🌈プライドストーリー:Yuki T.🌈
LGBTQIA+の一員として生きることは、日本では限られた権利の中で生きることを意味します。
私はレズビアンでパートナーと一緒に暮らしていますが、結婚はできません。LGBTQIA+のカップルの多くは、当たり前の生活を送るのに苦労しています。例えば、ほとんどの病院では、婚姻外のパートナーは手術同意書にサインできません。結婚していないと、救急治療室にいるパートナーに会う資格はありません。不動産業者や家主は、LGBTQIA+のカップルの入居に良い顔をしません。
しかし、LGBTQIA+の先駆者たちのおかげで、状況は少しずつ変わりました。118ヵ所の自治体でパートナーシップ制度が法制化され、多くの都道府県でプライドパレードが開催されています。コアラが毎年協賛している東京レインボープライドは日本最大で、今年で30周年を迎えました。
20年前、私は自分の性的嗜好に気づきました。父にカミングアウトした際、否定されると思っていた為からか、泣き崩れたことを忘れられません。(ありがたいことに、父は私を心から受け入れてくれました)。
家父長制はいまだに日本に深く根付いていて、多数の親は自分の子供、特に女性に、男性と結婚して子供を産むように勧めます。高齢者はいまだに、出産は女性の重要な仕事だ思っています。20年前の私は、ゲイであることをオープンにして生き、今のような素晴らしい人生を送れるとは思っていませんでした。
今、私は仕事場でもプライベートでも自分らしくいられます。自分の性的嗜好を隠さなくていいというのは、(特に仕事では)本当にいいものです。コアラのオープンさと多様性に感謝します。
誰かを愛することを恐れずに、制限のない人生を送るために。
コアラの皆さん、ハッピープライド!!