
松本 恭
「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。
読書をはじめた途端にまぶたが重くなり、いつの間にか眠ってしまったという経験は多くの人にあるのではないでしょうか。趣味や勉強として本を読もうと思っても、すぐにウトウトしてしまうと集中力も削がれてしまいます。
そこで本記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が、読書中に眠くなる理由を解説したうえで、具体的な対策方法をご紹介します。さらに、音声を活用したオーディオブックや仮眠との組み合わせといった、ひと味違う読書スタイルも取り上げます。あなたの読書ライフをより充実させるためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
本を読むと眠くなる5つの主な原因
読書の最中に突然襲ってくる眠気には、さまざまな要素が絡み合っています。まずは、その主な原因を理解することからはじめましょう。
読書中に感じる眠気は、人間の生理現象と密接に関係しています。脳が疲労を感じたり、刺激が足りないと感じたりすることで、自然と休息を取りたくなるのです。言い換えれば、どんなに興味を引かれる内容であっても、睡眠不足や集中力の低下が重なると、あっという間にまぶたが重くなってしまいます。
また、心理的な要素も大きく影響します。退屈な内容が続くと、脳は必要な情報処理をストップさせ、休息モードに入ろうとします。さらに、周囲の環境や読書の姿勢が一定だと、脳への刺激が限られて脳波が落ち着き、リラックス状態に導かれてしまうのです。
読書と睡眠は、脳の活性化と休息を行き来する微妙なバランスの上に成り立っています。次に挙げる5つの原因を見ると、眠気を感じる仕組みをより深く理解できるでしょう。
原因1:脳の疲労とリラックス効果
読書は文章の理解やイメージを脳内で組み立てるため、想像以上に頭を使う活動です。一方で、内容に没頭しているときはリラックス状態にも入りやすく、脳の興奮と鎮静が同時に起こりやすいといわれています。その結果、集中した分だけ脳に疲労が蓄積し、自然と休息を求めて眠気を感じやすくなるのです。
原因2:興味が薄い・内容が難しい
人は興味をもてないテーマや難解すぎる内容に直面すると、脳が意欲を失いやすくなります。脳がその情報を「不要」と判断すると、退屈を感じやすく、そのまま眠気へとつながります。特に学術書や専門書など、ハードルが高い書籍を読んでいるときは要注意です。
原因3:単調な姿勢や読み方による眠気
長時間にわたって同じ姿勢でページをめくる行為は、身体的にも単調で血行が悪くなりやすいものです。視線が固定され、同じリズムで継続的に読み続けると、脳への刺激も減少します。通常であれば変化のある動作が眠気を遠ざけますが、読書ではその変化が少ないため、結果的に眠くなりやすくなるのです。
原因4:同じ場所・同じ時間帯での習慣
人間の体はパターン化を学習しやすいため、毎日同じ場所や時間帯に本を読むと、そこを“休息の合図”と捉えることがあります。たとえば、就寝前のベッドで読書する習慣がある場合、意識せずとも「そろそろ寝る時間」と感じやすくなってしまいます。そのため、読書のたびに眠気が強く出ることがあるのです。
原因5:睡眠不足や体内リズムの乱れ
普段から十分な睡眠が取れていなかったり、生活リズムが乱れていたりすると、読書中に限らず眠気を感じやすくなります。特に、食後や夜遅い時間帯などは副交感神経が優位になりやすく、脳も休息モードに入りやすいタイミングです。睡眠不足と重なると一層眠気が強まり、集中力も低下してしまいます。
読書中の眠気を防ぐための7つの対策
眠気を誘う要因がわかったら、それらの対策を実践していきましょう。ここでは読書時間をより快適にし、集中力を高めるための7つのポイントを紹介します。
どんなに読みたい本でも、条件や環境が整っていないと眠気に捕まってしまいます。物理的に姿勢を見直す対策から、読書を能動的に楽しむ工夫まで、さまざまな角度でアプローチしていきましょう。自分が苦手と感じるポイントを中心に改善すると、快適な読書体験を手に入れられます。
すぐに効果が出るわけではありませんが、日々の読書習慣に少しずつ取り入れることで変化を感じられます。頑張りすぎずに少しづつ積み重ねることが、長続きの秘訣です。
対策1:読みやすい姿勢と適切な照明を心がける
背筋をしっかり伸ばし、肩に余計な力を入れずに読書をすると、血行が良くなり眠気は多少和らぎます。また、適度な明るさを確保することも重要です。薄暗い灯りのもとで読書をすると目が疲れやすいため、早期に脳が休みを求めるようになります。読書用のスタンドライトや、自然光を活用できる読書スペースを確保しましょう。
対策2:時間を区切って定期的に休憩を入れる
