皆さんは「eスポーツ」をご存知でしょうか?「聞いたことはある…」くらいの方が多いと思いますので、まずは簡単に説明をします。
今、世界で注目を集める「Eスポーツ」
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目次
トップ選手は年間10億円!10代でも数億円稼ぐeスポーツ
昨年7月にサウジアラビアで初開催された「eスポーツ・ワールドカップ」は、賞金総額94億円超えのスケールで、1,500人の選手が参加、来場者数は延べ200万人を記録しました。世界トップのeスポーツ選手は年間10億円以上稼ぐと言われており、さらに年齢制限がないため15歳で数億円稼いだ選手もいるそうです。世界のゲーム業界では、SONYやNintendoなどの日本企業がトップに君臨しているにもかかわらず、日本のeスポーツ市場はまだ韓国の半分、中国の3分の1以下しかありません。しかし今回遂に、大人気戦闘ゲーム「Apex Legends」の世界大会(ALGS Year 4 Championship)が2025年1月29日(水)から札幌の大和ハウス プレミストドームで開催されました。
ファイナルはチケット完売!約3万人が大熱狂
この大会はオンラインゲーム「Apex Legends」の世界No.1を決める大会で、日本の4チームを含む全40チーム(1チーム3名構成)が札幌に集結し、賞金総額200万ドル(約3億円)をかけて熱いバトルを5日間繰り広げました。コアラ®︎は「SLEEP BETTER. PLAY LONGER.」を掲げて、睡眠を通じて日本のeスポーツ選手たちの活躍を応援すべく、「ALGS Year 4 Championship」に日本国内協賛を実施しました。
「Apex Legends」のゲーム内容
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目にも止まらぬスピード感と、予想を遥かに上回る大声援
私は「ゲームなのにそんなに盛り上がるのかな?」と半信半疑で会場に向かいましたが…ドームに入るとその予想は大きく裏切られました。まずステージには2階建てブースが上下10チームずつあり、3人のプレイヤーが観客席に顔を向けて座っています。各ブース前面の液晶モニターにはチームロゴが輝き、試合中に負けるとピンク色で「部隊全滅」と表示される仕組み(写真上)で、負けたチームのモニターはゲーム終了まで消えたまま。背面の巨大スクリーンには、ゲーム画面や途中ランキングなどが映し出されてサバイバル感を演出。初めのうちは画面の見方が分からなかったのですが、次第に観客の大歓声でゲームの動きが分かるようになりました。さらに平岩康佑アナウンサー(元朝日放送テレビ)のエキサイティングな実況が、観衆の興奮を煽ります。終盤にかけて対戦スピードが増して行き、最後の一騎打ちでは地響きのような大歓声が上がりました。
国籍を問わず、Apexファンが楽しめるブースも多数
ステージ裏側にはファンブースエリアが展開されており、参加チームのブース展示や選手に会えるミート&グリートスペース、協賛企業のPCやドリンクのブースなどで賑わっていました。特にファイナルまで進んだ唯一の日本チーム「フナティック」のグッズ販売ブースには長蛇の列が。また即興で1対1で対戦できるゲームブースも盛り上がっていました。来場者は日本だけでなく中国や韓国、アメリカ、ヨーロッパなど多国籍な様子でしたが、中にはゲームキャラクターを完コピしたコスプレイヤーも集い、多くの来場者たちが国を超えた交流を楽しんでいました。
ギリシャのeスポーツチーム「GoNext」が王者に君臨
5日間の熱戦の末に優勝を手にしたのは、ギリシャ代表の「GoNext」。予選7位でウィナーズブラケットに進出を果たし、ファイナルでは堅実なプレイを続け、7試合目でチャンピオンになると一気に9試合目で優勝をもぎ取りました。ALGSでヨーロッパ勢の優勝は初めてだそう。一方、日本チームで唯一ファイナルに進出した「ファナティック」は、1試合目から2位となる好発進で会場を沸かせたものの、惜しくも10位となりました。
今回、初めてのeスポーツをライブ観戦して一番驚いたのは、観客のマナーの良さでした。素晴らしいプレイには敵味方なく賞賛の拍手と大歓声が起こり、全滅したチームにも惜しみない拍手を送る。ドーム内では飲酒もできたのですが酔っ払った人などはおらず、ゴミはきちんとゴミ箱に分別する姿が印象に残りました。日本にはeスポーツ高等学院など多くの高校や専門学校があり、来月3月にesports全国大学選手権が開催されます。世界でも恵まれたゲーム環境にある日本において、親子でeスポーツ観戦をするファンもどんどん増えていくだろうと実感しました。コアラ®︎はこれからも、「SLEEP LONGER. PLAY BETTER.」を掲げて、睡眠を通じて日本のeスポーツ選手をサポートして行きます。