寝具コラム by Koala Sleep Japan2024年3月25日読了目安時間: 7

【上級睡眠健康指導士監修】引っ越しの際マットレスはどう運ぶ?「自分で運ぶ」「業者に頼む」の2通りについて徹底解説

石川 恭子
リテールスペシャリスト / 上級睡眠健康指導士

コアラマットレス®︎のショールームで、お客様が「運命のマットレス」に巡り合えるようお手伝いしているカリスマコンシェルジュ。お客様の眠りの悩みに耳を傾ける中で、今すぐ活用できる睡眠の知識を届けたいと上級睡眠健康指導士の資格を取得。コアラ®︎のマットレスを通じて、毎日眠ることが待ち遠しくなるワクワク感を提供したい。

就職や転職にともなう引っ越しの際、大きくて重いマットレスをどう運ぶかは悩みどころです。引っ越し業者に頼めば簡単ですが、費用を抑えるために自分で運ぼうと考えている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が、引っ越しの際のマットレスの取り扱いについて、「自分で運ぶ」「引っ越し業者に頼む」の2つのパターンを解説します。

 

引っ越しの際のマットレスの運搬方法は2通り

引っ越しの際のマットレスの運搬方法は「自分で運ぶ」「引っ越し業者に依頼する」の2通りです。下記に、それぞれの費用の目安をまとめました。

 

【マットレスの運搬費用の比較(目安)】

自分で運ぶ 引っ越し業者

(マットレスのみの運搬)

レンタカー代 7,000~23,000円程度 ・11,000~24,000円程度(東京⇔東京)

・13,000~28,000円程度(東京⇔大阪)

便利屋さんの利用料金 3,000~6,000円程度
梱包材の費用 1,000~5,000円程度
合計 9,000~34,000円程度

 

ただし、マットレスはシングルサイズでも「幅97cm・奥行195cm・重さ15kg」ほどあるため、自分で運ぶ場合は必ず2人以上で作業しましょう。

 

自分で運ぶ場合

自分で運ぶ場合の、おおまかな手順は以下のとおりです。この手順でおこなうことで、効率的にマットレスを運搬することができます。

 

【自分で運ぶ場合の手順】

  1. マットレスの横幅・奥行を把握する
  2. 搬出・搬入経路の広さを測る
  3. 車に積み込めるか確認する
  4. 手伝ってくれる人を探す
  5. マットレスを梱包して、車に積み込む

 

①マットレスの横幅・奥行を把握する

まずはマットレスの横幅・奥行きをメジャーなどで確認してください。メジャーなどの計測器がない場合は、以下のマットレスのサイズの目安を参考にしてください。

 

【マットレスのサイズ別の寸法】

サイズ 奥行 車での運搬
セミシングル 85cm 195cm
シングル 97cm 195cm
セミダブル 120cm 195cm
ダブル 140cm 195cm
クイーン 160cm 195cm
キング 180cm 195cm
ロングサイズ 97~180cm 207cm

 

上記のように、マットレスがキングサイズ以上の場合、車での運搬は難しくなります。普通自動車のなかでも大型といわれる「大型バン」の室内幅は、広くても170cm程度しかなく、キングサイズのマットレス(幅:180cm)を積み込めないためです。

ただし、ウレタンマットレス・ラテックスマットレスは半分に折りたためるケースもあるため、積み込みできる場合があります。

車での運搬ができない場合は引っ越し業者に依頼するか、もしくは処分するしかありません。処分方法については「マットレスの処分方法7パターンについて解説!処分しやすいマットレスも紹介」で解説しています。

 

②搬出・搬入経路の広さを測る

積み込むマットレスのサイズが把握できたら、以下のような、マットレスを搬出する際の経路についても確認しましょう。

 

【確認すべき搬出経路の例】

  • 部屋や玄関のドア
  • 通路
  • 階段
  • エレベーター など

 

あわせて、新居の搬入経路についても確認しておきましょう。「わざわざ運んだのに新居に入らない…」ということを防ぐためです。

もしマットレスの搬出・搬入ができない場合も、マットレスは処分するしかありません。処分方法については「マットレスの処分方法7パターンについて解説!処分しやすいマットレスも紹介」で解説しています。

マットレスの搬出・搬入ができない場合は、以下のように処分するのがおすすめです。

 

【マットレスのおすすめの処分方法】

処分方法

部屋から搬出できない場合 回収業者に解体してもらう
部屋から搬出できるが、新居への搬入ができない場合 自治体・回収業者・リサイクルショップ・地域掲示板サイトを使って処分する

 

