寝具コラム by Koala Sleep Japan2024年6月26日読了目安時間: 7

【上級睡眠健康指導士監修】マットレスのセミダブルサイズは120cm×195cm|使用感や適した部屋の広さを解説

「マットレスのセミダブルサイズって1人用?それとも2人用?」という疑問をもつ人もいるのではないでしょうか。

マットレスのセミダブルサイズの寸法は「幅120cm×長さ195cm」のため、1人でゆったり寝るのに理想的なサイズといえます。しかしシングルサイズよりも大きくなるため、部屋の広さとのバランスも考えなければなりません。

そこでこの記事では、セミダブルサイズのマットレスの使用感だけでなく、設置に必要な部屋の広さなどについて、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が解説していきます。

 

マットレスのセミダブルサイズは幅120cm×長さ195cm|主に1人用

セミダブルサイズを含めた、すべてのマットレスのサイズをまとめました。

 

【マットレスの寸法】

サイズ 長さ(奥行)
セミシングル 85cm 195cm
シングル 97cm 195cm
セミダブル 120cm 195cm
ダブル 140cm 195cm
クイーン 160cm 195cm
キング 180cm 195cm
ロング 97~180cm 207cm

 

ただしメーカーによって多少の違いはあり、幅が122cmのマットレス製品もあります。

また、ベッド全体の大きさを考えた場合、ベッドフレームにヘッドボード(頭側の立ち上がり部分)が付いていると、20cm~30cm程度奥行が長くなることもあります。

 

セミダブルサイズのマットレスの使用感

セミダブルサイズのマットレスの使用感について紹介する前に、適切なサイズの選び方について紹介します。

マットレスには寝返りを打つのに十分な広さが必要で、具体的には「肩幅 + 40cm~50cm」が最低ラインです。マットレスを選ぶ前に、自分の肩幅を測っておきましょう。

それではセミダブルサイズの使用感について、「1人で使う場合」と「大人2人で使う場合」に分けて紹介していきます。

 

1人で寝るにはゆったり

セミダブルサイズのマットレスは、1人で寝るには十分な広さがあります。寝相が悪く、寝返りをよく打つ人でも窮屈に感じることなく、ゆったり寝ることができます。

一人暮らし用のマットレス探しについては、「一人暮らしのマットレス・ベッド選びをマットレスメーカーが解説」の記事で詳しく解説しています。

 

大人2人で寝るには窮屈

セミダブルサイズは名称に「ダブル」と記載されますが、主に1人用のサイズです。そのため、お子様と一緒に寝るのは問題ありませんが、大人2人で寝るには窮屈です。

友人やパートナーが泊まりに来るなど、一時的に2人で寝るのであれば対応できますが、日常的に大人2人で寝る場合、仰向けで並んで寝ることはできても寝返りを打つスペースがありません。

もし大人2人で寝ることを考えている場合は、最低でもダブルサイズ以上が必要です。2人で寝る場合のマットレス選びについては、「マットレスのサイズの選び方|寝る人数・部屋の広さごとに解説!」の記事で詳しく解説しています。

 

セミダブルマットレスを快適に置ける部屋の広さ

続いて、セミダブルマットレスを快適に置ける部屋の広さについて、「寝室」と「ワンルームや1K」に分けて解説していきます。

 

「寝室」の場合|3畳以上あれば設置できる

寝室にベッドとマットレスだけを置く場合は、3畳以上あればセミダブルサイズを置くことができます。ただし、ベッドとマットレス以外にも家具を置く場合や、もともと部屋に備わっている収納がある場合は、下記のスペースが必要になります。

 

【ベッドの周りに必要なスペース】

  • ベッドと壁の間:40cm以上
  • ベッドとドレッサーの間:50cm以上(人が通る場合は70cm以上)
  • ベッドとキャビネット:60cm以上(しゃがむ場合は70cm以上あると取り出しやすい)
  • ベッドと折れ戸収納の間:60cm以上(引き戸であれば40cm~50cm程度でも大丈夫)
  • ベッドと掃き出し窓の間:60cm以上

 

「ワンルーム」や「1K」の場合|6畳以上であれば圧迫感が少ない

「ワンルーム」や「1K」の場合、部屋の広さが6畳以上あれば、セミダブルサイズのマットレス(ベッド)を置いても圧迫感なく生活できるでしょう。

ここでは部屋のイメージをしやすいように、マットレスとベッドのほかに「イス(1人用)/ローテーブル/テレビ(テレビ台)/チェスト」の家具を置くことを前提とします。この場合にセミダブルベッドを置くと、以下のようなサイズ感になります。

