寝具コラム by Koala Sleep Japan2024年2月15日読了目安時間: 7

【上級睡眠健康指導士監修】マットレスの使い方について1から解説!他のおすすめ寝具やお手入れ方法とは?

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。

これまで敷布団を使っていたり、マットレスを初めて購入しようと考えている人は、新たに始まるマットレス生活に期待が高まっていることでしょう。

この記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、「マットレスの正しい使い方」や「マットレス以外に必要な寝具」「長持ちさせるためのお手入れ方法」など、マットレスを使いはじめた人に役立つ情報を解説します。

 

マットレスの使い方は2通り

マットレスの使い方には大きく分けて2通りあり、それぞれに適したマットレスタイプがあります。

【マットレスの使い方と適したマットレス】

マットレスの使い方 適したマットレス
ベッドフレームの上に置く ・ベッドマットレス
・折りたたみマットレス
床(フローリング・畳)に敷く ・折りたたみマットレス のみ

 

「ベッドマットレス」と「折りたたみマットレス」の特徴は以下のとおりです。

【マットレスの種類】

マットレスの種類 特徴
ベッドマットレス ・一般的に15kgを超える重さ
・基本的にベッドフレームから動かさない
・機能性や耐久性はベッドマットレスのほうが優れる
折りたたみマットレス ・ベッドマットレスに比べ、薄くて軽い
・床に敷いて使える
・持ち運びや収納が可能

 

①ベッドフレームの上に置く

マットレスの使い方の1つは、ベッドフレームの上に置いて使う方法です。
ベッドマットレスは、折りたたみマットレスに比べて機能性や耐久性に優れているため、睡眠の質の観点からは、ベッドマットレスとベッドフレームを使う方法が理想です。
「寝室を確保できる」「ベッドを置く十分なスペースがある」場合は、ベッドフレームとベッドマットレスをあわせて使うことをおすすめします。

初めてマットレスを使うなら、至福の寝心地をお試しください

 

②床(フローリング・畳)に敷く

床(フローリング・畳)に直接敷いて使うマットレスもあります。

ただし、ベッドマットレスを直接床に敷いて使うと、睡眠中の汗などにより床に接した面に湿気が溜まり、カビが発生するリスクが高いため、床置きを推奨できるのは、畳んで干せる折りたたみマットレスのみです。

15kgを超えるベッドマットレスの重量を考慮すると、こまめな移動は現実的ではありません。結果として、床置きしたベッドマットレスは、ずっと同じ場所に置くことになり、カビが発生しやすくなります。

「ベッドを置くスペースがない」などの理由からマットレスを床置きしたい場合は、折りたたみマットレスを使って風を通すという使い方をおすすめします。

夏は涼しく冬は暖かい。折りたためる省スペースなリバーシブル敷き布団

 

マットレス以外の必要な寝具アイテム|用途に合わせて使い分けよう

快適な睡眠環境をサポートするアイテムは、マットレス以外にもさまざまあります。必要な寝具アイテムとその役割を下記にまとめました。

【4つの主要な寝具アイテムと役割】

寝具アイテム 役割
シーツ ・汗や皮脂などによる汚れの防止
・肌ざわりの改善
敷きパッド ・汗や皮脂などによる汚れの防止
・肌ざわりの改善
ベッドパッド ・汗や皮脂などによる汚れの防止
・寝心地の改善
※ 主にコイルマットレスを使用する場合
保護カバー(マットレスプロテクター) ・飲み物やおねしょなどによる汚れの防止

 

【マットレスを使うなら必須】シーツ or 敷きパッドのどちらかは使おう

マットレスは基本的に洗うことができない製品です。シーツまたは敷きパッドを使いましょう。

シーツと敷きパッドはどちらも似たような機能を持つ寝具アイテムです。敷きパッドには冷感素材や起毛素材といった機能性素材が用いられることが多く、「心地よさ」を改善するための寝具アイテムだと言えます。

注意すべきは、シーツや敷きパッドの選び方によっては、マットレスの機能が損なわれるという点です。

たとえば、通気性の良いマットレスを使っていても、シーツの通気性が悪いとマットレスの機能が生かされません。シーツや敷きパッドは、素材の機能も考慮して選びましょう。

 

