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監修者

八木 宏美
上級睡眠健康指導士。
自身の睡眠の悩みに直面する中でコアラマットレスと出会い、入社。
日本の人々の睡眠の悩みを解決できるコンテンツを作ろうと日々奮闘中。
資格:初級睡眠健康指導士、睡眠検定1級
「昨日より今日の方が暑い気がする」——そう感じているのは気のせいではありません。2026年の夏は各地で最高気温40℃以上の「酷暑日」が連日のように観測され、統計を取り始めて以来最も長い記録を更新する地域も出てきました。エアコンをつけているのに寝苦しい、夜中に何度も目が覚める。そんな夜を過ごしている方は少なくないはずです。
今回は、なぜ暑さが眠りを妨げるのかという仕組みから、今夜すぐに試せる具体的な対策まで、まとめてご紹介します。
なぜ「暑いと眠れない」のか
人は眠りに入るとき、体の内部の温度(深部体温)をわずかに下げることで、脳と体を休息モードに切り替えています。手足の血管を広げて熱を外に逃がし、深部体温がすっと下がることで眠気が訪れる——これが入眠の基本的な仕組みです。
ところが室温や湿度が高いと、この「熱を逃がす」プロセスがうまく働きません。体が熱をため込んだままだと脳は休息モードに入れず、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなって夜中に何度も目が覚めたりします。真夏に「寝た気がしない」と感じるのは、まさにこの体温調節がうまくいっていないサインです。
見落としがちな「夜間熱中症」のリスク
熱中症は屋外で運動しているときだけに起こるわけではありません。実は、就寝中の室内で発症するケースも毎年多く報告されています。寝ている間は自分の異変に気づきにくく、対処が遅れやすいことが特徴です。
「節電のためにエアコンを消して寝る」という習慣がある方は、特に注意が必要です。深夜から明け方にかけて気温が下がりにくい熱帯夜では、室内にいても油断は禁物。喉の渇き、頭痛、強いだるさを感じたら、我慢せずに水分を取り、室温を下げる行動を優先してください。
今夜からできる7つの工夫
- エアコンは我慢せず使う:就寝時の室温は26℃前後、湿度は50〜60%を目安に。「消す」より「つけっぱなしで設定温度を上げる」方が、夜中の室温の急上昇を防げます。
- 扇風機・サーキュレーターを併用する:エアコンの冷気は下にたまりがち。サーキュレーターで空気を循環させると、設定温度を上げても体感の涼しさをキープしやすくなります。
- 入浴は就寝の1〜2時間前に:ぬるめのお湯(38〜40℃程度)にゆっくり浸かると、一時的に上がった深部体温がその後スムーズに下がり、寝つきやすくなります。
- こまめな水分補給を習慣に:寝る直前の一気飲みではなく、日中から少しずつ。枕元にコップ一杯の水を置いておくのもおすすめです。
- 通気性の良い寝具・パジャマを選ぶ:化学繊維より、麻や接触冷感素材など熱がこもりにくい生地を。パジャマもゆったりしたものを選びましょう。
- 日中のうちに遮光・遮熱対策を:カーテンを閉めて日射熱の侵入を防ぐだけで、夜になってからの室温上昇を抑えられます。
- 就寝前のスマホ・カフェインを控えめに:ブルーライトやカフェインは寝つきを妨げる要因。暑さで浅くなりがちな睡眠を、さらに邪魔しないようにしましょう。
寝具そのものを見直すという選択肢
上記の工夫を試しても改善しにくい場合、原因は寝具にあるかもしれません。マットレスや敷きパッドが熱や湿気をため込みやすい素材だと、エアコンを効かせていても背中やお尻まわりだけ蒸れてしまうことがあります。
通気性の高い構造のマットレスや、熱がこもりにくい素材のカバーに替えるだけで、寝苦しさが大きく変わることも。コアラマットレスでは通気性を重視した設計のモデルを展開しているので、寝具から見直したい方はチェックしてみてください。
まとめ:今夜のチェックリスト
- 就寝時の室温は26℃前後、エアコンは我慢せずつけっぱなしに
- 扇風機・サーキュレーターで空気を循環させる
- 入浴は就寝1〜2時間前、ぬるめのお湯で
- 枕元に水を置き、こまめに水分補給
- 通気性の良い寝具・パジャマを選ぶ
- 頭痛やだるさを感じたら我慢せず水分と室温対策を
暑さのピークはもうしばらく続く見込みです。無理せず、今日から実践できることから始めてみてください。
※本文中の気温・記録に関する記述は執筆時点の情報です。公開前に気象庁や報道各社の最新データをご確認のうえ、必要に応じて数値を更新してください。




