睡眠コラム by 松本 恭2025年7月26日読了目安時間: 6

ベッドシーツは週1回洗うのが鉄則?シーツを清潔に保つ頻度と時短ケア完全攻略

松本 恭
コピーライター / 上級睡眠健康指導士

「健康の秘訣はぐっすり眠ること」がモットーで、これまでウォーターベッド、ウッドスプリングベッド、西式健康枕、ハンモックなどさまざまな寝具の寝心地を追求してきた睡眠マニア。偶然出会ったコアラマットレス®︎の快適さに感銘を受け、メンバーとして参加。上級睡眠健康指導士としての知識を通して、より多くの人に快眠を届けたいと願っている。

シーツって乾燥機でシワシワになりがちだけに、天日干しにするなど何かひと手間が必要なことが多く、何気に洗濯のハードルが高いですよね。雨だと大物は乾きにくくて正直めんどくさい、けれど同じシーツに寝続けたらどのようなデメリットがあるんだろうと気になる方も多いのではないでしょうか。

実は、洗わないシーツには細菌やダニが繁殖しています。人は毎晩約200mlの汗をかくため、洗わないでいるとその汚れが蓄積されるのです。数値を言うと恐ろしすぎるのですが、1週間洗わないだけで枕カバーにはトイレの便座の1.7万倍もの細菌が繁殖する(※1)という研究もあります。こういった睡眠環境だと、アレルギーやぜんそくといった病気を引き起こしやすいといえます。

家族の健康はしっかり守りたい、でも家事の時間はできるだけ節約したい、そんなせめぎ合いを解決しましょう。上級睡眠健康指導士でコアラマットレス社員の松本が、700人調査と医療機関のダニ除去データをもとに、理想的な洗濯サイクルと時短テクをご紹介。さらに洗濯回数を減らしても寝心地を損なわない、コアラマットレス保護カバーについても説明します。

シーツを洗う理想的な頻度とエビデンス

オーストラリア・メルボルン王立小児病院が提唱する、シーツ洗濯の黄金ルールをご存知でしょうか。それは「週1回、60℃の温度でシーツを洗濯」というルールです。

60℃という高温に驚くかもしれません。日本の洗濯機は温水を使える場合でも40℃程度のものが多く、60℃という温度設定ができるのは高価格帯のドラム式洗濯機に限られますし、お湯で洗濯すると生地の傷みが早いため洗濯は水で……という方がまだまだ多いはずです。水で洗う場合は、標準的な乾燥機でも温度が70℃程度になるため、乾燥機にかけてダニを死滅させましょう。まとめると、理想の洗い方はこんな感じです。

 

【シーツの理想的な洗い方と頻度】

  • 洗濯は週1回
  • 60℃のお湯で洗濯 または
  • 洗濯後に乾燥機を10分間
  • 水で洗う場合は防虫効果のあるティーツリーオイル/ユーカリオイルを入れるか、それらの成分が配合された洗剤を使用するとより効果的

*オーストラリア・メルボルン王立小児病院の資料に基づく

 

「こんな洗い方、めんどくさくてできるわけない」と思いますか?安心してください。現実にはそこまでしっかり洗っている人はまだ少数派なんです。

日本人の洗濯頻度は実は少数派?データで見るリアル

ある企業が日本人700人にシーツを洗う頻度についてアンケートを行った結果、「シーツを週1以上洗う」と答えた人は半数にも満たない38.1%でした。※2

それだけではありません。シーツを洗う頻度が「月1以下」の人は38.4%いて、「2~3週間に1回」の人を合わせると実に61.4%の人がシーツを洗う頻度が週1回以下という結果でした。シーツをマメに洗わないのは自分だけではない、とホッとしたかもしれませんが、安心するのはまだ早いかもしれません。

洗わないと何が起こる?ダニ・細菌の増殖リスク

そもそも、週1回のシーツの洗濯が推奨されているのは、単に「不潔だから」という理由からではありません。シーツを洗濯しないで時間が経過すればするほど、細菌やダニによるアレルゲンが蓄積していきます。最初にもお伝えしたように、1週間前に洗濯した枕カバーにはトイレの便座と比べて1.7万倍以上の数の細菌が付着しているのです。

アメリカのあるマットレス会社がシーツにどのくらい細菌が繁殖しているのか、詳細に調べたデータがあります。4週間にわたってシーツなどの寝具とマットレスに潜む細菌の数を調査したものです。※3

 

1週間洗濯しない 2週間洗濯しない 3週間洗濯しない 4週間洗濯しない
枕カバー 300万コロニーの細菌

=トイレの便座の1.7万倍

598万コロニーの細菌

=水道のハンドルの300倍

851万コロニーの細菌

=キッチンシンクの400倍

1196万コロニーの細菌

=ペット用食器の40倍

シーツ 500万コロニーの細菌=お風呂のドアノブ2.5万倍 573万コロニーの細菌=ペット用おもちゃの300倍 924万コロニーの細菌=コーヒーメーカーの280倍 1132万コロニーの細菌