人間の集中力は長時間持続しにくいため、あらかじめタイマーを設定するなどして読書時間を何回かに分けるのが効果的です。20分から30分程度の読書を一区切りとし、軽いストレッチや水分補給をおこないましょう。休憩を挟むことで脳や体への負担が軽減し、再び読みはじめる際の集中力も高まりやすくなります。
対策3:メモやハイライトで積極的に読む
ただ文字を追うだけでは脳への刺激が少なく、退屈さが眠気につながります。重要と思ったところに線を引いたり、気付いたことをメモしたりと、積極的に本の内容と対話する姿勢をもちましょう。アクティブな読み方をすると印象に残りやすくなり、理解も深まります。
対策4:読む本のジャンル・難易度を工夫する
難しすぎる内容や興味のもてないジャンルばかりに手を出すと、脳がすぐに疲れて眠気に負けてしまいます。最初は自分が面白いと思える分野や、簡単に読めるものを選ぶとよいでしょう。読書の習慣が身につきはじめたら、少しずつ難易度を上げるなどして、飽きない工夫を続けるのがおすすめです。
対策5:音読や声に出して理解を深める
文章を声に出して読むと、目からの情報に加えて耳からも刺激を受けるため、脳が活性化しやすくなります。黙読に比べると体力は使いますが、その分だけ眠気を抑えやすいのが特徴です。読書時間が長めの場合など、集中力を切らしたくないときに活用してみるとよいでしょう。
対策6:軽い運動やストレッチで血行を促進する
読書中、体を動かさないと血液の巡りが滞り、眠気を引き起こしやすくなります。こまめに席を立って歩いたり、軽いストレッチをしたりするだけでも効果的です。少しの動きで頭がスッキリとリフレッシュし、読書への意欲がわいてきます。
対策7:カフェインや水分補給で集中力を維持する
コーヒーやお茶に含まれるカフェインは脳をほどよく刺激し、一時的に眠気を抑えてくれます。ただし過剰に摂取しすぎると逆に疲れが増すこともあるため、適量を意識しましょう。また、水分不足も集中力低下につながるため、読書の合間にこまめに水分補給することが大切です。
オーディオブックと仮眠の活用で読書をより楽しむ
姿勢や照明などの工夫をしても、どうしても眠気が消えない場合もあります。そんなときは音声や仮眠を上手に取り入れて、無理のない読書スタイルを模索してみましょう。
活字を読むことにこだわらず、音で本の内容を聞くオーディオブックやポッドキャストは、目への負担を減らす選択肢として注目されています。あるいは、どうしても眠気に打ち勝てないときは、思い切って短い仮眠をとることも効果的です。上手に休憩を組み合わせると、読書の効率と楽しさを両立させることができます。
現代では、忙しいなかで時間をやりくりしながら読書をしている人も多いのではないでしょうか。移動中や家事中など、活字を追いにくいシーンでも音声なら手軽に情報を得られます。眠気と上手に付き合いながら、自分に合ったペースで読書習慣を継続していくことが大切です。
オーディオブックのメリットと選び方
目を使わずに耳から内容を理解することで、視覚の疲れを軽減できるのがオーディオブックの最大の利点です。通勤中や家事の合間など、手や目がふさがっている状況でも読書を進められるので、忙しい人ほどメリットを実感しやすいでしょう。選ぶ際には、好きなジャンルやナレーションの質を重視することで、より快適に本の世界を楽しめます。
仮眠×読書の相乗効果で集中力を高める
眠気を我慢し続けるより、思い切って10~20分程度の仮眠をとってから読書に戻るほうが、結果的に効率が良いといわれます。短時間の睡眠で脳がリセットされ、起きたあとは理解力や集中力が向上しやすいからです。特に学習目的の読書や難解な本を読むときは、適度な仮眠で脳を休める習慣を取り入れてみるとよいでしょう。
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まとめ・総括
最後に、本を読むと眠くなる理由と、その対策のポイントを簡単に振り返ります。
読書中の眠気には、脳の疲労や読む姿勢、興味の度合いなど複合的な要因が影響しています。対策としては、体の緊張感を保つ姿勢や適切な休憩、読む本の内容など、さまざまな工夫を組み合わせるのが効果的です。また、オーディオブックを取り入れることや、眠気がひどい場合には短い仮眠の時間を設けることも検討してみましょう。
読書は単に知識を広げるだけではなく、心を豊かにしてくれるものです。今回の記事を参考に、自分に合った対策や工夫を取り入れて、快適な読書スタイルを見つけてください。
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お客様の声
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1週間前
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1週間前
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2週間前
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