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監修者

松本 恭
「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。
快適な睡眠にはマットレス選びが重要ですが、マットレスを保護し清潔に保つ「マットレスカバー/プロテクター(以下、マットレスカバー)」については意外と知らないことも多いのではないでしょうか。「どれを選べば良いの?」「お手入れはどうすればいい?」といった疑問を抱えている人もいるでしょう。
そこでこの記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、マットレスカバーの役割や選び方から、サイズに関する注意点、お手入れ方法まで詳しく解説します。
マットレスカバー(プロテクター)の重要性と基本情報
マットレスカバーは、マットレスを保護し清潔に保つために欠かせないアイテムです。その重要性や使い方などを解説していきます。
マットレスカバー(プロテクター)とは?
マットレスカバーは、マットレスをさまざまな汚れやダニなどから保護するためにつけるカバーです。
私たちは一晩にコップ1杯程度(約200ml)の汗をかいています。しかし寝汗をはじめ、おねしょや鼻血、経血などがマットレスに染み込むと取り除くのは困難です。また、湿気や汚れを放置するとマットレスにダニやカビが発生する可能性もあり、場合によってはマットレスの買い替えが必要になることもあります。
しかし、マットレスカバーを事前に装着しておけば、寝汗はもちろん、おねしょや飲み物の汚れなどからマットレス本体を守ることができます。欧米では、マットレスを長持ちさせるためにマットレスカバーを使用するのは一般的で、日本でも徐々に使う人が増えています。
ダニ対策については、「【上級睡眠健康指導士監修】マットレスのダニ対策(退治・予防)について解説|効果的な駆除方法や費用も紹介」の記事で詳しく解説しています。
マットレスカバー(プロテクター)の主な種類
マットレスカバーには、主に3つの種類があります。
ボックスシーツタイプは、マットレスに被せて上面と側面を覆う形状です。装着が簡単で、寝返りを打ってもずれにくく、洗濯や交換がしやすいのも特徴です。
ファスナー付きタイプは、マットレスを袋状のカバーに入れてファスナーで閉じ、底面も含めて全体を保護します。このタイプは防ダニ性能が高い製品も多くあります。また、防水性能付きのものもあるので、マットレスを全面的に保護したい人におすすめです。
敷きパッドタイプは、マットレスの上面のみを覆うシンプルなタイプです。主に四隅や側面に付いているバンドでマットレスに固定します。取り付けが非常に簡単で通気性が良いのが特徴です。
マットレスの上に敷くものにはいくつかの種類があるため、次のような順番で重ねます。
マットレス → マットレス保護カバー → マットレストッパー/ベッドパッド → シーツ → 敷きパッドの順になります。以下に、それぞれの役割を一覧にまとめました。
耐水加工&カビの汚れや臭いを軽減する「コアラマットレス保護カバー」
寝具 | 役割 |
マットレスカバー(プロテクター) | マットレスを汗や汚れから守り、ダニやカビなどを防止 |
マットレストッパー | 硬さを調節して寝心地を改善する へたってきたマットレスの寝心地を改善する |
ベッドパッド | マットレスを汗や汚れから守る 寝心地を良くする |
シーツ | 汗や皮脂などによる汚れを防止する 肌触りを改善する |
敷きパッド | 汗や皮脂などによる汚れを防止する 温度を調節する 肌触りを改善する |
シルクのような肌触りと優れた耐久性「コアラマットレスのシーツ」
マットレスカバー(プロテクター)を選ぶ時のコツ
マットレスカバーを選ぶ際に重要なのは、サイズと素材です。選ぶポイントと注意点を詳しく見ていきましょう。
サイズ選定のポイントと注意点
マットレスカバーにも数種類のサイズがあるので、自分のマットレスに合うサイズを選ぶ必要があります。主なマットレスのサイズを紹介します。
サイズ | 幅×長さ(cm) |
シングル | 97 × 195 |
セミダブル | 120 × 195 |
ダブル | 140 × 195 |
クイーン | 160 × 195 |
キング | 180 × 195 |
自分のマットレスのサイズに合うマットレスカバーがない場合は、1サイズ大きい程度なら使用できます。しかし、ずれが生じたりする可能性もあるため、ぴったりフィットするサイズを選びましょう。折りたたみマットレスの場合は、広げたサイズを確認してください。
また、マットレスの厚みにも注意しましょう。たとえば、マットレスの厚さが25cmの場合、20cmのマットレスカバーには入りません。合うサイズがなければ厚さが30cm程度の商品を選びましょう。ただし、大きすぎると余った部分がたるんでしまうので注意が必要です。
どんな素材のマットレスカバー(プロテクター)が最適?
