寝具コラム by Koala Sleep Japan2025年5月16日読了目安時間: 7

上級睡眠健康指導士監修|布団を干す時間を徹底解説!季節・素材別の最適な干し方やポイントまで丸わかり

目次

監修者

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。

普段布団で寝ているけど、布団を干す時間や適切な干し方がわからない・・・そんな方もいるのでは?それに布団には素材別の干し方、気候別の最適な干し方があるのはご存知でしょうか。布団を清潔に保つことは快適な睡眠をとるために欠かせないことです。

本記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、布団を干す最適な時間について紹介しています。布団を干す際に気を付けるべきこと、布団の干し方について気になる方はぜひ参考にしてみてください。

布団を干すメリット:湿気対策やダニ・カビ抑制

そもそも布団を干す理由は?主なメリットは湿気対策です。布団を干すことで睡眠中の汗や部屋の湿気を効果的に除去することができます。また、ダニやカビの発生を抑制する効果もあります。

ダニ・カビの発生リスクを押さえる

ダニ・カビは湿気のあるところから発生します。特に湿度60%以上で25℃前後の環境で繁殖します。一方で湿気が低いとダニは脱水症状になり、生存できないので繫殖しなくなります。ファブリーズなど除菌スプレーをして濡れたまま放置しているとカビの原因になることもあります。やはり布団を干すことで湿気を取り除き、ダニやカビの繁殖を防ぐことが期待できます。

ニオイの原因を軽減し、快適な寝具環境を保つ

布団を干すことは、ニオイを軽減することにもつながります。汗や皮脂による臭いを軽減し、寝具を清潔に保つことが理想的です。太陽の紫外線には殺菌効果があるため、天日干しすることで布団についた臭いを取り除くことができます。ファブリーズには天日干しと同様の効果はありません。

睡眠の質向上につながる理由

布団を干してカビ・ダニを除去し、ニオイを軽減することで睡眠の質も高まります。人はただでさえコップ一杯分の汗をかくので、湿気があるまま布団を放置してしまうと布団が重くなり、寝心地が悪くなります。布団は干すと乾燥するため、ふっくらした快適な状態を保てるメリットがあります。

一年中快適に眠れるコアラフトンオアシスは、良質な睡眠と疲労回復をサポートする万能な布団です。快適な睡眠環境を手に入れてみませんか?

干すべき時間帯と天候のポイント

午前10時~午後3時頃が最適とされる理由

布団を干す最適な時間帯は午前10時から午後3時頃です。日光と風が当たる時間なので湿った布団を乾かしてくれます。

季節によって干し時間を調整するのもおすすめです。夏は午前中、冬は日中の暖かい時間帯にすると効果的。

花粉・黄砂・雨天時の対策方法

布団は外に干した方がいいものの、雨の可能性が高い日や強風の日は無理に外干しせず、室内干しや布団乾燥機を活用するようにしましょう。布団を干すのは晴れている時間にして、それ以外は室内干しにするというルールを決めるといいかもしれません。

花粉・黄砂シーズンに関しては、カバーをつけたまま干すのが効果的。花粉が布団にひっついてしまうとそのまま室内に持ち込んで吸ってしまいます。アレルギーの人は特に布団カバーを付けるなどして、気を付けましょう。

季節別の干し方:春・夏・秋・冬で気をつけるポイント

四季がある日本では、天気が変わりやすく布団の干し方に困るときもありますよね。布団を干す時間、干し方は季節によって変えるのがおすすめ。以下を参考に適切な方法で布団を干してみましょう。

春:花粉や黄砂対策としてカバーをつけたまま干す

夏:強い日差しを活かして短時間で乾かし、デリケートな素材は日陰を利用

秋:日照時間が短くなるのでこまめに裏返して干す

冬:気温が低いため日当たりの良い時間帯を選び、室内干しやサーキュレーターを活用

夏の強い日差しを活かす干し方

夏の日差しが強いときは、布団の素材によって干し方を変えたほうが理想的です。綿素材やポリエステルなら強い日差しを活かして短時間で乾かしましょう。デリケートな素材は日陰を利用して干すのがおすすめ。詳しくは下記に記載していますので参考にしてください。

冬の対策:室内干しや遅い時間帯への注意

冬に布団を干す場合は違ったアプローチが必要です。気温が低いため日当たりの良い時間帯を選び、短時間で干すのが理想的です。もちろん、室内干しやサーキュレーターも活用して布団をきれいに保つこともできます。

