眠っている乳児を抱く母親
睡眠コラム by 石川 恭子•2026年10月26日•読了目安時間: 6 分

乳児の睡眠時間はどのくらい?月齢別の目安と乳児期に多い睡眠の悩み

石川 恭子
リテールスペシャリスト / 上級睡眠健康指導士

コアラマットレス®︎のショールームで、お客様が「運命のマットレス」に巡り合えるようお手伝いしているカリスマコンシェルジュ。お客様の眠りの悩みに耳を傾ける中で、今すぐ活用できる睡眠の知識を届けたいと上級睡眠健康指導士の資格を取得。コアラ®︎のマットレスを通じて、毎日眠ることが待ち遠しくなるワクワク感を提供したい。

赤ちゃんが思ったほど眠らない日が続くと、「睡眠時間は足りているのかな」と気になりますね。反対に、長く眠っている姿を見て、起こしたほうがよいのか迷うこともあるでしょう。

乳児の睡眠は、月齢とともに時間だけでなく眠り方も変わりますから、昼寝を含む1日の合計と、起きているときの様子を合わせて見ることが大切です。

本記事では、上級睡眠健康指導士の資格を持つコアラマットレス社員の石川が、月齢別の睡眠時間の目安、成長に伴う変化、乳児期に多い悩みへの対応を解説します。ご家庭で眠りを見守るための参考にしてください。

乳児の睡眠時間は月齢ごとにどのくらい?

乳児とは1歳未満、新生児とは生後28日未満の赤ちゃんを指します。どちらも睡眠の発達が進む時期ですが、生まれたばかりの子と生後10か月の子では、眠りのまとまり方が違います。※1

WHOが示す睡眠時間は、夜だけの時間ではなく、昼寝も含めた24時間の合計です。次の表では、乳児期と、1歳への移行期の目安を整理します。※2

月齢・年齢

昼寝を含む1日の推奨睡眠時間

0〜3か月

14〜17時間

4〜11か月

12〜16時間

1歳(移行期の参考)

11〜14時間

例えば、生後6か月の子が夜に10時間、昼寝で3時間眠れば、1日の合計は13時間です。途中で起きて授乳した時間は睡眠に含めず、実際に眠っていた時間を足します。ただし、毎日の睡眠を分単位で正確に測る必要はありません。気になる場合は、寝ついた時刻と起きた時刻を大まかに記録すると、その子の傾向をつかみやすくなります。

推奨時間は、調査で観察された平均値とは異なります。Mindellらが17の国と地域の0〜36か月児29,287人について保護者に調査した研究では、日本の1日平均睡眠時間は11.6時間でした。これは0歳だけの平均でも、全員が目指すべき時間でもありません。国や生活環境の違いを含む調査結果として捉えましょう。※3

目安から外れた日があっても、その数字だけで睡眠不足や病気とは判断できません。普段の機嫌、飲み方、体重の増え方なども確認し、短い睡眠や不調が続くときは小児科などで相談してください。

1日の合計を見たうえで、夜に眠る割合や昼寝の取り方も振り返りましょう。

なお、生後5か月や6か月、10か月という月齢ごとに必ず別の数値があるわけではなく、表では根拠のある年齢区分を使っています。細かな月齢の数字を追うより、同じ区分の中でも眠り方が変わることを理解し、目安としてください。

乳児の睡眠は月齢でどう変わる?

睡眠時間の目安を知ったら、次は眠り方の変化を見てみましょう。乳児期には、昼夜を問わず眠る状態から、夜の睡眠と昼寝が分かれる状態へ少しずつ進みます。変化の時期は重なり合い、同じ月齢でも進み方に幅があります。ここでは3つの時期に分けて説明します。※4

1. 新生児期〜生後3か月

新生児期は、短い眠りと目覚めを昼夜問わず繰り返します。夜中に起きるのは必要な授乳のためでもあり、朝まで続けて寝ないことを、寝かしつけの失敗と考える必要はありません。昼間によく寝て、夜には目を開けている日もあります。

生後3か月ごろに向かうにつれ、昼と夜の違いが少しずつ育ち、夜の眠りが長くなる子が出てきます。ただし、同じ日でも長く寝る回と短く寝る回があり、授乳や体調によっても変わります。

この時期は、就寝時刻を厳密にそろえることより、空腹や不快感に応じることを優先しましょう。夜は手元や顔色を確認できる程度の明かりで授乳やおむつ替えを済ませ、静かに過ごします。長く眠る場合の授乳のための起こし方は、赤ちゃんの状態や医療者の指示に合わせてください。