マットレスカバーを選ぶ際には、次のポイントが重要です。
- 防水性
- 通気性
- 耐久性
- 伸縮性
マットレスカバーは防水加工されていることが多く、その場合は「防水」と記載されています。その他の性質は、使用される素材によって異なります。主な素材とそれぞれの特徴は以下のとおりです。
素材 | 通気性 | 耐久性 | 伸縮性 | 特徴 |
綿(コットン) | ◎ | 〇 | △ | 吸湿性が高い 洗濯できるがシワになりやすい |
ポリエステル | △ | ◎ | 〇 | シワになりにくく、乾きやすい 吸湿性は低い |
レーヨン | ◎ | △ | △ | 吸湿性と放湿性に優れる 水に濡れると耐久性が落ちる |
マイクロファイバー | 〇 | 〇 | 〇 | 吸水性と速乾性が高い |
テンセル | ◎ | 〇 | ◎ | 吸湿性、保湿性が高い 速乾性がある 柔らかく、伸縮性がある 細菌が繁殖しにくい |
最近では抗菌・防臭機能がある製品も増えています。ライフスタイルや睡眠環境に合わせて、マットレスカバーを選ぶと良いでしょう。
マットレスカバー(プロテクター)のお手入れ方法
マットレスカバーを長く快適に使用するためには、適切なお手入れが欠かせません。ここでは、マットレスカバーを長持ちさせるためのお手入れ方法と洗濯頻度の目安を紹介します。
長持ちさせるためのお手入れ方法とは?
マットレスカバーを長持ちさせるには、適切なお手入れが重要です。
まず、マットレスカバーに付いている洗濯表示を必ず確認してください。素材や製造方法によって洗濯方法が異なるため、洗濯機で洗えるか、手洗いが必要か、乾燥機の使用が可能かなどを確かめましょう。
特に、以下の点には注意が必要です。
- 洗濯時は表示された水温を守り、熱に弱い素材の場合は冷たい水で洗濯する
- 洗濯ネットを使用する
- 生地を傷めたり、防水加工を劣化させたりしないように、中性洗剤を使用し、漂白剤や柔軟剤が使用できるかは洗濯表示で確認する
- 防水加工の場合、脱水の方法や時間、強さに気をつける
- タンブラー乾燥(タンブル乾燥)は洗濯表示で許可されている場合のみ使用する
また、使用しないマットレスカバーは以下の方法で保管しましょう。
- 洗濯後、完全に乾燥させてカビや臭いの発生を防ぐ
- 湿気の少ない風通しの良い場所に保管する
- 専用の収納ケースや布製の袋に入れてホコリや汚れから守る
洗濯頻度の目安は?
マットレスカバーを清潔な状態を保ち、ダニや細菌の繁殖を防ぐためには、マットレスの上からストラップで留めるタイプなら週1回〜月1回程度の洗濯がおすすめです。また、マットレスをまるごと包み込むタイプならシーズンごとのお手入れが目安になります(汚れが付いた際にはその都度洗濯をおすすめします)。また、汗をかきやすい季節やアレルギーが気になる場合は、洗濯頻度を増やすと清潔な状態を保つことができます。
日常的なお手入れとして、以下の点も心がけましょう。
- マットレスを使う部屋の窓を開けて換気し、湿度を下げてカビの発生を防ぐ
- シーツや枕カバーを定期的に洗濯して、全体の清潔さを維持する
マットレスカバー(プロテクター)選びの決め手は、サイズ、寝心地、お手入れのしやすさ
マットレスカバーは、快適な睡眠環境を支えています。またマットレスを汚れや湿気から守り、長持ちさせるために欠かせないアイテムです。防水性や通気性といった素材の特徴を確認し、マットレスのサイズに合ったものを選びましょう。また、洗濯表示に合わせて適切にお手入れをすると、清潔に長く使えます。
たとえばコアラ®では、2つのマットレスカバーを用意しています。マットレスを丸ごと覆って汚れを防ぎたい人は「コアラマットレス保護カバー」、マットレスを保護しつつ涼しい寝心地を求める人は「コアラマットレス保護カバー(クール)」がおすすめです。
さらに睡眠環境を整えたい場合は、マットレスカバーだけでなくマットレスそのものの品質も大切です。自分に合ったマットレスやカバーを適切に組み合わせて、より理想的な睡眠環境をつくってみてはいかがでしょうか。
耐水加工&カビの汚れや臭いを軽減する「コアラマットレス保護カバー」
お客様の声
2024年12月15日
とても良い
しっかりした保護カバーだった。
2024年12月4日
ふっかふか、、、、
腰痛持ちのため、勇気をだして購入しました。が、コストに見合う価値は間違いなくあります。また保護カバーも購入しましたが、カバーの装着により汚れを気にすることなく利用できるので安心感があります。なお、カバーなしでももちろん利用できますがシーツをマメに敷き直さない私には保護カバーの装着で少し楽にしています。なお、カバー装着は2人での実施をおすすめします。マット本体に重量があるのでおひとりだと少し体力が必要かもしれません。
2024年11月27日
マットレス&保護カバー
朝までぐっすり寝れます
耐水加工&カビの汚れや臭いを軽減する「コアラマットレス保護カバー」