寝具コラム by Koala Sleep Japan2024年4月9日読了目安時間: 12

【上級睡眠健康指導士監修】マットレスを連結させて使う場合のメリット・デメリットを解説!2人以上でも快適に眠る方法とは?

「マットレスの連結方法を知りたい」「マットレスを連結させるメリットやデメリットって?」

お子様といっしょに寝る、カップルで寝るなど、シーンによってマットレスを連結させて使いたい場合がありますが、これにはメリットもデメリットもあります。

本記事では、上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が、このトピックについて詳しくご説明します。

なお、マットレスを2台連結させて使うメリットとして、隣り合ったマットレスで寝ている相手の寝相などを気にせずに済むということが挙げられます。しかし、中には1つの大きなマットレスに隣り合って寝ていても、お互いの動きが気にならず、快適に眠れるものもあります。

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マットレスの連結方法3ステップ

一般的に、マットレスを連結させるには、以下の3ステップでおこないます。

【マットレスの連結方法】

  1. 床板がフラットタイプのベッドフレームを2台用意する
  2. 固定バンドを2台のマットレスに巻き付ける
  3. すきまパッドでマットレスのすき間を埋める

 

①床板がフラットタイプのベッドフレームを2台用意する

ベッドフレームには下記の2タイプがあります。

【ベッドフレームの種類】

  • 落とし込みタイプ
  • フラットタイプ

 

 

 

「フラットタイプ」のベッドフレーム

 

「落とし込みタイプ」のベッドフレーム

 

マットレスを連結したい場合は、フラットタイプのベッドフレームを用意しましょう。

フラットタイプはマットレスを隙間なくぴったり付けることができますが、落とし込みタイプの場合、どうしてもすき間ができてしまうためです。

 

②固定バンドを2台のマットレスに巻き付ける

固定バンドとはマットレスを連結させるための専用のアイテムで、2台のマットレスの側面を囲うようにして巻き付けて使います。

固定バンドの費用の目安は1,000〜2,000円程度です。

 

③すきまパッドでマットレスのすき間を埋める

固定バンドで連結させただけでは、並びあった2台のマットレスの間にすき間ができてしまいます。

そのすき間を埋めるためによく使われるのが「すきまパッド」です。

すきまパッドの費用の目安は3,000~4,000円程度です(固定バンドとセットで販売されている場合もあります)。

 

マットレス2台を連結させて使う方法のメリット5つ

マットレス2台を連結させて使う方法のメリットを以下にまとめました。

【マットレス2台を連結させて使う方法のメリット】

  • お互い好みの寝心地のマットレスを選べる
  • 生活環境の変化に対応しやすい
  • マットレスのカバー(シーツや敷きパッド)を手に入れやすい
  • マットレスを搬入しやすい
  • お互いの動きが気にならず快適に眠れる

 

お互い好みの寝心地のマットレスを選べる

マットレスの寝心地は人それぞれです。

さらに「寝心地の好み」だけではなく、身体がマットレスと合わないと安眠をさまたげてしまったり、痛みが出たりすることもあります。

いっぽう、マットレスを2台使えば、互いに好みの寝心地のマットレスを使うことができるというメリットがあります。

 

生活環境の変化に対応しやすい

これまで一緒に寝ていたけれど、生活環境が変化して別々の寝室で眠ることになるというケースも考えられます。

【寝室を分ける必要がある場合】

  • 子供が自立したとき
  • パートナーや家族が感染症にかかったとき
  • パートナーや家族のいびきが気になり、睡眠に影響が出ているとき

上記のような状況では、もしマットレスが2台あれば簡単に寝室を分けることができます。

 

