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監修者

八木 宏美
上級睡眠健康指導士。
自身の睡眠の悩みに直面する中でコアラマットレスと出会い、入社。
日本の人々の睡眠の悩みを解決できるコンテンツを作ろうと日々奮闘中。
資格:初級睡眠健康指導士、睡眠検定1級
「なんとなくやる気が出ない」「午後になると急激に集中力が切れる」——夏になるとそんな感覚が強くなる方は多いのではないでしょうか。原因は暑さそのものだけでなく、暑さによって睡眠の質が下がり、気づかないうちに「睡眠負債」が積み重なっていることにあるかもしれません。
今回は、睡眠不足が集中力やパフォーマンスにどう影響するのか、そしてこの時期を乗り切るための働き方・過ごし方のコツをご紹介します。
睡眠負債が集中力を静かに奪っていく
「睡眠負債」とは、日々のわずかな睡眠不足が借金のように積み重なっていく状態を指す言葉です。1日だけなら大きな影響を感じなくても、寝苦しい夜が何日も続くと、じわじわと注意力や判断力、感情のコントロールに影響が出てきます。
厄介なのは、本人がその不調の原因を「暑さのせい」「単なる夏バテ」としか感じにくい点です。実際には、暑さによって眠りが浅くなり、必要な休息が取れていないことが、集中力低下の根本的な原因になっているケースが少なくありません。
パワーナップ(昼寝)を味方につけよう
睡眠負債がたまりやすい時期は、短い昼寝を上手に取り入れることで、午後のパフォーマンスを立て直しやすくなります。
- 昼寝は15〜20分程度を目安に
これより長く眠ると、目覚めたときにかえって体が重く感じられることがあります。
- 横にならず、椅子に座ったまま目を閉じるだけでも効果的
深い睡眠に入りすぎず、すっきり目覚めやすくなります。
- 昼寝の前にカフェインを摂っておく
カフェインの効果が出始めるタイミングと目覚めが重なり、スッキリ起きやすくなると言われています。
- 15時以降の昼寝は避ける
夜の睡眠に影響が出やすいため、昼寝は午後の早い時間帯に済ませましょう。
夜の睡眠の質を上げる3つの習慣
- 就寝1時間前はスマホ・仕事から離れる:画面の光や仕事のことを考え続ける状態は、脳を興奮させたまま眠りにつくことになり、眠りが浅くなる原因になります。
- 寝室の温度は「我慢しない」設定に:節電のためにエアコンを我慢すると、眠りの質が下がり、翌日のパフォーマンスに影響が出ます。快適な室温を保つことは、生産性への投資と考えましょう。
- 起床時間はできるだけ揃える:休日に寝だめをすると、かえって体内時計が乱れやすくなります。平日・休日の起床時間の差は、できるだけ2時間以内に収めるのが理想です。
在宅ワーカー・学生別のちょっとしたコツ
在宅で働く方へ 作業の合間に軽く体を動かす、日中にカーテンを開けて太陽光を浴びるなど、体内時計にメリハリをつける工夫が、夜の寝つきにも良い影響を与えます。
夏休み中の学生の方へ 夏休みは生活リズムが崩れやすい時期です。起床時間だけでも普段に近い時間をキープしておくと、新学期のスタートで苦労しにくくなります。
まとめ
夏の集中力低下は、暑さだけでなく「睡眠負債」が静かに影響している可能性があります。短いパワーナップを味方にしつつ、夜の睡眠の質を我慢せずに確保すること。それが、この暑い季節を乗り切るための、地味だけれど確実な近道です。