=歯ブラシの柄の約5倍

*Amerisleepの調査に基づく

 

シーツや枕カバーを洗濯しないで使い続けると、細菌やダニなどのアレルゲンがマットレス本体に浸透し、マットレスにどんどん蓄積されていきます。実際、使用1年目のマットレスよりも使用7年目のマットレスのほうが5倍以上細菌数が多く、細菌の種類も多種多様に繁殖して、バチルス菌(納豆菌もこの仲間)までいるものもあった、ということです。

家族構成・季節別:最適サイクル早見表

では、どんなサイクルで洗濯していけばいいのか、家族構成別、季節別の洗濯頻度を表にまとめました。

 

一人暮らし カップル 子育て世代*
週1回 週1回 週1回以上
花粉の時期 週1回、ただし室内干しまたは乾燥機で 週1回、ただし室内干しまたは乾燥機で 週1回以上、ただし室内干しまたは乾燥機で
梅雨期 週1回 週1回 週1回以上
週1回以上 週1回以上 週2回以上
秋冬 週1回 週1回 週1回

*赤ちゃんは大人よりも汗をかきやすいため、乳児がいる場合は2~3日に1回程度、子どもの分だけでも洗濯するのが望ましい。

 

やはり、汗をかく季節や花粉などアレルゲンとなるものが飛び交う季節には、こまめに洗濯するのがおすすめです。

ちなみにお風呂は朝風呂(朝シャワー)派と夜風呂派それぞれに好みが分かれますが、細菌やダニの原因となる人が寝ている間にかく汗や寝具に落ちる細胞の量は、夜お風呂に入ったとしても変わりません。

洗濯の手間を減らす3つの清潔テク

さて、シーツの洗濯週1回は鉄則だとして、日々仕事や家事に追われているとどうにかして手間を減らせないかを考えたいところです。

根っからのズボラさんは「シーツの上に落ちてる髪の毛とかほこりが細菌の温床なら、洗濯じゃなくて掃除機かければよくない?ダニも掃除機で減らせない?」「洗濯じゃなくてアレルゲンを減らすスプレーでよくない?」など、洗濯よりも手間がかからない方法に活路を見いだしたいかもしれません。シーツ選択の黄金ルールを提唱しているメルボルン王立小児病院の見解は、以下の通りです。

 

・定期的に掃除機をかけることでダニアレルゲンを減らすことはできるが、他の対策(洗濯)をしないで掃除機をかけるだけでは、アレルゲンのレベルを大幅に下げることはできない。

・スプレーにはダニの数を一時的に減らす効果しかなく、アレルゲンのレベルを下げることはできない。

 

シーツの衛生面を重視したいなら、やはりがんばって洗濯をしていくのがベストなようです。できるだけ時短になる洗濯方法は次の3つです。

 

  • 洗濯ネット+標準コースで洗う
  • シーツを速乾できる干し方と必要なツールを知る
  • 替えシーツを補充し、1ベッドあたり2枚で回していく

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

洗濯ネット+標準コースで生地を傷めず時短

今もっとも使われているベッドシーツの種類は「ボックスシーツ」です。ボックスシーツとは、布を立体的に縫い合わせ、ゴムなど伸縮性のある素材でふちどっているシーツを指します。ベッドメイクをするときにサッとマットレスにセットでき、見た目もすっきりしていて便利ですが、洗濯となると他の洗濯物が絡まったり袋状の隅にほこりがたまったりして扱いづらい面もあるでしょう。干す時も干した後もしわくちゃになりがちなため、時短のためのテクニックは洗う前から駆使するのがおすすめです。

  1. シーツがまんべんなく洗剤液に触れられるよう、裏返してじゃばらに折り畳みます。長辺をじゃばらに折り畳んだ後、短辺もじゃばらに畳みます。
  2. 洗濯ネットに入れます。折り畳んでいるので、シーツ用の大型のものでなくても大丈夫です。
  3. 標準コースで他のものと一緒に洗濯します。乾燥機を使用しない場合は、ユーカリやティーツリーなど殺菌効果のあるエッセンシャルオイルを入れてもOKです。
  4. 乾燥機がある場合は最低10分間乾燥します。

限られた室内でも乾く!速乾ハンガー&扇風機活用術

週末の洗濯日が雨の場合でも、室内干しでシーツをしっかり乾かせる方法を知っておくと便利です。用意するのは、普通のハンガー2本と扇風機です。扇風機を使うといつもの室内干しより3倍速く乾く、と言われていますから、ぜひ活用しましょう。

