寝具コラム by Koala Sleep Japan2024年12月6日読了目安時間: 7

【上級睡眠健康指導士監修】寝心地重視のソファーベッドってあるの?選び方のポイント4つ

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。

座ってくつろげる長椅子でありながらベッドにもできるのが、ソファーベッド。限られたスペースを最大限に活かし、複数の用途に使いまわせる便利な家具です。

ソファーベッドに求められるのは、まず「省スペース」だということ。とはいえ、ソファーベッドでも、寝る時の心地よさには妥協したくないものです。ただ、広げればマットレスになるものを工夫してソファーの形状に収めているため、種類や仕組み、ブランドによっては「寝る」時の快適性を多少犠牲にしているものもあります。

そこでこの記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、寝心地にこだわったソファーベッドの選び方をご説明します。

 

ソファーベッドとは?デイベッドとの違い

ソファーベッドとデイベッド。2つとも「座る」と「寝る」という機能を1つの家具に組み合わせたものであり、「同じような家具の別の言い方」と捉えている人も多いでしょう。しかし、ソファーベッドとデイベッドにはいくつか違う点があります。

ソファーベッドとは、ソファーとして「座る」機能を重視して設計されており、見た目もソファーそのものです。したがって、座面にクッション性のある柔らかいパッドが使われていることも。ベッドとして使用する際は、フォールディングする、背もたれをスライドするなど、ベッドの形へと切り替えます。ベッドサイズもシングル、ダブルだけでなく、キングサイズのものもあります。

 

わずか5秒でベッドに。もちろん座り心地も抜群!「コアラソファーベッド CUSHY」

 

コアラソファーベッド CUSHY コアラソファーベッド CUSHY

一方、デイベッドはベッドとしての「寝る」という機能を重視して設計されており、その名のとおり「昼間、ちょっと横になる」ことを想定した家具です。多くはシングルサイズのマットレスを使用しており、設置の際占める床面積がソファーベッドより大きくなります。そのため、省スペースという点ではソファーベッドに軍配が上がります。ソファーベッドに比べて使用できる場が限られるため、商品の選択肢があまり多くありません。

 

ソファーベッドとデイベッドとの違いを表にまとめてみました。

ソファーベッド デイベッド
ソファーのような見た目 ベッドのような見た目
引き出すなど、ベッドに切り替える必要がある そのままベッドとして使える
ワンルーム、通常のリビングやホームオフィスなど、さまざまな部屋で使用 ワンルームのリビングスペース、ゲストルームなどベッドがあっても違和感がない場所
座る機能優先のため柔らかいことが多い マットレスのため座ると固い
省スペース、サイズも多様 シングルマットレスの大きさ
折りたたみ方によりデザインがさまざま デザインの選択肢が少ない

 

ソファーベッドは4種類

ソファーベッドはベッドへの切り替え方でその種類が分かれてます。切り替え方の種類は以下の4種類で、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

①リクライニングタイプ

リクライニングタイプのソファーベッドとは、ソファーの背もたれ部分がそのままマットレスとなるものです。背もたれ部分を押してフラットにするワンアクションでベッドに早変わりします。ソファーからベッドへの切り替えが簡単で力が要らないので、腕力に自信がない人でも扱いやすいはず。切り替えの仕組みがシンプルなので、リーズナブルな価格帯のものも多いようです。ソファーの下に収納があるタイプもあります。ただし、本体自体はそれなりの重量があり、ソファーからベッドへの切り替え時に本体を動かすことは想定されていません。背もたれを倒せるだけの背面のスペースがこのタイプのソファーベッドには必要です。

 

②折りたたみ式タイプ

折りたたみ式タイプのソファーベッドとは、座椅子のようなリクライニング式のフレームの上に、折りたたみ式のマットレスを座面として備えているものを指します。使用する際はフレームのリクライニングを後ろに倒し、座面を広げるとマットレスとなります。床に直置きするクッションを重ねただけの簡易なものから、機械式の座面のものなど、値段もさまざまです。クッションを重ねただけのものは軽量で扱いやすいですが、マットレスとしては柔らかすぎることが多く、また、機械式の座面のものは、その仕組み上重量制限があることが多いです。座面が機械式のものは、ソファの下に収納を設置することが可能です。

