ライフスタイル by 松本 恭•2026年9月26日•読了目安時間: 6 分

おしゃれな寝室の作り方|テイスト別の実例と狭い部屋の整え方

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。

「写真で見た寝室は素敵なのに、自分の部屋は生活感が抜けない」
「6畳の賃貸でも、おしゃれにできるものだろうか」
「見た目を優先して、眠りにくくならないか心配」

一言で「おしゃれな寝室」といっても個人の好みや部屋の条件ごとに「おしゃれ」の捉え方は違います。もし寝室の空間づくりに迷っているなら、まずどんな雰囲気にしたいか(テイスト)を1つ決めたうえで、色や家具、照明などをそろえていくとスムーズです。

この記事では、5つのテイストやおしゃれにするための4つの手順、狭い部屋や賃貸での工夫、眠りやすさとの両立方法を解説します。

記事を読めば、自分の部屋に合ったテイストや家具の選び方が分かります。ぜひ最後までご覧ください。

おしゃれな寝室のテイスト5選

まず、目指すインテリアテイストを1つ選びましょう。以下の5つは、主なインテリアテイストの一部です。取り入れやすいと感じるテイストを探してみてください。

テイスト ベースにする色
ヴィンテージ ・ダークブラウン
・ベージュ
・くすんだグリーンやネイビー
北欧ナチュラル ・白
・ライトグレーやベージュ
・淡いブルーやグリーン
和モダン ・オフホワイト
・茶色
・墨色
モノトーンモダン ・白
・黒
・チャコールグレー
韓国インテリア ・アイボリー
・ベージュ
・白

1. ヴィンテージ|深い色の木目と革・アイアンを合わせる

「ヴィンテージ」とは、使い込んだような風合いの家具や素材で、落ち着いた雰囲気をつくるテイストです。古い家具を探さなくても、色と素材の選び方で新品から再現できます。

ベースにするのは、次のような深みのある色です。

  • ダークブラウン
  • ベージュ
  • くすんだグリーンやネイビー

家具は、濃い色の木目のベッドフレームやサイドテーブルを中心にそろえます。革のクッションやアイアン素材の照明を1つ加えると、ヴィンテージらしさが出ます。

アンティーク調の小物は、増やすほど雑多に見えます。時計やトレーなど、ベッドまわりに1〜2点だけ置くとまとまります。

2. 北欧ナチュラル|明るい木目とやわらかい色を合わせる

「北欧ナチュラル」とは、木の温かみとやわらかい色を組み合わせたテイストです。明るく軽い印象を出せるため、狭い部屋でも圧迫感が出にくくなります。

最初に、ベッドやサイドテーブルなど大きい家具を明るい木目のものにそろえましょう。以下のように、彩度(色の鮮やかさの度合い)を抑えた色にするのがおすすめです。

  • 白
  • ベージュ
  • 淡いブルーやグリーン

また、角の丸い照明や小物を加えると印象がやわらかくなります。

寝具やカーテンの模様は、無地もしくは自然をモチーフにいた柄を選ぶと、北欧テイストが感じられて、ナチュラルモダンなど類似のテイストとの差別化ができます。

観葉植物やかごを少量取り入れる方法もありますが、すっきりまとめたいなら1〜2個にとどめておきましょう。

3. 和モダン|背の低い家具と和の素材を取り入れる

「和モダン」とは、和の素材を現代的な家具と組み合わせたテイストです。和の落ち着きを残しつつ、洋室でも取り入れやすいのが特徴です。

基本的に床座で生活する和のイメージに近くなるよう、ローベッドや背の低いサイドテーブルなど、視点が低い家具を選びましょう。視線が抜けて部屋が広く感じる効果も得られます。

ベースとしておすすめの色は、次の3つです。

  • オフホワイト
  • 茶色
  • 墨色(黒に近い濃いグレー)

色数が少なくても、異素材を組み合わせて質感の違いを生かすと単調に見えるのを防げます。和モダンを演出するには、以下のようなものを取り入れましょう。

  • 置き畳
  • 和紙を使った照明
  • 陶器の小物

モダンな印象に寄せるなら、和の要素は1〜2種類に絞り、ほかは直線的な現代の家具でそろえましょう。

4. モノトーンモダン|色数を絞って直線的にまとめる

「モノトーンモダン」とは、都会的でシャープな印象を狙うテイストです。色で飾らないぶん、家具の形と素材の質感が印象を決めます。

使う色は、次の3つに絞るのがおすすめです。

  • 白
  • 黒
  • チャコールグレー

暗くなりすぎないよう、壁や寝具など広い面は白や明るいグレーに、家具を黒にすると寝室全体が締まって見え、スタイリッシュに仕上がります。

幾何学模様のカバーを付けたクッションを置いたり、大胆な動きがある墨アートを壁面に飾ったりすると、単調さがやわらぎます。マットな布や金属、ガラスなど無機質な素材でまとめると、モノトーンモダンの魅力が高まります。

