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監修者
石川 恭子
コアラマットレス®︎のショールームで、お客様が「運命のマットレス」に巡り合えるようお手伝いしているカリスマコンシェルジュ。お客様の眠りの悩みに耳を傾ける中で、今すぐ活用できる睡眠の知識を届けたいと上級睡眠健康指導士の資格を取得。コアラ®︎のマットレスを通じて、毎日眠ることが待ち遠しくなるワクワク感を提供したい。
寝室をモダンな雰囲気に整えたいと思っても、おしゃれな写真を何枚も見るうちに、かえって何から手をつければよいのか分からなくなることがあります。おすすめしたいのは、押さえておくべき要素を順番に整える方法です。
本記事では、上級睡眠健康指導士の資格を持つコアラマットレス社員の石川が、モダンというテイストの意味から、シンプルモダンや和モダンなどの違い、配色と照明の組み方、合わせやすい寝具の選び方まで、工事をしなくても取り入れられる範囲を中心にご紹介します。
モダンな寝室とは?
一般的な解釈として、直線的な形の家具と装飾を抑えた仕上げでまとめ、色や素材に統一感を持たせた寝室をモダンな寝室と捉えます。モダンには「現代的な」という意味があり、インテリアでは20世紀の近代建築から生まれた考え方をもとに、飾りを削ぎ落として形と素材の見え方を生かすスタイルを指します。
寝室でモダンなスタイルが成立しやすいのは、置く家具の種類が限られている場合が多いです。ベッドを中心に、サイドテーブルや照明、収納を必要な数だけ配置し、視界に入る物を絞る方法が有効です。
飾りを増やすのではなく、床や壁に余白を残して視線が抜ける部分をつくることが、モダンな印象につながります。
また、モダンスタイルは黒とグレーだけでまとめた部屋とは限りません。たとえば、硬質な素材に木や布の質感を加えて、静けさや品格を感じさせる方法もあります。温かみのある部屋にしたい場合も、装飾を抑えた直線的なデザインの家具を選べば、モダンスタイルに寄せられます。
モダンな寝室の主なテイスト
寝室で取り入れやすいのは、シンプルモダン、和モダン、北欧モダンという3つの方向です。床や建具の色に合わせて選ぶとコーディネートしやすいでしょう。
それぞれの特徴を順にご説明します。
1. シンプルモダン|直線と無彩色を生かす
シンプルモダンは、白、グレー、黒といった無彩色を中心に、装飾を抑えた直線的な家具を合わせるテイストです。アイアンやスチールといった金属の脚を持つベッドフレームや、無機質なガラス天板のサイドテーブルなどを置くと、都会的な印象になります。
色と装飾が少ないぶん、家具の高さや置く位置、床と壁に残した余白が部屋の印象を左右します。家具の上に見える壁の面を広く残すと、よりすっきりと整った印象をつくれます。
気をつけたいのは、黒や濃いグレーだけでまとめると空間が重く見えやすいことです。面積の大きい壁や寝具には白や明るいグレーを残し、濃い色を家具や小物に絞ると狭さを感じにくくなります。また、無彩色のみで味気なさを感じる場合は、ネイビーやワインレッドなど落ち着いた印象の有彩色を寝具の一部に取り入れ、アクセントを加えるのがおすすめです。
2. 和モダン|和の素材と現代的な家具を合わせる
和モダンは、畳や障子、木など和を感じる素材に、装飾の少ない現代的な家具を合わせるテイストです。すでに和室がある住まいや、木の建具が多い部屋で取り入れやすいでしょう。
色は、茶色、ベージュ、生成りなど落ち着いた色を基調にすると、和の素材と家具がなじみますが、それだけだと和にテイストに寄りすぎるため、ホワイトやグレーなどの無彩色を適度に入れてモダンテイストを加えます。
和室で実践する場合、障子を通して入ってくる自然光が部屋を明るくしてくれるため、家具の色を濃いめにしても重くなりません。和紙のシェードの照明器具も、光が適度に透過し、室内にやわらかい明るさが広がります。
畳の上に直接家具を置くなら、家具の重さを考慮しましょう。脚が細い家具は畳がへこみやすいため、面で支えるタイプを選ぶか、下に敷物を挟むと安心です。