 

背もたれと座面を手前に倒せば、あっという間にベッドに早変わり「コアラソファーベッド CUSHY」

コアラソファーベッド CUSHY

 

③スライド式タイプ

スライド式タイプのソファーベッドとは、座面を引き出してベッドとして展開するものを指します。ソファーの幅がベッドの幅となるため、展開すると通常のベッドサイズと変わらず、またシングル、ダブル、キングなど、さまざまなサイズの製品があります。また、寝心地にこだわったマットレスを使用していることも多い半面、マットレスが重い傾向があり、腕力に自信がない人には切り替え操作がしづらいことも。また製品や仕組みによっては、マットレスの境目が気になるという人もいます。引き出し部分に寝具を収納できるスペースがあるタイプが多く、便利です。価格帯は中価格以上のものが多いようです。

 

たっぷり収納が嬉しいソファーベッド「コアラソファーベッド BOXY」

 

④肘掛け可動式タイプ

①のリクライニング式ソファーベッドの派生形ともいえるこのタイプでは、背もたれだけではなく、肘掛け部分も倒してベッドとなります。肘掛けがあるため、リクライニングタイプよりも座り心地に優れており、デザイン性も優れたものが多いです。切り替えの仕組みはシンプルですが、背もたれ、両肘掛けとスリーアクションが必要です。また、リクライニングタイプと同じく、背もたれ部分を倒すスペースが必要であるため、デッドスペースが生まれます。ソファーの下に収納があるタイプもあります。価格帯は中価格以上のものが多いようです。

 

寝心地重視のソファーベッド|選び方4つのポイント

good night sleep with koala mattress

それでは、ソファーの「座る」という機能を備えつつ、買ってよかったと思えるソファーベッド、寝心地の良いソファーベッドに出会うには、どういった点をチェックすればいいのでしょうか?寝心地重視のソファーベッドの選び方のポイントをまとめてみました。

 

寝心地を最優先する

ソファーベッドは「座る」「寝る」という2つの用途を備えた家具ですが、選ぶ際に「寝心地>座り心地」という基準で商品を見るようにしましょう。

ソファーの座面とベッドのマットレスの大きな違いは、「ソファーの座面には、座り心地を良くするため、柔らかいパッドやクッション素材がふんだんに使われている」ことです。しかし、ソファーのような体が柔らかく沈むパッドの上で眠ると、腰が痛くなったり、包まれて暑すぎて目が覚めたり……そんな経験がありませんか。

座った時の快適性は、クッションをあてたりすることで向上できますが、マットレスの快適性を後付けで向上するのは難しいです。したがって寝心地を求めるのなら「寝心地」を最優先すること。つまり、インテリアブランドではなく、マットレスに定評のあるブランドのソファーベッドを選びましょう。

 

マットレスブランドが作ったこだわりのソファーベッドとは?

 

表面素材をチェック

ソファーベッドの表面素材は大きく分けて「布(ファブリック)」「合皮(合成皮革)」「本革」の3種類があります。寝心地を最優先で考えた場合、一番おすすめの素材はファブリックです。

ファブリックは通気性に優れ、湿度の高い日本の夏でもムレにくく、快適に眠ることができます。また、色、パターン、テクスチャ―がさまざまであり、カーテンやクッション、ベッドリネンなど他のファブリック製品と合わせてコーディネートを楽しめます。カバーが変えられるタイプのソファーベッドなら汚れても自宅で洗濯できる上、模様替えも簡単に行えます。

合皮のソファーベッドは汚れがしみこまないため、汚れのお手入れが簡単なのがメリットですが、通気性が悪いため寝心地の点ではいささか劣ります。通気性の高い敷パッドやシーツで工夫すると良いでしょう。

また、本革は合皮に比べて肌ざわりが心地よく、本物だけが持つ圧倒的な存在感を放ちます。通気性・吸湿性に優れていますが、風合いを保つために定期的なお手入れが欠かせません。

 

 

中身素材の確認

ソファーベッドの中身素材は、寝心地に関わる通気性と硬さに大いに関係しているため、必ず確認しましょう。特徴を表にまとめてみました。

 