素材別に異なる干し時間と頻度の目安

布団の素材のことを考えずに布団を干す方も多いのではないでしょうか。布団の素材別に干す時間や頻度を変えることもおすすめです。

綿・ポリエステル・羊毛・羽毛での違い

綿布団:水分を吸いやすく乾きにくいため2~4時間じっくり干す

ポリエステル布団:比較的早く乾くため1.5~3時間程度で十分

羊毛・羽毛布団:直射日光でダメージを受けやすいため、短時間の干しを定期的に行う

素材に合わせた効果的な干し方と補助アイテム

素材に合わせて補助アイテムを活用する方法もあります。例えば、ポリエステル布団など早く乾く布団には、黒いビニールを使用し効率的に太陽熱を取り入れることもできます。(羽毛布団など熱に弱いものには不向き)

黒いビニールを使った干し方

  1. 黒いビニール袋で包む、あるいは上から覆う
  2. ベランダで日光に当たるように布団を設置
  3. 約1~2時間放置
  4. ビニールを外して冷ましてから収納する

布団乾燥機も併せて活用すると効果的です。羽毛布団は湿気を吸いやすいので、布団乾燥機を使ってダニ・カビ対策をするのがおすすめ。さらにふわふわにすることができるので快適な睡眠にもつながります。

干すときの注意点:布団を叩くのは逆効果?

布団を外に干す際、布団たたきを使って布団を叩いていませんか?布団をたたくのは逆効果でかえって布団を痛めてしまう可能性があります。

カバーやシーツをつけたまま干す理由

カバーやシーツをつけたまま干すことで生地のダメージや花粉の付着を防ぐことができます。布団につく花粉や黄砂などをはたき落とす必要もなくなります。カバーやシーツだけで解決できる場合もあります。

両面に日光を当てるコツと叩かずに掃除機を使うメリット

布団たたきは一般的によく使われてきた手法ですがデメリットもあります。

強く叩くと中わたが傷み、寿命を縮める可能性があります。また、叩いてもダニは布団の奥へ逃げるだけで効果は限定的です。代わりに布団乾燥機や掃除機でダニやホコリを除去する方が効果的です。

干した後のケアと収納で長く清潔を維持する

冷ましの時間が必要な理由

外に布団を干したあとは部屋に持ち込んでそのまま収納していませんか?実は干した後に布団を冷ます必要があります。

布団の表面温度が高くなっている場合、そのままカバーや収納袋に入れてしまうと周りの湿気を吸い取ってしまう可能性があるからです。

布団は取り込んだ直後に密閉せず、風通しの良い場所で冷ましてから収納するようにしましょう。

湿気対策に除湿シートやスノコを活用する

収納場所の湿度管理を行い、除湿シートやスノコを活用するのもおすすめ。布団を定期的に干すだけでは、毎日布団を湿気から完全に守ることはできません。布団をフローリングや畳にそのまま敷くのではなく、すのこや除湿シートを下に敷いておくだけで湿気対策になります。

布団がカビてしまうとその分クリーニング代がかかったり、ひどい場合は買い直ししなければなりません。収納する際も除湿シートを活用し、布団を定期的に取り出して風を通し、湿気がたまるのを防ぎましょう。

天気が悪い日や花粉シーズンの対策:部屋干し・布団乾燥機の使い方

天気が悪い日は布団が干せず、湿気で布団が痛むのではと心配になりますよね。そのような場合は部屋干しや布団乾燥機もおすすめ。

また、花粉シーズンで毎年花粉の量が増え、花粉の飛散で悩まされる場合は外に干すより布団乾燥機を活用しましょう。花粉を吸い取って快適な睡眠を得るためにも。

部屋干しのコツとサーキュレーターの利用

雨天時や花粉シーズンは部屋干しや布団乾燥機を活用しましょう!

部屋干しの場合は風通しを良くし、部屋全体が湿気っぽくならないように注意する必要があります。また、サーキュレーターやエアコンの除湿機能を使用すると部屋の湿気を大幅に取り除くことができます。

サーキュレーターは、室内の空気を公開的に循環させてくれます。季節関係なく、冷暖房どちらにも使えて一年中使用できる家電なのでおすすめです。コンパクトサイズでも売っているので手軽に買えて移動できるのがメリット。

布団乾燥機で時短&湿度対策

布団乾燥機を使えば、雨の日や湿気の多い日でも布団を乾燥することができる使い勝手の良いクリーニング家電です。布団乾燥機には以下のように、多くのメリットがあります。

  1. 短時間で布団を乾燥させることができる
  2. ダニ対策に効果的。アレルギー物質を減少させることができる
  3. 除菌と消臭効果
  4. 布団をふかふかに保てる
  5. 天候や季節に関係なく、いつでも使える
  6. 布団だけではなく、衣類や靴の乾燥にも使える