洋室でも和モダンの寝室はコーディネートできます。墨文字のアート作品を飾る、和柄のカーテンを選ぶなど、エレメントの演出で和の雰囲気を適度に足すとよいでしょう。
3. 北欧モダン|明るい木目で温かみを加える
北欧モダンは、白や明るいグレーを基調に明るい色の木製家具や自然をモチーフとした柄のファブリックを合わせるテイストです。直線的で装飾の少ない家具を使いながら、木や布の質感によって温かみを足せるため、シンプルモダンよりも柔らかな雰囲気にしたい場合に向いています。
木の色は、オークやアッシュのように明るく黄みの少ないものを選ぶと、白い壁になじみます。床の色が濃い部屋であれば、ラグを敷いて明るい面をつくると、家具の木目とつながって見えます。
シンプルモダンとの差を明確にしたい場合は、鳥や木、花、果物など自然のモチーフをテーマとした柄のファブリックを採用すると効果的です。カーテンやクッションカバーに取り入れてみてください。
関連記事:おしゃれなベッドルームの作り方|海外風・ホテルライクを叶える実例30選
モダンな寝室をおしゃれに見せる4つのコツ
家具や装飾品を買い足すことよりも、配色、壁の見せ方、照明、素材の組み合わせという4つの要素を整えてみましょう。いずれも始めやすい内容です。
1. 壁・床・寝具の色をそろえる
まず考えたいのは色です。壁、床、カーテン、寝具のように面積の大きい部分に、同じ色か近い明るさの色を繰り返して使うと、空間全体に統一感が出ます。白とライトグレー、ベージュとブラウンのように、片方の色がもう片方の色の中に含まれている組み合わせを選ぶと失敗しにくいです。
色の数は増やしすぎない方がまとめやすいですが、同じ色を離れた場所で2ヶ所以上使うなど工夫すれば、3色以上使っても問題ありません。たとえば、カーテンと同じ色を寝具やクッションにも取り入れるといった具合です。意図して配色した印象を与えます。
差し色は、クッションカバーやアート、スタンド照明のように入れ替えやすいもので取り入れましょう。濃い色や鮮やかな色でも全体のまとまりが崩れません。季節ごとに替えて雰囲気を変えることもできます。
2. 壁の一部に変化をつける
ベッドの背面のように、横になったときに目に入りにくく、部屋に入ったときに正面から見える壁だけを他の壁面と違う色にすると、睡眠への影響を抑えつつ寝室全体にアクセントをつけられます。アクセントクロスのほか、木目のパネルやアート、布張りのヘッドボードでも構いません。
濃い色を広い範囲に使うと圧迫感が出やすいため、部屋の広さと窓から入る光の量に合わせて範囲を決めます。壁1面だけに絞る、腰の高さまでにとどめるといった調整をすると、重くなりすぎません。賃貸であれば、貼ってはがせるタイプの壁紙やパネルを使う方法もあります。
壁に物を掛けるときは、ベッドに直接落下しない位置を選びます。額装したアートや棚は、頭上を避けて足元側や側面の壁に配置すると安心です。
3. 複数の照明で陰影をつくる
モダンな雰囲気を大きく左右するのが照明です。天井の照明1つで全体を均一に照らすのではなく、ベッドサイドのランプ、フロアランプ、壁や天井を照らす間接照明へ光を分けると、壁や家具に陰影が生まれて奥行きのある印象になります。
環境省のあかり未来計画でも、低いワット数の器具を室内に分散させる多灯分散照明が紹介されており、生活の場面に合わせて組み合わせを変えられることや、必要な場所だけを点灯すれば電気代を抑えられることが挙げられています。※1
配置で確かめたいのは、横になった姿勢で光源が直接視界に入らないかという点です。配置を変えられない場合は、光源が見えないシェードデザインの照明を選んでください。ダウンライトやスポットライトの場合は、壁や天井へ反射させる向きに角度を変えると眩しさが和らぎます。
就寝時の明るさも考慮したいポイントです。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、就寝前は明るい光を避け、眠るときはできるだけ暗くすることが良い睡眠につながるとされています。※2
間接照明は、タイマーを設定できる、睡眠に影響がない暗さまで絞るなど、使い方を工夫しましょう。
