目次
監修者

八木 宏美
上級睡眠健康指導士。
自身の睡眠の悩みに直面する中でコアラマットレスと出会い、入社。
日本の人々の睡眠の悩みを解決できるコンテンツを作ろうと日々奮闘中。
資格:初級睡眠健康指導士、睡眠検定1級
石川 恭子
コアラマットレス®︎のショールームで、お客様が「運命のマットレス」に巡り合えるようお手伝いしているカリスマコンシェルジュ。お客様の眠りの悩みに耳を傾ける中で、今すぐ活用できる睡眠の知識を届けたいと上級睡眠健康指導士の資格を取得。コアラ®︎のマットレスを通じて、毎日眠ることが待ち遠しくなるワクワク感を提供したい。
じめじめした梅雨の時期、「マットレスがなんだか湿っぽい」「裏返したら黒い斑点が…」とヒヤッとした経験はありませんか。梅雨はマットレスにとって一年でもっともカビが生えやすい季節です。
この記事では、梅雨にマットレスが湿気を抱え込んでしまう原因から、今日からすぐできる対策、もしカビが生えてしまったときの対処法までを、わかりやすくまとめました。正しいお手入れを知っておけば、ジメジメの季節も清潔なマットレスで快適に眠れます。
梅雨にマットレスがカビやすい3つの理由
そもそも、なぜ梅雨になるとマットレスにカビが生えやすくなるのでしょうか。原因を知ると、対策のポイントも見えてきます。
1. 空気中の湿度が高い
梅雨どきの室内湿度は70〜80%に達することも珍しくありません。カビは湿度60%を超えるあたりから活動が活発になり、80%以上になると一気に繁殖スピードを上げます。気温20〜30度というカビにとって快適な環境も、ちょうど梅雨と重なります。
2. 寝ている間の汗
人は一晩でコップ約1杯分(200ml前後)の汗をかくといわれます。その水分の多くはマットレスへと向かい、内部にたまっていきます。梅雨は汗が乾きにくいため、湿気がこもったままになりがちです。
3. 通気性の悪い置き方
床にマットレスを直置きしていたり、壁にぴったり密着させていたりすると、空気の逃げ道がなくなります。マットレスの底面や壁との接地面は湿気がたまる代表スポットで、知らないうちにカビの温床になっていることがあります。
マットレスにカビが生えるとどうなる?
「少しくらいのカビなら」と放置するのは危険です。カビの胞子は空気中に舞い、就寝中に吸い込み続けることでアレルギーや咳、肌トラブルの原因になることがあります。一度根を張ったカビは奥まで入り込み、表面を拭いても再発しやすくなります。
さらに、カビ臭さが寝具全体に移ったり、シミとして残って見た目が損なわれたりと、マットレスそのものの寿命を縮める要因にもなります。だからこそ、生えてから対処するより「生やさない」予防が肝心です。
梅雨のマットレス湿気対策【今日からできる7つの方法】
ここからは、特別な道具がなくても始められるものを中心に、効果的な湿気対策を紹介します。できそうなものから取り入れてみてください。
① 部屋を換気して湿気を逃がす
もっとも基本的で効果的なのが換気です。雨が降っていない時間帯に窓を2か所開け、空気の通り道をつくりましょう。雨で窓を開けられない日は、エアコンの除湿(ドライ)運転や除湿機を活用します。室内湿度を50〜60%に保つことが目安です。
② マットレスを立てかけて陰干しする
週に1回を目安に、マットレスを壁などに立てかけて底面の風通しをよくします。直射日光はウレタン素材の劣化につながるため、室内での陰干しがおすすめです。立てかけている間にサーキュレーターで風を当てると、内部の湿気がより抜けやすくなります。
③ すのこや除湿シートを敷く
床への直置きをやめ、すのこベッドや脚付きフレームを使うだけで底面の通気性が大きく改善します。フレームを変えるのが難しい場合は、マットレスの下に除湿シート(除湿マット)を敷くのが手軽。吸湿センサー付きなら、干すタイミングもひと目でわかります。
