目次
監修者

松本 恭
「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。
夏の暑さが厳しくなると、夜になっても気温や湿度が高い状態が続き、寝苦しさに悩まされる人も多いのではないでしょうか。しっかりとした睡眠がとれないと、翌日の体調やパフォーマンスにも影響が出てしまいます。
そんなときこそ涼しい寝具を上手に取り入れると、快適な睡眠環境を整えることができます。近年では、暑がりの人はもちろん、高齢者や子どもでも扱いやすく、衛生面にも配慮された寝具が数多く登場しています。
本記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、夏用寝具の特徴や役割、素材ごとのメリットから、おすすめアイテムまでを詳しく解説します。暑い季節でもぐっすりと休むためのヒントを紹介していますので、健康的な夏を過ごすための参考にしてください。
夏用寝具が必要な理由
気温が高くなると寝室の室温や湿度も上昇し、なかなか寝つけなかったり、夜中に目が覚めたりといった不快感が増えてきます。エアコンの使用も大切ですが、冷やしすぎは体に負担がかかるだけではなく、電気代も気になります。一方で、夏用の寝具には通気性や汗の処理機能が備わっているものがあるので、上手に選ぶことで快適かつ省エネな睡眠環境を整えることができます。
実際、寝苦しい夜でも寝具に冷感素材や通気性の良いパッドを取り入れるだけで、体感温度を下げる効果が期待できます。寝返りの多い人でも蒸れにくいので、寝つきから起床までスムーズに過ごせるのが特徴です。
また、夏の夜は汗をたくさんかきますが、吸汗速乾機能をもつ寝具なら湿気がこもりにくく、洗濯しても早く乾くメリットがあります。こうした機能を兼ね備える夏用寝具が、近年ますます注目を集めています。
熱帯夜を快適に過ごすポイント
寝苦しい夜の暑さを和らげるには、寝室の温度と湿度の管理が欠かせません。就寝前にエアコンや扇風機で空気を循環させ、寝具には涼感や吸汗・放湿性に優れたアイテムを取り入れましょう。さらに、余計な肌着を重ねず風通しを良くすることで、体が余分な熱をためこまないように工夫するのもポイントです。
夏の睡眠トラブルと寝具の役割
夏特有の熱帯夜や湿度の高さから寝不足になると、疲労感や集中力の低下など体への悪影響が生じてしまいます。特に寝返りがうまく打てないほど寝苦しい場合は、通気性の高い敷きパッドや接触冷感のシーツを活用すると、背中や腰回りのムレを軽減できます。こうした寝具の活用は睡眠の質に影響するため、昼間の活動を支える大きな役割を担っています。
夏用寝具に求められる主な機能
夏用寝具に求められるのは、何よりも通気性の高さと汗を素早く処理する能力です。寝ている間にかく汗や熱気を素早く逃がすことで、熱帯夜でも体の表面にこもった熱をしっかり解消します。
また、接触冷感機能も効果的です。触れた瞬間にひんやりと感じる素材は、意外に大きなリラックス効果をもたらします。特に寝つきが悪い人や暑がりの人におすすめです。
さらに、雑菌やダニが繁殖しやすい季節は、抗菌・防臭効果を備えた寝具が衛生面のサポートをしてくれます。お手入れ回数が比較的増える夏だからこそ、こうした加工が睡眠環境を清潔に維持する役割を果たしてくれます。
接触冷感素材の仕組みと特性
接触冷感素材の多くは、熱が伝わりやすい繊維を利用することで、肌が触れた瞬間の体温を生地へ素早く移動させる仕組みをもっています。このため、寝るときにひんやり感が強調され、スムーズな入眠をサポートします。ただし、持続的な冷却ではなく一過性の涼しさがメインなので、寝室の風通しやエアコンと合わせて活用しましょう。
吸汗速乾・通気性は快眠のカギ
夏場は汗をかく量が増えるため、いかに素早く汗を吸い取り、蒸発させてくれるかで寝具の快適度が変わります。吸汗速乾性に優れた素材を使うと寝返りを打つたびに湿った部分が早く乾き、爽やかな感触を保つことができます。また、枕や掛け布団も含めてすべての寝具を通気性の良いもので揃えると、ムレからくる不快感を軽減しやすくなります。
抗菌・防臭・防ダニ加工をチェック
夏はダニや細菌が繁殖しやすく、寝具が雑菌の温床になってしまうことも少なくありません。そこで役立つのが、抗菌・防臭・防ダニ加工が施された夏用寝具です。洗濯を頻繁にして清潔さを保つだけではなく、こうした加工があるとより安心して使い続けることができます。快眠と健康を両立させるためにもおすすめの機能です。
素材別に見る夏用寝具の種類
素材ごとの特徴をつかんでおくと、より自分に合った寝具選びが可能です。特に夏の寝具を選ぶときは、実際に触れた感触や汗の処理能力などで好みが分かれます。主に天然素材と化学繊維に大別できますが、どちらにも魅力的なメリットがあります。
