ライフスタイル by 松本 恭•2026年10月26日•読了目安時間: 6 分

和室に合うインテリアは?家具の選び方と用途別レイアウトを解説

「和室にどんなインテリアを合わせればおしゃれに見える?」
「6畳の和室を、客間にするか仕事部屋にするか決めきれない」
「畳の上に家具やラグを置いても傷まないか心配」

和室のインテリアはまず何に使うかを決めてから、畳や柱、襖の色と素材に合う家具を選ぶとおしゃれに整います。客間や仕事部屋、子どもの遊び場など用途が決まれば、4.5〜6畳ほどの和室でも必要な家具だけをすっきり置けて便利です。

そこでこの記事では、和室のインテリアに合う家具の選び方や用途別の置き方、寝る場所にも使うコツなどを解説します。

和室の使い道や置く家具に迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。

和室のインテリアをおしゃれに整えるコツ

和室のインテリアをおしゃれに整えるなら、畳や柱を生かした部屋づくりを意識しましょう。

ポイントは以下の3つです。

  1. 畳や柱に合わせて配色を絞る
  2. 建具に合う素材を選ぶ
  3. 床に座る目線で家具の高さをそろえる

1. 畳や柱に合わせて配色を絞る

配色は今ある畳・柱の色を起点に、足す家具や布の色を絞るのが基本です。和室はもともと畳や木の色が面積の多くを占めるため、そこに合う色を選ぶと自然になじみます。

例えばベージュの畳とブラウンの柱なら、生成りのカーテンや座布団が合います。差し色には、くすみのある青やグリーンをクッションや小物で少しだけ足してみてください。

部屋のカラーを3色ほどにまとめる考え方もありますが、これはあくまで色を選ぶときの目安で、濃淡の違いは許容範囲です。木目や畳の色も含めて部屋全体を見ながら、色数を調整しましょう。

2. 建具に合う素材を選ぶ

家具の素材は畳や木の建具となじむ木製や籐などの自然素材を中心に選ぶと、和室の落ち着きを保てます。金属やガラスを取り入れたい人は、照明や小さなテーブルなど小物で加えるのがおすすめです。

素材の組み合わせを変えれば、同じ和室でも雰囲気を変えられます。和室をベースにコーディネートを考えやすい2つのテイストについて、合わせ方をまとめましたので参考にしてください。

目指す雰囲気 合わせ方の例
和モダン ・脚の低い直線的な木の座卓やローボード
・黒やグレーなど落ち着いた色の座布団
・格子や木枠を生かしたシンプルな照明
レトロなインテリア ・濃い色の和だんす
・古道具や和紙シェードの照明
・花柄や幾何学模様の座布団カバー

どちらの場合も、今ある柱や建具の色を基準に家具を選びましょう。和室らしさを残したまま、好みの雰囲気に近づけられます。

3. 床に座る目線で家具の高さをそろえる

座卓や座椅子で過ごすロースタイルの和室では、家具を床に座ったときの目線に合わせて低めにそろえましょう。家具の上に視線が通るので部屋が広く見えます。

低めにそろえやすい家具には、例えば以下のようなものがあります。

  • 座卓や座椅子
  • 背の低いテレビ台やチェスト

ソファを置くなら、座面と背もたれの高さを確かめて、座卓と高さがそろう背の低いローソファを選ぶのがおすすめです。床に座る家族と目線が近くなり、テレビも同じ高さで楽しめます。

また和室を客間にも使うなら、ソファーベッドを置くのもひとつの方法です。ふだんはソファとしてくつろぎ、来客があればベッドとして使えます。

「コアラソファーベッド CUSHY」なら、背もたれと座面を倒すだけで約5秒でベッドに切り替えられます。来客用の寝床を別に用意しなくても、和室をそのまま客間として使えて便利です。

狭めの和室でそろえたい家具と置き方

4.5〜6畳ほどの和室でレイアウトを考えるときは、主な使い道を決めてから、以下のように家具を選ぶのがおすすめです。

  1. 客間には動かせる座卓を選ぶ
  2. 作業場所には用途に合う机を選ぶ
  3. 遊び場には出し入れしやすい収納を選ぶ

1. 客間には動かせる座卓を選ぶ

和室を客間として使うなら、布団を敷くときにひとりで動かせる座卓を選びましょう。脚を折りたためるタイプなら、たたんだときの大きさも確かめておくと、片づける場所をすぐ決められます。