③車に積み込めるか確認する

自家用車がある場合は、マットレスの横幅・奥行きをもとに車に積み込めるか確認してください。

車を持っていない場合や車のサイズが足りない場合は、レンタカーを借りるのも一つの手です。下記に引っ越しの際によく使われる車種の車内寸法と、レンタカーの費用例を紹介します。

 

【レンタカーの車内寸法と費用例】

寸法(最大) 費用(~12時間) 費用(~24時間)
小型バン 幅:1.38m程度

奥行:1.95m程度

7,000円程度 8,000円程度
ミニバン 幅:1.5m程度

奥行:3.0m程度

17,000円程度 23,000円程度
大型バン 幅:1.7m程度

奥行:3.5m程度

15,000円程度 17,000円程度

※ 繁忙期は費用が高くなることもあるため、あくまで目安です。

 

④手伝ってくれる人を探す

マットレスのサイズと重量(シングルサイズ幅:97cm・奥行195cm・重さ15kg)を考えると一人で運ぶことはできないため、家族や友人などに手伝ってもらいましょう。

もし近くに頼める人がいない場合は、便利屋に積み込みのみ依頼することもできます。費用の相場は、3,000~6,000円程度(出張費+作業料)です。

 

⑤マットレスを梱包して、車に積み込む

マットレスを車に積み込めることが確認でき、手伝ってくれる人が見つかったら、マットレスを梱包します。

マットレスを梱包する方法として、以下の4つがあります。

 

【マットレスの梱包方法】

梱包方法 概要説明・入手方法など 費用
圧縮袋を使う
  • マットレスを圧縮袋に入れ、掃除機で中の空気を吸い込んで圧縮する
3,000~5,000円程度
エアパッキンで包む
  • いわゆる「プチプチ」。「気泡緩衝材」ともいう
1,000~2,000円程度
大型ラップで包む
  • 料理で使うラップの大型タイプ
1,000~2,000円程度
不要な毛布で包む
  • 毛布でくるみ、その上からひもやロープで縛る

 

ただし、圧縮袋を使ってマットレスを圧縮すると、メーカーの保証対象から外れてしまうことがあるため注意しましょう。

※ コアラ®のマットレス製品は、一度圧縮すると保証の適用外となります。

 

マットレスの圧縮については「マットレスは圧縮できる場合もあるがリスクも|圧縮方法や注意点について詳しく解説」の記事で詳しく解説しています。

マットレスの梱包作業が完了したら、用意した車への積み込み作業をおこないます。積み込み作業には危険が伴うため、必ず2人以上でおこなうようにしてください。

 

引っ越し業者に頼む場合

自分で運ぶのが難しい場合は、引っ越し業者に依頼することになります。

以下は引っ越し業者の料金の一例です。

 

【引っ越し業者の料金例】

引っ越しプラン 料金
マットレスのみ 11,000~24,000円程度(東京⇔東京)

13,000~28,000円程度(東京⇔大阪)

その他の家具も含めて(単身) 40,000円程度(東京⇔東京)

80,000円程度(東京⇔大阪)

その他の家具も含めて(家族4人) 60,000円程度(東京⇔東京)

200,000円程度(東京⇔大阪)

 

引っ越しにかかる費用は「引っ越し時期(繁忙期・閑散期)」「旧居から新居への移動距離」などによって変動するため、上記はあくまで一例です。

 

引っ越しのタイミングで、マットレスを処分してしまうのも一つの手

新居への引っ越しにあわせて、家具だけでなくマットレスを買い替える人も多くいます。心機一転するタイミングに、新しいマットレスも検討してみてください。

ここからは、マットレスの処分に関する下記2つについて紹介します。

  • マットレスの「寿命」と「処分の目安」について
  • マットレスの処分方法は7通り

 

マットレスの「寿命」と「処分の目安」について

マットレスの寿命の目安と処分の目安については、下記のとおりです。

 

【マットレスの寿命(耐久年数)】

素材 寿命(耐久年数)
ウレタン 低反発ウレタン 3~5年程度
高反発ウレタン 6~8年程度
一般ウレタン 1~3年程度
ハイブリッドウレタン(低反発+高反発) ~10年程度
コイル ボンネルコイル ~8年程度
ポケットコイル ~10年程度
樹脂素材 ファイバー 6~8年程度
ラテックス 6~8年程度

 

【マットレスの処分の目安】

  • 以前より体が沈み込むようになった
  • マットレスにへこみ(ヘタリ)ができている
  • コイルがきしむ音がする
  • カビやダニが発生している

 

もし該当する項目があれば、マットレスの買い替えを検討してみてください。

また、処分の目安については「マットレスの寿命は何年?買い替えの目安や長持ちするマットレスの特徴を解説」の記事で詳しく解説しています。

 

マットレスの処分方法は7通り

マットレスの処分方法は以下の7通りがあります。

 

