているカリスマコンシェルジュ。お客様の眠りの悩みに耳を傾ける中で、今すぐ活用できる睡眠の知識を届けたいと上級睡眠健康指導士の資格を取得。コアラ®︎のマットレスを通じて、毎日眠ることが待ち遠しくなるワクワク感を提供したい。