寝具コラム by 八木 宏美•2026年10月27日•読了目安時間: 5 分

キャンプ・車中泊用マットレスの選び方

キャンプや車中泊では、「寝床の快適さ」が旅全体の満足度を左右します。ただ、マットレス キャンプ用と一口に言っても、空気式、インフレータブル、発泡素材のフォームなど種類が多く、厚さやR値といった聞き慣れない指標も出てきて迷いがちです。この記事では、特定の商品名のランキングではなく、タイプ別の特徴と選び方の軸を整理します。あわせて、自宅用マットレスとの違いや、車中泊での注意点もまとめました。

キャンプ用マットレスは3タイプ|空気式・インフレータブル・フォーム

キャンプ向けのマットは、大きく3つのタイプに分けて考えると比較しやすくなります。BE-PALの解説では、次のように整理されています。(出典:BE-PAL「キャンプマットおすすめ人気ランキング【2026】」)

タイプ 寝心地・特徴 携行性 気をつけたい点
空気式(エアーマット) ふわふわした感触。寝返りで揺れが出やすいとされる 軽くコンパクト(ベッドタイプは重くかさばる) パンクのリスク
インフレータブル(ウレタン内蔵+空気) クッション性があり安定感がある 空気式より重いが、比較的コンパクト パンクのリスク
クローズドセル(発泡素材) クッション性は低め 非常に軽いがかさばる パンクの心配がなく、破れても使える

同記事では、寝心地と携行性は相反する関係にあると説明されています。徒歩やバイクでの移動が多いなら軽さ、オートキャンプや車中泊なら寝心地を優先するなど、移動手段で優先順位を決めると選びやすくなります。

マットレス 空気式・空気のメリットと注意点

「マットレス 空気」「マットレス 空気式」で検索される空気式は、収納時に小さくなるのが魅力です。一方で、寝返りのたびに空気が動いて揺れを感じやすい点や、パンクの可能性は事前に知っておきたいところです。補修キットを携行すると安心です。

マットレス ポータブル・軽量を重視するなら

「マットレス ポータブル」「マットレス 軽量」を重視する場合は、重量と収納サイズを必ず確認します。BE-PALの記事では、軽量エアーマットの目安を重量500g以下としています。ただし、軽さを優先するほど、厚みやクッション性は控えめになる傾向があります。

厚さとR値で選ぶ|底冷え対策の考え方

地面や車の床からの冷えは、睡眠の質に影響しやすいポイントです。選ぶ基準は「厚さ」と「R値」です。

厚さの目安

BE-PALの記事では、一般にマットは厚いほど地面の冷たさから体を離せるため、熱を奪われにくいとされています。ただしエアーマットは、厚さだけで断熱性が決まらないとも説明されています。(出典:BE-PAL、同上)

車中泊マットの解説(オートックワン)では、厚みは断熱性の目安で、10cmを超えるものは底冷えを防ぐことが期待できるとされています。(出典:オートックワン「車中泊マット、初心者は断熱性で選ぶのがおすすめ」)

R値とは

R値は熱抵抗値で、数値が大きいほど断熱性が高いことを示します。BE-PALの記事では、次の目安が紹介されています(測定規格はASTM F3340-18)。

  • R値2.0以下:夏向き
  • R値2.0〜4.0:3シーズン
  • R値4.0〜6.0:通年
  • R値6.0以上:高所や極地向け

筋肉量、寝袋、テントなどによって適切な値は変わるため、あくまで目安です。また、R値の表記は統一されておらず、2020年に新しい基準へ改定されたため、比較するときは測定基準も確認するとよいと、オートックワンの記事は指摘しています。マットを重ねるとR値が高くなる点も、冬場の工夫として覚えておくと役立ちます。

サイズと収納で選ぶ|テント・車内に合うか

テントの場合

BE-PALの記事では、ひとり分の目安として、JIS規格の55×180cmが基準で、荷物分を考慮して長手方向に200cmあると安心とされています。厚さ10cm程度の極厚タイプは、テントの壁面の傾斜と干渉することがあるため、床面積に余裕があるかの確認が必要です。

車中泊の場合

同記事では、車中泊のサイズの目安として、軽バンは幅100〜120cm×長さ180cm、ミニバンは幅120〜130cmが挙げられています。車種によっては200cmの長さが取れないことがあるため、車内の寸法を先に測っておきましょう。また、厚さ8cm以上あるとシートの隙間や段差を感じにくいとされています。

収納サイズ・重量

収納時のサイズも大切です。たとえば、同記事に掲載された製品例では、インフレータブルタイプで収納サイズ直径約20×26〜28cm・重量680〜880g程度のものから、直径約21×72cm・重量約2.7kgのものまで幅があります。積載スペースと持ち運び方法に合わせて選んでください。

車中泊で気をつけたいこと

  • 段差・凹凸:シートを倒したときの段差や隙間が気になる場合は、厚みのあるタイプや、マットを複数枚組み合わせる方法があります。
  • 断熱:秋冬は、床からの冷えを意識してR値や厚さを確認します。
  • 換気・結露:窓を少し開けるなど、車内の換気にも配慮が必要です【要確認:車中泊の換気・安全に関する公的な出典を追加】。
  • 駐車場所のルール:車中泊が可能な場所かどうかを事前に確認してください。