加えて、座卓の配置を決めるときは以下の3点を確認してください。

  • 来客用の布団を敷いたときの幅と長さ
  • 座卓を移動させておく場所
  • 押入れの前と出入口の前の空き

布団を敷いた状態でも押入れと出入口の前が空くように配置すれば、客が夜中にトイレへ行くときも、暗い中で座卓や布団につまずかずに部屋を出られます。

2. 作業場所には用途に合う机を選ぶ

和室を仕事や勉強に使うなら、パソコンや書類を広げられる机の広さと、椅子を引くスペースを確かめて選びましょう。

組み合わせる家具は、作業のしかたに合わせて選ぶのがおすすめです。

  • 椅子に座って作業する:脚の下に保護板を敷いた机と椅子
  • 床に座って作業する:座卓と座椅子

アイロンがけなどの家事にも使うなら、作業後に片づけられる大きさや折りたたみ式のテーブルが便利です。使わないときは壁際に寄せられるので、レイアウトを用途に合わせて変えやすくなります。

3. 遊び場には出し入れしやすい収納を選ぶ

子どもの遊び場にするなら、おもちゃや学習用品の大きさに合う、出し入れしやすい収納家具を選びます。

以下のような収納を用意すれば、子どもが自分で出し入れしやすくなるでしょう。

  • 子どもの手が届く高さの棚
  • ふたのない浅めのボックス
  • 中身が見える透明なケース

押入れを収納に使うなら、押入れの内寸と、箱を引き出すための手前のスペースを測ってください。奥行きのある押入れでも、キャスター付きの箱を使えば奥の物まで取り出せます。

収納を遊ぶ場所の近くに置くと、子どもが自分で片づける習慣もつけやすくなります。また遊ぶ場所と、家族が隣の部屋へ抜ける通り道は分けておきましょう。

賃貸の古い和室を模様替えするには?

賃貸の古い和室をおしゃれにするなら、原状回復が必要な内装に手を加える前に、布や置き家具を替える方法から試しましょう。

手軽にできる以下の4つから手を付けるのがおすすめです。

  • 座布団カバーを部屋の差し色に合わせて替える
  • 収納の前に目隠しの布を掛ける
  • 置き型の照明で明かりの雰囲気を変える
  • 床の間に花やアートを飾る

襖や壁紙の張り替えなど内装に手を加えたい場合は、契約内容を確認し、どこまで変えてよいかを貸主や管理会社に確かめてください。

相談するときは、国土交通省が示している「DIY型賃貸借」という契約の形が参考になります。これは改修する内容や退去時に元に戻すかどうかを、貸主と借主が書面で取り決めておく方法です。※1

貼ってはがせるシートを使う場合も、下地を傷めずに取り外せるかを確かめておくと安心です。原状に戻せる方法から試していけば、賃貸でも和室の雰囲気を自分好みに変えられます。

和室の畳を傷めにくい家具・敷物の使い方

和室に家具やラグなどを置くときは、畳のへこみと湿気を防ぐために、以下の2点を確認しましょう。

  1. 重い家具の脚の荷重を分散する
  2. 畳の手入れ条件を確認する

1. 重い家具の脚の荷重を分散する

脚のある重いテーブルやソファは、脚の下に保護板を敷いて、重さを畳に分散させてへこみを防いでください。畳の業界団体である全日本畳事業協同組合も、机のように脚のある重い家具は板の上に乗せるよう呼びかけています。※2

板はホームセンターで買える合板や家具用の保護板で、脚がすべて乗る大きさを選びましょう。特に重い家具は設置する前に畳店へ相談しておくと確実です。

また、家具を壁にぴったりつけず、掃除機をかけたり風を通したりできるすき間を残すと、湿気がこもりにくく畳を長く使えます。※2

2. 畳の手入れ条件を確認する

畳はラグやカーペットを敷かずにそのまま使うのが基本です。全日本畳事業協同組合も、畳の上には敷物を敷かないよう案内しています。※2

畳の上に敷物を重ねると、以下のようなことが起こりやすくなります。※2

  • 湿気がこもり、カビの原因になる
  • 畳表が傷む
  • 掃除がしにくくなり、ダニがすみつきやすくなる

それでも床全体を覆いたい場合は、敷いてよいかどうかも含めて、畳の種類に合う使い方を畳店に相談してください。

ラグで洋風の雰囲気に近づけたいと考えているなら、敷物を増やさずに座布団や家具、カーテンの色を変える方法もおすすめです。畳の手入れもしやすいまま、部屋の雰囲気を変えられます。