 

【セミダブルのマットレスと部屋の広さとのバランス】

部屋の広さ 部屋の広さとのバランス
5畳以下
  • 上記の家具をすべて置くことは困難で、家具の数を減らしたりコンパクトな家具を選んだりする必要がある
  • 5畳以下の部屋にセミダブルサイズのマットレスを置くのは現実的ではなく、シングルサイズが望ましい
6畳
  • セミダブルサイズのベッドを無理なく置けるだけでなく、生活導線も確保でき、圧迫感もそれほどない
7畳以上
  • ゆとりを持てるため、1人用のイスの代わりに2人掛けのソファも置ける

※ 畳の大きさは地域によって異なるため、実際に部屋のサイズを測ったり、間取り図を確認したりしましょう。

部屋のスペースが狭い場合は、次項の「部屋のスペースが狭い場合におすすめの寝具アイテム3選」で解説する「ヘッドレスベッド」や「折りたたみマットレス」の活用もおすすめです。

 

マットレスを搬入できるかも事前にチェックしよう

マットレスの購入前に、搬入経路の広さと配送時の梱包サイズも確認しておきましょう。通路やドア、エレベーター、階段が狭いと、せっかく購入したマットレスを搬入できない場合があります。

多くの場合、マットレスはロール状に圧縮された状態で届きます。たとえばコアラマットレスのセミダブルサイズの梱包サイズは「幅35cm × 長さ35cm × 高さ127cm」です。ただし、製品によっては圧縮梱包されない製品もあるため、購入前に配送時の梱包サイズも必ず確認しましょう。

 

部屋のスペースが狭い場合におすすめの寝具アイテム3選

ここからは部屋のスペースが狭い場合におすすめの寝具アイテムを3つ紹介します。

 

【狭い部屋におすすめの寝具アイテム】

  • ヘッドレスベッド:ヘッドボードがない分、コンパクト
  • ローベッド:ベッドが低い分、部屋を広く感じられる
  • 折りたたみマットレス:ベッドフレームを置くスペースが不要

 

ヘッドレスベッド|ヘッドボードがない分、コンパクト

一般的なベッドにはヘッドボード(頭側の立ち上がり部分)があり、そこに物を置くスペースやコンセントが備わっています。このようなベッドでは、セミダブルサイズの長さ195cmにプラスして、20cm程度長くなります。

一方でヘッドレスベッドはヘッドボードがないため、コンパクトに設置できます。一人暮らしで部屋のスペースに余裕がない場合や寝室が狭い場合は、ヘッドレスベッドがおすすめです。

シンプルなデザインと3段階の高さ調節「ミライカスタムベッドフレーム」

 

ローベッド|ベッドが低い分、部屋を広く感じられる

狭い部屋では「ローベッド」の選択もおすすめです。高さが低い分、ベッドを置いたときの圧迫感が和らぎ、部屋を広く感じられます。

ただし、ベッドフレームが低すぎたり、もしくはフローリングに直接置いたりすると、マットレスに湿気がたまりやすくなってカビの発生リスクが高まってしまいます。カビ対策のために、ベッドの高さは最低でも7cm以上を確保しましょう。

シンプルなデザインと3段階の高さ調節「ミライカスタムベッドフレーム」

 

折りたたみマットレス|ベッドフレームを置くスペースが不要

ベッドフレームを置かず、折りたたみマットレスを使う選択肢もあります

就寝時以外は折りたたんで収納したり、部屋の隅に立てかけたりすることで、狭い部屋でもスペースを効率的に使うことができます。ただし、折りたたみマットレスを床に敷いたままにするとカビが発生しやすいため、毎日立てかけるようにしましょう。

折りたたみマットレスについては「折りたたみマットレスの3つのデメリットを徹底解説|簡単にできる対策をすれば問題なし!」の記事で詳しく解説しています。

スペースを有効活用できるコンパクトな三つ折りタイプ「コアラフトン OASIS」

 

他の寝具のサイズ選びについて

ここでは、セミダブルサイズのマットレスを使う際の「掛け布団」と「シーツや敷きパッドなどのカバー類」のサイズ選びについて解説していきます。

 

「掛け布団」のサイズは、使用人数に合わせるのが基本

掛け布団のサイズは「マットレスのサイズ」と「使用人数」の2点をもとに決めましょう。

セミダブルサイズのマットレスを1人で使う場合、掛け布団はシングルサイズ〜ダブルサイズのなかから選びましょう。より大きなサイズを選ぶと、寝返りを打っても敷き布団が体をしっかりと包み込んでくれます。