5. 韓国インテリア|アイボリーを主役に丸みのある家具を合わせる

「韓国インテリア」とは、アイボリーや白を主役に、丸みのある家具や布でやわらかさを出すテイストです。明るい木の色が主役の北欧ナチュラルに対し、韓国インテリアは木を脇役にして、淡い色の面を広く見せます。

以下のように明るさの近い色を重ねることで、適度なやわらかさを演出できます。

  • アイボリー
  • ベージュ
  • 白

ただし、明るい色だけでそろえるのは避けましょう。家具と壁の境目が曖昧になり、のっぺりした印象になります。

のっぺりした印象を防ぐには、家具のどれか1つを木目やベージュにするのがおすすめです。白い壁の前でも輪郭が残るため、家具と壁の区別がつきます。また、パステルカラーの小物を取り入れて個性を出すのもよいでしょう。

角の丸い家具を選んだり、寝具やカーテンにリネン風の生地を使ったりすると柔らかい雰囲気になってテイストの魅力をさらに出せるでしょう。

3種類のコアラマットレスを比較

寝室をおしゃれにする4つの手順

今ある床や壁、家具を活かしつつ、以下の4ステップで寝室をおしゃれにしていきましょう。

  1. 目指すテイストと使う色を決める
  2. カーテンとベッドカバーから替える
  3. ベッドサイドや足元に照明を足す
  4. 生活用品を収納して小物を絞る

1. 目指すテイストと使う色を決める

まず、目指すテイストと使う色を決めてください。想像だけで進めるより、参考にしたい寝室の画像をネット上で数枚ほど集めるほうが早いです。

目指したい寝室の写真を複数並べることで、自分が「そのテイストの何に惹かれているのか」が見えてきます。

写真が集まったら、画像に共通して使われている色を3つ書き出してください。以下の要素ごとに色を分けて書くと、整理しやすくなります。

  • 広い面の色
  • 寝具やカーテンの色
  • 小物の差し色など

今使っている寝具や家具の色と同じ、もしくは近い色の画像を参考にすると、買い直す必要がありません。

2. カーテンとベッドカバーから替える

模様替えは、カーテンやベッドカバーなど、面積が大きいものから始めてください。カーテン・掛け布団カバー・シーツを3点まとめて替えると、雰囲気がちぐはぐになるのを防げます。

色は、同色でまとめるより、同系色の濃淡や素材の違いを組み合わせるほうが自然にまとまります。カーテンをベージュにしたら、寝具は少し濃いベージュか、麻のような質感違いを選ぶなどがおすすめです。ただし、質感を変える場合は、目指すインテリアテイストに合う素材を必ず選んでください。

また、カーテンやベッドカバーを買う前に、窓とベッドのサイズを測っておきましょう。合わないものを買ってしまうと、カーテンのすき間から光が漏れたり、シーツがマットレスから外れたりして快適性が下がります。

3. ベッドサイドや足元に照明を足す

天井照明だけの寝室は、光が均一に回って全体が明るいというメリットがある一方で、平坦な印象になりやすいです。ベッドサイドや足元に置き型の照明を足して、壁や家具に陰影を出すと、奥行きが出ておしゃれさが増します。

低い位置の照明は人の目の位置に近いため、天井照明より光量が少ないものを選びましょう。

厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると、就寝の約2時間前からメラトニンの分泌が始まり、それ以降に強い光を浴びると分泌が抑えられるとされています。※1

視界に光が直接入らない位置へ置くことも含め、まぶしさを抑えることが大切です。

4. 生活用品を収納して小物を絞る

寝室の「生活感」を消すために、以下のものは隠すなどして視界から消しましょう。

  • 充電ケーブル
  • ティッシュ
  • 日用品のストック

収納家具を買い足すと床が埋まって部屋が狭く見えますから、寝室で使わない物は処分するか別の場所へ移すようにしてください。そして、お気に入りのカバーをかけたクッションやアートなど、飾る物を少しだけ置きます。ベッドまわりの1か所に集めると空間が引き締まります。

狭い寝室・6畳・賃貸でもできる整え方

床面積や内装を変えられない狭い部屋でも、以下の3つを知っていれば、圧迫感を抑えてまとまりを出せます。

  1. 背の低い家具を選んで通路をまとめる
  2. カーテン・寝具・ラグで大きな面の色をそろえる
  3. はがせる壁紙や置き型照明で印象を変える

1. 背の低い家具を選んで通路をまとめる

ローベッドや背の低いチェストを選ぶと、家具の上に見える壁面が広く残ります。壁が見えている面積が増えるほど、部屋は広く、天井は高く感じられます。

高さを下げたら、次は通路をまとめましょう。ベッドを壁側へ寄せて片側に通路を集めると、出入口からベッドまでの動線がシンプルになり歩きやすいです。

ただし、壁に寄せすぎるとシーツの交換や掃除ができなくなります。壁とベッドの間には手が入る幅を残し、壁側のクローゼットや引き出しが開くかも先に確認してください。

また、背の高い家具は、倒れてもベッドや出入口をふさがない位置に置き、対策グッズなどで固定しましょう。東京消防庁も、寝る場所や座る場所にはなるべく家具を置かないよう呼びかけています。※2