【コイルマットレスの寝心地の悪さを改善したい場合】ベッドパッド&シーツの両方を使う

現在使っているマットレスがコイルマットレス(スプリングマットレス)なら、ベッドパッドとシーツの両方を使うのがおすすめです。

コイルマットレス内部は金属のバネを敷き詰めた構造です。このため、マットレスに直接寝ると、背中にバネの硬さを感じる可能性があります。

ベッドパッドを使えば、コイルマットレス特有の寝心地の悪さが解消できます。

さらに、ベッドパッドはシーツと比べて厚みがあり、頻繁に洗濯するアイテムではないため、シーツも合わせて使うことが一般的です。

 

【飲み物、汗・皮脂・おねしょによる汚れを防ぎたい場合】保護カバーやマットレスプロテクターを使う

「マットレスを汚れから確実に防ぎたい」「子どものおねしょやペットの粗相があるかも」という場合は、保護カバーやマットレスプロテクターといった寝具を使います。

これらの寝具は、マットレスを汗や皮脂などの汚れから守ることに特化した寝具です。耐水加工されている便利な製品も多く、おねしょなどの水分が染み込むことがありません。

大切なマットレスを長く使いたいなら、ベッドパッドやシーツなどと合わせて、保護カバーやマットレスプロテクターも使うことをおすすめします。

バクテリアやカビの増殖を防ぎ、大切なマットレスを清潔に保護するカバー

 

マットレスのムレ対策をしよう|快適な寝心地のために

マットレスの蒸れ対策としておすすめなのが、以下の2つです。

【マットレスの蒸れ対策】

  • 通気性のよいベッドフレームを使う
  • 朝起きたら掛け布団を折り返す、または取り除いて通気する

人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくといわれます。マットレスのムレ対策をしなければ寝具内に湿気が充満し、快適な睡眠が損なわれかねません。

以下でおすすめの蒸れ対策をご紹介します。

 

【おすすめ】通気性のよいベッドフレームを使う

ベッドフレームには、通気性対策が施されたものがあります。たとえば、ベッドフレームの床板に穴が空いたものです。穴があることで、寝汗などが原因でマットレス内部にたまる湿気を下から逃がすことができます。

ベッドフレームを選ぶ場合、このように通気性が高いものを選ぶのがいいでしょう。

通気性のよいスタイリッシュなデザインに上質な素材のベッドフレーム。

【簡単】朝起きたら掛け布団を折り返す、または取り除いて通気する

もう1つの対策は、毎朝起きたら掛け布団をめくったり、取り外して椅子などに置いておくことです。

マットレスの上に掛け布団を置いたままにしておくと、寝ているときに溜まった湿気がマットレス内に留まります。湿気は寝心地に悪影響があるだけではなく、カビの発生にもつながるため要注意です。

 

マットレスのお手入れ方法|長持ちさせるために

マットレスのお手入れ方法は、次の3つがおすすめです。

【マットレスのお手入れ方法】

  • 週に1回はシーツを洗う
  • 月に1度程度、壁に立てかけて陰干しをする
  • 定期的にマットレスの向きを入れ替える

どれもマットレスを使う上で欠かせない対策で、マットレスを長持ちさせるために役立ちます。

 

【カビ・ダニ対策】週に1回はシーツを洗う

シーツや敷きパッドなど、肌に触れる寝具は、週に1回は洗濯しましょう。

洗わず使い続けるとカビやダニが繁殖し、健康に悪影響を及ぼします。さらに、マットレスの劣化にもつながってしまうため、週に1回はシーツや敷きパッドを洗濯することをおすすめします。

 

【カビ・ダニ対策】月に1度程度、壁に立てかけて風を通す

できれば月に1回程度、マットレスを立てて通気しましょう。マットレス内部に溜まった熱や湿気を逃がし、カビやダニを防ぎます。

その際、直射日光を避けて陰干しするのがポイントです。一般的にマットレスは熱に強くないため、天日干しは推奨できません。

 

【ヘタリ対策】定期的にマットレスの向きを入れ替える

マットレスをずっと同じ向きで使っていると、決まった位置に集中して体重がかかるため、へたってしまいます。

へたった(劣化した)マットレスを使い続けると、背骨が不自然に曲がり、睡眠の質の低下につながりかねません。こうなるとマットレスを買い替えることを検討しなければなりません。

これを防ぐのに効果的なのが、マットレスの上下を180°回転させ、頭と足にあたる部分を定期的に入れ替えることです。およそ3~6か月ごとに行うことをおすすめします。

 

マットレスに関するよくある質問|Q&A

ここからは、マットレスに関してよくある質問について回答していきます。

 

マットレスの寿命はどれくらい?

