寝具コラム by Koala Sleep Japan2025年5月16日読了目安時間: 7

ツインベッドとは?基礎からわかるメリット・選び方・配置のポイント

目次

監修者

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。

ツインベッドとは、どんな配置を表し、何がきっかけで生まれたのか。そもそも、なぜツインベッドが使われるようになったのか気になりませんか?ダブルベッドでもキングサイズのベッドでもなく、ツインベッドをあえて選ぶ理由は何なのでしょうか。

ツインベッドとほかのベッドとの違い、メリットデメリット・注意点のほか、ツインベッドが向いている人についてまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。

本記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本がツインベッドの定義や歴史含む基礎的なところからツインベッドの選び方まで徹底解説しています。

ツインベッドの定義

ベッドを2台並べた状態を指すだけでサイズの意味ではない

ツインベッドとは、2台のベッドを並べて使うスタイルを指し、サイズを表す言葉ではありません。利用者の体格や寝方に合わせて、シングルやセミダブルなど好みのサイズのベッドを自由に組み合わせることができます。一般的には、シングルサイズのベッドを2つ並べます。

ツインベッドが誕生した背景とホテル文化との関係

ツインベッドの考え方はホテル文化から広まりました。海外ホテルでは家族客や複数人利用の柔軟性を高めるために2台のベッドを別々に設置し、必要に応じて並べ替えや連結ができるようにしていました。

このスタイルが家庭にも取り入れられ、ライフスタイルに合わせた寝具の選択として人気を集めるようになりました。現代では夫婦やパートナーとの間でも、ツインベッドは一つのスタイルとして取り入れられています。

ダブルベッドとの違い

ダブルは1台で2人用、ツインは2台を独立して利用

ダブルベッドは1つのマットレスとフレームで2人が近くで寝ることが前提ですが、ツインベッドはマットレスを独立させられるスタイルです。寝相や就寝・起床時間が異なる場合でも、互いに干渉しにくいといった利点があります。

搬入・レイアウトの自由度と広さの違い

ダブルベッドは大きなフレームとマットレスを一体で運ぶ必要がありますが、ツインベッドは2台を分割できるため搬入がしやすく、レイアウトの自由度も高いです。ただし、2台分のベッドを並べるにはそれなりのスペースが必要です。

代表的なベッドサイズと比較

それぞれのベッドサイズを比較してみましょう。

シングル セミダブル ダブル クイーン キング
サイズ 97 x 195 cm 120 x 195 cm 140 x 195 cm 152 x 195 cm 180 x 195 cm

シングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キング

シングルは一人用として十分ですが、ツインにすると寝返りの余裕が少なくなることもあります。セミダブルやダブルはより広い幅があり、クイーンやキングはゆとりがある反面、部屋に占める面積が大きくなるため、購入前にシミュレーションが必要です。

ツインベッドとは、シングルベッド2つを配置するということ。そのため、幅200cm x 縦195cmのサイズになります。キングサイズのベッドを配置するよりも広いスペースを確保しなければなりません。部屋スペースについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

シングルベッド2つを何畳の部屋に置けるか検討してみよう

ツインベッドのメリット

お互いの睡眠を妨げず快適な睡眠が得られる

ダブル、クイーン、あるいはキングサイズのベッドをパートナーと共有している場合、どちらかが夜中に起きるとつられてもう一人が起きてしまうことがよくあります。寝不足につながり、朝スッキリ起きれない。相手と同じタイミングで起きてしまう。そのような悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。

ツインベッドにした場合、体の動きがマットレスに伝わりにくいため、パートナーの寝返りや夜間の移動に干渉されにくく、熟睡しやすくなります。

それぞれ好みのマットレスや寝具を選べる

身体の大きさや寝相のクセに合わせて、硬さなどマットレスの種類を個別に選択できるのも大きなメリット。一人ひとり体形や体格、体の骨格が違うのは当たり前です。どちらかが身体に合っていないベッドで我慢しないといけなくなりますよね。

ツインベッドにすると、そのような我慢ポイントは解消されます。マットレスだけでなく、枕や掛け布団も自分に合ったものを選べて、より上質な睡眠環境を整えられます。

連結・離しなどライフスタイルに合わせたレイアウト変更が可能

ベッド2台を繋げたり離したりとレイアウトを変えられる点も大きな利点です。

カップルやパートナーと気分に合わせてツインベッドをレイアウトを変更できるのは嬉しいですよね。たとえば、お互い熟睡しなければならないときは、ベッドを離して熟睡できる環境を優先するなど、状況に合わせてベッドを配置できます。