天然素材は、通気性が良いことから汗ばむ季節でも快適に使える点が特徴です。一方、機能性に優れた化学繊維は、コストパフォーマンスに優れるものも多くあります。素材の組み合わせによってはリバーシブル仕様もあるため、その日の気温や体感温度に合わせて使い分けることができます。
それぞれの素材のメリットや使いどころを把握しておくと、購入後の失敗を減らすことができます。自分の体質や部屋の環境に合わせて、適切な寝具を選びましょう。
天然素材(綿・麻・リネン)のメリット
綿や麻、リネンといった天然素材は肌に優しく、吸湿性や通気性が高いことが特徴です。麻やリネンは特に熱伝導率が高く、触れた瞬間に涼しく感じられることが多くあります。汗をかいてもベタつきにくく、長時間使用してもサラッとした感触が続くため、寝苦しい夏にはぴったりの素材といえます。
化学繊維(ポリエステル・再生繊維)の特徴
ポリエステルや再生繊維を使った寝具は、速乾性や軽さに優れる点が魅力です。洗っても乾きが早いので清潔さを保ちやすく、コスパが良いことでも人気を集めています。また近年では、接触冷感や抗菌・防臭といったさまざまな機能を備えた商品も増えています。頻繁にお手入れをしたい人や、手軽に試したい人にもおすすめです。
リバーシブル生地の活用法
片面に接触冷感素材、もう片面に通年使える素材をあしらったリバーシブル生地は、季節や室温の変化に柔軟に対応できるメリットがあります。寝苦しい夜には冷感面を使用し、エアコンが効きすぎる日は少し温かさを感じる側を使うなど、調整が簡単です。一枚で2種類の快適性を味わえる点で実用性が高く、限られた収納スペースにも重宝します。
アイテム別:夏用寝具の選び方
夏用寝具は種類が多く、敷きパッドから掛け布団、枕に至るまでさまざまな候補があります。どれを選べばいいのかわからないときは、自分が一番暑さを感じる部分を冷やす対策から考えると選びやすいでしょう。
たとえば、寝返りを打つごとに背中が蒸れて眠りを妨げるなら通気性の良い敷きパッドを、首周りの汗が気になるなら枕カバーに接触冷感素材を使うなど、部位ごとの対策がおすすめです。これらを組み合わせることで、理想の寝具が見えてきます。
さらに、タオルケットやガーゼケットを併用すると、適度な保温性と通気性のバランスを維持できます。自分の体質や生活習慣を考慮しながら、必要な寝具を揃えてみてください。
敷きパッド・シーツで体感温度を下げる
敷きパッドやシーツは、寝具の中でも体と密着する部分が大きく、清涼感や通気性の善し悪しが直接眠りに影響します。接触冷感素材が使われた敷きパッドを敷くだけでも、背面のムレを大幅に抑えられるため、熱帯夜でも比較的快適に過ごせます。取り付け取り外しが簡単なものを選べば、洗濯もしやすいので衛生面も安心です。
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掛け布団・タオルケット・ガーゼケットの違い
真夏でも薄手の掛け布団を使う人もいますが、室温によっては体温調節が難しくなります。その一方で、タオルケットは適度な保温力と通気性を兼ね備え、ガーゼケットはさらに軽くて肌触りが良い特徴があります。エアコンの冷気を和らげたいときや、自然の風だけで寝たいときなど、用途に合わせて掛け方や素材を選ぶのがポイントです。
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枕・ピローパッド・枕カバーで寝心地アップ
頭部は汗をかきやすい部分の一つなので、枕周りの素材選びは睡眠の質に直結します。ピローパッドや枕カバーを接触冷感や吸汗速乾素材に変えるだけでも、寝返りを打ったときの快適さが向上します。さらに枕の高さや形にも注目し、首や肩への負担が少ないものを使うと、より質の高い睡眠環境を整えることができます。
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パジャマの素材選びも重要
寝具だけではなく、パジャマも夏の快眠を左右する大切な要素です。吸湿性や通気性に優れた綿や麻、シルクなどを選ぶと、肌への刺激も少なく汗を素早く逃がしてくれます。特に背中や脇部分が蒸れにくい設計のパジャマを選ぶと、寝具との相乗効果で暑い夜でも快適な睡眠を得られるでしょう。
よくあるQ&A
夏用の寝具選びは、機能だけではなく、利用シーンや体質、家庭環境も考慮することが大切です。疑問点を一つひとつクリアにしていきましょう。また、寝具は消耗品です。定期的に買い替えることも視野に入れ、長く快適に使えるようにお手入れ方法などもチェックしておくと安心です。
ここでは、夏用寝具についてよくある質問をピックアップしたので、自分に合ったアイテムを選ぶ際のヒントにしてみてください。
Q1.接触冷感寝具は本当に涼しいの?