2人でセミダブルサイズのマットレスを使うことがある場合は、ダブルサイズの掛け布団がおすすめです。クイーンサイズを使うとゆとりが持てるものの、ベッドからずれ落ちてしまうことがあるためです。

高い機能性で快適な眠りをサポートする「コアラの寝具」

 

シーツや敷きパッドなどのカバー類は、マットレスのサイズに合わせる

マットレスのサイズに対してシーツや敷きパッドのサイズが大きいと、シワができて寝心地に違和感を覚えてしまいます。

反対にサイズが小さいと、マチが足りずにシーツが外れて直す手間が発生することもあって面倒です。また、マットレスが締め付けられて体圧分散性が損なわれたり、シーツの取り付けが困難になったりします。

シーツや敷きパッドなどのカバー類は、マットレスのサイズに合わせて選びましょう。

高い機能性で快適な眠りをサポートする「コアラの寝具」

 

まとめ:セミダブルのマットレスは1人用|「マットレスの使用感」と「部屋の広さ」をもとにサイズを決めよう

セミダブルサイズのマットレスの大きさや使用感について再度まとめました。

 

【セミダブルサイズのマットレスについて】

  • 大きさは幅120cm×長さ195cm
  • 1人ならゆったり寝られるが、大人2人で寝るには窮屈
  • 寝室に置く場合、3畳以上あれば置くことは可能
  • ワンルームや1Kの部屋に置く場合、6畳以上あると圧迫感が少ない

 

体の大きさに対してマットレスが小さいと、寝返りを打つためのスペースが足りず、窮屈さを感じてしまいます。反対に、部屋に対してマットレスのサイズが大きいと、生活導線が狭くなったり、他の家具を置くスペースが無くなったりしてしまいます。

この記事で解説した「マットレスの使用感」と「部屋の広さ」をもとに、マットレスのサイズを決めるようにしましょう。

また、「マットレスのサイズの選び方|寝る人数・部屋の広さごとに解説!」の記事でもマットレス選びについて詳しく解説しています。

 

コアラマットレスなら圧縮梱包した状態でお届け!

コアラマットレスは振動吸収性に優れるため、一緒に寝ている人の動きを気にせず快適に眠ることができます。

またセミダブルサイズでも「幅35cm × 長さ35cm × 高さ127cm」に圧縮梱包した状態で配送するため、搬入経路の広さに悩むことなく購入することができます。

ちょうどいい硬さのベーシックモデル「オリジナルコアラマットレス」

 

お客様からのメッセージ

 

2024年6月10日
★★★★★
もっと早く買えば良かった

4歳の子どもと寝るため、セミダブルを購入しました。子どもも大きくなりシングルではなかなか熟睡出来ませんでしたが、コアラマットレスのおかげで、熟睡できる時間が増えました。仕事がハードになるので、頑張るために買って正解でした。

2024年6月5日
★★★★★
睡眠生活には良い寝具を

コアラマットレスを使い始めて6年以上、最初はシングルサイズ、そしてセミダブルに買い替えしました。やっぱりコアラマットレスは寝心地が最高に良い!最初はコアラマットレスしか売ってませんでしたが今や豊富なラインナップ。ピローも2種類購入してます。睡眠時間は生きてる時間とても多く使ってます。寝具にはやっぱり良い物、長く使える物と考えてコアラマットレスを使い続けてます。

2024年6月1日
★★★★★
寝心地のいいマットレス

ネットでの買い物だったので、寝心地を確かめて買ったわけではないのですが、みなさんのレビューを読んで購入を決意!セミダブルを買ってよかったです。最初は少し柔らかめかな?と思ったのですが、初めて寝た夜にぐっすり眠れたのを覚えています。体にフィットして心地よかったです。次は枕も買ってみて、マットレスと合わせて睡眠の質を向上させたいです!

 

ちょうどいい硬さのベーシックモデル「オリジナルコアラマットレス」

監修者

石川 恭子
リテールスペシャリスト / 上級睡眠健康指導士

コアラマットレス®︎のショールームで、お客様が「運命のマットレス」に巡り合えるようお手伝いしているカリスマコンシェルジュ。お客様の眠りの悩みに耳を傾ける中で、今すぐ活用できる睡眠の知識を届けたいと上級睡眠健康指導士の資格を取得。コアラ®︎のマットレスを通じて、毎日眠ることが待ち遠しくなるワクワク感を提供したい。