マットレスカバーやシーツ、敷きパッドを入手しやすい

マットレスはクイーンサイズやキングサイズなど、サイズが大きくなるほど、扱うメーカーが少なくなります。

シーツや敷きパッドなどのカバーについても同様で、クイーンサイズやキングサイズのシーツや敷きパッドは入手しづらくなります。

好きなデザインのシーツや敷きパッドも、クイーンサイズやキングサイズでは手に入れることができないかもしれません。

しかし、シングルからダブルのサイズであれば、一般的に広く流通しているため、好みのマットレスのカバーは手に入れやすいといえるでしょう。

 

マットレスを搬入しやすい

下記はマットレスのサイズ別の寸法です。

【マットレスの寸法(サイズ別)】

サイズ 幅(横) 奥行(縦)
セミシングル 85cm 195cm
シングル 97cm 195cm
セミダブル 122cm 195cm
ダブル 140cm 195cm
クイーン 170cm 195cm
キング 180cm 195cm
ロングサイズ 85cm~180cm 207cm

キングやクイーンサイズのマットレスの場合、玄関の間口やドアの大きさ、エレベーターのサイズによっては、部屋に搬入できないことがあります。大きなサイズのマットレスを購入する場合、事前にエレベーターや出入り口を計測するようにしましょう。

なお、最近のマットレスは圧縮された状態で配送されてくるものも多く、そのようなマットレスを選べば安心です。

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しかし、引っ越しなどでマットレスを運び出す場合は、再圧縮することはできません。そのため大きいサイズのマットレスでは、配送時は搬入できたものの運び出せないといったことも考えられます。

シングルなど、コンパクトなサイズを選べば搬入・搬出も容易です。

 

互いの寝姿勢が気にならず快適に眠れる

家族やパートナーと一緒に1台のマットレスを使う際のデメリットとして、お互いの寝返りなどが気になって目覚めてしまうことが挙げられます。

家族やパートナーと就寝・起床時間が違うと、ベッドに入ってくる際の動きで目覚めてしまったり、もしくは寝返りによるマットレスの振動により中途覚醒したりする場合があります。

マットレス2台を連結して使えば、互いのマットレスが独立しているため揺れが伝わらず、睡眠を邪魔されにくい傾向にあります。

ただし、なかには1台のマットレスでも揺れが伝わらない、振動吸収機能を備えたマットレスもあります。

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マットレス2台を連結させて使う方法のデメリット4つ

マットレス2台を連結させて使う方法のデメリットとしては、これら4つが想定されます。

【マットレス2台を連結させて使う方法のデメリット】

  • すきまパッドの段差が気になることがある
  • 固定バンドを巻き付けても、ずれることがある
  • 「キングサイズ1台」より「シングルサイズ2台」のほうが高額
  • ベッドフレームが2台必要になる可能性が高い

 

すきまパッドの段差が気になることがある

マットレスを連結させる際、2台のマットレスのすき間を埋めるために、すきまパッドを使います。

しかし、すきまパッドを使うと、マットレス表面にどうしても段差ができてしまうため、寝心地に敏感な人にとっては安眠を妨げる可能性があります。

 

固定バンドを巻き付けても、ずれることがある

固定バンドは2台のマットレスの側面に巻き付けるようにして使います。

固定バンドの強度が弱い製品を使ったり、経年劣化によって緩くなったりすると、マットレスがずれてしまうことがあります。

ただしこのデメリットには対処法があり、滑り止め機能のあるマットレスやマットレスカバーを使うことで、ずれにくさを補うことが可能です。

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「キングサイズ1台」より「シングルサイズ2台」のほうが高額

一般的に「キングサイズ1台」よりも「シングルサイズ2台」のほうが費用は高くなります。

たとえばコアラ®で販売しているマットレスの場合、以下のとおりです。

【「キングサイズ1台」と「シングルサイズ2台」の購入費用の比較】

商品名 費用

(キングサイズ×1台)

費用

(シングルサイズ×2台)

オリジナルコアラマットレス 119,900円 139,800円
New コアラマットレス 149,900円 179,800円
New コアラマットレス BAMBOO 199,900円 259,800円

 

