こんにちは♪ Koalaの八木です。
ゴールデンウィークが明け、湘南の朝もずいぶん暖かくなりました。日中は半袖で過ごせる日も増えてきましたが、寝室はまだ冬仕様のまま──そんなご家庭は意外と多いのではないでしょうか。
実は、梅雨入りの直前は、寝具を「衣替え」する最後のチャンスです。梅雨入り後に切り替えようとすると、洗濯物が乾かない、布団が干せない、湿気でカビが発生する、という三重苦が待っています。
日本気象協会は2026年4月23日に第1回梅雨入り予想を発表しており、6月上旬に近畿、東海、関東甲信でも長雨の季節に入る見込みとしています。気象庁が定める関東甲信地方の梅雨入り平年値は6月7日ごろ。つまり、関東在住の方にとっては、今週から5月下旬までの約2週間が衣替えの「分水嶺」になります。
この記事では、Koalaが厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」に沿って、梅雨を迎える前にやっておきたい寝室・寝具の整え方をお伝えします。
目次
なぜ「梅雨入り前」に切り替えるべきなのか
理由は3つあります。
- 1つ目は、睡眠の質に直結する寝室の湿度を整えるためです。厚生労働省の睡眠ガイドでは、寝具や寝間着を使用した状況で室温はおおむね13〜29℃の範囲、寝具内部は33℃前後、湿度は40〜60%程度が良いとされています。梅雨に入ると外気の湿度は80%を超える日も珍しくなく、何もしなければ寝室の湿度もすぐにこの上限を超えていきます。
- 2つ目は、カビとダニ対策のためです。湿度が60%を超え続ける環境は、ダニとカビにとって繁殖の好条件。梅雨入り後に「カビが生えてから」対応するのと、梅雨入り前に「カビを生やさない準備をする」のとでは、手間も寝室の快適さもまったく違ってきます。
- 3つ目は、自律神経への負荷を減らすためです。後ほど詳しく触れますが、5月は1日の寒暖差が大きく、寝床内が暑すぎても寒すぎても、夜間の中途覚醒が増えてしまうことが研究で報告されています。
関東は6月上旬が梅雨入りの目安、今週〜5月下旬が衣替えの好機
まず、ご自身のお住まいの地域がいつ梅雨入りするかを把握しておきましょう。日本気象協会の2026年第1回予想によると、沖縄は5月上旬、奄美は5月中旬、九州南部と四国は5月下旬、九州北部・中国は6月上旬、近畿・東海・関東甲信も6月上旬、北陸・東北は6月中旬の梅雨入り見込みとされています。
このうち四国は平年より早い予想です。気象庁の発表する「梅雨入り」は速報値であり、発表後3日程度の間に各地方別の情報として掲載される仕組みなので、毎週末に気象庁のサイトで最新情報をチェックしておくと安心です。
つまり、今このタイミングで動くなら、関東の方にはまだ約3週間の猶予があります。ただし、梅雨のはしりで5月のうちから降水量が多くなる可能性もあり、早めに備えを進める必要があると専門家は指摘しています。「来週の晴れた週末にやろう」が後ろ倒しになると、結局できないまま梅雨入りを迎えることになりがちです。今週末の好天日に動くのがおすすめです。
衣替えで最初に整えるべき3つのこと
寝具の衣替えと聞くと「掛け布団を薄手に替える」だけをイメージしがちですが、実は整えるべき条件は3つあります。
1. 寝床内環境(身体に直接触れる層):温度33℃前後、湿度50%前後
NCNP(国立精神・神経医療研究センター)は、寝室で寝具や寝間着を使用した状況であれば室温は概ね13〜29℃、寝具内部は33℃前後、湿度は40〜60%程度が良いとされていると解説しています。
5月中旬から6月にかけては、冬用の厚手の掛け布団のままだと寝床内温度が33℃を大きく上回ってしまいます。汗をかいて寝具が湿り、その湿気が寝床内の湿度を押し上げる──こうして「暑くて寝苦しいのに、冷えて目が覚める」という矛盾した不調が起きます。
衣替えについて
- 冬用の羽毛布団・厚手の毛布 → 肌掛け布団+タオルケットの組み合わせへ
- ニットや起毛素材のパジャマ → 綿100%や麻混の長袖パジャマへ
- フランネル・マイクロファイバーの敷きパッド → 綿パイルやガーゼ素材へ
2. シーツ・カバー類(湿気を吸って放す層)
梅雨期は、寝具が吸った汗を素早く逃がせるかどうかが快眠の分かれ目です。化学繊維100%のシーツは速乾性がある一方で吸湿性が低く、肌に湿気が貼り付く感覚が出やすくなります。逆に綿100%は吸湿性に優れますが乾きにくいので、選び方には一長一短があります。