赤ちゃんが寝ている間に家事をすべて終わらせようとせず、短くても自分の休息を取ることを考えてください。夜間の対応を交代できる場合は、授乳以外の支度やおむつ替えなども分担できます。

2. 生後4〜6か月

生後4〜6か月ごろは、日中に起きている時間が延び、夜に長く眠る形へ近づいていきます。朝に明るくなり、夜に静かになる家庭の流れを繰り返すことも、昼夜を区別する手掛かりになります。

一方で、夜間の授乳や目覚めが続く子もいます。「もう生後6か月だから夜は起きないはず」と決めず、昼寝を含めた睡眠量と、起きたときの状態を見てください。夜の連続睡眠と、1日の睡眠の合計は別のものです。

昼寝が短かった日は、いつもより早く眠そうになることもあります。あくびやぐずりが見られたら、予定の時刻が来ていなくても落ち着ける場所で寝る準備をしましょう。授乳を減らして睡眠を長くすることを、月齢だけで判断しないことも大切です。

夜の眠りがまとまり始めても、昼寝を急に減らす必要はありません。朝からの過ごし方や、眠った後に元気に起きられるかを見て、日中の休息も確保しましょう。

3. 生後7〜11か月

生後7〜11か月ごろになると、睡眠の多くを夜に取るようになっていきます。それでも昼寝は必要で、日中の睡眠がすぐになくなるわけではありません。回数や長さが変わるときは、夜の寝つきと夕方の眠気の両方を見ると、調整しやすくなります。

はいはいやつかまり立ちなどの発達、親と離れることへの不安が、寝つきや夜の目覚めに関わる場合もあります。以前は長く眠れていた子が、しばらく何度も起きることもあります。

変化があったら、成長の影響だけと決めつけず、飲食やおむつ、体調に普段との違いがないかを確かめましょう。夜に起きたときは穏やかに必要な対応を済ませます。ほかの赤ちゃんの昼寝の回数に合わせるより、その子が起きている間に無理なく過ごせているかを大切にしてください。

例えば、午前の昼寝が短かった後、午後早くに眠そうになることもあります。回数を予定に合わせるより、眠気が出たときに休める流れを考えることが、日中の過ごしやすさにつながります。

関連記事:【医師監修】睡眠退行とは?赤ちゃんの睡眠リズムへの影響と対策

乳児が夜通し寝るのはいつから?

「夜通し寝る」の意味は、夕方から朝まで寝ることなのか、夜中に数時間続けて寝ることなのかで変わります。研究でも、時間帯や連続時間を決めて評価しています。

Hendersonらが健康で発達が通常の経過にある乳児75人を1年間追った研究では、保護者が毎月6日間の睡眠を記録し、一部を動画で確認しました。午前0時〜5時を自力で眠る基準では、生後2か月ごろに基準を満たす確率が大きく上がり、生後3か月で50%に達しました。※5

この結果は、生後3か月なら全員が朝まで眠るという意味ではありません。必要な授乳で起きる子もいますし、夜に長く眠れるようになる時期にも幅があります。まずはその子の睡眠が少しずつどう変わっているかを見守りましょう。

周囲から聞く「朝まで寝た」という話は、寝た時間帯や授乳の条件も違うかもしれません。同じ月齢の話でも、そのまま自分の子の基準にしないようにしてください。

乳児期に多い睡眠の悩み

乳児の睡眠には、「寝つかない」「夜に泣いて起きる」「昼寝がすぐ終わる」といった悩みがよくあります。似た場面でも、月齢や体調によって必要な対応は変わります。原因を1つに決めず、目の前の赤ちゃんの様子から考えていきましょう。

1. なかなか寝ない

まず空腹、おむつの汚れ、汗や暑さなどを確かめ、必要な対応をします。眠そうなのか、まだ機嫌よく起きているのかによっても、寝かせるタイミングは違います。

新生児期に抱っこや授乳で眠りを助けることと、月齢が進んだ後の寝つきの悩みは分けて考えましょう。眠れない日が続いて家族もつらいときは、助産師や保健師、小児科に相談できます。寝かしつけを1人だけの役割にせず、交代して休む時間を作ってください。

静かに起きている場合は、すぐに寝かしつけを繰り返す前に様子を見られます。親子で落ち着く時間を持つことも、対応の選択肢です。

関連記事:【医師監修】子どもが寝ない・・!困った時に知っておきたい原因と対策一覧

2. 夜泣きが続く

夜にまとまって眠るようになってからも、泣いて目を覚ますことがあります。睡眠の発達、体の不快感、不安などが関わり、原因がはっきりしないこともあります。

夜泣きは眠りだけの問題ではなく、食事や光、日中の活動などの生活リズムとも関わります。起きる時刻や泣き方、その日の様子を振り返ることが対応の手掛かりになります。※6

