監修者
暑がりの人と寒がりの人が一緒に寝るとき、体感温度の違いに悩むこともあるのではないでしょうか。しかしポイントさえ知っていれば、お互いにとって快適な睡眠環境をつくることができます。
本記事では上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の石川が、部屋の温度調節や寝具・パジャマ選びの工夫といったアドバイスを通じて、パートナーや家族と一緒にストレスなく寝るためのポイントを紹介していきます。
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体感温度に個人差がある理由
体感温度に個人差がある要因として、主に以下の2つが挙げられます。
【体感温度に個人差がある要因】
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筋肉量が多いと発熱量が多くなるため
筋肉は動かさなくても熱を発しています。そして、筋肉量が多いほど、発熱量は多くなります。
つまり、筋肉量が多い人ほど暑がりになる傾向にあります。
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体脂肪の量が異なるため
体脂肪量も体感温度に影響します。体脂肪が多いと、暑がりにも寒がりにもなります。
脂肪には断熱材のような働きがあり、体脂肪が多くなるほど、体の外に熱を放出しづらくなるため、暑がりな体質になることがあるのです。
その一方で、寒さを感じる皮膚表面に体内の熱が伝わりづらいため、寒さを感じやすくなることもあります。
暑がりの人と寒がりの人が一緒に快適に寝るコツ
ここからは、暑がりの人と寒がりの人が一緒に快適に寝るコツを紹介していきます。
【暑がりの人と寒がりの人が一緒に寝るコツ】
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部屋の温度は暑がりの人に合わせる
部屋の温度については、暑がりの人に合わせましょう。寒がりの人は、寝具やパジャマで温度調節することができるためです。
また、睡眠に適切な部屋の温度については、夏場は25℃~26℃、冬場は22~23℃が目安です。冬場のほうが低温な理由は、寝具やパジャマが厚手になるためです。
ただし、エアコンの設定温度と部屋の温度は異なります。室温が25℃~26℃(夏)/22~23℃(冬)になるように、温度計を設置して確認するのがおすすめです。
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寝具は分ける
寝具は別々のものを使い、それぞれが快適な温度に近づけましょう。ここでは「掛け布団」「シーツ・敷きパッド」「枕」の3つの選び方を紹介します。
「掛け布団」の選び方
掛け布団の種類に関して明確な定義はありませんが、大きく分けると次の3つがあります。
【掛け布団の種類】
一般的な使用時期 | 特徴(厚さ) | |
本掛け布団 | 秋・冬(10月~4月) | 中綿がたくさん詰まっていて、一番厚みがある |
合い掛け布団 | 秋・冬・春(9〜12月/3〜6月) | 本掛けと肌掛けの間の厚さ |
肌掛け布団 | 春・夏・秋(5〜10月) | 最も薄いタイプ |
寒がりの人は、夏場のクーラーの効いた部屋では、厚みのある本掛け布団や合掛け布団を使用して温度を調節しましょう。
ちなみに、暑がりの人でも夏場は掛け布団を掛けたほうが快眠につながります。クーラーの効いた部屋で掛け布団を掛けずに寝ると、必要以上に体が冷えて、睡眠の質が低下することがあるためです。
それぞれに適した厚さの掛け布団を活用して、睡眠に快適な温度を保ちましょう。
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「シーツと敷きパッド」の選び方
シーツや敷きパッドは、「冷感接触」と「通気性・吸湿性」をポイントに選びましょう。
まず「冷感接触」については、クーラーの効いた部屋で接触冷感寝具を使うと、一晩中ひんやり感を保つことができます。接触冷感のひんやり感を測る目安には「Q-max値」があります。Q-max値0.2以上のものが「接触冷感素材」とされ、数値が高いほどひんやり感を得られます。
また、「通気性・吸湿性」も快適な睡眠のために大切な要素です。通気性・吸湿性に優れないシーツ・敷きパッドを選ぶと、寝具内が蒸れて寝苦しくなってしまいます。
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以下の表に素材ごとの通気性・吸湿性をまとめました。
【シーツ・敷きパッド素材の特徴】
素材 | 通気性 | 吸湿性 |
コットン(綿) | 〇 | 〇 |
リネン(麻) | ◎ | ◎ |
シルク | 〇 | 〇 |
ポリエステル | ー | ✖ |
レーヨン | 〇 | 〇 |
テンセル(リヨセル) | 〇 | 〇 |
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「枕」の選び方
暑がりの人は、清涼感がある通気性に優れた枕を使うのもおすすめです。
通気性に優れた枕を使うことで、暑さやムレ感による寝苦しさを軽減する効果が期待できます。枕の選び方については「上級睡眠健康指導士がおすすめ!枕の選び方」の記事で詳しく解説しています。