おすすめは、綿と麻の混紡、または綿パイル素材。週に1回は洗濯し、晴れ間にしっかり乾燥させる前提でローテーションを組むと、梅雨期も清潔さを保ちやすくなります。
3. マットレスと敷き寝具(一番奥の層)
ここが、衣替えで一番見落とされがちなところです。マットレスは洗えませんが、梅雨前に一度立てかけて陰干しし、湿気を抜いておくだけで、梅雨期のカビ発生リスクを大きく下げられます。
ベッドフレームを使っている場合でも、月に1度はマットレスを壁に立てかけ、半日ほど風を通すことをおすすめします。フローリングに直置きしている方は、ベッドフレームかすのこへの変更を真剣に検討する時期です。
なお、Koalaのマットレスのなかにも、コアラマットレスPLUS PolarBands®のようにリバーシブル仕様の上部カバーをファスナーを開けてひっくり返すだけで切り替えられ、寝苦しい夏の夜は接触冷感素材COOLTHREAD®で爽やかに、肌寒い季節は冬向けウォーム面に対応する設計のものがあります。マットレス自体に季節衣替え機能があると、この時期の手間がぐっと減るのは事実です。 Koala
寝室の湿度を50%前後に保つ3つの工夫
寝具を整えたら、次は寝室全体の湿度コントロールです。
ひとつ目は、湿度計を寝室に置くこと。Koalaの過去記事でも触れていますが、湿度40%を下回ると喉や鼻の粘膜が乾燥して呼吸器の負担が増え、風邪をひきやすくなるなど別の問題が生じるため、感覚ではなく数値で管理するのが結果的に近道です。 Koala
ふたつ目は、エアコンの除湿機能を就寝1時間前から稼働させること。寝室全体の湿度が下がり、壁や家具に染み込んだ湿気も抜けます。設定温度は26〜28℃、湿度50%前後が目安です。
3つ目は、サーキュレーターか扇風機で空気を循環させること。湿気は部屋の隅や床に溜まりやすく、特にマットレスの下、壁とベッドの間、クローゼットの中はカビが発生しやすいスポットです。直接体に風が当たらない角度で、緩やかに空気を回しておきましょう。
衣替え当日のチェックリスト
最後に、今週末か来週末に手を動かす日のチェックリストをまとめておきます。プリントアウトして冷蔵庫に貼っておくと、家族で分担しやすくなります。
- 冬用の毛布・羽毛布団を洗濯またはクリーニングに出す
- 肌掛け布団・タオルケットを引っ張り出し、外干しまたは乾燥機にかける
- パジャマを春夏用に入れ替える
- 敷きパッド・シーツを春夏素材に交換、冬物は洗って収納
- マットレスを立てかけて半日陰干し
- 寝室に湿度計を設置(持っていなければ購入)
- エアコンの試運転(フィルター掃除も同時に)
- ベッド下とクローゼットの除湿剤を新しいものに交換
梅雨は毎年必ず来るのに、毎年なんとなく後手に回ってしまう季節でもあります。今週から来週にかけての晴れ間に半日だけ動いておくと、その後の1ヶ月半が驚くほど快適になります。
「梅雨入り前にやっておけばよかった・・」と思わずに済むようぜひ早めに寝室から始めてみてください。
参考文献
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/suimin/index.html
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000047221.pdf
- 国立精神・神経医療研究センター「温度、湿度と睡眠」https://www.ncnp.go.jp/hospital/guide/sleep-column21.html
- 気象庁「令和8年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html
- 日本気象協会 tenki.jp「第1回2026年梅雨入り予想」(田中正史、2026年4月23日)https://tenki.jp/forecaster/tanaka_masashi/2026/04/23/38668.html
- 日本気象協会 Weather X「2026年の梅雨入りはいつ?最新予想と企業への影響を解説」https://weather-jwa.jp/news/topics/post12450
- コアラマットレス公式ブログ「【医師監修】寝室の湿度は何%が理想?睡眠の質を高める湿度管理方法」https://koala.com/ja-jp/blog/sleep/humidity-in-the-bedroom/