親が何か間違えたから起こると考えず、空腹や体調を確認して穏やかに対応しましょう。疲れがたまる前に、家族や支援者に手伝いを頼んでください。

短く泣いて寝直すのか、長く泣き続けるのかも違います。授乳やおむつへの対応が必要な目覚めを、すべて夜泣きとまとめないようにします。

3. 昼寝が短い

1回の昼寝が短くても、それだけで1日全体の睡眠が足りないとは限りません。ほかの昼寝や夜の睡眠も合わせて見ましょう。

起きた後もぐずりが強い、すぐにあくびをするなどの様子があれば、まだ休息が必要な可能性があります。次の昼寝を少し早めるなど、眠気に合わせて調整してください。反対に、機嫌よく起きている子を無理に寝かせ続ける必要はありません。疲れると寝つきにくくなる子もいるため、時計と表情の両方を参考にします。

昼寝を長くすることだけを目標にすると、機嫌よく起きている時間も寝かしつけが続きがちです。記録するときは、眠った後の様子も一緒に書いてみましょう。

乳児の睡眠不足のサインと注意したい様子

睡眠時間とともに見たいのは、起きている間の機嫌や活発さ、授乳の様子です。ぐずりが増える、落ち着かず動きが激しくなる、寝つきにくくなるなどは、疲れや眠気のサインとして現れることがあります。ただし、こうした様子だけで睡眠不足とは決められません。

飲めているかは、授乳中の様子に加え、おむつの濡れ方や体重の増え方も確認します。寝つきが悪いことだけを理由に、母乳やミルクが足りないと判断しないでください。※7

ぐったりして反応が乏しい、呼吸が苦しそう、顔色が青い・灰色に見える場合は、眠いだけと考えず、すぐに医療機関へ連絡してください。呼吸がない、反応がない場合は119番に救急要請し、指示に従います。※8

睡眠の悩みが続く場合は、眠った時間、授乳、日中の機嫌を大まかに記録して相談すると、状況が伝わりやすくなります。

普段との違いを家族で共有しておくと、交代して見守るときにも役立ちます。気になる状態があるときは、記録を整えるために相談や受診を遅らせないでください。

まとめ:乳児の睡眠時間は目安とあわせて日中の様子も確認しよう

乳児の睡眠は、昼夜を問わず短く眠る状態から、夜の眠りと昼寝が分かれる状態へ育っていきます。月齢別の推奨時間は参考になりますが、1回の眠りや1日だけの数字で判断せず、機嫌、飲み方、体調も一緒に見ましょう。

必要な授乳や休息を優先し、眠れない状態が続くときは小児科や保健師に相談してください。ご家族が休む時間を確保することも大切です。

大人の寝心地を見直したいときは、コアラマットレスのラインアップも参考にできます。赤ちゃんは月齢に合う専用の安全な寝床で眠り、ご家族も無理なく休める環境を整えていきましょう。

<おうちでしっかり納得するまで120日間お試し!>

参考文献

※1 用語の解説 | 厚生労働省

※2 To grow up healthy, children need to sit less and play more | WHO

※3 Cross-cultural differences in infant and toddler sleep | Sleep Medicine/PubMed

※4 未就学児の睡眠指針 | 未就学児の睡眠・情報通信機器使用研究班

※5 Sleeping through the night: the consolidation of self-regulated sleep across the first year of life | Pediatrics/PubMed

※6 小児の睡眠障害 | 日本睡眠学会

※7 授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版) | 厚生労働省

※8 小児科Q&A | 兵庫医科大学 小児科学教室

 

コアラマットレス®比較表

あなたにぴったりのコアラマットレスを見つけましょう

オリジナル
コアラマットレス
コアラマットレス
PLUS [2nd Gen]
コアラマットレス
SUPREME [2nd Gen]
価格69,900円〜99,900円〜149,900円〜
構造3ゾーン5ゾーン9ゾーン
層数3層5層11層
クラウドセル®量基準値+20%+60%
厚さ21cm22.5cm29cm
温度調節××●
BREATHAIR®××●
竹炭配合クラウドセル®×●×
夏冬カバー×●●
通気性●●●
PolarBands®×▲▲
ふんわりトッパー層×●●
ひっくり返し硬さ調整×●●
シフォンフォーム××●
高反発フォーム××●
エッジサポート××●
ゼロディスターバンス®●●●
抗菌効果●●●
CertiPUR-US®認証●●●
洗濯について●●▲
商品を見る 商品を見る 商品を見る

● 対応 ▲ 一部対応 × 非対応

マットレス一覧を見る