このように、マットレスを2台購入するよりキングサイズのマットレス1台を購入したほうが費用を安く抑えられます。

コストパフォーマンスを重視するなら、大きなサイズのマットレスを選ぶことをおすすめします。

 

ベッドフレームが2台必要になる可能性が高い

通常、マットレスを2台使う場合、1台のベッドフレームではサイズが足りないため2台用意することになります。

たとえばシングルサイズのマットレス(幅97cm)を2台並べると、幅の合計は194cmになります。しかし、幅194cmのマットレスが収まるベッドフレームは多くありません。シングルサイズより大きいマットレスを2台並べようとすると、サイズが合うベッドフレームが見つからないこともあります。

また、手持ちのベッドフレームに買い足す場合も、マットレスをぴったりくっつけるには同じ高さのベッドフレームを用意しなければなりません。

結論としては、マットレスを2台連結させるという使い方は、ベッドフレームが2台必要になる可能性が高く、購入費用が高くついてしまうという点がデメリットだと言えます。

 

まとめ:マットレスを連結させるかはメリット・デメリットを考慮して決めよう

マットレスを連結させる方法のメリット・デメリットについてもう一度振り返っておきましょう。

【マットレスを連結させる方法のメリット・デメリット】

メリット
  • お互い好みの寝心地のマットレスを選べる
  • 生活環境の変化に対応しやすい
  • マットレスのカバー(シーツや敷きパッド)を手に入れやすい
  • マットレスを搬入しやすい
  • お互いの動きが気にならず快適に眠れる
デメリット
  • すきまパッドの段差が気になることがある
  • 固定バンドを巻き付けても、ずれることがある
  • 「キングサイズ1台」より「シングルサイズ2台」のほうが高額
  • ベッドフレームが2台必要になる可能性が高い

マットレスを連結させるかどうかについては、上記のメリット・デメリットを考慮して決めてください。

なお、マットレスのサイズ選びについては「マットレスのサイズの選び方|寝る人数・部屋の広さごとに解説!」の記事で解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。

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隣の人の寝返りを気にせずぐっすり眠りたいなら?

隣で眠るパートナーや家族が寝返りを打ってもまったく振動が響かない。驚きの振動吸収性能が話題のコアラマットレス®。お子様といっしょに眠っているお客様から、嬉しいメッセージをいただきました。

 

お客様からのメッセージ

 

2024年3月27日
★★★★★
満足しています

今まで2、3万のマットレスを使用していました。子供が産まれてベビーベッドから添い寝に切り替えるタイミングでコアラマットレスを購入しました。腰の痛みがなくなったのと、寝起きがスッキリした気がしているので眠りが深くなった気がします。また、その日からいびきがなくなったと妻から聞きました。安くはない買い物でしたが、購入して良かったと思います。120日間返金できるのも安心して試せました。

2024年3月22日
★★★★★
寝付きが良い

敷布団を2枚重ねを親子3人で寝ていたのですが夫婦のどちらかが起き上がるとほぼ子供が起きてしまったりして寝付けが悪かったです。コアラマットレスにしてから驚くほど寝付けが良くなり、腰が悪かった妻も今では腰が痛くなりました。
これは凄いマットレスだと感じました!

2024年3月17日
★★★★★
赤ちゃんのマットレスデビューにも最適な商品

少し前から気になり、返品キャンペーンがあることで安心して購入することができました。
梱包も綺麗で寝心地も抜群に良かったです。生後9ヶ月の双子の赤ちゃんと夫婦の4人で寝る用に購入しましたが、赤ちゃんの窒息の心配がない硬さで安心して使うことができています。前はベビーベッドで寝かせていましたが、夜中よく起きてしまっていたところコアラマットレスに変えてからはほぼぶっ通しで10時間ほど寝るようになりました。赤ちゃんの夜中に悩む方にもおすすめのマットレスです。

せっかく眠った赤ちゃんが目覚めて夜泣き…という心配にさようなら!

 

監修者

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。

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