自宅用マットレスとキャンプ用の違い

キャンプ用は「持ち運べること」が前提で、軽さ・収納性・耐水性が重視されます。一方、自宅用は寝心地や耐久性、体の支え方、通気、保証などが重視されます。長時間の睡眠を毎日支える自宅用と、数日の外泊用では、評価の軸が異なると考えると整理しやすいでしょう。

なお、「マットレス 軽量 おすすめ」「エア マットレス 底 づき」「車中泊 マットレス diy」といった関連の疑問も多く見られます。底づきは、空気圧が低い、体重に対して厚みが足りないといった場合に感じやすいことがあります【要確認:原因・対処法は取扱説明書やメーカー情報で確認】。DIYでマットを自作する場合は、素材の耐久性や安全面を自己責任で確認する必要があります。

キャンプ用マットレス選びのチェックリスト

  1. 移動手段(徒歩・バイク・車)と積載スペース
  2. 使う季節(R値・厚さ)
  3. 使う場所(テントの床面積/車内の長さ・幅)
  4. 寝心地の好み(クッション性か、軽さか)
  5. 収納サイズ・重量
  6. パンク時の備え(補修キット、クローズドセルとの併用)
  7. 予算

コアラのマットレスについて

コアラのマットレスは、自宅のベッドや布団の置き場で使う寝具として設計された商品で、キャンプや車中泊への携行を前提にしたものではありませんが、キャンプ用との違いを理解したうえで、寝心地が気になるようでしたらぜひ自宅で120日間のトライアルをしてみてください♪

  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングの5種類
  • 厚さ:21cm(組み合わせ比較表の記載)
  • 構造:3層平型、芯材はポリウレタンフォーム(CertiPUR-US®認証)
  • 硬さ:「かため」(265ニュートン)
  • 保証:10年、トライアル:120日間
  • シングルの表示価格:69,900円(税込表記)
  • 梱包サイズ:幅35×長さ35×高さ104cm

 

シーン別|どのタイプを選ぶ?

ここまでの内容を、使うシーンごとに整理します。あくまで考え方の例であり、体格や季節、寝袋などによって適した選択は変わります。

徒歩・バイクなど、荷物を減らしたいキャンプ

収納サイズと重量が最優先です。空気式やクローズドセルなど、軽くて小さくなるタイプが候補になります。BE-PALの記事でも、短めのマット(約100cm)は軽量・コンパクトで登山やウルトラライト向けとされています。ただし、短いマットは足元に別のマットや荷物を敷くなどの工夫が必要になる場合があります。

車で行くオートキャンプ

積載スペースに余裕がある場合は、厚みがありクッション性の高いインフレータブルタイプや、ベッドタイプのエアーマットも選択肢になります。寝心地を重視しやすい一方、収納時にかさばるため、積み込みの計画も合わせて考えましょう。

秋冬のキャンプ・車中泊

冷えが気になる季節は、R値や厚さを重視します。R値4.0〜6.0は通年向けの目安とされています。マットを重ねるとR値が高くなるため、クローズドセルマットを下に敷き、その上にインフレータブルや空気式を重ねる方法もあります。

家族・複数人での利用

人数分のマットを並べる場合は、マットの幅や厚さをそろえると段差が出にくくなります。車内に並べる場合は、車内の幅に収まるかを先に確認してください。

使い方と保管のポイント

キャンプ用マットは、使い方や保管の仕方で使い心地が変わります。製品ごとに推奨される方法が異なるため、取扱説明書を確認することが前提ですが、一般的に次のような点に気をつけると安心です。

  • 設営前に地面を確認する:小石や枝などの尖ったものは、パンクの原因になることがあります
  • 使用後は乾燥させる:湿ったまま収納すると、においやカビの原因になる場合があります【要確認:お手入れ方法は各メーカーの取扱説明書で確認】
  • 空気の入れすぎに注意する:入れすぎると破損の原因になる場合があります。取扱説明書の目安に従いましょう
  • 長期保管のしかた:製品によっては、バルブを開けて軽く広げた状態での保管が推奨されることがあります【要確認:メーカー推奨の保管方法を確認】

また、事前に自宅で膨らませて寝転んでみる、短い外泊で試してみるなど、本番前に試しておくと、サイズや寝心地の違和感に気づきやすくなります。

まとめ

キャンプ・車中泊用のマットレスは、空気式、インフレータブル、フォームの3タイプで考えると整理しやすくなります。寝心地と携行性は相反する関係にあるため、移動手段と積載スペースから優先順位を決めること、季節に合わせて厚さとR値を確認すること、テントや車内のサイズに合うかを測ってから選ぶことが、失敗を減らすポイントです。気になるタイプが見つかったら、サイズ、収納時の大きさ、重量、断熱性の表記を比べてみてください。

 

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