【マットレスの処分方法】

  • 家庭ごみとして処分する
  • 自治体の処分場への持ち込む
  • 自治体の粗大ごみ回収を利用する
  • 買い替え時に引き取ってもらう
  • 不用品回収業者に回収してもらう
  • リサイクルショップに買い取ってもらう
  • フリマサイトや地域情報サイトで引き渡す

 

それぞれの処分方法の詳細は「マットレスの処分方法7パターンについて解説!処分しやすいマットレスも紹介」の記事で解説しています。

また、コアラ®でマットレス製品をご購入いただいた人は、古いマットレスの無料引取サービスをご利用いただけます(東京都限定)。

古いマットレスの処分も安心!コアラ®の「プレミアム配送」

続いて、マットレスを処分する場合は新居で新しいマットレスが必要になるため、引っ越しの頻度が多い人におすすめのマットレスについてご紹介します。

 

引っ越しが多い人には、一人でも持ち運べる「折りたたみマットレス」が便利

頻繁に引っ越しをする人には、折りたたみマットレスがおすすめです。

折りたたみマットレスは一人で持ち運べるように設計されているため、引っ越し業者に依頼しなくても自分で運ぶことができます。折りたたんでコンパクトにできるので、車内のスペースも節約できます。

「折りたたみマットレスは通常のものに比べて、寝心地が劣るのでは?」と思うかもしれませんが、品質の確かなものを選べば快適に眠ることができます。

折りたたみマットレスのメリット・デメリットなどの詳しい情報は「折りたたみマットレスの3つのデメリットを徹底解説|簡単にできる対策をすれば問題なし!」の記事でまとめています。

またコアラ®では、ぐっすり快適な寝心地を感じられる折りたたみマットレスを販売しています。下記のリンクから、ぜひチェックしてみてください。

一年中快適な眠り!持ち運びやすい三つ折りマットレス「コアラフトン OASIS」

 

まとめ:引っ越しの際、マットレスは自分に合った方法で運搬・処分しましょう

引っ越しの際のマットレスの取り扱いは、「自分で運ぶ」「引っ越し業者に頼む」「処分する」のいずれかです。繰り返しになりますが、マットレスの寿命が近いのであれば、快適な睡眠のために思い切って買い替えてしまうのも一つの手です。

本記事を参考にコストや手間などを検討し、新居へ持っていくか、処分するか検討してみてください。

 

引っ越し先の新しいマットレスとして、コアラマットレスがおすすめな理由とは?

新しいマットレスへの買い替えを検討している場合は、コアラマットレスをご検討ください。引っ越しの際にコアラマットレスへの買い替えがおすすめな理由を3つ紹介します。

 

【引っ越しの際コアラマットレスへの買い替えがおすすめな3つの理由】

  • 圧縮梱包された状態でお届け
  • マットレスの購入日から、6か月先まで配送日の指定が可能
  • 「配送+組み立て+引き取り」サービス付き(※東京都限定)

 

コアラ®では、ダブルサイズのマットレスでも「幅38cm×長さ38cm×高さ149cm」まで圧縮して配送するので、玄関や部屋の入り口が狭くても安心です。

さらに、購入した日から6か月先まで配送日の指定が可能なので、たとえばセール期間中にご購入いただき、引っ越しのタイミングにあわせてお届けすることもできます。

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お客様からのメッセージ

 

2024年3月18日
★★★★★
次は枕を!
今年で2シーズン目です。
腰痛を持っていますが、コアラマットレスに変えてからは寝起きの腰の張りが軽減しました。
なぜなら、適切な柔らかさによって、身体にフィットすることで重力を分散してくれるから。
硬さは「ふつう」と「かため」の2通りから選べるので好みに合わせられます。
他にも、カビが生えないところが期待通り。
友達にも勧めたら、即購入して「やばいね」と絶賛でした。
自信を持ってお勧めできます!

2024年3月2日
★★★★★
毎日使うからいいものを
毎日使うマットレスなので引越しを機に安物から買い替えました!
マットレスを変えてからよく寝られるようになり腰の負担も軽くなった気がします!
値段は高いと思うかもしれませんが、10年使えてこの品質ならむしろ安いと思うくらいです。

2024年2月26日
★★★★★
心地よい柔らかさ
ダブルサイズを購入しました。
2人で使用していますが、寝返りや相手の動きが全く気にならないので、1人で寝てる時のようにリラックスして眠れています。猫を飼っているのですが、猫にも心地よい柔らかさのようです。
コアラマットレスの枕と一緒に使用すると、よりリラックスできます。コアラマットレスを使用する前と比べて、入眠までの時間が短くなり、寝起きもスッキリしていてとても良いです。