子どもと寝るときは連結し、来客や模様替え時には離すなど、状況に応じて配置レイアウトを変えることができます。

ホテルライクな寝室を演出できる

ツインベッドを並べると高級ホテルのような洗練された雰囲気を演出できます。シーツやベッドスローを統一感のあるカラーやデザインで揃えるとおしゃれ度が高まります。

寝室においても、パーソナルスペースを考えた「きちんと感」を出せるのがツインベッド。左右対称のレイアウトで機能的なお部屋作りが好きな人にもおすすめです。

ツインベッドのデメリット

部屋の広さに余裕が求められる

ツインベッドはベッド2つ分のスペースを要するため、部屋にある程度広さが必要です。寝室に圧迫感が生まれないよう、予め部屋のサイズや導線となる通路の幅を測り、知っておくことが重要になります。

狭い空間に無理に2台を置くと動線が悪くなり、ストレスを感じる生活空間になる恐れがあります。計画的にツインベッドを置くと決めたら、広めの寝室を確保するようにしましょう。

ベッドフレーム2台分の初期費用と隙間対策が必要

フレームやマットレスを2台分用意するため初期費用が高くなりやすいのが欠点です。ダブルベッドの場合、ダブルベッド用のフレームやシーツ、毛布を一点購入すればいいところ、ツインベッドにする場合、それぞれの寝具アイテムを2つずつ用意する必要があります。

さらに、ベッド2台を並べたときの隙間対策として連結バンドやすきまパッドなどが必要になります。よく寝返りをうつ人や子ども同士で使用する場合、ベッドに隙間ができないように固定するほうが安心です。そのような隙間対策グッズの購入も考えれば、費用がかさむことになります。

ツインベッドが向いている人とは?

夫婦やカップルでお互いの睡眠を大切にしたい場合

お互いの寝返りや起床タイミングの違いで睡眠が妨げられないよう、振動や音の影響を抑えたい夫婦やカップルに適しています。ダブルベッドを使うと、どうしても寝返りと起き上がりの振動が伝わりやすいです。

ツインベッドのように別々のベッドで眠ることで、夜勤や早起きがある場合も安心して眠りを確保しやすいです。

ファミリーでゆったりと使いたい場合

子どもの添い寝から大人だけの寝室への切り替えなど、家族構成や成長に合わせて柔軟にレイアウトを変えられるのが魅力です。子どもが大きくなってから一人部屋にシングルベッドを一つ動かすなど、柔軟にベッドの移動ができるようになります。

将来のライフスタイルを見据えてツインベッドを選ぶこともできるでしょう。

ツインベッドの選び方

部屋の広さや間取りを考慮して選ぶ

ツインベッドを購入する前は、まずは寝室の寸法を把握し、2台のベッドを置いても動線が確保できるか検討することが大切です。さらに、ドアの開閉やクローゼットの使用に支障が出ないかも確認しましょう。

上記でも説明したように、シングルベッド2つを配置するには、幅200cm x 縦195cmのスペースが必要です。その上で導線ができるよう通路スペースを確保することになります。足元に50cm以上のスペースがあれば、人が通りやすく生活導線を妨げません。

また、ベッドの片側を壁に引っ付ける方法もありますが、実際には湿気がこもりやすく、カビの原因になることもあります。通気性や圧迫感のことを考えると、最低でも壁から10cm程度離すのがおすすめです。

2台を連結するなら高さやフレーム形状を合わせる

ベッドそれぞれの高さが違う場合、段差ができて寝心地が悪くなってしまいます。また、ベッドフレームのデザインが違うと、ベッド全体に統一感がなくチグハグに見えてしまいます。

そのため、シングルベッドを連結して使う場合は、高さやフレーム形状が同一のものを選ぶと隙間や段差が生じにくくなります。同一メーカーのシリーズや同じモデルのフレームがおすすめです。

好みや必要な機能に合ったマットレス選び

マットレスは硬さや素材、通気性などが多様で、個人の体重や寝姿勢によって相性が変わります。試寝や口コミを参考に、自分に最適なものを選びましょう。

ツインベッドの良さは、それぞれ違ったマットレスを置いて使用できるということ。パートナー含め全員が心地よく眠ることができる環境があれば理想的です。

ツインベッドを配置する際の注意点

ドアやクローゼットの開閉スペースを確保する

ベッド配置後にドアやクローゼットが十分に開かないというケースがあるため、開閉の邪魔にならないように、十分なスペースを確保することが必要です。ベッドを配置する前にドアやクローゼットからどのくらいスペースを空けるべきかを調べておきましょう。