接触冷感寝具は、肌に触れた瞬間、ひんやり感が得られるように開発されています。しかし、持続的な冷却作用というよりは、最初のクールダウンで睡眠環境を整える役割が大きいのが特徴です。寝室の室温や湿度を下げる工夫と合わせて使うと、涼しさを効果的に感じられます。
Q2.夏用寝具はいつからいつまで使う?
気温が20℃を超えて寝苦しさを感じ始める頃から、夏用寝具に切り替えると良いでしょう。梅雨明け後の暑さに備えて、早めに準備しておくと便利です。また、秋口にかけて気温が下がってくるまでは使い続けるケースが多いといえます。しかし、体感温度には個人差があるため、自分にちょうど良いタイミングを見極めて使用してください。
Q3.洗濯・お手入れ時に気を付ける点は?
夏用寝具は汗を吸いやすい分、こまめな洗濯が推奨されます。洗濯表示を確認し、素材ごとに適した洗い方や洗剤の量を守ると清潔さを保ちやすくなります。乾燥機の使用が可能な場合も、素材によっては縮みやすいものがあるため、できるだけ自然乾燥を心がけると長く快適に使い続けられます。
まとめ:涼しく快適な夏の睡眠を手に入れよう
寝苦しい夜でも適切な寝具選びとメンテナンスをおこなうと、暑さや湿気によるストレスが軽減され、質の高い睡眠環境を整えることができます。接触冷感や吸汗速乾といった機能性をもつアイテムを上手に組み合わせれば、冷房の使いすぎも抑えられるでしょう。
また、シーツやパッド、枕カバーなど部位ごとの素材や機能を見直すことで、暑さによって夜中に目覚める回数も減らすことができます。さらに、洗濯やお手入れがしやすい素材を選べば、長く清潔に保てる点もメリットです。
寝具選びは、季節や体質、寝室の環境に合ったものを選ぶことが重要です。自分にピッタリの夏用寝具を見つけて、暑い夜でもしっかり休養し、元気に夏を乗り切りましょう。
お客様の声
9ヶ月前
軽すぎずちょうど良い重量感。
製品名通り布団は軽く、大半の人がちょうど良いと思える軽さなのではないかと思います。
軽すぎるのが苦手な人も問題なく利用できる重量感で、布団に包まれるのが好きな方にもピッタリだと思います。
冷房をつけながら寝ても寒くなく、エアコンを使わない時期も快適に使えそうな布団だと思います。
11ヶ月前
夏にぴったり
夏は寝ている間に思いがけず冷えることがあるので、掛け布団はかぶりたい。でも暑苦しいと蹴飛ばしてしまう。
このウルトラライト掛け布団は軽くて寝苦しくなく、とても快適です。
11ヶ月前
良い夏の掛け布団
今回、年中快適2点セットを買いました。ウルトラライト掛け布団と掛け布団を貰いました。ウルトラライト掛け布団は今まだ使用期間間が数週間なのにけどとても良いです。とても柔らかいと軽いです。私は非常に暑がりで寝てるので夏にはこの商品だけで過ごすのが楽しみです。それもウルトラライト掛け布団と掛け布団を繋ぐ部品があるので冬も使用していく事が、楽しみです。
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