畳数ごとの配置例は、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:寝室のレイアウトの決め方|畳数別の家具配置と動線・収納のコツ

2. カーテン・寝具・ラグで大きな面の色をそろえる

見える面積が大きいカーテンと寝具、ラグの色をそろえる方法は、コーディネートに自信がなくてもチャレンジしやすい方法です。狭い部屋では、壁や床に近い色を選んでください。境目が目立たなくなり、面がつながって広く見えます。

テイストらしさを出す差し色(アクセントカラー)は、クッションなど小さい面に使いましょう。広い面に使うと、そこだけが目立って部屋が区切られて見えます。

狭い部屋でラグを敷くなら、ベッドや扉に引っかからない大きさを選びましょう。

3. はがせる壁紙や置き型照明で印象を変える

家具はそのままでも印象を変えやすいのは、視界にすぐ入る壁と照明です。

壁はベッドの頭側など一部だけに違う壁紙で仕上げると、アクセントになりしゃれた雰囲気が出せます。はがせる壁紙やシールなら、原状回復しやすいため賃貸でも取り入れやすいでしょう。ただし、下地や貼っていた期間によっては跡や変色が残りますので、目立たない場所で試してから広い面に貼るという手順を踏んでください。

照明は、コンセントに差すだけで使えるテーブルランプ・フロアランプにすると導入が簡単です。コードは通路へ出さず、家具の裏や壁際に沿わせましょう。

おしゃれさと眠りやすさを両立させる寝室づくり

見た目を優先した結果、眠りにくい寝室になっては意味がありません。おしゃれさと両立させるために、次の2点を押さえておきましょう。

  1. 照明とカーテンで就寝中の光・音を抑える
  2. 寝具は肌ざわりや蒸れにくさも考慮する

1. 照明とカーテンで就寝中の光・音を抑える

就寝前は、天井の照明を消して暖色系の光源のテーブルランプやフロアランプだけをつけておくと、陰影ができてドラマティックな雰囲気になり、目への刺激も抑えられます。

弱い光でも、睡眠に影響はあります。同ガイドによると、就寝中は低い照度の光であっても中途覚醒が増え、睡眠の効率が下がると報告されています。※1

照明を選ぶときは、明るさを調整できるか、寝床から光源が直接見えないかを確認してください。眠るときは常夜灯も消して、できるだけ暗くしましょう。

あわせて、日常的に外の光や車の音が入る部屋であれば、カーテンを遮光・防音タイプにしましょう。

2. 寝具は肌ざわりや蒸れにくさも考慮する

寝具は、見た目だけでなく、以下5つの要素もあわせて選んでください。

  • 肌ざわり
  • 汗を吸うか(吸湿性)
  • 吸った湿気を逃がすか(放湿性)
  • 重さ
  • 洗濯のしやすさ

このうち吸湿性・放湿性と重さは、内部の詰め物の素材で決まります。日本ふとん協会が示す素材ごとの特性は、以下のとおりです。※3

詰め物の素材 主な特性
綿 ・汗をよく吸う
・湿気は逃がしにくい
・こまめな日干しが必要
・弾力と保温性がある
羊毛 ・湿気を吸って逃がす
・保温性と弾力がある
・蒸れにくい
・へたると戻りにくい
羽毛 ・軽い
・保温性が高い
・湿気を吸って逃がす
・蒸れにくい
ポリエステル ・軽くて弾力がある
・汗は吸いにくい
・湿気は通す
・ホコリが出にくい

素材ごとに向き不向きがあります。蒸れやすい人は羊毛や羽毛、ホコリが気になる人はポリエステルというように、困っていることが解消できる素材を選んでください。

また、掛け布団カバーやシーツは、詰め物とは別に選びます。同じ綿でも織り方で肌ざわりが変わるので、実際に触って確かめましょう。

色をそろえるのは、寝具の寝心地を確かめた後がおすすめです。詳しい寝具の選び方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:【上級睡眠健康指導士監修】寝具のおすすめをプロが解説!快眠につながる選び方

まとめ:おしゃれな寝室はテイストと大きな面の色から整えよう

寝室をおしゃれに整えたい方は、一気に家具などをそろえるのではなく、1つずつ変えていきましょう。まず目指すテイストを1つ決め、床や壁に合わせて使う色を選ぶのがおすすめです。

そのうえで、カーテンや寝具など面積の大きいものから替え、照明や収納、小物の順にそろえましょう。狭い部屋や賃貸なら、背の低い家具と、交換・撤去しやすいアイテムがおすすめです。

なお、見た目だけでなく寝心地も整えたい方は、コアラマットレス公式サイトをのぞいてみてください。

コアラマットレスは、対象商品で120日間のトライアル制度を使えるのが魅力です。実際に自分の部屋へ置いて眠れるので、インテリアとの相性や寝心地をしっかり確かめたい方はぜひ試してみてください。

・参考

※1 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
※2 東京消防庁「
自宅の家具転対策」
※3 一般財団法人日本ふとん協会「
ふとんの用途・素材の特性」