たとえばコアラ®では、睡眠温度を調節し、快適な寝心地をサポートする枕を用意しています。
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パジャマで温度調節する
パジャマは商品によって、「素材」「生地」「機能」などに違いがあるため、適切なものを選ぶことで体感温度をコントロールできます。
意外かもしれませんが、暑がりの人は夏場でも長袖・長ズボンのパジャマがおすすめです。半袖・半ズボンは肌の露出部分が多く汗を吸収できないため、寝具内に湿気がこもり、蒸し暑くなって寝苦しさを感じてしまうからです。
下記では、パジャマの「素材」「生地」「機能」の3つに分けて紹介します。
パジャマの「素材」の選び方
まずは、パジャマの主な4つの素材の特徴をまとめました。
【パジャマの素材の特徴】
特徴 | |
コットン(綿) |
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リネン(麻) |
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シルク |
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化学繊維 |
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暑がりの人は、リネンがおすすめです。コットンやシルクに比べて吸湿性・速乾性に優れるため、ムレ感の少ない快適な睡眠環境を保ってくれます。
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反対に、寒がりの人におすすめなのはコットンです。保温性が高いため、クーラーの効いた部屋でも快適な温度を保ってくれます。
パジャマの「生地」の選び方
パジャマの生地にはいくつか種類がありますが、ここでは暑がりの人・寒がりの人におすすめの生地をそれぞれ紹介します。
【暑がりの人におすすめ】
特徴 | |
サッカー |
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リップル |
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楊柳 |
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【寒がりの人におすすめ】
特徴 | |
キルトニット |
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エイトロック |
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ネル |
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パジャマの「機能」の選び方
特殊な機能をもつ素材が使われたパジャマもあります。下記では、「吸汗速乾素材」と「吸湿発熱素材」の2つを紹介します。
【特殊な機能をもつパジャマ素材】
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【よくある質問】寝ている間、エアコンをつけたままにしてはダメ?
快適な睡眠のためには、寝ている間もエアコンの使用をおすすめします。快適な室温の目安は、夏場は25℃~26℃、冬場は22~23℃です。
ただし、過度の冷えや乾燥を防ぐために、直接風が当たらないようにしましょう。
まとめ:対策すれば暑がりの人と寒がりの人でも一緒に寝られる|お互いにとって快適な睡眠環境を整えよう
暑がりの人と寒がりの人が、一緒に快適に寝るためのポイントは以下の3つです。
【暑がりの人と寒がりの人が一緒に寝るコツ】
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心身をリフレッシュするために、快適な睡眠は欠かせません。この記事で紹介したポイントを参考に、お互いにとって快適な睡眠環境を整えてください。
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2024年8月3日
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2024年7月31日
★★★★★
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ワイングラスが溢れない宣伝をしていましたが、隣で寝てる人が起きても気づかない程振動が伝わらず、とても良いです。
2024年7月16日
★★★★★
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コアラマットレスを使ってみて、その快適さに驚かされました。まず、マットレスの弾力が絶妙で、体圧をしっかりと分散してくれるため、どんな体勢でも安定した寝心地でしした。暑い夏でも快適な温度を保ってくれる点も気に入りました。ベッドに横になるとすぐにリラックスでき、深い眠りに。
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