ボックスシーツの片側をそれぞれハンガーに通し、室内に張ったロープなどに、シーツが広がるようにハンガーを離して掛けます。

シーツ全体に風が通るよう、シーツから1mくらいのところに扇風機を置き、水分が溜まりやすい一番下に下がった部分も含めて風がまんべんなく当たるよう、扇風機を左右上下に首振り設定するのがおすすめです。

替えシーツローテーションで「洗えない日」をゼロに

ベッド1台につき1枚ずつ替えシーツを用意しておくと、「雨が降っているから洗えない」「忙しすぎて洗えない」という状況は避けられます。朝サッとシーツをはがして替えシーツでベッドメイクし、使用済みのシーツは時間のある時に洗えばいいのです。

また、シーツをローテーションして使うことで、シーツ自体が長持ちします。

 

コアラマットレス保護カバーで洗濯回数を半減

ここで、そもそものシーツの目的について振り返ってみましょう。シーツには、体とマットレス両方の保護バリアになる、という役割があります。

衛生状態の維持 ・汗、はがれた皮膚細胞、皮脂などを吸収

・取り換えも洗濯も簡単

マットレスの保護 ・マットレスの保護バリアとして機能

・シーツはマットレスへの汚れや損傷を防ぐ

寝心地の向上 ・シーツの滑らかな表面は、快適な睡眠体験を提供

・温度調節機能。素材によっては湿気を吸い取って体温を調節するのに役立つ

 ハイライトの部分に注目しましょう。シーツを週1回洗濯するのは、単に身体が不潔な睡眠環境にさらされるのを防止するだけではなく、マットレス本体にアレルゲンの原因となる物質や細菌が浸透していくのを防ぐ目的もあります。使って1年目のマットレスと7年目のマットレスは細菌繁殖数が全く違うと先ほどお伝えしましたが、シーツとは別の方法でマットレスを保護できているなら、季節にはよりますが、シーツの洗濯回数は週1回以下、2週に1度程度でもOKかもしれません。

そこでおすすめなのが、マットレスを完全に覆うタイプのマットレスプロテクターです。メルボルン王立小児病院のガイドラインによると、ダニなどのアレルゲン防止効果が認められたのは、マットレスを完全に覆うタイプのものだけなのだそうです。そこで一押しなのが、丸洗い可能な「コアラマットレス保護カバー」です。

防水×速乾×通気の仕組み

「コアラマットレス保護カバー」はただマットレス全体を覆って保護しているだけではなく、表面にはTPU(熱可塑性ポリウレタン)フィルムで耐水加工が施されており、水濡れにも安心です。また、全体を覆う素材はサステナブルな生産方法から生まれたゼロカーボンのテンセル™リヨセル繊維を使用しています。通気性にすぐれた素材で、夏汗が多く蒸れやすい時期でもシーツを涼しくドライな状態に保ちます。

120日トライアル&10年保証で安心

コアラマットレスでは、ほぼすべての商品において120日間じっくり自宅で試せる「120日間トライアル」が可能です。「コアラマットレス保護カバー」も、もちろん対象です。120日間トライアルの流れは以下のとおりです。

 

  1. ご注文・お支払を行う:オンラインや公式店舗、正規販売店で商品を購入します。
  2. 商品を受け取る:お客様が指定した住所(沖縄・離島を除く)で配送された商品を受け取ります。
  3. 120日間じっくりお試し:商品到着日から120日間、実際に使用しながらお試しします。
  4. 合わない場合、返品申請:商品到着後120日以内に返品申請を行います。返送は無料です。

 

120日間トライアルについて、詳しくは以下のページで確認してください。

全ての商品を120日無料でトライアル

洗濯頻度を見直して清潔&快眠を手に入れよう

「1週間洗わない枕はトイレの便座の1.7万倍細菌がいる」という衝撃の事実から始まり、シーツを清潔に保ち、睡眠環境を整える方法を解説してきました。

 

  • 理想的な洗濯サイクル:週1回。60℃の温水で洗う/ユーカリ・ティーツリーを入れて水で洗う/乾燥機があれば10分乾燥
  • 時短テク:じゃばらに折り畳んで洗濯ネット。ハンガー+扇風機で3倍の速さで乾燥。
  • 保護カバー活用:マットレスを完全に覆い、通気性・耐水性に優れたカバーを導入することで洗濯回数を減らせる。おすすめは「コアラマットレス保護カバー」

 

この新習慣で「清潔なのにラク」を実現し、心地よい睡眠環境を手に入れましょう。

 

参考

  • ※1 Bacteria in your Bed

https://amerisleep.com/blog/bacteria-in-your-bed/

  • ※2 【つい後回し?】シーツはどのくらいの頻度で洗いますか?シーツに関する事を700名にアンケート調査

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000091021.html

  • ※3 Bacteria in your Bed

https://amerisleep.com/blog/bacteria-in-your-bed/