ダニ対策の高音モードも効果的。始めの設定さえできれば、あとは乾燥が終わるまで待つだけ。寝る前の30分ほど布団を乾燥させてホコリやカビ、ダニを除去することで寝心地もよくなります。

日常の手入れと定期的なメンテナンスが快眠を支える

布団を干す時間や最適な干し方を知っておくことも大切ですが、日頃から布団を手入れし、メンテナンスすることが快眠への第一歩につながります。

毎日の換気と布団をめくって湿気飛ばし

起床後、布団をすぐに畳む方も多いのではないでしょうか。布団はすぐにたたまず、めくって風を通すことが大切です。長時間布団の上で寝ているので表面から奥まで、湿気で温度が高くなっていることもあります。

畳まないとスペースがないような場合は、窓側に立てて置いたりするなど工夫をしましょう。毎日の換気で湿度を下げてダニやカビの増殖を防止することで布団をキレイに保つことができます。

布団をフローリングに敷くメリット・デメリットに関する記事もぜひ参考にしてみてください。

定期的な打ち直しやクリーニングの検討

素材に応じて定期的な打ち直しを検討するのもおすすめ。長年使用した布団を新品の状態に戻すような再生加工を施すのが布団の打ち直し。ボリュームがなくなり、劣化してしまった布団をよみがえらすことでさらに長く使用できるようになります。

さらに、布団をクリーニングする方法もあります。布団の中には、家で洗える素材のものもあります。取り扱いのタグに洗濯機マークや手洗いマークがあれば家で洗っても問題ないということになります。シルクとウレタンは水洗いに適さないので注意が必要です。

素材別の自宅クリーニング方法

ポリエステル、アクリル:洗濯ネットに入れて丸洗い。水に溶けやすい中性洗剤がおすすめ。

羊毛:洗濯機で洗うのは難しいので浴槽で踏み洗いがおすすめ。

クリーニング代は重なるかもしれませんが、湿気の多い時期に布団をきれいに維持することで健康的な睡眠環境につながります。布団だけではなく、寝具を快適にすることは快眠やリフレッシュにおいて大切です。

まとめ|適切な干す時間を守って清潔な布団で快適な睡眠を 

布団の干す時間について記事にまとめましたが、季節や天候に応じて調整する必要性にも触れました。午前10時から午後3時頃が理想的な干し時間ですが天候や状況によって時間を調整しましょう。

また、素材別の干し方や乾燥機の活用でダニ・カビ・臭いを軽減する方法もあるので必要に応じて取り入れるのがおすすめ。布団を干した後は冷まし、適切な収納方法で清潔さを長続きさせましょう。

日常のケアと季節に合わせた干し方で、質の高い睡眠と健康的な生活を実現できます。布団は普段から清潔に保ち、快適な睡眠を手に入れましょう。

お客様の声

★★★★★

6日前

とっても快適です

折り畳みベッドが身体に合わず、床に直接敷いて寝る マットレスを探していました。

大人二人で寝るので セミダブルを購入しました。  床には 絨毯を敷いて このマットレスを敷いて寝ていますが、とっても快適です。 広さも充分ですし、硬さもちょうど良く、腰が痛くなりませんでした。程よい硬さがあり、よく眠れています。季節によって使い分けができるのですが、フラットシーツを敷いて使っています。 それでも、ちゃんとひんやりさも伝わってきて、気持ちよく眠れています。

こちらのマットレスにして 良かったと思っています。 折りたためるので 室内に収納もできますし、ジャバラにして干すことも簡単です。 湿気が気になっていたので、良かったです。

 

★★★★★

2週間前

とても良かった

コアラマットレスフトンは、まるで高級ベッドのような寝心地で感動しました。体をしっかり支えてくれるのに、ふんわりとした優しさもあり、寝返りも打ちやすく快適です。折りたためて収納しやすいのも嬉しいポイント。敷くだけで床の硬さを感じず、毎日の睡眠が楽しみになりました。腰痛持ちの私でも朝までぐっすり眠れて、起きたときの体の軽さに驚いています。買って本当に良かったと心から思えるアイテムです。

 

★★★★★

2週間前

硬さと暖涼が選べる

硬さが頭、腰、足の部分で調整ができ自分好みにカスタマイズができ、裏と表で夏用と冬用にかえることができます!

寝心地は体全体に上手く体重が分散されている感じでGOOD!