素材 特徴 どんな種類に多く使用?
Sバネ(鋼線)
  • 主にソファとして使いたい人におすすめ
  • 軽い
  • 弾力性(反発力)があまりない
リクライニング
ウレタン
  • ソファ、ベッドどちらの用途にもおすすめ
  • 体圧分散性に優れ、寝心地にすぐれる
  • 通気性はあまり高くないものも
折りたたみ式
スライド式
ボンネルコイル
  • 主にベッドとして使いたい人におすすめ
  • 通気性、耐久性にすぐれる
  • かための寝心地
デイベッド
ポケットコイル
  • 主にベッドとして使いたい人におすすめ
  • 体圧分散性にすぐれ、身体にフィット
  • 機能性が高いため高価格
通常のベッド

 

適正サイズかどうか

寝心地を最重要として考えると、ベッドとして切り替えた時、眠るのに十分な大きさがあることも重要です。まずマットレスの長さですが、身長に対しての目安は「身長+15cm」です。ベッドのマットレスは通常丈が195cm~200cmで、身長が高い人向けのロング丈が220cm~225cmです。しかしソファーベッドの場合、ソファー形状に切り替えた時のサイズに左右される部分もあるため、快適な睡眠を得られるサイズに満たないこともままあります。

また、快適に眠るには、必要な回数の寝返りが打てるかどうかが鍵となります。ベッドの場合、マットレスを選ぶ際のひとつの基準として、「体の幅+30cm」と言われています。例えばシングルサイズのマットレスの幅は97cmです。これより狭いと寝返りを打つゆとりがあまりなくなってしまいます。

ソファーベッドの購入を検討する際は、必ずベッドとして広げた時の幅と長さを確認するようにしましょう。

知ってますか?ぐっすり眠れるマットレスの適性サイズとは

 

寝心地重視のソファーベッドならコアラ

座る、くつろぐ、寝る、とマルチパーパスでスマートな家具であるソファーベッドですが、寝心地を重視して購入するのなら、寝心地のプロフェッショナル、つまりマットレスメーカーのソファーベッドがおすすめです。睡眠の質は、活動エネルギーに直結するもの。マットレスメーカーとしての長年の経験やノウハウを取り入れているのが、コアラのソファーベッドです。

コアラには、「CUSHY」と「BOXY」の2種類のソファーベッドラインがありますが、省スペースでおしゃれと人気が高いのが「CUSHY」です。

 

コアラソファーベッド CUSHY|折りたたみ式タイプ

背もたれと座面を手前に倒すだけのワンアクションで、あっという間にベッドに切り替えられるので、一人暮らしでも安心。

セミダブルサイズは2人掛けのソファーやダブルベッドとして、184cm幅のクイーンサイズは3人掛けソファーやクイーンサイズのベッドに。来客時やホームパーティーでゆったりくつろぐといったシーンにぴったりです。

ファブリックからこだわったデザインは、オーストラリアの大自然にインスパイアされた色とテクスチャーが特長です。

ベッドとして使った場合のマットレストッパーには、コアラマットレスと同じクラウドセル™を使用。寝心地の良さにも徹底的にこだわりました。

 

 

寝転んでも、座っても抜群に快適なソファーベッドをチェック

 

お客様からのメッセージ

2024年11月25日
★★★★★
買ってよかった!
リビングで寝る為にソファーベッドを探していて、見つけたのがこのコアラマットレスのソファーベッドでした。まずは1週間寝てみて、椎間板ヘルニアの私でも腰が痛くならず、寝心地が良くとても気に入っています。普段はソファーにして子供たちが寝転んだり座ったりして使用をし、普段使いの座る面とベッドにした時の面が違うところが何よりも気に入っています!

2024年8月6日
★★★★★
満足♪
不眠の主人がよく眠れている。ちょっとの音でも目を覚まさないぐらい。奮発してよかったです。組み立ても簡単でした。

2024年8月10日
★★★★★
おきにいり
思ったより奥行きが大きかったですがイメージ通り使い勝手とビジュアルは最高です!座面とベットの面が別なのもまたいい!買ってよかったです。

 

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