窓から入る外の光対策も必要です。同じガイドでは、夜間に車の騒音や照明が入る場合に防音や遮光の機能があるカーテンへ取り換え、寝床を窓から遠くに移すことで眠りが改善する可能性があると説明されています。※2
壁と近い色で遮光性が高いカーテンなら、窓が目立たず見た目と眠りやすさを同時に整えられます。
4. 硬い素材と柔らかい素材を組み合わせる
最後に素材のバランスを見直します。金属、ガラス、石のような硬質な素材だけでまとめると、冷たく無機質な雰囲気になりやすいです。木製の家具、布張りのヘッドボード、ラグ、カーテン、寝具のような柔らかい素材を加えると、直線的な形を保ったまま優しい印象を加えられます。
色を増やさずに変化をつけたいときは、質感の違いで奥行きを出しましょう。たとえば、同じグレーでも、光沢のある素材とざらついた素材、毛足の長い素材とではそれぞれ印象が異なります。色数を抑えるなら、質感の差で動きを出すと効果的です。
足元のラグは、見た目だけでなく体感にも関わります。ベッドから降りて素足で触れる場所ですから、柔らかい素材を選ぶとよいでしょう。
モダンな寝室に合う寝具の選び方
シーツや掛け布団カバーは、壁や床になじむ色でそろえます。ベッドは視界の中で大きな面になるため、部屋全体で見た時目立ちすぎないようにして、圧迫感を抑えることが大切です。
見た目と同じくらい、使い心地も確認しておきたいところです。一般財団法人日本ふとん協会も、シーツやカバー類、パジャマ類など肌に直接触れるものは、その触感も安眠に影響すると説明しています。※3
立ち座りのしやすい高さか、肌ざわりが好みに合うか、手入れを続けられるかも見ておきましょう。マットレスの寝心地は好みが分かれるため、コアラマットレスのように自宅でしばらく試せる製品だと判断しやすいです。
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モダンな寝室づくりで注意したいこと
ここまでの内容を取り入れるときに、見落としやすい点が3つあります。
1つめは、暗い色を使う面積です。黒や濃いグレーは引き締まって見える反面、壁や床のような広い面に使うと部屋が暗く狭く見えます。使う場所を家具や小物に絞りましょう。
2つめは、家具と装飾を増やしすぎないことです。細やかな装飾が付いたアイテムを足すほどモダンから離れます。クローゼットや室内ドア、引き出しが最後まで開くかといった点を踏まえて、空間に適度な余白があるよう家具の数を絞ってください。
3つめは、日用品の置き場所です。充電器やケーブル、薬、書類が出したままになっていると、どれだけ色をそろえても生活感が出てしまいます。扉や引き出しのある収納を決めて、寝床から見える範囲には物を置かないようにすると、視界がすっきりとします。ただし、寝室として無理なく使えることが大切ですから、使い勝手を考えて置き場所を決めましょう。
まとめ:モダンな寝室は配色・照明・寝具から整えよう
モダンな寝室は、直線的な家具と装飾を抑えた仕上げ、そして色と素材の統一感でつくられます。シンプルモダン、和モダン、北欧モダンのどの方向に寄せるかを決めてから、面積の大きい部分の色をそろえ、視線が集まる壁に変化を加え、照明を複数に分け、硬い素材と柔らかい素材を組み合わせていくと迷いにくいです。
寝具は直線的なフレームと壁や床になじむカバーを選び、肌ざわりと手入れのしやすさも確認しましょう。暗い色を使う面積、ベッドまわりの通路、日用品の収納という3点を押さえれば、心地よい寝室に仕上がります。
すべてを買い替える必要はありません。カーテンの色を壁に近づける、ベッドサイドに照明を1つ足すといった変更からでも印象は変わります。眠るときにきちんと暗くできるかも確かめて、気持ちよく休める空間に近づけていきましょう。
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・参考
※1 快適&省エネ!多灯分散照明で変わるあかりライフ | 環境省あかり未来計画
※2 健康づくりのための睡眠ガイド2023 | 厚生労働省
※3 ふとんの選び方 | 一般財団法人日本ふとん協会
※4 自宅の家具転倒対策 | 東京消防庁