④ 敷きパッド・ベッドパッドで汗を吸収する
マットレスに汗を直接届かせないために、洗える敷きパッドやベッドパッドを使いましょう。梅雨どきは汗をかきやすいので、こまめに洗濯して清潔を保つことが大切です。吸湿・速乾タイプの素材を選ぶとさらに効果的です。
⑤ 布団乾燥機でしっかり乾かす
天日干しが難しい梅雨こそ、布団乾燥機が頼りになります。マットレス内部の湿気をまとめて飛ばせるうえ、ダニ対策にもなります。月に数回でも使う習慣をつけると、湿気のこもり方が変わってきます。
⑥ マットレスを定期的にローテーションする
同じ面・同じ位置を使い続けると、汗や体圧が一点に集中して湿気もたまりやすくなります。上下を入れ替える、表裏をひっくり返す(両面使用可のものの場合)といったローテーションを月1回ほど行うと、湿気の偏りを防げます。
⑦ 壁から少し離して設置する
ベッドやマットレスを壁にぴったりつけていると、接地面に湿気がこもります。5〜10cmほど隙間をあけて空気が流れるようにするだけでも、結露やカビの予防になります。
マットレスにカビが生えてしまったときの対処法
予防していても、見落としからカビが生えてしまうことはあります。早めに対処すれば被害を抑えられます。
軽度のカビであれば、消毒用エタノールをスプレーして数分置き、固く絞った布でたたくように拭き取ります(ゴシゴシこすると胞子を広げてしまうので注意)。仕上げにしっかり乾燥させることがポイントです。
なお、ウレタン素材のマットレスは水分や強い薬剤に弱いため、塩素系漂白剤の使用は避けるのが無難です。色落ちや素材の傷みを招くことがあります。範囲が広い場合や奥まで根を張っている場合は、自力での除去は難しいため、専門のクリーニング業者に相談するか、買い替えを検討しましょう。
梅雨を快適に乗り切るマットレス選びのポイント
これから買い替えるなら、湿気に強いタイプを選んでおくと毎年の梅雨がぐっとラクになります。
通気性を重視するなら、内部に空洞があり水洗いもできるファイバー素材や、コイルの間を空気が通るポケットコイルがおすすめです。両面仕様でローテーションできるものや、カバーを外して洗えるものを選ぶと、お手入れの自由度も高まります。逆に低反発ウレタンは寝心地に優れる一方で通気性は控えめなため、選ぶ場合は除湿対策とセットで考えるとよいでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q. マットレスは梅雨にどのくらいの頻度で干せばいい?
A. 週1回の陰干しが目安です。難しければ、立てかけて底面に風を通すだけでも効果があります。
Q. 除湿シートは敷きっぱなしで大丈夫?
A. 吸湿には限界があるため、定期的に天日や乾燥機で乾かして再利用します。センサー付きなら色で交換・乾燥のタイミングがわかります。
Q. フローリングに直置きしているけど、何が一番効果的?
A. まずは直置きをやめ、すのこや除湿シートを挟むのが最優先です。それだけで底面の湿気のこもり方が大きく変わります。
Q. カビ臭いだけで黒い斑点はない。どうすれば?
A. 換気と陰干し、布団乾燥機で内部までしっかり乾かしてください。臭いが取れない場合はカビが内部に進行している可能性があるため、クリーニングを検討しましょう。
まとめ
梅雨にマットレスがカビやすいのは、「高い湿度」「寝汗」「通気性の悪さ」が重なるためです。対策の基本は、湿気をためないこと。換気・陰干し・除湿シート・敷きパッドの洗濯といった小さな習慣の積み重ねが、カビ知らずの清潔なマットレスを保ちます。
ジメジメした季節こそ、ぐっすり眠れる寝床を整えて、梅雨を気持ちよく乗り切りましょう。