窓際やエアコンの風向きなど生活動線を考慮

ベッドが窓に近すぎると外気の影響や結露のリスクが高まり、エアコンの風が直接当たると寝苦しさを感じることがあるため、風の流れや日差しの入り方を考慮して位置を決めましょう。冷気がベッドにたまらないよう、壁から10cm程度離し、空気を循環させるのもおすすめ。

隙間やズレ対策には連結バンドやすきまパッドを活用

寝相によるベッドのズレや隙間拡大を防ぐために、連結バンドやすきまパッドを活用すると効果的です。特に子どもと寝る場合は安全対策として重要です。

究極の選択肢としては、高さの低いローベッドを2つ並べて配置すること。高さのあるベッドよりも転倒リスクを抑えられます。万が一、隙間に挟まったりベッドから落ちてしまっても、高さが低いので大きなケガを防ぐことができます。

マットレスと寝具の組み合わせ方

快眠のための硬さや素材の選び方

個人によって快適な硬さは異なり、体格や身体の健康状態に応じてマットレスを選択することで快眠につながります。

また、寝具の素材も快眠に大きく影響する要素です。通気性の良い素材は夏の寝苦しさを軽減し、保温性の高い素材は冬も温かさをキープできます。

自分に最適なマットレスの硬さと寝具の素材を選びましょう。好みの硬さに調整できるコアラマットレスPLUSなら、コンフォートレイヤーと夏冬2WAYカバーでちょうどいい寝心地を実現できます。

それぞれのマットレスを長持ちさせるローテーションのコツ

マットレスをローテーション

マットレスを複数使用し、ローテーションさせると長持ちさせることができます。また、上下の裏返しを定期的に行ったりすることでへたりを防ぐことができます。

寝る位置を変える

シーズンごとに寝る位置を変えることでマットレスの寿命を延ばせます。頭と足の向きを180度変える方法もあります。重力のバランスを均等にすることでマットレスの凹みも抑えられます。

定期的なメンテナンスで清潔な状態を保つ

さらに、定期的なメンテナンスでマットレスを清潔な状態にすることも大切です。陰干しや風通しをして湿気対策をすることもマットレスの長持ちにつながります。

寝具サポートグッズを活用

マットレスプロテクターを使用し、汗や汚れを防ぐことも可能です。また、ベッドパッドを敷いてマットレス表面のへたりを抑え、摩擦を緩和させるといった方法もあります。

まとめ

ツインベッドとは、今後のライフサイクルに応じて使用方法を変えられる柔軟なベッド配置です。ホテルライクにして必要に応じてベッドをくっつけたり、離したり、自由自在に配置できます。

ファミリーでも個人でも使い勝手のいい配置方法。生活導線を十分に確保できるくらいの広さがあれば、ぜひご自宅の寝室にツインベッドを検討してみてはいかがでしょうか。

快眠が得られるなどツインベッドの数々のメリットを生かし、統一感のある寝具をそろえておしゃれかつ心地の良い睡眠空間を手に入れましょう。

お客様の声

★★★★★

2日前

これからの睡眠時間が楽しみです!

ずっと布団だったので、子供も大きくなりベットにし、マットレスを使おうと思いました。2種類で迷ったけれどプラスの方を購入!カバーが取り外せて洗えたり、硬さが違うマットレスを入れ替え出来るので、ながーく見たらこちらがお得だなと思いました!まだ数日なんですが、ぐっすり寝れます、布団に慣れていたせいか硬さは気になりたまに起きますが、1日経つごとに慣れてきました!子供達はこれじゃないとダメと言って気に入っています。成長期なので睡眠の質をあげれればと思い買ってよかったです!

 

★★★★★

2週間前

最高の寝心地

このマットレスは程よい硬さで体をしっかり支えてくれ、腰痛の悩みがなくなりました。寝返りも打ちやすく、とても満足しています。品質も高く、長く使えそうです。

 

★★★★★

1週間前

よく寝れる

起きて腰が痛い!なんてことはないですね。

すっと起きれるのはもしかしたらこのマットレスおかげなのかな、?