以下の表は、マットレスの素材ごとの寿命の目安です。

【素材別マットレスの寿命(耐久年数)】

素材 寿命(耐久年数)
ウレタン ハイブリッドウレタン(低反発+高反発) ~10年程度
低反発ウレタン 3~5年程度
高反発ウレタン 6~8年程度
一般ウレタン 1~3年程度
コイル(スプリング) ボンネルコイル ~8年程度
ポケットコイル ~10年程度
樹脂素材 ファイバー 6~8年程度
ラテックス 6~8年程度

 

マットレスと敷き布団を一緒に使ってOK?

マットレスは単体で使うことを想定した製品です。このため、マットレスと敷き布団を一緒に使うことはおすすめできません。敷き布団を快適に使いたい場合は、敷布団の下に敷いて寝心地を改善するアンダーマットレスを検討してください。

 

まとめ:マットレスを正しく使って快適な睡眠を実現しよう

マットレスを適切に使用すれば、性能を最大限に活かすことができます。これは快適な睡眠環境のために重要ですが、それだけでなく、マットレスの耐久性も向上させます。

本記事で紹介したマットレスの使い方についての解説を、お気に入りのマットレスを長く使い続けるために役立ててください。

そして、もし「現在使っているマットレスが合わない」「ヘタってきた」といった理由で新しいマットレスの購入を検討中であれば、ぜひコアラマットレスをお試しください。

高反発と低反発を融合させることで、「ちょうどいいかたさ」を実現したコアラのマットレスシリーズは、寝返りしても隣で寝ている人が目覚めないほどの速振動吸収性能が特徴です。

お客様からのメッセージ

2024年2月5日
★★★★

異次元のマットレス!!!
今までずっと貰い物のマットレスを使用していて、引越を機に買い替えをしました!使い心地に拘ったことはなかったのですが、コアラマットレスを使い始めてから明らかに睡眠の質が向上しました!横になったときのしっとり沈む感じが気持ちよく、どの位置で寝返りをうっても身体にフィットします。 毎晩睡眠がとても楽しみになりいつの間にか寝る時間が早くなっていました!次は枕の購入を検討しています。

2024年1月29日
★★★★

人生の3分の1は睡眠
今までは敷布団派だったのですが、人生の3分の1は睡眠だという話をどこかで耳にした時、寝具にもっとこだわりを持ってもいいのでは無いかと思ったのがきっかけで、マットレスを探し始めました。数々のサイトのレビューを見たり、自分の体に合ったマットレスの選び方などを自分で調べ、コアラマットレスへたどり着きました。正直安い買い物では無いため、かなり悩みましたが、質の良い睡眠を手に入れるための今後の自分への投資だと思ったのと、じっくり試した後に、合わなければ返品も可能というのも魅力的で今回購入へ至りました。 もちろん個人差はあるのが当たり前ではありますが、私は買って大正解でした。今までの敷布団は何だったのか、もっと早く出会っておくべきでした。 最近は眠りの質が良いのか、目覚ましが鳴る少し前に目が覚めるようになりました。今後も人生のパートナーとして、一緒に生活を共にします。次は枕などもこだわりたいと考えています。

2024年1月30日
★★★★

ただの硬めのベッドじゃない
30代男です。 使い古しのコイルマットレスをずっと使ってましたが寝心地があまり良くないのがいつも不満だったので思い切ってコアラマットレスを購入してみました。 乗っかった最初の印象はだいぶ硬く、これ硬すぎるなーと心配しましたが寝てみると沈みすぎないけど適度に受け止めてくれて寝返りも楽に打てます。 嫁が動いても目が覚めないほど衝撃を吸収してくれるようで、 今のところいい感じです。 是非体感してみてください

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