和室を寝る場所にも使うコツ

和室を寝室としても使うなら、照明や寝具などのインテリアを、以下の3つの点から整えるのがおすすめです。

  1. 就寝時の遮光と照明を調整する
  2. 寝心地と運びやすさで寝具を選ぶ
  3. 寝具を上げて畳の湿気を逃がす

1. 就寝時の遮光と照明を調整する

ふだん客間に使っている和室を夜に寝室として使うときは、窓や隣の部屋から入る光を確かめましょう。眠っている間に光が届くと、弱い明かりでも夜中に目が覚める時間が増え、寝床にいる時間のうち実際に眠れている時間の割合が下がるとされています。※3

光が入る場所ごとの遮り方を3つにまとめたので、参考にしてください。

  • 窓:遮光できるカーテンや雨戸を閉める
  • 襖:閉めて隣の部屋の光を遮る
  • 障子:光を通すので、隣の部屋の照明を落としてもらう

また、就寝前は照明の明るさを落とし、眠るときは消灯してできるだけ暗くしましょう。※3

和紙のシェードのペンダント照明や和デザインのシーリングライトを選ぶなら、明るさを調整できるタイプがおすすめです。布団に寝た位置から光が直接目に入らないかも、あわせて確かめておきましょう。

2. 寝心地と運びやすさで寝具を選ぶ

敷き布団は体が沈み過ぎず、硬過ぎないものを選びましょう。※4

適度なクッション性のある敷き布団であれば、畳の上でも床の硬さが気になりにくくなります。

昼は客間などに使う和室なら、布団を毎日たたんで押入れにしまうことになります。その手間を少しでも軽くするために、布団を選ぶときは、以下の3点も確かめておくと安心です。

  • 広げたときのサイズ
  • ひとりで持ち上げられる重さか
  • たたんだときに押入れに収納できる大きさか

掛け寝具は季節に合った暖かさがあり、汗を吸って逃がしやすいものが向いています。カバーは肌に触れたときの心地よさで選ぶのがおすすめです。※4

重めと軽めのどちらの掛け布団を選ぶか迷っている人は、それぞれのメリット・デメリットと適切な重さの選び方をまとめた以下の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:布団が重いのは快眠につながる?メリット・デメリットと適切な重さの選び方

3. 寝具を上げて畳の湿気を逃がす

畳に敷いた布団は毎日上げ下ろしして、寝具の下に湿気をためないようにしましょう。人は寝ている間にコップ一杯分ほどの汗をかくとされ、敷いたままでは畳との間に湿気がこもってカビやダニが発生しやすくなります。※5

寝室として使った和室を日中に客間などへ戻すときは、布団を上げて窓を開け、畳が乾きやすい環境を保ってください。

また、来客用の布団を長くしまうときは、取扱表示に合う方法で十分に乾かしてからカバーを外して湿気の少ない場所に収納しましょう。使わない間もときどき干しておくと、次に使うときも気持ちよく使えます。※5

布団をしまうときの収納袋と圧縮袋の使い分けや、湿気・カビの対策は、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:布団の収納方法まとめ 収納袋と圧縮袋の使い分けと湿気カビ対策まで

まとめ:和室の使い方に合う家具と配置を選ぼう

和室のインテリアを整えるときは、まず使い道を決め、畳や柱に合う色と素材の家具を選びましょう。今ある畳や建具を生かせば、大がかりな模様替えをしなくても和室の雰囲気は変えられます。

この記事で紹介した、和室を整えるときのポイントは以下の5つです。

  • 畳・柱・襖の色を起点に配色と素材を選ぶ
  • 客間・作業場所・遊び場など主な使い道を決める
  • 賃貸は契約を確認し、原状に戻せる方法で変える
  • 重い家具は板を敷き、畳に敷物を重ねない
  • 寝る場所に使うなら遮光と布団の上げ下ろしを習慣に

和室を寝室として使いたい人は、畳の上で眠る魅力や環境の整え方をまとめた以下の記事も参考にしてください。

関連記事:和室を寝室にする魅力とは?畳の科学的効果と快適な睡眠環境づくりのポイント

また和室で眠る時間をもっと快適にしたいなら、寝具から見直すのもおすすめです。コアラマットレス公式サイトのマットレスは、商品が届いてから120日間のトライアルがあり、自宅の和室で実際に寝心地を試せます。

畳や柱の色を生かしながら、自分の暮らしに合う和室に整えていきましょう。

・参考

※1 国土交通省「DIY型賃貸借に関する契約書式例とガイドブックについて」
※2 全日本畳事業協同組合「
畳のお手入れ」
※3 厚生労働省「
健康づくりのための睡眠ガイド2023」
※4 一般財団法人日本ふとん協会「
ふとんの選び方」
※5 一般財団法人日本ふとん協会「
ふとんのお手入れ方法」

 

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